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[368]
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★分割自我復元★その368■ ★無題雑記★
by:
鈴木崩残
2014/07/09(Wed)04:24:35
現代版(あるいは未来版)死者の書
現在、自我復元がやろうとしていることは、
基本的には死者の書の構造と似ている部分があるが、
ただし、ガイドが死んだあなた本人であり、
また、現れるリアリティーは、あなた自身がある程度自覚的に構築する、
という点です。
この点は、かなり、そこらに転がっている、
胡散臭い、チベットの死者の書とは、違います。
胡散臭いというよりも、当時、当地では通用する
民族の共通イメージであっても、土地や時代によって通用しない要素が
そのままあたかも真実であるように書かれており、
また人々が、単なる「好み」「感傷」「思い込み」によって、
それらを信じているに過ぎません。
●実際、すでにああした古い記録が、通用しないことは、
現代版の臨死体験記録でさえ分かります。
死後に用意されているシナリオというものは、時代とともに変わります。
しかも、刻々と変わります。
変わらないのは、基本構造ですが、基本構造まで理解できている人は
ほとんどいません。
基本構造というのは、いうなれば、劇や映画の筋書きのようなもので、
登場人物や舞台設定は違っても、同じことを蒸し返しているという意味です。
分かりにくい例えかもしれませんが、映画でもありますよね。
SF映画なのにちっとも未来的でないオチ、登場人物や、そこで
描かれる心理描写が、ことごとく、
「おい、これ、ただの時代劇じゃないか?」と言いたくなる作品のようなものです。
つまり人間に、未来とかSFとか描かせても、
全部、演歌調になってしまうか、
そんな事描きたいなら、別にSFでなくてもいいじゃないか、
になってしまうか、というわけです。
●しかしこのことは、自我復元でスケッチブックで
自分の未来を描こうとしたことのある人ならば、
誰でもわかるはずです。
所詮、たいして前衛的なものなど想像できないのです。
また、何よりも問題なのは、
「価値観」「美観」は、あいかわらず、とても古いものか、
または、思慮されていない稚拙なものになりがちなことです。
●私はSF映画で見事だなと思うものは見たことがありません。
その昔、熱狂的なファンのいた「2001年宇宙の旅」も、
モチーフとしては、あまりにも蒸し返された古臭いものです。
スターウォーズにいたっては、ただの古臭い時代劇。
スタートレックにいたっても、何も斬新さはない。
最近のものでは、プロメテウスに至っては(聞くに堪えない吹き替えの話は別にして)、
あんな程度のオチしか人間は想像できない。
プレデターも皆さんが見ての通り、地球にいる部族がモチーフですし、
エイリアンにいたっては、ただの恐竜です。
とにかく、地球の人に、SF映画など作らせても、
戦争映画になってしまうか、人間性賞賛の演歌になってしまうか、
あいもかわらず妄想恋愛モノになってしまうかで、
タイムマシンものを描かせても、所詮は「唯物的に人類がどう変化したか」
というものしか描けません。
どうしてそうなってしまうかといえば、
そもそも原作を書いている、作家や、演出家が参考にしている本、
情報などが、どう転んでも、そこらに転がっている、
ベタな情報に過ぎないからです。
そういう意味では、
アバターも、マトリックスも、戦闘シーンと、セックスの部分を抜いたら、
その骨組みは、本当にチープで、どこにでも昔から転がっている素材です。
●ようするに、「視点それ自体」が、
非常に変わったところから作られたという作品はないわけです。
しかし、同じことは、皆さんが下手に未来など
自分で創作すれば、どっぷりと、人間のAC人格の不満を反映させたような、
無気力的、または、不満をひっくり返しただけの享楽的な世界、
はたまた、食えないほどひどい、スピリチュアル妄想の世界しか
作り出せません。
まず、人間は、この独自に創り出す能力に、著しく欠けている、
という事実認識から入るのが、自我復元の上層部分の事実認識です。
●この「独自に作り出す能力」に欠けているのは何も地球の人たちだけではなく、
どこの世界にいっても、古いものの組み合わせを、
使いまわしていることには変わりありません。
ただ、地球のはあまりにも使い物にすらならない「病気」「故障品」のそれが
蔓延しているために、それぐらいであれば、「マシ」な古いもの、
マシな、生き死にの方法は、他にはいくらでもあろう、
というのが、この自我復元の基本にあります。
●私は、なんでもかんでも、皆さんに究極的なところを目指せなどとは言いませんし、
そもそもその必要など、全くありません。
ただし、AC人格が作り出すそれは、
この現実世界の「社会ですら通用しないほどひどいもの」なのですから、
そんなものが死後に「主体性」として通用する可能性はゼロです。
断言しますが、ゼロです。
生まれた時から原主体として生まれた人であれば、
主体的に次を選択できる可能性はありますが、
それは全自我であったことそれ自体よりも、
そのおかげでAC人格ではない、というところが、その鍵になります。
●私に言わせれば、
そもそも、人生に絶望したり、人生について、あるいは世界や宇宙について、
深く疑問を掘り下げるのは、40代になってからで十分であり、
それまでの、20代、30代は、信じたものに突進して、
喜怒哀楽の何も抑圧せず、その果てに、いろいろなものに疑問を持つのであれば、
それは本物であり、本人にもリアリティーをもたらします。
しかし、自我復元で、トラウマを掘り、AC人格が出来上がったプロセスを
きちんと分析出来た人たちは、
その蓋を開けてみたらば、どうだったでしょうか?
人生への疑問、世界への疑問、宇宙への疑問、
何で生きているのかという疑問、自殺願望や自殺未遂、
そのどれもが、ただの親への当て付け、復讐、コップレックス満開でした。
私はこれまでに出会った人間で、特に、1990年以後、
本当に人生や生命のことで悩んでいる人には、
ただの一人も出会った事がありません。
口では、彼らは「宇宙」とか「万物」とか「哲学」とか、
そりゃもう、どっかの本を読みすぎた馬鹿のような面をさげて、
うちにやってきたり、えらぶっているのですが、
どこからどう見ても、本当に貧相で、世間知らずで、生命を生きてもおらず、
ただの「弱っちい子供」のままでした。
中には、30代になっても、40代になっても、
親の金で生活しているような馬鹿とか、
何よりも、愚かしく見えたのは、その者が、
中学生であれ、大学生であれ、成人であれ、
燃え尽きるほどに、生きてもきていない、ゾンビのような面下げて、
「人生に絶望した事があります」だの「こんな体験しました」だの、
「こんなこと分かりました」だの、「こんな事が苦しいです」だの、
はっきり言って、私は、
「早く死ね」
「もう、うちに来るな」
「目障りだから、とっとと失せろ」と心底から思いました。
繰り返しますが、それは、2010年までに無明庵を訪れたり、
無明庵の関係者も含めて、「すべての人」に対してです。
●私が、なぜそこまで、徹底的に、その人たちを見下げたかというと、
不安や不満が出てきたり、それを誤魔化したり、その結果、
人生に絶望していますと言いながら、あちこちで偉ぶる馬鹿、
あちこちで、ちょっとのアメのような褒め言葉で、
すぐにニタニタとガキのように喜んでしまい、
ちょっとの批判で、すぐにムカムカしてしまい、統制がとれなくなり、
あげくに、「ぼくちゃん、ゾンビですから、なーんにも感じません」
とかなっている馬鹿とか。
●肝心の、絶望感の本当の原因について、
誠実かつ、正直に、掘ってもいないままで、精神世界の本やら、
偉人伝やら、何やら読んで、よけいに馬鹿になった人たち。
よく世間でも、あるいは無明庵の読者その他でも、
カルトを馬鹿にする人たちがいて、無明庵はカルトじゃないという事の
他人のふんどしで相撲を取るような、「盾」にする人たちもいますが、
その人たちは、救いようがないほど、カルト的です。
その人たちは決まって、カルトを馬鹿にするのですが、
(カルトの宗派が、あまりに多すぎて、列挙できませんが)
その人たちの脳みそは、「ただのカルト」でした。
単に、別の名前がついているだけです。
●その別の名前は何だったのか?
それこそが、自我復元を必死にやってきた、何人かの人たちが、
血の滲むような思いで掘り出した「AC人格列伝」です。
あれを差し置いては、どんなカルトも存在しませんし、
すべての「カルト的脳みそ」の原型があそこにあります。
だから、口ではカルトを批判していても、
「それは、お前だろ」というような者も、いまだに無明庵には
うようよう、しています。
●しかし、その人類最大のカルト脳の原因となった「AC人格」、
これを列挙し、解説できた人たちは、少なくとも、今後は、
カルトに見えないものだろうが、見えるものだろうが、
決して、振り回されることはなくなります。
正しくいうと、振り回される可能性は、普通の人に比べて、
相当に低いことになります。
なぜならば、何かを信じたり、何かを批判したり、
どちらをするにしても、その原因について考える習慣がついており、
また、その考えに、毒親や幼少期に形成されたパターンがないかを
しっかりと見ている人たちが何人もいるからです。
また、見ている気になって、まだ振り回されている人もいますが、
それでも、今後なんとかなるはずです。
●いずれにしても、私が、20年もかけて、ようやく無明庵が、
マトモな方向へシフトした、と確信できた、
その「象徴的な人」の名前を挙げると、それはマディアさんでした。
他には、生粋のそれは、現在、最年少のT君です。
お姫ちゃんも、同じ系列、
つまり同じく精神世界ではないところからやってきました。
この、全く「精神世界の畑ではない」こと。
最初から、問題が自分の家庭にあったと真っ向から自覚していたことは、
物凄く大きな進展でした。
●事の最初から、自分に染み付いている問題は「親との関係にあった」と、
完璧に自覚していたということは、
完全に「正解」である場所を入り口としていたために、
(混乱や、苦悩は、これからもあると思いますが)
AC人格に対する対抗姿勢においては、この人たちに限れば、
全く「よどみ」がありません。
はなから、自分自身のトラウマ問題を、
精神世界を悪用した言い訳に摩り替えて、正当化する理由もなく、
余計な知識もなかったからです。
●そして、かつては、ただの現実逃避や、ただの偉ぶり、
ただの劣等感のはけ口に、無明庵の本やサイトを読んで縁のあった人たちの中からも、
問題の本質は、精神世界や、精神世界ではなくても、
何の科学分野でも、何の芸術分野、絵や、音楽や、何の専門分野でも、
それを、無自覚に、ずっと、
「AC人格の燃料として、悪用し続けていた自分の実態」に
ちゃんと向き合った人たちがいます。
●名指しで言うと、無明庵に自我復元が出来る以前、
特にトラウマ解決の問題が発生する以前から、ここを読んでいた人、
つまり、思いっきり当サイトや、精神世界を、悪用していた上で、
「その点」の、大きな軌道修正が出来たのは、
Abyさん、
新子さん、
朱いはがねさん、
それにYNさん、
風○さん、
黒丸さんです。
その他にも何人もいます。
しかし一方で、別に、読書や、精神世界に現実逃避をしたのではなくても、
別の、芸術、その他の何かの分野にAC人格がしがみついて自己同化していたり、
という人も何人かいます。
その人たちは、親に反抗した結果選んだ仕事や、
親の仕事の延長でうっかり身につけてしまった趣味や、技術を、
全部、この機会に、捨てている人もいます。
余談ながら、どういうわけか、自我復元の、ある時期から、
本業で芸術系で学校の講師をされている人というのが何人かいるのですが、
その本業に見切りをつけて、全く異なる分野に挑戦している
という人が何人もいます。
●余談になりますが、
私から見ると、マディアさんの「ひとつの可能性」としての適職は、
「修理屋さん」です。
むろんもっとダイナミックな資質もありますが、
以前に、古いタンスを修理した場面がブログにありましたが、
あの綿密な作業、計画性、そして、途中で投げ出さない、
しかも、きっちりと満足のいく形にする、
あの作業を見ていて、古民家のリフォームとかやったら、
おそろしく才能を発揮するだろうと私は思いました。
むろんただの可能性の一つですから、それに限定はされません。
しかし、
自我復元というものを、私の目から見ても、
ここまで完璧にこなしたという点で、
何にも代えがたい、「自分を修理した、という経験」を持った人ですから、
「修理とは何か」「修理に必要なこととは?」を心身で経験したのですから、
「物」の修理においても、ぬかりはないと思います。
●何度も言いますが、基礎の土台からやらないと、決してその先は
リアルなものとして、本人の目前に立ち現れてはきません。
実は、自我復元というのは、
ここ、大切なところなので、フォントを大きくしておきますが、
実は、
自我復元とは、崩れる橋を、渡るようなもの
なのです。
私は「基礎」という言葉を使いますが、実はそれは「土台の基礎」
なのではありません。
昔、インディージョーンズの映画に、吊り橋が壊れて行くその先を
ぎりぎりで走りながら、助かる、というシーンがありましたが、
あれが、自我復元というものの本質です。
実際、皆さんは、どうして、泣きながら、苦しみながら、
トラウマやAC人格を掘っているのでしょうか?
あるいは、掘ってきたのでしょうか?
それは、紛れもなく、もう朽ちて、腐って、使えないその橋を
自分で、踏み潰して、破壊して、過去を無き物にするためです。
しかし足で自分が立っていた橋を破壊しながら、
今現在立っているところがあります。
結局、原主体という「向こう岸」に行くには、
橋を踏み潰しながら、その橋を渡り、全速で走るしかないのです。
そうしないと、橋ごと落下して二度と浮かんでこなくなります。
向こう岸についたら橋は、すべてなくなります。
戻るところはなくなります。
AC人格という、オンボロのポンコツの橋を「便利に」利用して、
のんびり歩いて向こう岸にたどり着けるほど、
自我復元は適当なものではありません。
つまり、世代間連鎖としきた毒親の仕込んだAC人格の
「土台を壊す」ということが、唯一のその先の対岸に着く方法なのです。
上手く言葉にできませんが、
自分で踏みつけて、用済みにした過去というすぐ後ろの石は、
あとかたもなく消えてしまい、今自分が立っている石や板しかない、
そういう「石から石に飛んで渡る」、それが自我復元です。
一歩先にある「未来の石」もそうです。
一歩先にある石にも、永続的な保障はないのです。
一歩後ろにあった石にも、安全性はないのです。
●さて、ここで話は、「たとえではない現実的な話になりますが、
生前記憶の掘り出しをしてみても良い時期かもしれない、
と私が判断した人は4名いました。
その中で、天音さんが、途中でコケました。
完全に失敗したわけではないのですが、
それこそ、まるでドブに転がり落ちたようなものです。
この問題は、天音さんだけではなく、
これから、おそらくは同じことを、何度も他の人にも言う必要が
出てくると思いますので、「共通する注意点」として扱っておきます。
AC人格が残っている状態では
生前記憶は掘れない
●実は、天音さんは、最初の入り口は、ある程度正しい入り口から、
生前の記憶の入り口まで辿りつき、ここは私は評価しました。
もともと、特に霊感の強い人でもなく、ごくごく平凡な人でしたが、
自我復元の途中で、たびたび、面白いものを見た経験のある人でした。
この面白いものを、まるで肉眼で見ているかのように見るというのは、
マディアさんも自我復元後に、突然に見たのですが、
まー、これは個人的な話なので、やめておきます。
面白いものというよりは、本人に非常に密接した、リアルな意味を持つ
ものを、突然に、部屋などにいるときに、眼で見るということです。
●それで、天音さんがコケた最大の理由は、「脚色してしまうAC人格」でした。
もっとも、原因はほとんど分かっているので、なんとか修正はできそうです。
前世掘りに、AC人格が口出しをしてくると、ロクな事にならないのは、
そのストーリーは、まさに自己否定を絵に描いたようなものだからです。
AC人格が拾ってきたと称する断片は、
>自己肯定をしているようで、実は、親の思うつぼの自己否定で、
>自己否定をしているつもりで、実は毒親の持っていたのと同じ傲慢な自己肯定。
この二つが必ず紛れ込んで、生前記憶掘りを、だいなしにします。
●この中立性にかける傾向は、やはり自己信頼が獲得されておらず、
AC人格が依然としてのさばっているわけですが、
天音さんの場合には、実質的には「もう大丈夫」にかなり近い、
にも関わらず、何も一歩も、新しいことを出来ず、
過去の自分の傷の影響を突き破ることをせずに、
うだうだ「どうせ私は」と「こんなわたしでも」を往復してしまっています。
そこで、「大丈夫だから、何でもやってみなさい」とエールを送ったつつもりなのですが、
AC人格は、「おどおど」したままで、自己信頼がありません。
ということで、やはり、全自我認定は、当分おあづけですが、
何よりも、本人が、こんなので全自我のわけあるまいと、
自分で分かっているはずですから、がっかりすることもないと思います。
本人が、全自我だと感じているのに、実はそうではない、
となれば、ショックでしょうが、自覚があるので、
現状の事実として受け止められるはずです。
ただし、Abyさんと同様に、天音さんは、
全自我の手前の段階で、生前記憶は、これからも掘っていただきます。
そこは変わりません。
トラウマ掘りに、戻れとは言いません。
AC人格分析は、まだ必要ですが。
それで、次の話は、さらに面倒な話になってきますが、
事実なので、一度、きちんと書いておきます。
自我復元の完成で行使できるのは
選択権であり主体性の獲得とは別
自我復元というのは、あたかも、何でも主体的にこれから生きる、
そのための方法という印象を、皆さんは持っているでしょう。
それは一面では事実です。
●しかし、言葉の定義が微妙なのですが、
「選択権」の行使の結果として、
その後も主体性を維持した生命であるか否か、
ここも、実は「選択できる」ということです。
無明庵では、特に自我復元から、その先に連なる、次の生の選択技術を獲得する場合に、
まるで、何でもかんでも、一匹狼で、その後も、ひーひー言いながら、
自己管理を続けるかのような思い込みをしている人も多いことでしょう。
しかし、私は、とりあえず、「今回の死後にだけ」は、
「せめて、自主的に選択をするように」と言っています。
その理由は、現在の地球のシステムでは、のほほんと、
「まーいいや」で、下駄を預けて、ぼけーっと死んで、ぼけーっと
次の不動産たる「生」を選択しても、それは選択したとは思えないほど、
やる気のない他人任せのもので、これでは、つまらない人生になって当然、
ということが予測されます。
また、今後の地球の百年以上の歳月は、あまりも過酷で、
「娯楽性に著しく欠ける」という点から、
もしも私が旅行代理店なら、絶対に地球での経験をお勧めしません。
学習とか、試練とかの商品としてすら、
とても「売り物にならない」ほど劣悪な商品だからです。
かなり前の地球ならば、お勧めもしましたが、
今後は、最悪です。なんとかシフトなど全く何も起きません。
しかも落ち着いた先の数百年にもしもあなたが生まれたら、
「1980以前の地球のほうが、ずっと面白かった」と、
後悔するようなものになると思います。
生活の利便性ではなく「面白さ」という基準で見た場合にですが。
*********
●ここで、話は、また具体的な事になりますが、
私が、勝手に当初から(かなり前から)判断している、
生前記憶探索の「先陣」の4名について、以下のようになります。
Abyさん=最終的にはその後も宇宙で自立するが
その前に、前システムのネットワークと揉める。
まー、前ネットワークの脱会ですが、その仲裁は私がやります。
Abyさんの所属組織の規制より、私の公権力の方が上ですから。
黒丸さん =自分でこれから何でも選択するんだ、
と意気込んでいるが、現在、かなり手落ちが多い。
本質的利害関係を見極めての選択ではなく、
かっこよさや、スタイルで選ぶ癖のせいである。
しかし、最終的には、満足した移動先と契約できるだろう。
マディアさん=おそらく私と同じか、「似た道」を行くことになります。
本当に、何もかも一から、一人でやるという事に、
楽しみを見出すタイプの人ですし、その資質もありますから。
天音さん= そもそも自我復元を始めた当初から分かっていたことですが、
天音さんは、元の「古巣」へと戻ります。
この場合の「元の古巣」とは、むろん毒親ということではなく、
もともと安心して暮らせていた、元の世界ということです。
そこには、自己意思を行使しようとする者はいなく、
集団でひとつの認識を共有しています。
ここは別に自主性を獲得した意識よりも低い世界なのではなく、
ある種の人たちに言わせれば自我のある世界よりも上だと
主張するかもしれません。
が、これは高低の問題ではなく、単なる「仕組みの相異」です。
ちなみに、まだ、生前の記憶を掘るのは、時期が早いのですが、
お姫ちゃんも、「戻る世界」を持っているはずです。
戻ったときに、安心できる世界を保存しているはずです。
●今回の、この最後の話で非常に重要なのは、
自我復元をしている人の中には、次の生の選択で、
「古巣」を選ぶ人も、相当に出るということです。
この場合の古巣とは、それと契約した時代が、
いつ頃のものかは、相当に個人差はありますが、
少なくとも、ここ数百年やそこらではなく、
最初に、地球と契約した時期のものです。
●それに対して、無意識の中に「憧憬」のわく人もいるでしょうし、
主体性を発揮しないからといって、
それが低い世界であるという意味では決して、ありません。
天音さん個人の場合に限っての話ですが、
もともと、その群れから、はぐれただけですから、元の群れに帰る
というのが、次の選択となります。
それに対して、もしも、異を唱えたくなるのであれば、
私は、こう問います。
『あなたねー、
主体的な選択による私生活を、
ガンガン積極的に、一から構築する、
そんな勇気、気力、理由、資質、おありだと思っていますか?
あるなし以前に、
そんな、重労働のような、しんどい生活を、
あなた自身が、心底からなど、望んでいないじゃないですか?
無明庵で言っているからといって、そこで、悔しさをバネにして、
背伸びして、主体性があるフリをしていて、何の意味がありますか?』
●私が自我復元を通して、皆さんに獲得して欲しい最重要なものが、
決して「背伸びをしない」ということです。
目標を高く定めるのは構いません。
しかし、背伸びはダメです。
それをしたら、現状認識を誤るので、逆に目的達成は、遠くなります。
●天音さんの場合には、一から何か何まで、
過去を捨てて、フルートも捨てて、趣味も捨てて、ゼロから自分を
立て直す、そんなことは、そもそも望んでいないのですから。
そうではなく、今回のしんどかった人生を振り返り、
コンプレックスと不満とトラウマでボロボロになって、もう疲れた。
それが本音のはずです。
であれば、疲れることがなく、また疲れが回復する、
その群れの中に戻るということによって、望んだものは得られます。
●ここでもう一度、他の方にも、釘を刺しておきますが、
自我復元では「今回の死に際してだけは、選択能力を行使しろ」
ということです。
今までは、わけも分からず、状況も把握しておらず、
自我を持つ生き物に乗り込んだり、また希釈された自我に乗り込んだり、
あるいは、自我が大きな範囲の組織の一部に同化していたりと、
まったく選択権なしに、「流されるまま」にきたわけですが、
一回ぐらいは、きちんと、マトモな契約を自分でしましょう、
ということが目的です。
完全に覚めきった、しっかりした意識と思考で、
「次に自分の現実とする世界を選択する」これが目的であって、
その結果、一軒家ではなく、集合住宅に入居するのもそれも
あなたの選択なのであれば、全く正しいということです。
●そういわけで、
生前記憶の探索の「先発隊」の4人すら、それぞれに行く先は違うのです。
マディアさんは、たぶん、まるで修行僧のように、一人旅。
黒丸さんは、適当に協力者を作りながら、好奇心による一人旅。
Abyさんは、やっと手にした自由な選択力を行使して、
古巣からは、脱却。今まで出来なかった経験を出来る世界を選択。
天音さんは、この上もなく安心できて、
あなたを、おかえりなさいと、ちゃんと迎えてくれる大きな群れに戻る。
主体性を獲得したからといって、
誰もかもが、一匹狼のようになるのではありません。
またそうなる必要も全くありません。
ただ、今回のこの地球のここ数百年の出来事、希釈自我などの事故によって、
あまりにも主体性を削ぐようなことが引き起こされたために、
せめて、どういう群れを選ぶか、どういう現実が見える世界を選択するか、
その乗り物を、「自分で選ぶ主体性」を獲得するのが自我復元の完成点です。
選んだ先の世界に、主体性がなくとも、それはそれで本人の好みの問題です。
なんでも、自分でやってきたように、皆さんが思うかもしれない、
私ですら、バナナの本に書いたように、
さんざんに、超・短期の「詰め込み教育」をされて、
かなり無理のある状態で、ここに送り込まれたのですから、
そのプロセスでは、いろんな組織にも属してきました。
その中には、自我を持っていた組織もあれば、自我のない組織もあり、
その両方を経験してみた結果、
現状の、この地球の、転生不動産の詐欺のような、
あるいは、人類に対する、家畜扱いの状態では、
自我を元に復元して、それを行使した方が
絶対的に本人にとっての満足感があり、
苦痛が軽減され、
今よりも改善された次の生を選択できる結果になる
と判断したからです。
●電波な話ですが、
私のことは、宇宙の中での、人権団体とは思わず、
むしろ、警官だと思ってください。
現時点の地球で、不可視の領域で行われていることは、
あきらかに、違法スレスレです。
スレスレというのは、これも本に書きましたが、
本人の同意を取り付けている意味では合法、
しかし、その同意にいたるまでの洗脳が違法性が高いからです。
ちょうど、毒親が、あたかも
「それは、あなたが選んだこと」と言わせて責任逃れをするために、
仕込んでおくのと同じです。
たしかに同意したのは本人です。
しかし、催眠にかかっている被験者の合意や同意は、
本人の同意でしょうか?
催眠にかかって、あなたが好きでもないタイプの異性を、
催眠で命令されて、抱きしめるあなたを
催眠からさめたあなたが、録画で見たら、どう思うでしょうか?
それは、屈辱以外の何ものでもないはずです。
●人間の世界で言われている権利など、虚構だと軽ろんじていますが、
宇宙、ことにある連合体の協定で決まっている法令の元の、
権利侵害に対しては、私はかなり厳密です。
だから、人間的な心情によって、
皆さんを守りたいと思う気持ちからやっているのではなくて、
そもそも、長い宇宙の歴史の中で、
沢山の混乱と、カオスを通じて、ようやく取り決めた、
最低限の法、権利、意識の持つ選択権、
これを、脱法的に、悪用されたのでは、
今でさえ、問題だらけの宇宙に、
さらにトラブルを増やすことになる、
よって、
「その、協定の実効性について、現状を調査して報告し、
なおかつ改善案を提案しろ」
これが私が今回の生で受けた公務です。
自我復元法の発見は、実は、公務外の時間外勤務なのです。
ちょっと前に、警官のような立場と書きましたが正しくありません。
いわゆる、取り締まりを実行する部署ではなく、
調査員、捜査員の立場ですので、
いわゆる公権力を行使することは、基本的には禁止ですし、
やるとしたら、ごく稀にです。
やるのは、主に、調査に際しての、
アクセスする範囲での、「フリーパス」を取得するときだけです。
つまり、「こういう者ですが」と、私に固有の「印」を見せると、
それによって、誰かを隔離したり、処罰したりできるのではなくて、
「ご自由に、お通りください。
必要な資料をお調べください」
となる、それだけの公的な権力です。
ただし、何でもかんでも調べられるのではなく
自分の調査目的に準じた、ごく限られたものだけです。
むろん、あくまでも、その協定で合意している、
ある範囲の連合となっている宇宙では、有効な立場という意味です。
別の次元の宇宙に対しては、そうした取り決めは全く無効です。
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