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手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
手裏剣術の画像・動画が、
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[1192]
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「手裏剣術講座」 【武術的4間打ちとは?】
by:
鈴木崩残
2015/04/25(Sat)22:20:55
試行錯誤とその結果
●とりあえず、現時点での問題点が明確になったので、
あとは、稽古あるのみです。
動画中の、
×が、武術的ではない手裏剣
○が、武術的手裏剣
なぜ一見、武術的に見えないものが○で、
一見すると、武術的に見えるものが×なのか、
これを見ただけでわかる人は、皆無だと思います。
これについての詳細は、関係者には説明つきCDを配布しますが、
関係者以外には説明しません。
●比較の為に、
以下が、正規の無冥流の、「2間」から「8間」です。
翠月剣を使った場合です。
2011年のものです。無冥流の基本は今もこれです。
無冥流は、もともと、その理念からも、
4間からは武術性を目的としておらず、実用性を完全に無視していますので、
以下の動画中の4間打ちは、
武術的には、これでは剣速が足りずにアウトです。
この動画での3間も、武術的に通用はしませんので、
そのあたりを、今回、最初の↑の冒頭の動画の打剣のように、
部分的に作り変えました。
↓
***************************
スポーツとしてではなく、
「武 術」として手裏剣を扱う場合の要点をまとめますと、
↓
☆
4間距離は、基本的に武術的打剣にはなり得ない。
(よほどの、人並み外れた身体の動きと剣の速度でない限りはです。
一例として、打剣モーションが大きく「起こり」は完全に見切られる打剣であっても、
打剣直後の剣が高速すぎて、避けられない可能性が大きいといった、
八角流の半田氏の打剣などが、それに当たります。
しかも氏の剣は、目視で避けやすい顔面ではなく中段を狙っていますので。)
次の動画がそれに当たります。打剣したのを見届けた直後に、
自分が避けられるのかどうかを、よく考えてください。
この距離は「4間」ですから、
半田氏の打剣モーションと同時に、左右または前後に動いても、
軌道修正された剣に追撃される可能性が大です。
↓
https://youtu.be/bWK0vdZS5sc?t=2m39s
☆
「3間」であっても、その流派、または個人の、
「構え方」「打ち方」「剣の種類」「剣速」によっては、
武術になり得たり、なっていなかったりする点に注意が必要である。
3間なら、誰でも武術的手裏剣になるというわけではない。
☆
打剣は常に通常の「1/4歩」または、「半歩」程度の踏み出しの運足にとどめ、
決して「1歩」を踏み出してはならない。
☆
距離の長短には関係なく「上段構え」は、打剣力を殺しやすく、
かつその「運動半径」が大きすぎるので、起こりも大きくなり、武術になり得ない。
また小さな半径よりも力が必要となり、腕や肘に負担もかけやすい。
☆
2間半以内の距離では、打剣直前に、手首をしならせる起こりを見せてはならない。
★
全体として言えることは、本打ちでも、逆打ちでも、下手打ちでも、
どんな打ち方であれ、
なんとか刺さっている、なんとか届いているでは、
武術としては「全く無意味」となる。
3間以下の距離であっても対戦的視点で見ても、
通用する速度でなければならない。
*********
一方で、武術としてではなく、手裏剣または投剣を学びたいのであれば、
どんな短い距離、どんな長い距離で、
どんな剣で、どんな事をやっても、貴方は、完全に「自由」である。
だが武術としての手裏剣術では、「やってはならない事」が多くある。
つまり、武術とは「自由を奪うもの」なのである。
当たり前のことである。
なぜならば、
それは、元々が、その精神論も含めて「人殺しの手段」なのだから。
すなわち、
他人を殺すとは、「他人の自由を奪うこと」なのであるから、
自らも、自由を奪われるのは当然であり、自業自得である。
よって、手裏剣に限らずとも、「何であれ」、
武道ではなく、「武術」として、それをしたいのであれば、
あるいは「武術として行っているのだ」と言うのであれば、
「そんな事で、人が殺せるか!」と、常に叱咤され、どつかれて、
動きをも、厳しく制限され、
訓練を徹底的に叩き込まれるという形で、
自分の自由を奪われて、当前なのである。
だから、
もしも、自分のしたい事を、自由に、思うままにする、
という、何よりも尊い自由、を奪われたくなければ、
「他人のしたいことを奪うこと」が、その本来の目的だった、
武術などに憧れてはならないと思います。
******************
●私は、こうして、延べにして約20年以上も、
自分でも、その理由は明確にはわからずに、
細く長く「投剣術」というものに関わってきましたが、
ようやく、その理由が理解できたような気がします。
●ナイフ投げ と 手裏剣術は、その二つとも、
人類史上、今までに、
それによって人を殺した数が「最も少なかった」のです。
この世界に存在する、最も平和的な武器・・・、
もっと平たく事実を言うと、
「非効率的で、ほとんど人を殺せなかった、落ちこぼれ武器」だったからこそ、
私の中に、最後まで残った、ということでした。
他のどんな武器も、弓も、槍も、刀剣類も、銃器も、
いかにして効率的に人を殺すかしか追求していません。
しかし、手裏剣術や、ナイフ投げは、難しすぎて、
それが「出来ません」
だからこそ、私は、それに関わったのです。
●またそれ故に、ナイフ投げや、手裏剣術に出来る事の、
「現実での限界の事実」を人々に、はっきりと示し、
手裏剣術に、いらぬ幻想を抱く人たちの、
小説脳と、アニメ脳と、武術脳の夢を壊し、
そんなに手裏剣やナイフ投げで人が殺したい、倒したいならば、
チンタラ投げていないで、お前も、もっと覚悟して訓練しろ、
そんな動きはするな、
そんなやり方は駄目だ、
そんなのでは人は殺せない、
と、叱咤することになったのです。
●もしも、私が手裏剣の名手になる事が、生まれた目的なのであれば、
私は、これほどに多種の研究などせずに、
ひたすら自分が上達するための稽古だけに打ち込んでいたことでしょう。
●ところが、私がしたこととは、数百年も、ほとんど何も検証されず、
放置されたままだった、日本の手裏剣術なるものを、
徹底的に、多角的に、実録映像としても、理論的にも、
明確な形で残し、隅々まで検証しまくる事でした。
だから、私の言いたいことは明確です。
「ナイフ投げや、手裏剣術なんか、使い物にならないですよ。
それでも使い物になるものにしたいならば、
それが要求する不自由さを受け入れて、
あなた自身が、使い物にならなくなるまで稽古しなさい」
もしかすると、ですが、
手裏剣というもの、とりわけ、小型化された手裏剣自体が、
結局は、人々に楽しまれるための「玩具」という、
本来の魂に、「戻りたがっている」のかもしれません。
武術だとか殺人目的ではなく、
それを稽古するのを楽しんだ人たちがいて、
それこそが、その本来の姿で、
手裏剣が、その中に受け継いでいる「魂」なのかもしれません。
*********
●それで、手裏剣術なるものに夢中になる人々との関わりとは別に、
「私個人」は、結局どうしたのか、というと、
その最高に難しくて、
最低に非効率的で、使い物にならない棒手裏剣という道具で、
4間、5間、6間、7間から、(7.2m〜12.6mから)
手投げの武器では、あり得ないほど小さな標的となり、
しかも、揺れて、回っているディスクの直径1.5cmの中に刺し続けた、
ということでした。
つまり、最も人を殺せないような飛び道具で、
心の中にある望みの一切を捨てなければ、決して出来ないことを、
「現実の現象」として、示しつづけたのみです。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=b7GInPzFuQs
●「やっていれば偶然に出来るさ。訓練すれば出来るはずだ」と言う人は、
弓道の弓矢で、30メートルの距離から、風で回るディスクの穴に、
ディスクを割らずに、刺してみてください。
制限時間は、30分です。
私が使っている棒手裏剣は、
「矢」よりも、やや太いですが、矢と、ほぼ同じ太さです。
弓という心強い道具を使ってかまいませんので、やってみることです。
ただし、私は、素手で「ただの棒を放り投げている」のですから、
距離には、さすがにハンデをつけさせて頂きます。
●無心剣を、ただの「的当て」などと思わないことです。
そこで、私の精神と身体に、起きていることは、
ただ事ではないのですから。
欲望に基づく訓練によっては、断じて出来ないこと、
一切の希望を捨てないと、決して「起きない」こと、
それが、タオイズムや禅の極意であり、
それが私の、生まれつきの専門分野ですから。
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