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★分割自我復元★その33★ 捨て猫や迷い猫との付き合い
by:
鈴木崩残
2011/08/14(Sun)10:27:14
むやみに猫を拾わないこと
●迷い猫や、捨て猫に遭遇したとき、私が一番悩むのは、
まず、それが、本当に、完全な捨て猫なのか、
たまたま親から、はぐれた子猫なのか、
それとも、たまたま、そのときに、ご飯をせがんだ猫なのかです。
なにしろ、このどれであるのかが、判明しないと、
親猫が探しているのを、勝手に家にかくまうことは、
全く間違った余計な事をする結果になるのですから。
ダンボールなどに入っていれば、捨てられたことが分かるのですが、
うちの博士君でも、半年間は、捨て猫とは分からずに、
ずっと飼い主を探し続けましたから。
ですから、皆さんも、家の裏口で出会ったからといって、
そう簡単には、捨て猫とは断定できません。
また半ノラの猫の場合には、ちゃんとご飯を貰っている場所があって、
たまたま、そこの家の人が何日も出かけていたので、
その時にだけ、別の家に立ち寄った、などという場合もよくあります。
言葉でコミュニケーションが出来ませんので、判断はいつも微妙です。
●近所でご飯を食べだけに行く家がある猫の場合には、
ご飯をせがんだからといって、餌付けをすると、
今度は、貴方のうちと、別の家を往復し、
どちらが住み心地が良いかを、猫は考えはじめます。
そして、縄張り争いや、ご飯の争いがない方の家を選び、
やがては、環境の良い方の家の近くに住むことを猫は考え始めます。
●オスの半ノラの猫でしたらば、あまり心配はないのですが、
メスの猫の場合には、子供を産む場所を探しはじめます。
それで、もしも子猫でも生まれたら、それは大変なことになります。
自分の家の中で世話を出来なければ、里親を探さねばなりませんし、
半ノラとして付き合うにしても、ずっとその後も、ご飯をあげないとなりません。
半ノラであっても、家猫であっても、
猫と付き合う、あるいは世話をするということは、
自分が死ぬまで、一生世話をすることを覚悟しないとなりませんし、
自分が死んだあとにも、誰か世話を出来る人を用意しておく必要があります。
●迷い猫や捨て猫を見たときに、
寒そうだから、おなかをすかせていそうだから、かわいそうだからと
情に流されたりして、一定期間、ついつい世話をしてしまう人がいますが、
無責任に、猫をかくまったり、餌付けをすると、
近所でその後、ケンカをしたり、他所様の家の近くで出産をしてしまったり、
病気になったり、怪我をしたりと、とにかく想像以上に大変です。
●家猫よりも半ノラのほうが、ワクチンや、治療費で費用もかかります。
また、メス猫でしたらば、ある程度の年齢になったら、
世話をしている人が自分で費用を出して、避妊手術をすべきです。
またオス猫も、去勢しないと、そこらじゅうで子供を作ってしまいます。
そういうこともあり、特に出産しそうなメスの猫がうちに入り浸ったときなどは、
かなり気をつかいます。
そもそも、そこまで大きく成長したということは、
どこかでご飯をもらっていたわけですから、たとえどんなに、せがんでも、
心を鬼にして、ご飯をあげないことも必要でした。
●食べ物を、あげてしまえば、猫も次回も貰えると期待をしますし、
それで、もしも子猫が産まれても、土地の気候や住人の性質によっては、
その後、その子供猫たちは、死んでしまうことも多くあります。
下町のようなところで、暗黙の了解で、近所の人達が、
誰がということもなく、あちこちで分担して、ご飯をあげていたり、
寝る場所を数人で提供している場合には、良いのですが、
それでも、猫が嫌いな人もいますから、要注意です。
また、漁港のように漁師さんたちが魚をあげる土地も問題ありません。
●しかし、自然のない住宅地や、動物に関心がなかったり、
逆に、動物を実験用にさらって売る業者もいますから、
世話をするときには、中途半端ではない覚悟と気遣いが必要です。
たとえば、私のところの山梨県などは、全国でも、
人口比あたりのペットの殺処分が多い県であると聞いたことがあります。
田舎ですし、あまり半ノラの猫に関心のある人もいませんし、
冬も厳しいですから、せっかく産まれても、生き延びないケースもあります。
うちの近くでも、定着している猫というのは、少なくて、
すぐに見かけなくなる猫が多いのです。
●一ヶ月ほど前に、母親を探して泣く子猫が、うちの近くにずっといました。
迷ったのではなくて、どうやら心無い人が捨てていったようでしたが、
その顔つきや仕草を見ると、とてもしっかりした雰囲気だったので、
「君は、半ノラでもやっていけるし、どこか別の家でご主人を探して、
家猫としても必ずやっていけるから、他をあたってみてね」
と何度も話しかけました。
近所の猫も、それをその子猫に伝えてくれたらしく、
二日だけ、うちの近くにいましたが、その次の日からは、いなくなりました。
捨てられていたのに、寝床の作り方とか、警戒のしかたが、
どこか、とてもたくましいので、砂手が「ランボー」と、あだ名をつけてあげました。
それでその、ランボー君は(推定オス・まだ生後一ヶ月ちょっと)、
まだ、ピーピー泣いていたのに、自分の力で別の家を探しに去って行きました。
●そういうわけですから、まず、子猫でも、成長した猫でも、
捨てられたのか、通りがかりか、迷ったのか、しばらくは分かりませんので、
飼い主がいるかもしれないので、うかつに、餌付けをしたり世話をしてはなりません。
もしも特定の飼い主がいないことが、間違いないと分かったうえで、
世話をしたり、家の中で一緒に暮らすのであれば、
その猫が死ぬまで、約15年以上、一生家族として暮らす覚悟が必要です。
また、冒頭にも言いましたが、自分が死んだあとの世話人も、
はっきりとしておく必要があります。
とにかく、動物と暮らすということは、人間と全く同じ、
家族を持つ、家族が増えることであるという認識を必ずもってください。
猫は気まぐれだから、気にいらなければ、その家を去るというのも
事実ですが、猫に愛想を尽かされて、去られるような家であってはなりません。
■ところで、きちんと、「覚悟」と「責任」を持って、
猫を引き取っている方が、無明庵の読者の人にもいます。
このブログの人ぐらいに、ポリシーがある人でなければ、
単なる猫かわいさや、軽い同情心で、猫を拾ってはなりませんし、
中途半端で無責任な、餌付けをすることも絶対に駄目です。
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