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[289]
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★分割自我復元★その289■ 『毒祖父について』
by:
鈴木崩残
2013/12/11(Wed)09:29:51
『毒祖父』の影響
今まで、毒親という言葉になじんできた皆さんには、
「毒祖父」という言葉は、耳慣れないと思います。
しかし問題の根が深いので、今回は少し複雑な話になります。
まず、今回テーマにするのは、
「トラウマが掘れていない女性の自我復元者」に限定します。
トラウマが掘れていない男性については、今回は課題にしません。
■自我復元の報告を何百と見ているうちに、
ある性質の女性の読者に限って、自我率に関係なくトラウマが全く
掘れていないということに、ここ最近になって気づきました。
私は、トラウマが掘れている復元者に対しては、
心底、応援したいですし、常に、そうして来ましたが、
それ以上に、私が常に気に病むのは、トラウマが掘れない人たちです。
なぜか、どうしてか、という問題は、ここ一年、特にここ半年は、
私の中では、顕著な大問題になっています。
■そこで、今回は、とりわけ「トラウマが掘れなくなっている女性」
のみに焦点を当てます。
私にとっては、自我復元の皆さんからの膨大な報告から、
改めて見えてきたことがあります。
それは、トラウマが掘れない人の特徴は、
女性であれば、女性らしさの欠落、
男性であれば、男性らしさの欠落です。
私自身は、この性別という問題には、二種類の認識があります。
ひとつは、言うまでもなく、人間は性別は関係ないということ。
しかし、もうひとつの紛れもない現実は、この世界では、
性別を持って生まれてくるということ。
よって、性別というものは、無視したり、現実逃避をすべき問題ではなく、
それをどう乗りこなしてきたか、乗りこなせるか、という事が重要です。
精神論を云々口先で言っても、男性や女性の「身体」を乗りこなしてきていない、
ということは、それ自体が欠陥です。
ただし、ここで言う性別の乗りこなしとは言うまでもなく、
セックスが出来るとか出来ないとか、そういう低次元の話ではありません。
全く女性性のない女性も、全く男性性のない男性でも、
ただの交尾や、ただの性欲発散ぐらいは「どんな馬鹿」でも出来ます。
問題は、そうした低次元の意味での性別ではなく、
確実に、男性性と女性性というものがあります。
私は性別によって差別はしませんが、
ただし、性別が持つ、性質、利点、魅力というものを熟知しているつもりです。
■蛇足となりますが、トラウマが掘れない人の場合、
男性でも女性でも共通していることは、同性での競争に負けが多いことです。
男性であれば、男性同士の戦い、競争社会で、負けて劣等感を抱えたタイプの男性は、
同じ男性の群れの中で男性として勝てないと認識したとたんに、
女性に勝とうとし、結果として、女性にも勝てません。
女性であれば、女性同士の戦い(女性性の良い意味での魅力)で負けて、
劣等感を抱えたタイプの女性は、
同じ女性の群れの中で女性として勝てないと認識したとたんに、
男性に勝とうとし、結果として、男性にも勝てません。
私から見て、このパターンを踏んでいる読者は、
男女ともに、相当数にのぼります。
ようするに、現実逃避の手段として、同性という場から逃げたのです。
そして反対の性の中でなら、なんとかなると思い込み、結果、
どうにもならなかったということです。
*********
■さて、トラウマが掘れない、掘れていない、難航する人のうち、
「女性」の場合には、そこに全員、ある共通項があるようです。
1/女性的な魅力が極端に欠落している。
加えて、生活に潤いがない。
2/中身と実力を全く伴っていない見栄と虚勢を張り、しかも傲慢。
3/無自覚的に他者を模倣してしまい、妄想が多い。
むろん、こうした性質は男女関係なく、トラウマを受けた人と、
AC人格にはよくあるものですが、
今回、特筆すべきことは、「1」の部分です。
むろん、私は実習者の人の容姿は、ごく一部の人たちを除いて、
ほとんど知りません。
ですから、容姿がどうであるのかを問題にしているのではありません。
仮にその女性の容姿が人並み以上であったとしても、
私の中では、「女性性が欠落しすぎた病理」のカテゴリーに整理されています。
ようは、女性としての恋愛、あるいは仕事でも、人生でも、
もっとも肝心となる性格が、女性的な良さを持っていないということです。
■これを良いか悪いかを別にして語る、ということは今回はしません。
強いて、それを「悪いことだ」と私は定義します。
なぜならば、冒頭に書いたように、その結果生ずるのは、
女性という競争社会からの脱落であり、その不満を男性社会で発揮しても、
結果は、負けるからです。
このことは、男性もパターンは同じであることは既に書きました。
■世の中には、むろん、生まれつき、
男性でありながら、柔和で女性的であったり、
女性でありながら、男勝りであったり、
あるいは、中性的である人というのは、たまにいます。
その人たちのそれは、生まれつきです。
しかし私が問題にしているのは、生まれつきではなく、
毒親家庭、その他の家庭環境に育ったために、
後天的に、自らの性に対する自信を過度に喪失して、
逆の性の中に、活路を見出そうとして、さらに失敗を繰り返すパターンです。
■さて、では、
トラウマが掘れなくなる女性の場合、
なぜ、ほとんどの場合に、性格という意味で、女性らしさが
あまりにも欠落してしまったのか?
この原因は、実は、両親との関係だけではなく、
「両親の親」と関係していることが、最近になって分かってきました。
あなたが女性である場合に、
とりわけ重大な影響を与えてしまうのは、
あなたの母親のその父親、つまりあなたの母方の「祖父」です。
その貴女の「母親の父親」が、
あなたの母親の女性観をどう侵害したり、壊したり、ゆがめたか、
これが、直接的に今の貴女に重大な影響をしていると、
私は見ています。
あなたが女性であった場合に、
なぜ、貴女の母親の父親がどういう性格の人物で、
それが、どう、貴女の母親の幼少期に影響したか、
それを調べることが重要である、その理由を書きます。
■今まで、ここ「桜の間」でも、
仕事で外にいる父親よりも、子供に接している時間の長い母親の方が、
子供に大きく影響することは繰り返し書いてきました。
したがって、基本的には、父親からの影響よりも母親からの影響を
トラウマ掘りのときに、掘るように言ってきました。
ただし、その家庭によって、それぞれ違いはあるものの、
「母親」は、息子に対する場合と、娘に対する場合では、
そこで撒かれる毒の種類、手法が、かなり違ってきます。
ここで観察すべきことは、
あなたの母親は、その母親の父親を通じて、どんな男性観を持っていたか、
どんな恨みや憎しみや軽蔑を、男性に持っていたかです。
ここで重要なことは、
貴女の母親が、その夫(あなたの父親)を通じて、
どんな男性観を持ったり、不満を持ったりしたかではなくて、
その母親が、その父親(あなたの母方の祖父)を通じて、
どんな男性観(逆にいうと女性観)を持ったかです。
あなたが女性である場合は、むろん、直接の毒親としての犯人は、
あなたの両親または両親のどちらかなのですが、
その向こう側に、「母方の祖父」が重大な犯人として存在している場合があります。
なぜならば、その(あなたから見て)「母方の祖父」こそが、
あなたの母親の、女性性、母性、女性としての魅力を奪ったり、
間違った女性観へと捻じ曲げたかもしれないからです。
そうなれば、その歪んだ、女性となった貴女の母親は、
たとえ、その伴侶である貴女の父親との関係が表面上は、そう悪くなかったとしても、
大きな地雷をかかえ、
その夫婦関係という家の基礎部分は、腐って、家が崩れる寸前にあり、
しかも、それを全く自覚できない状態で、
抑圧されたストレスをかかえ、しかも、それが貴女に向かって吐き出されていた、
ということが充分にあり得るからです。
■一般に、自分の父親との関係が悪かったり、愛情が受けられなかった、
そういった女性が、母親になった場合に、
その子供であるあなたが、息子である場合には、
あなたの母親は、
「女性には優しくしなさい」とか、「女性にはこうしなさい」とか、
「男なら、こうしなさい」とか、「こうしてはならない」といったことを
言う場合の、その出所は、すべて、その母親の「父親」に対する不満であるケースがほとんとです。
つまり、自分がされたかったことを、自分の息子に求め、
自分の理想とかけ離れていた自分の父親のようになって欲しくない、
ということを、息子に投影します。
あるいは、場合によっては、自分が父親から受けた虐待を、
自分の息子という形の男を使って、代理復讐するケースもよくあります。
■しかし、今回は、あなたが女性であった場合の話ですので、
これを読んでいるのが、女性であるという想定で書きます。
てっとり早く言えば、
「自分の父親との関係に問題のあった女性」、
それが、「あなたの母親」であった場合には、
あなたの母親は、絶対に、貴女の幸せを許しません。
不幸だったり、不運だった人は、みんな、自分の子供を不幸にして、
それで、代理復讐をするものですので、
ここに基本的には、性別の差はないのですが、
不幸だった母親は、
自分の娘が自分以上に幸福になることは、絶対に、許さない。
よって、あなたが女性として幸せになるのを、
徹底的に邪魔し、それは分かりやすい場合もあれば、分かりにくい場合もあります。
父親との関係が悪く、そのせいで、幸福な女性像を描けない者が母親になった場合、
その母親は、とくに、
自分の娘が「決して幸せにならないような」、
男性や、職業や進学や、進路を、自分の娘が選ぶような方向へと、
調教を仕込んでいることが多い、
この性質があることは覚えておいてください。
■このタイプの毒母親は、
息子に対しては、自分が男性からされなかったことを満たそうとして、
結果として、たとえば、暴力的な父親に育てられた場合には、
その復讐として、自分の息子を脅迫して、
自分の思うように命令できる奴隷にしようとするか、
または、両親から優しくされなかった自分に対して、
息子が優しくするように仕向けます。
自分の息子を、虐待の対象にして復讐しようとするか、
または、調教の対象のペットにするか、
毒母親が、息子に対してやることは、そのどちらかです。
とうぜん、ここでは、男性性の主たる性質である、
自主性や、潔さ、決断力、これらはすべて去勢されてしまいます。
■一方で、毒母親が、娘に対してやることは、
徹底的な「女性性の否定と抑圧」です。
とうぜん、そこでは、女性性の主たる性質である、
受容性、母性、可愛らしさ、あどけなさ、本当の意味での性的魅力、
つまり、俗な意味で、ただの外見やスタイルで男性から愛されるのではなくて、
良い意味で、男性から愛される「性格の良さ」を、ことごとく、奪われてしまいます。
■これを読んでいる女性の方は、
今回の話の要点が「毒祖父」にあるという点は注意してください。
貴女の母親が、しょうもない夫と結婚したから、性格が歪んだり男性不信になった、
という視点ではなく、
貴女の「母親とその父親」の関係が、
娘を不幸にする原因の震源地である可能性が高いので、
それを調べてください、ということです。
夫を嫌う母親が、娘と組んで、父親を悪者にする、
これは石を投げたら当たるほど、転がっている事例で、
この場合に、子供だった貴女は、
「かわいそうな母親」の味方についていた「つもりになっていた」のですから、
母親との関係は悪くなかったと思い込みがちになります。
しかし、あなたが女性である場合に、
父親と組んで、母親を悪者にした、このケースはゼロではありませんが
稀です。
■貴女の母親が、その父親を憎んでいたらば、
そもそも、「男性を敵視する因子が、既に貴女の中にある」わけですから、
あなたが、男性から愛されるはずがないのです。
相手の男性の、自己顕示欲や、コンプレックスのはけ口や、甘えの対象や、
性欲の対象にされたり、
家事やお金の問題で頼られる程度のことはあっても、
心底、男性から「愛でられること」は、ないと言えます。
仮に、あなたの母親が、その夫とはなんとか形だけは穏便に夫婦であったとしても、
その穏便さの基盤は、母親の歪んだ敵対心や憎悪で、朽ち果てる寸前に
なっている可能性があります。
ですから、問題は、
あなたの母方の祖父と貴女の母親の親子関係がどうだったかです。
この部分は貴女の母親がボケる前や、存命中でないと調べられませんし、
また、母親から聞く話は、一方的で客観性に欠けるでしょうから、
調べるのが難しい点があることは否めませんが。
*********
以下は、余談となりますが、
いずれにしても、
地方社会でも、都市部でも、ひとつの家族の中で、
必ず「誰かが悪者にされている」という構造がありますが、
その時に、子供であったあなたは、自分の判断で誰かを悪いとしたのではありません。
ほとんどの場合に、その家族の誰かが誰かを悪者にしただけです。
それに子供のあなたは迎合しただけです。
ゆえに、家族の中で、あなたが、もしも、
「誰々のようになってはいけません」とか
「誰々のようになりなさい(こういう理想的人物はほとんどのケースでいないが)」
それを言われてきたことがあるならば、
今一度、自分の頭で考え直し、本当にそうだったのかを再調査すべきです。
「親類の誰々のようになってはいけません」
「友達の何々ちゃんのようになってはいけません」
「何々ちゃんは、あんたと違って、おりこうさんね」
こうした毒親が言うことは、
本来ならば、あなたがそれを判断すべきものです。
しかし、毒親は、あなたを虐待するにしても、
容姿や性格を、褒めるにしても、
どちらに転んでも、あなたに事実誤認をさせ、
事実誤認は、必ず、トラブルを困難にしますので、
結果として、あなたは、まんまと、毒親の望んだように、
あなたを、いじめの対象とするか、
または、自分がして欲しかったりものを得る道具にします。
これらすべては、
人間が、自我が希釈され、自主性を失い、
軽蔑心や尊大さや、暇潰しのゲームや、いじめへの現実逃避といった、
歪み切った心によるものではない、
「健全な楽しさ」を感じて生きてことが出来なくなった人間が、
しかも、それを、世代間連鎖し続けてきたことに起因します。
自我復元をしている全員ではなく、たとえ少数の人たちでもいいから、
本人の危機感から行っている自我復元とトラウマ掘りによって、なんとかしたい。
それが私の願いです。
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