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[281]
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★分割自我復元★その281■ 「場所と目的」■
by:
鈴木崩残
2013/11/04(Mon)08:53:14
『場所の重要性』
■少し、遠回りした話から始めます。
久々に嫌な夢を見ました。細かいところは、全て、はしょって書きます。
「反物や、和風の小物を売っている店に行く」というのが夢の中での目的らしい。
おそらくは、その店は砂手がネットで見つけたのだと思う。
自分の用事で、その店に行くという印象はない。
そして、その場所は「駅名や地名」だけが漠然としか分かっていない。
今回の夢では、こここそが問題となった。
●タクシーがやってきたので、私はそれに乗った。
外観からして、あり得ないほどチャチなボディーのタクシーであり、
まるで、適当なパネルを張り合わせたようなタクシーだった。
乗り込んだはいいものの、開口一番、私は、運ちゃんに言った。
「もうしわけない。場所がおおよそしか分からないので、
苦労かけると思う」
運ちゃん「あるんですよね。そういうの。
そういう場合、観光ツアーみたいになっちゃいますね」
私「南青山のあたりなので、まず、そこまで行ってください」
そのまま乗っているのだが、私も困っている。
正確な場所を思い出そうとしているのだが、
どうしても思い出せない。
場所も分からないのに、タクシーに乗ったということを
おかしなことだと思っている。
夢であるので、ここで違和感を持ったならば、
タクシーを降りて夢を中断するという選択もあるはずだが、思いつかなかった。
●案の定、車はおそらくは、無駄な遠回り思える道を走ったり、
時には、オンボロのオフィスビルの中庭のようなところに入り、
運ちゃんが説明している。
「あそこの掃除のおばさんは・・・」など。
タクシーの料金表示を見ると2860円となっている。
わりと長く走ったことになるが、まだ許せる範囲の値段だった。
車はまた別の道を走り、ようやくどこかの駅前のターミナルについた。
そこで私は、リヤカーを引いている状況に変った。
「おいおい、乗るときに、タクシーにこんなリヤカーを、
自分で積んでいた覚えはないが」、
と思いつつも、見渡すと、タクシーの姿はなくなった。
●ここで私が考えたのは、
「しまった。料金払っていないので、これでは無賃乗車になる。
あのタクシーの運ちゃんも、私を探しているだろうし、困ったな」
時間は、たぶん夜だろう。
まるでよく映画に出てくる、地面が雨でテカテカしている、
ニューヨークの裏路地のような、暗い道をリヤカーを引いている。
ふと荷台を見ると、どうも、私の荷物の大半が誰かに盗まれたらしい。
なんとか残っている紙袋の中を見ると、底のほうに名詞があった。
手にとってみると、それは私が行こうとしていたお店の名詞だった。
ちゃんと住所も番地も書いてある。
なんだ、これが最初にあれば、タクシーの運ちゃんに渡せば
目的地の店につけたのに、と私は思っている。
●路上を見ると、何かが乱雑に並べて捨て(置いて)ある。
みると、それは私の武器である、ナイフや刀や棒手裏剣などだった。
誰かが私の武器を盗んで、私の見知らぬ町の路上に放置した、
という話になっているわけである。
はっとして、リヤカーの荷台を見ると、
そこにも少しだけだが、刀が数本残っていた。
●そして、もう一度、荷台の自分の荷物を確かめ、
そして、ポケットに手を入れたときに気づいた。
財布がない。
財布の中には現金以外に、保険証や身分証明書やカードなどの、
大切なものが全て入っていたので、
それを悪用される事のほうが、より心配になった。
この時点で、私は、
「しまった、最初のタクシーが詐欺だったんだ。やられた」と思った。
*********
夢はここで終わるのだが、
目覚めてからしばらく、「夢でよかった」とほっとする自分がいた。
それほどまでに、完全にハメられてしまったからだ。
しかも、けっこう臨場感もあった。
だいたい財布をなくす夢など初めて見た。
私にしては、かなりめずらしい、なかなか「縁起の悪い夢」であったので、
しばらく、これについて考えてみた。
『 場 所 』
●この夢の場合、目的ははっきりとしている。
そもそも夢というのは、夢が始まっていても、
何の目的で自分がそこにいるのか分からないような夢もあれば、
一方で、夢の中で、何の根拠もなく、
すでに目的が決まってしまっているものもあるのは、
皆さんもよくご存知だ。
たとえば、夢のシーンが、すでに戦闘場面からで、
自分は戦っている兵士に「勝手に、なってしまっている」というタイプの夢である。
●今回の夢も、何をするかは決まっている。
ある店に行くことだ。
ただし、自分で肝心のその場所もよく分からないままに
タクシーに乗ってしまったことから起きた、失敗である。
>自分の目的は漫然と決まっているが、
>しかし、どこへ行けば、その目的は遂げられるのか、
>どこでそれを実現したらいいのか分からない、
>なんとなくしか、方向が分からない。
●この状況が、私は「多くの人の状況」とダブるのです。
その場所の「位置」も、きちんとわからないのに、
しかも、(この夢の場合にはタクシーという)他人の助けを借りてしまっている。
結果として、夢の中では、追いはぎに遭ってしまったわけだ。
●これを、現在自我復元をしている人、あるいはしていない人に、
当てはめると、抽象的ではなく、具体的なある問題に、つき当たる。
それは、その人は、今、その場所にいることは、
その人の目的に合致しているのかどうかだ。
それはすばり、
1/具体的には、現在「住んでいる場所」であり、
2/これから引越しをしようとしている人は「行く先の場所」であり、
これをもっと根幹的な問題に拡大すれば、
3/あなたが最初に選んだ「場所」であった、あなたの「親」は、
あなたの目的を果たすのに、合致していたのかどうか、
である。
●むろん、「どこでもその目的を果たせる」という物事もこの世界にはある。
しかし多くの物事は、あなたが行った場所に多大な影響を受ける。
その場所に存在した自然環境、周囲の環境、そして何よりも大きなのが、
「その場所にいた人とあなたの関係」から生まれた出来事である。
●もしも、目的を果たすのに、合致しない場所を選んだときに、
あたなのために、わざわざその場所にいる「全員のキャスティング」を
誰かが、後親切に変更してくれる、などということはあり得ない。
逆である。いる場所を間違ってしまったあなたが、
本来の場所に移動する以外に方法はないのである。
●すなわち、あなたが定めた目標がなんであれ、
その目的を遂行し、実現するためには、必ず、その「場所」があり、
「似たような環境であればいいのでは」、ということではないのである。
それに鑑みて、皆さんに自問して欲しいのは、
今の親、という場所を、間違って選んでしまったとしたら、
かなりの不具合が生じているであろうとともに、
逆にいうと、今の親を選んだ段階で、目的を果たすのに間違った場所を、
生前契約の段階で、相当に、いいかげんに選んでしまった結果とも言える。
しかしそれはどうにもならない。
●としたら、自分の位置を変える以外にない。
自分の位置とは、空間的な座標そのものだ。
これゆえに、たとえ目的を実現するのには間違った親を選んだとしても、
成人してから、住む位置を、より本来の目的に近い場所に移動することは出来る。
それは、わりと最初の場所の近くかもしれないし、かなり遠いかもしれない。
目的が変るごとに、たまに移動もしないとならないかもしれない。
*********
●自我復元をしている人とのやりとりの中でも、
この場所の移動というものは、かなり大きな要素になっている。
たとえば、旦那さんと別居した人は、それだけでかなり、
本来のその人らしくなってきたし、自我復元も進んだ。
また、引っ越したことで、多くの物事が、本来のその人らしくなって、
動きはじめた人もいる。当然に、過去のAC人格の整理も進んでゆく。
逆に、変な人間づての縁にひっぱられてしまい、引っ越したために、
まったくその人らしさを失ってゆき、トラウマも掘れないケースもある。
また、これから、今とは違う新しい分野の仕事をするための引越しを
考えている人がいて、その人の場合には、
はたして、その人はどこへ移動するのがいいのか、
私も、ときどき、その人と共に悩んでいる。
また最近、長年の1人暮らしをやめて、郷里に帰ることを決めた人から
自我判定依頼がきた。私はその人の判断は正しいと感じた。
●このように、もしもその人の生それ自体に、
その人の今回の生の最初から最後まで一環している、
その人それぞれの、固有の「目的」があるならば、
もしも、その人が生前契約で、その目的を果たす場所を、
間違って選んだとしたら、それは、大問題だということである。
修正がきくものもあれば、修正が困難なものもあるだろう。
俗に言う、「生まれる場所を間違えたかもしれない」というやつである。
●これは、「不動産屋で物件を選ぶ」のに、本当によく似ている。
自分が生まれる場所(親のいる所)というものが、物件にあたるわけだが、
そもそも、物件を選ぶには、
「どういう暮らしをしたいか」、
という目的があったり、
「何をするための借家や売家なのか」、
ということが前提としてなければならない。
最初に、まず、
あなたは、そこに住んで「何をするのか」という目的がある。
●しかし「何の目的なのかが曖昧だったら」、
あなたが選ぶ物件も、かなり適当なものになってしまう。
また、何の目的なのかが、明確だったとしても、
提示されている物件(自分の誕生予約をする肉体)が、
その目的を実現するのに「適した物件なのか」を、よく相談員に確認しなかった、
というようなことが起きていたらば、
皆さんが、生まれた親も、今住んでいる場所も、
目的を果たす「場所」とは違うということもあるのです。
●見ていると、親から自立・自活して、自分が住む場所を変えることで、
それを変更できた人もいれば、できない人もいます。
ただし、選んだ親がある意味では正しかったので、
今の親から、そう遠くへ離れる必要のない人もいます。
ケースは、いろいろです。
ただ、言えることは、
「場所」とりわけ、「住む場所」というものは、
一時的であれ、終の棲家となる場所であれ、
そこから発生する、あらゆる人間関係、健康状態、そこでしかできないこと、
あるいは、そこだとできないことがあり、
人の人生の大半の重要な要素は、住んでいる場所によって決まることがある、
ということです。
●そして、このことは、
死後に、地球外の環境をあなたが選択するときに、
とてつもなく重要かつ、基本的な自己決定能力であるという点、
これは、くれぐれも、覚えておいてください。
自我復元が上手くいっているかどうか、
それは、その人のする、いろいろな「選択」が、
その人の目的に合致しているのかいないのかを、私はよく観察することが多いのです。
目的がめちゃくちゃ、という人はいません。
他人からは、つまらなく、平凡に思えるような目的でも、目的だけは、
生前契約の「申込用紙」に書き込まれているようです。
これは規約であり、目的の記入をしないと、
ここでの人間としての誕生を許されないからです。
ただし、生まれる座標を慎重に選ばなかった事例が、
かなり多くあるようです。
みると「この人の経験したいことに、こんな物件(誕生地点)を選んでいいのか?」
と思えるものもあるのです。
また、生まれた親は、おおむね、その人の目的を果たすのに正しかったが、
人生の途中での移動で、失敗しているように見える人もいます。
何から何まで、人生が、宿命のような物語として組み立てられているのではなく、
当然、ひとつひとつの選択の余地がそこにあるのですから、
選択を間違えることもありますし、修正できたりもします。
●この問題は、私のいろんなエピソードをも含めると、長くなりますし、
希釈自我の状態から、自分のいるべき空間座標を修正することについても、
一言では言えないので、
今回は、こんなところにしておきます。
■最後に、言っておきますと、
その人の目的と、生まれた親が、全く合致していない、
という事例は、今のところ、自我復元者の中には1人もいません。
だから「私は生まれる親を間違えたんだ」という言い訳を言える人は、
うちの読者の中には、いません。
ただし、現在「生活をしている場所」を間違えている人は、多くいます。
もうひとつは、生前契約の「目的」そのものが、抽象的で漠然としすぎていたために、
生まれた場所も、特異性が特にないというケースも多くあります。
(その目的ならば、親を極端に限定する必要も特にないというケース)
だから、本当に「生まれた場所を間違えた」という人は見当たりません。
もしもそういう人がいたら、
そういう人こそ、全自我にでもならないと、次も同じことを繰り返すと
思います。
また、自我復元とトラウマ問題、AC人格問題を、きちんと、自己分析している人は、
今後、いる場所を目的どおり、選択できるようになってゆくと思います。
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