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Title
手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
手裏剣術の画像・動画が、
他に類を見ないほど多く掲載されています。
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[737]
■
手裏剣の理想的バランス形状
by:
鈴木方山
2005/08/10(Wed)17:35:39
>●8/12-更新
●「中級手裏剣術」
↓
http://www.mumyouan.com/k/?M722
に登場した、「6種類の打法」について、
希に、解らないという人がいるようなので、
本には書かなかった、「新たな図」によって解説をしておきます。
↑つまり、これは剣の飛行の飛跡ではなく、
手の内にある剣の状態の軌道です。
右の図の番号のように、手に保持したままの剣が移動してゆくわけです。
「右の図」の、一番右の「2の剣」が
「テイクバックの位置と、そのときの剣の角度」。
一番左の「11の剣」が、
リリースポイントとなる「手離れのときの剣の状態」です。
そして画面の右から何番目かにある、
剣の中ほどの色が異なる「(1)の剣は、
「構えたときの、剣の位置とその時の剣の角度」を表しています。
________________________________________________________
●「基本6打法」というのは、この
1/●「構え」の時の剣の角度、
2/●「テイクバック」での傾き方、
3/●腕の「振りの軌道」、
4/●「手離れの時の剣の角度や手離れの位置」、
この4つが、微妙に「全て違います」。
このことを、しっかりと理解しないと、
基本6打法はマスターしたり、応用する事は出来ません。
そして、これを理解するためには、手から離れるまでの剣の状態を
下図のような、「絵図」として、
頭と体に叩き込んで覚えるのがいいわけです。
↓
>A◆滑走打法◆
【剣の位置の軌道を見ると解るように、
これは、ごく一般的な「剣を手の内で滑走させて」斬るように
振り下ろすタイプの直打法です。
垂直に剣を構え、テイクバックで剣が後ろに傾き、
そして、腕が振り下ろされてゆく状態がわかると思います。
続く他の図も、そのようにして動きを見ていって下さい。】
■ほとんどの剣を打てますが、
剣と指との摩擦による力のロスを生ずるので、
特に重量剣には向きません。
■というよりも、正しくは、4・5・6間などの、
「中間以上の距離の打剣に向かない」といった方がいいです。
そういう意味では、たとえ軽量剣であっても、遠間打ちには
この滑走打法は、向きません。
逆に言うと、4間以内の距離でしたら、
重量剣でも滑走打法を使っても良いということです。
>B◆直進打法◆
【構えでは、やや剣先が前に傾き、
テイクバックの時にも、剣はほとんど垂直のままで、
振りのときには、やや前に傾いた角度で、そのまま水平に直線的に移動し、
手離れでは剣は斜め前に傾いて発射されます。
ほとんどの力が剣底に加わるために、掌底に明確な剣の感触があります。
注意点は、この打法では、他の打法よりも、手離れを早めにしないと、
剣が回転してしまいます。】
■重量剣から軽量剣まで、ほとんどの剣を打てます。
ただし剣底に極端に加力するために、
22cm以上の長剣には不向きです。
>C◆直進第2打法◆
【腰のあたりに肘が付くぐらいに、低く構えた位置から、
テイクバックなしに、剣が浮上してきて、
やや弧を描いて振り、剣先が前に傾いて発射される】
■重量剣には大変に有効ですし、また威力が強い。
ただしコントロールが、やや難しい。
これも、前述と同じ理由で22cm以上の長剣には向きません。
>D◆無滑走2点打法◆
【わずかに垂直から後ろへ傾いた角度で構え、
テイクバックは、後ろに30〜40度ぐらい傾いてから、
やや弧を描いて腕を振り、
垂直からほんのわずかに前に傾いたときに手離れさせる】
■21cm以上の長剣や、前重心の剣にのみ有効。
射出角度と剣の角度の調整によって、
飛距離がやたらに伸びるのが特徴。距離は6間まで有効。
剣が中量剣から重量剣の場合には、威力もある。
>E◆側面打法◆
【垂直に構えた剣が、
テイクバックでは後ろへ70度ほど傾いてから、
腕の振りは円弧を描き、
垂直になった位置で手離れさせる。
これも、手離れを、やや早めにしないと首落ちする。】
■極端に長い剣にまで有効だが、
これも滑走打法同様に力のロスがあり、打撃力が弱いのが欠点。
小型の剣は、早めに手離れさせないと首落ちする。
>F◆スナップ打法◆
【剣を垂直に構え、
テイクバックのときには、後ろへ思いっきり70度以上傾いてから、
腕の振りは水平に直線的な軌道で、この途上でスナップがかかるため、
だんだんと剣先が前を向いてゆき、
最後に剣先が、やや前に傾いて手離れする。】
■軽量剣に向いているが、長剣や重量剣も100g以内ならば有効。
ただし距離は3間半どまり。
>G◆直進2点打法◆
【剣は、垂直よりも前に傾けて構えた状態から
テイクバックでも、剣はあまり後ろに傾かず、
腕の振りは直線的に移動し、
振りとともに掌底で、剣底を押すために、剣の姿勢が
若干ですが、通常とは逆に「立ってゆきます」。
これは普通の打剣方法では絶対にありない操作です。
そして最後の手離れでも、「剣底を掌底で押し出す」という
動作が加わるために手離れの直前が、
画面のような剣の軌道になっています。
この最後の操作があるために、この打法は、直進打法とは違って、
手離れが、かなり遅くても、首落ちせずに剣が伸びます。
そして、「剣底に7 : 指置きに3」という、
この力の配分の操作が、うまく行ったときには、
打ち出した瞬間に、掌には、はっきりとした剣底の感触があります。】
■50グラム以下の軽量剣ならびに、22cm以上の長剣には向かない。
21cm以内の前重心の剣には、特に効果的であり、重量剣にも良い。
飛距離も威力も共に大きくなる。距離は5間まで可能。
_______________________________________________________
>■8/11更新
以前に紹介をしました、「超重量剣の、真剣(仮名)」を使用する
流派の方から、アドバイスを戴きました。
>略・・・・先端が針状の手裏剣が人体に突き刺さった場合に、
>果たして、どれほどのダメージ効果があるのでしょうか?
>筋肉組織に突き刺さっても血管や神経組織、そして腱を切断することは
>通常有り得ないことです。
>多くは毛細血管を傷付けるだけの小規模出血被害しか与えることは出来ないでしょう。
>そうしたことから判断して、剣のサイズの大小に関わらず、
>剣先は鋭利な切っ先両刃造りが妥当であると私は思っています。
>そして貫通力の面から考慮しても、
>切り込み効果によって明らかに勝っています。
■この切っ先の問題というのは、長年、打剣法と、剣体の割り出しに
時間を費やしてきたために、打剣フォームと並んで、
私の中で、{置いてけ堀}にされてきた分野の問題でした。
2年ほど以前に、メスのような切っ先の手裏剣なども製作していたので、
今回、それらを引っ張り出して、自分なりに研磨してみました。
重量剣の場合には、重量の力で食い込んでいるのか切っ先によるものか
判別がしにくいものがあるために、
軽量剣でテストしてみました。
●写真だと、なかなか分かりづらいでしょうが、
切っ先を、両刃のナイフのような形にしています。
それと、画像中のナイフは、市販のものを、邪魔になる余計な突起を
削り落としたり、剣先の角度を鋭く研磨して、自分で形を
少しカスタマイズしてあります。剣体も少し接いで、長くしたものです。
●これらを使って、打剣をしてみたところ、
切っ先の先端部分は、いちおう、ペーパーナイフよりは少し切れる、
という程度の研磨にすぎなかったのですが、
通常の食い込みの約2倍まで到達していました。
たとえば、今までなら5センチまで食い込んでいた剣は、
この場合には、10センチ。剣体のほぼ真ん中まで的に食い込む
わけです。
むろん、これは、刺さる角度が正しい場合の話です。
■ということで、切っ先の問題も、いずれは、改良してゆく
テーマとなります。
ただし、現時点では、「実戦剣」の問題はやや後回しになります。
というのも、その分野に関しては、今回アドバイスをくれた方の
流派が専門に受け持って、継承している分野だからです。
最終的には、この切っ先をどうするか、という問題は、
そもそも、以前にも書きました、
「手裏剣術に対する、その人のスタンス(取り組む目的)」によって
決まってきますので。
実戦という事を口にするには、あまりにも、それからは、かけ離れた
非弱な流派も世の中にある一方で、
まさにこれぞ実戦的な剣と打法であると言える流派もあります。
ただし、実戦というのは、常に「どのような環境、時代、
状況下、相手の所有する武器の種類は何か」、
そして「その戦闘の目的は何か(相手を殺すのが目的ではなく、
相手を捕縛し、情報を吐かせる必要のある場合もあるからです)」、
また、いかに戦国時代の古典を継承するとはいえ、
「現代社会」で実戦を語るとなると、
相手をどこまで戦闘能力を削ぐのか?、
または、息の根を止めるのか?、
そして、その後、逃走するのか?、自首するのか?、
人を殺した罪をその場で償って自害するのか?、
それとも、正当防衛性を主張するために裁判に出るのか?、
それらの要素が、「現代の実戦には含まれる」ということは、
かつて、明確に語りました。
「昔の時代は、生きるか死ぬかだけの単純さしかなかったのだから、
その真剣勝負の精神を継承すれば良い、」
との単純な考えで、継承している流派も、
剣術やその他の古武術にはあるので、このあたりは、
見解の相違は、あると思います。
その「実戦に対する見解」の「相違の最大の論点」というのは、
その技は、現代において、「有効活用できるか否か」です。
たとえば、一例として、古武術が「護身術」や「捕縛術」
として警察や軍隊や、民間で
採用可能な形に変化した場合には、
現代における実戦性を持つということになります。
しかし、暴漢を相手に鎖鎌を振り回すといった行為は、
現代では、その正当性が成立しませんので、「実用性に乏しい」
ということになります。
これがまた、近代戦の戦場となれば、銃器や戦車やミサイルや
空爆が主流となりますから、刃物は、ゲリラ戦でしか出番はありません。
_________________________________________________________
ということで、実戦という、頭の中の絵柄そのものを、
「現代の時間の中で語るか」
「過去の時代のものとして語るか」ここらから言うと、
手裏剣は、現代における実用性は、ないものと考えるのが妥当です。
ですから、「かつての時代で持ち得た実戦性」の「戦闘文化継承」
というのが、多くの流派の目的となっていることでしょう。
しかし、剣術等の武勇伝に比べて、手裏剣術の武勇伝なるものが
極めて、極少であることからも、当時でさえも、
それが「単体の兵力」として
活躍した可能性は限りなく、低いと言えます。
******************************************************
■無冥流というのは、その流れからは、かなり違う方向へと
進んでいます。
ひとつは打法と剣の、力学的な探求。
実用性も重要ではなく、実戦性も重要ではありません。
打剣という現象の中で、手裏剣には、何がどこまで、出来るのか?、
または、人は、どう棒状の物体を扱えるのか?
このあたりが、私の最大の関心事です。
古典の技術や、武術論理は、
それらを突き詰めるときの大変に良い肥料、あるいは、
私の研究課題になります。
そして最終的には、「禅手裏剣」への方向性を常に視野に入れています。
******************************************************
■ということで、話を戻しますと、
まず、前提として、その戦闘目的と戦闘状況が明確でなければ、
それに即した形での、実戦を語ることはできません。
また、よく、完全犯罪の可能性を摸索する馬鹿も世の中には
いるようですが、(たとえば、武器使用の証拠を残さない方法など)
こういう人たちは、本当の完全犯罪というものが何かを
全く理解していないのですよ。
私に言わせれば、本当の完全犯罪とは、
相手を決して殺さないこと、ただのひとつも肉体を傷つけないこと。
ただし、そのかわりに、「生きていたくない」と、毎日思う状況に
相手を置き、かつ、相手を死なせないこと。
相手が死んでしまっては、相手を長期にわたって、
ずっと苦しませることは出来ませんから。
つまり、「もしも、あなたがそうしたい」のであれば、
「真の完全犯罪」、戦闘における「完全な勝利」とは、
精神的虐待の痕跡ひとつ残さずに、
絶え間ない精神的な自虐的拷問を、
いかに相手に課すかということです。
_____________________________________________________
■話が脱線しましたが、
いろいろな論点をどけても、とりあえず、剣というのは殺傷力、
貫通力がある方が良いに決まっていますので、
いずれ、この剣先の問題は、将来的には改良の余地を残していますね。
(ただし、無冥流では、子供や女性が練習に使う場合には、
先端を鋭利な刃には、しません。
危険を伴う中でのみ研ぎ澄まされるものがあるのは確かですが)
■ちなみに、現時点で、私が考える、「殺傷性」のある剣先というのは、
鋭利に尖れて、鋭角的に尖った、
「プラスドライバーのような」形です。つまり、十字形の刃です。
これが人体に食い込むと、その切り口は、ぱっくりと開きます。
通常の刃物での切り傷は、直線的ですから、
止血剤による応急処置が出来たり、
または、いわゆる切れ味の良い刃物で切った傷は細胞もくっつきやすくて、
治りも早いのですが、
皮下組織が、十字形に切られると、厄介な外科的ダメージになります。
■剣尾が十字形の手裏剣は、柳生流などに伝わっているようですが、
逆に剣先が十字で、しかも、鋭利に尖れている。
こうなると、剣が多少空中で回転を起こしても、
どの入角からでも、ダメージは大きくなります。
この形状の加工は、個人で作るには、あまりにも面倒なので、
旋盤工場に出すことになりますね。
刃先のパーツを2枚、直角に組み合わせて、
剣身本体に溶接するという手もありますが。
■なお、最も殺傷性の少ない剣先は、円形の断面です。
八角もそうです。
四角は、「まーまー」です。
「現存する中」では、最良のものは、
先端断面が「三角形」または、
以前に紹介した「超重量剣」のような、先端の断面が「ひし形」に
なるものです。
言うまでもなく、その理由は、
その切り口の角度が、三角では60度になり、
ひし形では、それ以下の角度になるからです。
また、人体ではなく、木や畳の標的に刺さったときに、
落ちにくい形というのも、三角やひし形や、四角形です。
六角、八角、円となるにつれて、
食い込んだ標的への、ひっかかりが生じにくくなるからです。
___________________________________________________________
>>◆8/10
前回割り出した【対称棒手裏剣】の打剣の追試験を行いました。
左から・・・
単位=mm 単位=cm 単位=g
↓ ↓ ↓
【対辺距離(太さ)=6mm 長さの比率=3.5:8:3.5 重量=33g】
(↑一番左の2本のみ、同一の剣。)
【対辺距離(太さ)=6mm 長さの比率=5:10:5 重量=51g】
【対辺距離(太さ)=8mm 長さの比率=5:5:5 重量=55g】
【対辺距離(太さ)=8mm 長さの比率=6:4:6 重量=59g】
【対辺距離(太さ)=9mm 長さの比率=6:6:6 重量=61g】
【対辺距離(太さ)=8mm 長さの比率=5:11:5 重量=72g】
【対辺距離(太さ)=9mm 長さの比率=7:7:7 重量=75g】
【対辺距離(太さ)=9mm 長さの比率=7:8:7 重量=84g】
【対辺距離(太さ)=10mm 長さの比率=5:9:5 重量=90g】
【対辺距離(太さ)=10mm 長さの比率=7:7:7 重量=92g】
【対辺距離(太さ)= 長さの比率=6:9:6 重量=102g】
______________________________
●最終的な性能テストのため、
前回の比率の「一例」の「一覧表」には登場しなかった、
5:10:5などの比率も出てきます。
全体の太さや長さにより、(特に長さが短かったり長いと)使えない
打法というものは、むろん出てきますが、
その流派が通常使用している剣に近い長さのものを
選択して、「対称形 比率」に加工するのがベストです。
●たとえば無冥流では、6打法すべてを使いこなすので、
直進打法やスナップ打法を使えば、全長が18cm以下の剣でも
楽に打剣できますが、
無冥流の主流の打法を使おうとすると、
剣の全長が、最低でも、20cm以上となるものが良かったです。
なお、驚きだったのは、6mm角の、20cm、比率5:10:5
の剣です(写真の左から3番目)。
軽量剣の部類の中では、最高レベルの飛距離と威力と、
姿勢の安定性が得られました。
威力コントロールともに有効な打剣距離は、5間。
それでは、と、同じ6ミリ角の、他流派の剣を、両端を削り、
3.5:8:3.5(単位=cm)の比率にして、
剣尾を延長せず、全長15センチで、剣尾に糸を巻いたものを
打剣したところ、
これまた、最大射程が4間と言われていたものが、
4間半を綺麗な姿勢で飛び、実に楽に打て、
しかも、重量が32グラム近くまで落ちているにも関わらず、
ジーンズを貫通するという優れものです。
(オリジナルだと、剣先が甘く、
バランスも完全ではないので、10打剣中、数本は、布に阻まれる。)
つまり、オリジナルよりも、さらに軽量になっても、
前後の形状をこのように、綿密に工夫することにより、
威力、飛距離ともに、大幅な改善がされるわけです。
◆同様のことは、いろいろな流派にもいえますので、
根岸流の方も、他のいろいろな流派の方も、
ぜひ、一度、普段使っている剣と、ほぼ同じ長さと太さのものを、
一本ぐらい、試打用に「ほぼ対称形に」加工してみてください。
そして、剣尾には必ず、糸などを巻いてください。
ただし、剣先と剣尾は、なるべく最低でも5cm研磨する。
(太さが8mm以上なら5cmが必要です。
太さ6mmなら、4cmは欲しいですね。
ただし、太さが9mmの場合は、
横手筋から先端までの研磨範囲は7センチ以内にしておかないと、
あまりにも細く尖りすぎて、折れたり曲がる剣先になります。)
_________________________________
◆剣先が折れたり曲がるかどうかというのは、
使用してる鋼材によりますし、その鋼材を焼き入れして
冷却するときの水温に大きく影響されます。
↓下の写真は、そうした強度検査を、非破壊ではなく、
「破壊検査」するわけです。
何種類かの水温で冷却した剣を、強度テスト用の木の的に打ち込み、
刺さった剣を、そのままテコのようにして、捻じ曲げるのです。
不適切な冷却温度や、あまりにも先端を細くしすぎた場合には、
折れます。折れる剣はよくありません。
曲がる剣もよくないのですが、
ペンチなどで、かなり力を入れると、少し曲がるが、折れない、
という状態が、理想的です。
下の写真は、テストに合格した剣です。
折れているのですが、折れる前に、少しだけ曲がってから折れています。
これが、冷却温度が低すぎたりして、折れやすい剣先の場合は、
曲がるという粘りが出る前に、ポッキリと折れてしまうのです。
かといって、ペンチで簡単に、ぐにゃりと曲がってしまう剣は、
むろんよくありません。
↓
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