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[508]
■
★分割自我復元★その508■ 食の論 ■
by:
鈴木崩残
2015/10/08(Thu)03:55:46
食についての結論
食についての私の結論は非常にシンプルです。
1/美味しいと感じるものを食べること。
または美味しいと感じられること。
2/食べ過ぎないこと。(満腹は避ける。一日2食以内にする)
これのみです。
あとは、どのような偏食をしようが、かまいません。
一方でよくないのは、
「食べること」に集中せずに、カロリーを気にしたり、別のことを
気にして食事を決定することです。
●食を「美味しい」と思う感覚を決して軽視してはなりません。
「口当たりの美味しさ」というのは、味覚の習慣によって形成されますが、
味覚も納得し、身体も同時に納得する、
両方が合致する結果として感じる「美味しい」という感覚は、
ほとんどの場合に、「正しい判断」になっています。
口当たりだけが美味しいものは世の中にたくさんありますが、
身体がそれを喜んでいるのか、拒絶をしているのかは、
長年、その違いに親しむとよくわかります。
●今回、液体生活にしてから12日目に、コーヒーを除外してみました。
糖分は一日80gぐらいで変えないままです。
すると18時間以上経過したところで、腸がコーヒーを要求してきました。
舌ではなく、胃腸がです。
ようするに私の胃腸というものは、高校生のころから、
長年親しんだ、紅茶やコーヒーに完全に適応しているわけです。
人それぞれの食というのは、遺伝に依存しません。
たとえば、日本人にはどういう食事がいいのか?
といった理想はありません。
よく日本人は元来体質的に牛乳は駄目なんだとか、
肉食なんか昔は、日本人は、たまにしかしていなったとか、
鉄道が普及して、物流が便利になっていなかった、19世紀前までは、
西洋でも庶民は砂糖や新鮮な牛乳は飲んでいなかったとか、
そうした「昔話」を持ち出す人がいます。
●しかし、その人間の食習慣や味覚を決定するのは、誕生後です。
たとえば、あなたが単に日本人だからといって、
もしも、自宅で小さいときから、納豆や、海苔や、梅干を食べていなかったらば、
あなたは、外国の人と同様に、それを食べることは、ほとんど出来ません。
過去に日本人が食べていたもの、と推測されるもの、
あるいは、もっといえば、太古または、
「ある範囲の時代」という限定された時期に人類が食べていたもの、
それが、人間の身体にとっての、理想的なデフォルトであるのではありません。
●もっといえば、このその人に固有の、つまり合っている「食」
または、食習慣は、胎児の段階から始まります。
遺伝や、民族性、地域性、時代性、栄養学などによってではなく、
>あなたの母親が、あなたが母体にいたときに、
>どういう食事を、どういう気分でしていたか、
この方がずっと重要です。
さらには、あなたが6歳ぐらいまでの幼少期に、家庭で、
>家族の中であなたが、どういう食事を、どういう気分で食べていたか
これほど、のちにその人の人生を死ぬまで支配する
食習慣の根幹はないと、私は確信しています。
このあたりは、構図として、
トラウマやAC人格のふるまいに、似ているところがあります。
●何回か前の投稿に、「ツァイトガイスト/3」の動画をリンクしましたが、
その中で、冒頭で、戦時中に飢餓状態になった妊婦から生まれた子供たちが
高い確率で、摂食障害を起こしたという事例がありました。
あの部分の解説の趣旨は「優勢主義」または「優生学」を否定し、
人の資質は、「胎児」以後から始まるという点です。
したがって、その人の食生活の基本は、
それが歪んだり偏食であっても、
>その基礎は、母体内での母親の食の状態と、心理状態に始まり、
>その次に、家庭で、どんな空気の中で、どんなものを食べていたのか、
>これが、子供時代の皆さんに、もっとも大きく影響しているはずです。
*********
●話は戻りますが、体が必要としているものを必要なタイミングで
食べた場合には、「身体が喜び(または、ほっとし)」
味覚としても「美味しい」と感じるのが正常な反応です。
「人間以外の生物は、味覚なんてない、
美味しいともまずいとも思っていないに違いない」、
などと、とても勝手なことを人間は考えています。
しかし、他の動物が、食べているときの意識の中を探ったことが
あるでしょうか?
私はやったことが何度もあります。
彼らだって、物凄い満足感のある食べ方をしているときもあれば、
たいして、そうでもないときもあります。
いやなもの、美味しいと感じないものは、食べません。
特定の、甘みや辛味が、人間ほどにはわからない味覚の生物もいますが、
(猫は甘みを感じる組織が舌にないなど。
つまり俗に言う「甘い物好きの猫」は存在しない)
逆にいうと、人間に感知できない味や毒物や危険物を、
彼らは味覚で認識しています。
●したがって、食事を「美味しい」と感じて食べるということは、
何も人間の特権ではありません。
むしろ、動物たちのほうが、ずっと質の良い「美味しさ」を
満喫している場合も多くあります。
●その点で、これはずっと以前に、当サイトのどこかの掲示板に書いたのですが、
トラウマ持ちの人、または無自覚AC人格の人の最大の特徴が、
「食事の食べ方」に現れている、という問題です。
食事をするときに、食事の細かい点に集中していないのです。
>>「草を食むように、もぞもぞ、もぐもくと、食べる」
>>「無表情で食べる」
>>「美味しいでも、まずいでもなく食べる、その鈍感さ」
>>「がっついて、流しこむだけ」
>>「何かしながら、スナックを食べるように食う」
>>「ぺちゃぺちゃ、くちゃくちゃ音をたてて食べる」
>>「食事以外の話題を、まくしたてながら食べる」
こうした人のほとんどがAC人格でした。
食事と健康に注意をしている、
という人たちにもそういう人が本当に多くいました。
別に、上品に食べろ、静かに食べろ、ということでは全くありません。
ただ、そういう人たちは、
見るからに、その食べ方が「品がない」のです。
食べているときの外見の言動の様子ではなくて、
「その内面」が、まったく、楽しそうではないのです。
●昔、持病があって、自分の体の管理のために「正食」をしている女性と、
深く付き合ったことがあるのですが、
彼女の場合には、限られた食材でも、それを美味しく食べる工夫をしていました。
健康のためだけではなく、美味しい醤油や野菜を選んでいたのです。
●前にも書きましたが、うちで無農薬の野菜、さらには無肥料野菜を
探すようになった原因は、社会的な反抗心とか、健康志向ではなく、
実際に「美味いから」、それが大きいのです。
実際に、味が美味しい、これが何よりも基準です。
味には、味付けの美味しさと、素材の味の二種類がありますが、
どちらも融合しているものが、芸術的です。
しかし、本当に丁寧に、その土地の風土に合うように作られて
「そこで採種された種」からまた作られていった作物は、美味しいです。
●こうしたことは贅沢にはなりません。
なぜならば、本当に美味しいものを「少量」楽しめばいいからです。
*********
●食事に対して、味覚だけではなく、五感を総合してそれを食べ、
またそれによって、「美味しい」とか「ほっとする」とか「うれしい」
という正常な「感情」を励起できないということは、
セックスで言うならば、「不感症」や「冷感症」と同じです。
●楽しむということの中には、「質」があります。
たとえば、セックスをどう楽しむかということは、
精神の堕落でもなく、欲望に支配されることでもなく、
身体を非霊的な次元に貶めることでもありません。
ただし、コスプレは、完全に不純で倒錯していますし、SMもです。
それはプレイの面白さではなく、完全に横道に逸れています。
コスプレや外的な変化をセックスに与えるという行為は、
人体という中身ではなく、その「包装紙」の趣味の問題ですから
セックスというものの本質的な部分ではありません。
●一方で、セックスを仙道的に「自分の力の備蓄のために利用する」というのも、
その精神状態は、大変に「姑息」で「稚拙」です。
セックスには、それを通じて、
意識が上昇する方法
意識が平行に融合する方法
意識が下降する方法
この3種類があり、どれもそれぞれに「用途」が違います。
当然、それぞれの「用途別」に、相手となる異性を、
しかも、かなり厳密に選ばないとなりません。
●またまた話が脱線しましたので、戻りますが、
私の持論というものは、
人間という経験を選び取った以上は、
正常な形と量を持つ自我(個人感覚の枠内を楽しむ)状態なのであれば、
五感というものを非常に重視するようになるということです。
身体感覚、触感、味覚、臭覚、聴覚、視覚、どれも過剰に酷使されては
なりませんが、
バランスよく、かつ「意識的に」活用されなければなりません。
その5感が、くまなく、一通り一定の満足ないしは、活用がなされた場合には、
第六感、第七感それ以上の感覚というものは、
「特別なもの」としては感じられません。
●五感を超える感覚が、特別な感覚として取り扱われたり
認識されるのは、唯一、五感のどれかに歪みや不足がある場合です。
たとえば、目の見えない人が霊視能力が出たり、
耳の聞こえない人が、非言語的感覚がよくなるのは、そういうのは
ありふれた、当たり前のことなのです。
しかし、それは「別の感覚の犠牲の上に成立」している「反動」です。
体の形のバランスや、五感のバランスを崩しているほどに、
特定の能力がそれを補助しようとするのは、なんら超常的ではありません。
●むしろ、もっとも超常的、かつ質が高いのは、
五感や身体すべてが、充実した活用とバランス中にあり
かつ、それ以外の感覚が、当たり前のようにそこにある場合です。
バランスのとれた中では、非日常的なものも、特別な感覚としてではなく、
平行してそこに存在します。
だから、そうした時の感覚や能力は、
現実逃避にもならず、理想論にも終わらず、
現実処理を出来る、応用のできるものになります。
●そして、それらのすべてを根底で支えているのは、
「心身に良いことだからする」
「心身に悪いことだからしない」
という考え方によるのではありません。
他人からの「飴と鞭(健康とか不健康の洗脳)」に踊らされることではなく、
>「自分が、したいからする、したくないからしない」
という、ごくシンプルな、自分だけの羅針盤の構築です。
そのひとつが、
食事を、トータルに心身が「美味しい」という感情とともに、
食べることが出来ているのか否かです。
そして、この美味しさの基準は「個別」に違います。
ちょうど、人が病気になるときには、ほとんどの場合には、
ウィルス性の病や、特定の毒物によるものなど、
よほどその原因がはっきりとしている病気でないかぎり、
医師は「原因」を特定することは出来ません。
それと同様に、
実は、
「健康」の原因を特定することも、不可能なのです
その特定が困難なものの中から、
これは黄金率になり得るかもしれないと私が選んだのは、
>「舌と体が同時に感じる美味さ」を基準とすることです。
これは感覚として、経験を積むしかありません。
食欲には、3つの方向からの要求があります。
1/空腹の要求=これは「真っ先に無視」していいです。
2/舌の味覚の要求=これも「これだけ」だと誤認に過ぎません。
3/身体の要求=これだけだと意識が「寂れて枯渇」します。
>3の信号 と 2の判断 これがリンクして組み合わさったときが、
>もっとも理想的な食の選び方です。
何度もいいますが、それは、その人の育った環境により、
一般的には偏食だったり、歪んでいるケースもあるかもしれませんが、
毒親の食生活の影響をまとも受けたり、
妊娠中の母親が心身において、病的な状態だったのでなければ、問題ありません。
そういう意味では、先日の報告にありました、
子供のときに、一日おきに「うなぎ」を祖父からご馳走になった、
というのは、それがその人らしい、良い意味でのデフォルトを形成したのか、
それとも、それが害悪になったのか、判断は、難しいところです。
*********
●最後に、
今回、収穫だったのは、
食べる対象物の味または、体にどうなのか?が分からないときには、
>まず「希釈」して飲食しろ
という再発見でした。
塩がそうであったように、
砂糖、出汁、味噌、醤油、調味料でも、なんでも、
まず「希釈して飲んでみる」と分かることがあります。
味の違いや、美味いか、まずいかなどは、
>水やお湯で「薄めて比較」をすると、その違いが歴然とします。
そもそも、それらは、そのまま舐めたのでは味が濃すぎて、
細密なところまでは、比較ができません。
また、自分の体にとってどうか?
とういうことも、まず希釈してから試すといいです。
固形の食物の場合には、「希釈」をするものがないので、
この水で希釈して飲んでみる、というのは流動食にかぎられますが。
●余談ですが、私の自己健康チェックのポイントは、恐ろしくシンプルです。
私の便は、ほとんどの場合に、
紙がほとんど汚れない「バナナうんち」と呼ばれるものです。
つまり、きっちりと適度な硬さで、つるり、と出ます。
(うちは、ウォッシュレットではないので紙です)
●これが僅かでも、違うというのが、私がチェックするサインです。
めったなことでは、便秘にも下痢にもなりませんし、
つるりとした「バナナうんち」で、残便感もありません。
だから、排便に僅かでも、何かの異変があるかどうかが、
私の唯一のチェックポイントです。
食の内容は、ほぼ関係ありません。
というより、食と体調が如実に出るのが「便の様子」だからです。
動物の健康状態もそうですが、
「いいウンチ」こそが、かなり正しいバロメーターになります。
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