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[625]
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★近 況★NO.625【 博士くんの容態 ・・・ほか】●
by:
鈴木崩残
2016/08/21(Sun)11:07:25
博士君
検査のために、いざ、病院へ。
少し前にはなんとか4.3キロあったのですが、3キロ台になってしまいました。
↑
獣医さんまでの往復のタクシー代が大変になるので、動物専用のリュックを購入して、
自転車で運んでいます。(これはなかなかいいです。)
自宅での皮下補液の作業です。
一日に一度、100〜120ccの輸液を入れますが、静脈ではなくて皮下注射です。
手順にはすぐに慣れたのですが、それでも、たまに針を刺す位置で失敗します。
博士君は、高齢になっても、ずっとずっと、まるで子猫のような顔です。
口からは食べず、強制給餌の時には、給餌担当の連れにも、毎回激しく抵抗して、
どうにもならなくなり、連れの提案と希望で、鼻カテーテルをいれました。
見た目はなんだか、物々しく見えますが、獣医さんのところでの挿入も簡単で、
費用も高くはありませんでした。
ただ問題は、粘性のあまりない流動食しか、この細い管を通せないので、
どれぐらいの栄養の補給効果があるかです。(つまり延命効果)
しかし、2日後に、胃の内容物を吐いてしまい、その際に、
カテーテルの端っこが口から出たので、鼻の側から管を引いて抜きました。
(嘔吐して、もしもカテーテルが口から出たときには鼻の方から引っこ抜いてください、
と獣医さんから言われていましたので)
それで、結局は、管やカラーなしの博士くんが、一番かわいいです。
かわいいというより、カテーテルとカラーをつけて、少し戸惑ってしまい、
調子が狂ってしまっていた博士君よりも、どこか活き活きしていると感じます。
でも、管を外したということは、栄養が効率よく届かないことをも意味します。
これからは、毎日の補液によって、脱水症状だけは食い止められますが、
強制給餌を受け付けなくなったり、飲み込んでも吐くことが増えると、
体力と筋力の低下を覚悟しながら、見守ってあげる以外にありません。
_______________________________
人類って、一体何?
●半野良のラインお譲様と、夜に外にいるときに、
私は、たまにラインお嬢様を抱き上げて、夜空の星を見せて尋ねます。
「空のあの光って、君たち、猫には見えるの?」
あまり関心なさそうな顔をするので、私は猫を地面にそっと下ろします。
そしてよく、こう考えます。
一人の人間が、
広大な宇宙に比べたら、全く無力でいてもいなくてもいい、
などということ、つまり、自分がどれだけ無力で小さいか、
ということを、考えるような「動物たち」はいない。
しかし逆に、地上やどこかの世界を支配できる、
と自惚れすぎるような動物たちもいない。
すくなくとも、この地球では、人間以外の生物たちは、
自分を過小評価したり、過大評価することなく、生きてゆく。
そして(多少の育児放棄などのエラーはあっても)、人間の毒親のような
ひどいことを自分の子供にする動物はいない。
下記にリンクした、前回の投稿のような、愚かな両親など、
人間以外の動物の世界には存在しない。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?S624
知能があると称する生物の構造は、他の惑星や天体ではどうだか詳しくは知らないし、
この地球でも「別の時代のそれ」は知らない。
しかし、他の生物と比較すると、少なくとも、この今現在の人間は、
あまりにも狂っている面が多すぎると感じる人は少なくないはず。
むろん、その人間を、飼育したり管理している者がいると「仮定」すると、
その飼育の目的の説明や、いろいろな言い訳はあるのだろうが・・・・・・。
*********
記憶はどこへ?
●ところで、「記憶」というものはどこへ行くのだろう。
皆さんも、愛らしい動物と暮らして、やがてその家族が他界するのを
看取った人も多いと思います。
また人間と動物という関係ではなく、人間と人間でもそうですが、
外から見た様子ではなく、当事者同士には、当事者同士に固有の記憶がある。
博士君についても、掲示板で見ている、博士君の一部分を慕ったり、
好きでいてくれる人も、沢山いたと思います。
一方で、毎日、人や、あるいは動物の仕草や姿を見てきた人間の中には、
沢山の他人に関する記憶があります。
でも、ごくごく身近で、誰かや何かに接していた人間の記憶・・・、
それはその人間が死んだら、消えてしまうのだろうか?
それとも、どこかに残るのだろうか?
そうはいっても、無数の人間や、他の生物たちの経験した、
さまざまな瑣末な記憶(印象に残るものも残らないものも含めて)を
いちいち、何もカットせずに、漏らさず保管するような場所などあるのだろうか?
そして、もしも、それがないとしたら、
博士君と暮らしてきた中での、私たちが持つ博士君に関する記憶だけではなく、
「私たちについての博士君の側の記憶」も、
博士君の他界と同時に、朝霧のように消えてしまうのだろうか?
それとも、いろいろな人たちの、いろいろな思い出が、
いつか「地球2号」を作るときに、誰かによって精査されて、
採用されることもあるのだろうか。
何かの記憶が、誰かの記憶の中に残っても、
その誰かが消え去れば、その記憶もまた、この世から消えるのだろうか?
それとも、全ての膨大な記憶は、人の記憶と関係なく映像や音声、波形として
どこかに記録されるのだろうか?
(アカシックレコードがなんたらとか、他人が書いた本に書いてあるままを、
口で言うのは簡単ですが、実際に開いたことのある人ですら、
事実誤認をしそうな「そんなもの」を安直には信じられません)
そもそも、記憶とは、誰の目から世界を見ている記憶なのだろうか?
たとえば、撮影にもアングルというものがあるからだ。
それは全方向的なものなのだろうか?
生き物が経験したことの「記憶」とは、その生き物が死んだ後は、どうなるのか、
何の記憶が、記録され、何の記憶は、記録されないのか?
本当のところは分からない。
生きてきて、ありがたかった事
8/21
●久しぶりに「今回が地球最後の生」という実感に満たされていた。
すると、こういう時には、とにかく「感謝」以外に何も浮かんでこない。
むろんこうしたことは一時の感傷的気分による部分もあるかもしれないが、
私個人は数年おきに、定期的に、この感謝の念に襲われることが多い。
昔から、よく「ありがとう教」みたいなものがあるが、
あれは、「感謝していりゃ、自分にも運が向いてくるから、感謝しまくるんだ」
みたいな、ご利益欲しさの下心に、まみれているものも多い。
彼らは耳障りなほど、しかも、わざとらしく、
何かにつけて「ありがとう」とか言っている。
(習慣化しているので、心がこもってもいない。)
でも、そういうのとは違い、
また限定的な利害関係だけを見て沸く感謝とは違う、
とても抽象的で、そして私の妄想の産物かもしれないのだけども、
圧倒的な「実感」を伴う、感謝の念が沸くことが私にはあります。
●たとえば、自分が生まれてから死ぬまでに、
いったい、どれだけの物品に世話になっただろうかと思うと、
イメージできないほど、思い出せないほどの種類と量の、
衣食住に関するすべてと、それ以外のすべての物品は、
「私によって作れたものではない」
自分以外の「万物」「全て」が自分の人生の経験を支えてくれてきた。
特に、楽しく感じた時間や時期、出来事を、本当に無数の物質と
それを生み出した人たちが支えてくれた。
自分では米も作れない。
自分では、PCの部品ひとつ作れない。
また部品からPCを組み立てたり、プログラムか出来ても、
部品を作る人たちや、ケーブルを設置したり、
通信衛星を打ち上げてくれる人がいないと、何も出来ない。
当たり前すぎる事実であるが、自分ひとりでは何も作れない。
材料を提供してくれる人がいなければ何ひとつ作れない。
紙と筆記具がなければ、私は、本も書けず、
紙と墨と筆がなければ、私は、書の作品も書けず、
誰かが作ってくれたものなしには、ほとんど何ひとつもできない。
というより、そもそも、生きてすらいけない。
「そんなのは、お金を払っているのだから、お互い様だ」
だから、別にいちいち感謝する必要なんかないじゃないか」
と多くの人は言うに違いない。
たとえば、私たちは、物凄く便利なものに出会うと、
それを作った人は凄いな、と思うと同時に、
それを作ってくれた人に感謝すらすることがあるだろう。
こんなにも便利なものを作ってくれてありがとう、と。
●しかし、そう言っている私の下着を作ってくれた人にだって、
十分に世話になっている。
身近な人や、または知人といった面識のある人たちに世話になってきたことはむろん、
まったく面識のない本当に無数の人たちと、私たちは相互に依存し、
相互に、物品を与えあってきた。
むろん、中には、頼んでもいない原発を作って、頼んでもいない手抜き工事のせいで、
頼んでもいない原発事故が起きて汚染をばら撒かれたことにまでは感謝しないし、
多くの場合に、人は、自分を楽しませてくれた事象に関係してくれた
人や物や自然には感謝するが、
自分を不愉快にした出来事に関係したものには、感謝しないことも多い。
もっともそうした不愉快さも、それがバネとなって別の楽しいものが
生まれたのだとしたら、という話にもなってくる。
●自分ひとりのような、宇宙の中でどころか、この地球上ですら、
まったく、いてもいなくても、どうでもいいほど小さな人間、
無力で、何のためもならないような人間が、
たった一人、地上に生まれて、数十年を生きて死ぬまでに、
そのたった一人が、どれだけの食料や、生活用品の世話になり、
そしてそれらを作った人たちに世話になったことだろう。
私がかつて若いころに、
付き合っていた彼女とラブホテルでお世話になったベットシーツを
クリーニングしてくれた人にも、本当に感謝しなければらないし、
魅力的な異国の地の品物を買ったらば、それを作ってくれた人に
どれだけ感謝しなければならないだろうか。
何度も言いますが、
「そんなことは、苦労して作ったお金を払っているのだから、お互い様だ」
では、私には片付けられない。
物品や、サービスで相互に依存し、お世話になっている
この社会構造は、お金の問題だけではないからだ。
表面的には、それらのサービスや物品の創造、食品の流通を支えているのは、
それぞれが生計を立てようとした結果かもしれない。
しかしそれだけではない。
この複雑きわまりない、支え合いは、
(むろん支えてほしくもないマフィア的な企業の利害や生産物にも
支えられてしまっているものも相当に多いが)
少なくとも、自分が生まれて、楽しませてもらったことに関係した、
すべての環境、人々、物質、技術、つまりは「万物」に、
心底感謝してから、私はこの世界を去りたい。
というより、ふと、幾度も、この念が起きることがあるので、
その「ふと」した瞬間に、私は、とにかく、心の中で、
あるいは口に出して、こう呟いている。
「私が、何かで楽しんだときには、
本当に、沢山の、自然と、物質と、人々に世話になりました。
ありがとうございました」
と。
そして、いつも、こう思う。
「何か、お礼が出来ないものだろうか?
出来れば、お金ではないもの、労働とか、お世話ではないもので。
つまり、存在そのもので、何かお礼が出来ないものだろうかと」
そういえば、今日、博士君にも、こう話した。
「博士君を支えてくれた、
猫の食事のカリカリを作ってくれた人たちに、感謝しないとね。
また、あるときから、博士君のご飯を全て手作りしてくれた砂手に感謝して、
そしてその鶏肉を育ててくれた人たちと、その鳥さんたちに感謝しないとね。
そして、博士君の寝床の材料を売ってくれた人、
博士君のトイレの砂を作ってくれている人たち、
博士君を病院まで運ぶリュックを作ってくれた人、
そして、獣医さんや、その助手の人たちにも感謝しないとね。
むろん、それは、博士君に代わって、僕が心の中でお礼を言うから、
博士君は何も気にしなくていいんだよ。」
*********
ちなみに、こういう
「世界の隅々まで、世界中の、社会中の人々」に感謝しなくてもいいのは、
生活道具のすべてを自分たちだけで作っている原住民だけかもしれない。
ただ、その人たちも、たまに、どこの探検家や、どこの誰が渡したのか分からない、
ステンレスの包丁やアルミの鍋を持っていたりするのですが、まー、その部分は愛嬌です。
それらがなくても、彼らは刃物も器も、自然から作り出すから。
だから、彼らが日々、感謝するのは、
森や、川や、岩や、空や、動物や、自然そのものである。
_____________________________________________________________
●ずっと前にも、この掲示板に書きましたが、
だいぶ昔、自分が死んでから、
地球全体を一望できる高度に自分が浮いている夢を見たことがありました。
その時に、
「これが地球とのお別れで、二度とここへは来ないから、
本当に最後に見る地球の姿」
ということになっていて、そのときに、それこそ、
「自分に出来る、感謝の気持ち、自分に出来るお礼は何だろう」と思ったとき、
私の右手の中には、「米粒」のような形をした、
小さな水晶か宝石か何かの「細かい粒」があった。
そして、握っていたその私の手を、解くと、
その粒が、静かに、地球の大気圏内に落ちてゆき、
それは、数百の流星になった。
つまり、私がした地球への最後のお礼は、
「流れ星」という贈りものだった。
えらくファンタジーなストーリーですが、実際に数年前に見た夢で、
今でも、リアルに覚えています。
その夢の流星は、何の象徴だったのか?とかは、
野暮なので、考えていません。
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