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●目下のところ、自我復元実践者の傾向は、
次のような事例に分類されます。

1-著しく復元が進行する人たち。(素晴らしい人)

2-微弱だが復元されている人たち。(問題を見つけて頑張れる人)

3-実践しているのに復元がされていない人。(残念な人)

4-実践すらしていない人。(どうでもいい人)

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●ちなみに、自我率の分布図の統計は、かなり集まりました。

つまり、梅の間の読者の方で、
自我判定を依頼された方だけ、を見た場合に、
どのあたりの自我率が、多いかということや、
各自我率に現れる特徴です。

しかし、それを公表しますと、ご自分が平均的な自我率であるとか
それよりも低いとか、高いとか、そういう勝手な位置づけをしてしまうので、
統計グラフの公開はしません。


●中には、判定結果の自我率を見て、落胆される方や、
逆に、変に安心してしまう人も、いるかもしれませんが、
ここで、はっきりと、私の見解を言っておきます。


スタートラインの自我率の高低など、いまさら、関係ありません。

最初の自我率が低くとも、這い上がる人もいます。

最初の自我率が低くなくても、全く変化できない人もいます。

結局は、「最初の自我率」などは、
何の安心の根拠にもならず、また、なんの絶望材料にもなりません。

もしも全自我でないならば、
自我率には、関係なく、人は等しく、不健全です。

実際、私は7/8自我あたりの人にも、自我の不健康さを痛感しますし、
一方では、1/10自我付近からでも、這い上がる意志のある人もいます。


●たったの1/5自我しかないのに、
なんと、他人様の相談事に乗ってしまっているような人たちもいますし、

また、1/4自我程度でしかないのに、それと知らずに、
なんと、瞑想など指導してしまっている人たちもいます。

(ただし、その人たちについては、私が個人的に判定しただけで、
ごく一部の人を除き、私が直接に依頼を受けたわけではありません。)

他人の相談に乗る立場にいる人や、自称瞑想のプロの人や、
精神世界のカテゴリーで、組織を持ったり、
個人でブログを書いては、何かを他人に教えたがる立場にいる人で、

私に自我判定の依頼をすることが出来たのは、
それこそ、彼らが大好きな「あるがまま」の「現実直視」をしようと
意志出来るだけの、まともな意識状態を持てた、ごく僅かな人たちだけです。


●さて、この無明庵の「分割自我復元」の実験では、
ようは、どこの自我率に「最初にいたか」ではなく、
どれだけ、そこから復元して、具体的に変化できたかが、重要です。

5/6自我の人が、自分の自我率に油断して、
そこにあぐらをかいて、1%しか変化しないよりも、

1/8自我や、1/6自我の人が、10%も変化した場合のほうが、
このプロジェクトにとっては、はるかに大きな意義があります。
また、その人たちは、自我復元の生きた証人となります。

復元率が大きい人ほど、自分が以前には、いかに不完全な状態に
あったのかを振り返って実感するとともに、
現実生活での、その変化の大きさには一様に驚きます。


●むろん、自我率が低かった人は、どうして今まで、
物事が上手く行かなかったのか、気力すらなかったのか、
どうして問題が起きたのかという事に、納得できる一つの答えを
得られたかもしれません。

しかし、それは自我率が高い人の場合も同じです。
自我率が高くとも、そこでは余計に超えられない問題が明確になり、
復元をしないかぎり、そこに留まってしまいます。

ですから、判定結果を知っただけで、
「普通のレベルだからいいだろう」と満足したり、
逆に、判定結果を聞いて、
「どうせこんな自我だから」と諦めてしまうとしたら、
このプロジェクトは、あなたにとって、全く何の意味も持ちません。


私が自我判定に踏み切った最大の理由は、

皆さんを、自我率によって分類したままにすることなどではなく、

そこから変化できる復元方法を提示しているからです。


ですから、皆さんからの日々の変化報告を、
私は、何よりも楽しみにしています。


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