▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
▲竹の間へようこそ▲
掲示板
Title
島流しリンク
自殺
宇宙・悟り・意識の変化の問題を中心とする「間」です。
性と死のホームページ
★
「竹の間自薦投稿集」
★
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[1835]
■
◆夜の苦・・・闇の癒し◆
by:
ほ う ざん
2001/11/08(Thu)09:44
tokyo-tc071-p16.alpha-net.ne.jp:210.229.72.16:Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)::::ja:
●前の投稿で書いた少女にいきなり、変化が出た。
昨日、その親と電話で話したところ、彼女はアルバイトを少しずつ考えて、
生活を変えようと思い始めたらしい。
●私にとっては、人が社会に適応しようがしまいが、飢え死にしようが、
そんな事はどうでもいいのであるが、
興味深かったのは、その少女が睡眠リズムを元に戻そうとしていると
聞いたことだった。
●そこで、私はひとつの提案をした。
それは、朝の5時に寝て、昼すぎに起きる生活を1年以上も続けていたら、
いきなり戻すのではなく、少しずつ戻しなさい・・と。
そして、その方法として、私は「薄明かり」で夜を過ごすことを勧めた。
●夜暗くなったら、夜中は朝までずっと電気をつけたままの生活、
こんなものが心身に良いわけない。
昼間というのは、しょせん、人間がちゃんと眠れる時間帯ではない。
なぜならば、昼間は夜とは外気の「気」の状態も全く違うし、
雑音もあるし、何よりもカーテンをしめたりしても光があるので、
睡眠障害を起こしやすいのは、よく知られたことである。
●そして、昼夜逆転の睡眠障害を起こせば、
脳内物質やホルモンの分泌に異常が出るのも、当然のこと。
●これに関連して、
私は、最近問題になっている「大人のひきこもり」について、
その「加速原因」のひとつを、
「夜の明り」と考えている。
●ひきこもる原因は個々に違うが、引きこもった場合に取る行動は
非常に多くの共通性がある。
そのひとつが、昼間ふさぎこんでいて、夜中にはテレビをつけっぱなし
というものである。
●私も大学時代〜20代前半にこの生活をした事があるが、
やはり、相当おかしくなってくる。
ただ、当時は、テレビというものは、1:00ごろには
全局が終了していたので、今のようにケーブルテレビも含めて
24時間テレビ番組をやっているなんてことはなかった。
また、テレビゲームもまだ走りのころで、
それほどのめり込むようなものではなかった。
したがって、引きこもっても、夜中を過ごすとなると、
本でも読むか、何かごそごそ作るか、考え事をするという方法だった。
また、私個人は、暗いところが好きだったので、
夜には、たとえ何もしないで起きていても、電気は消していたか、
または、薄明るい程度の小さな電気しかつけなかった。
●ところが、現在においては、
テレビは朝までノンストップで、テレビゲームは腐るほど溢れている。
こうなると、夜型になった人間は、
いったい、いつ、「夜の闇」に心身を休めることが出来るだろうか?
●人間は夜行性動物ではない。
従って、人間の睡眠にとっては、暗闇は、欠くべからざる環境であると同時に、
それは、精神のバランスを保つための「思考の掃除」をするものなのだ。
●光の中で寝るのと、暗い中で睡眠をとるのでは、
全くその睡眠は違ってしまう。
実際、昼夜逆転の生活で引きこもって、夜中じゅう明るい光の中にいる
人達に典型的によく現れる症状が、
慢性的な「だるさ」「疲れやすさ」や「微熱」などである。
●これはあきらかに、睡眠障害が原因のひとつと考えられる。
その他にも、思考が暴走しやすかったり、妄想がとまらなかったりするのも、
結局は、思考や記憶が正常な「暗闇の中での睡眠」によって、
排泄されていないで、どんどん蓄積されるからと考えられる。
●人は、とかく光を重視し、光を崇拝し、逆に闇とうものを敵視する。
しかし、闇、または薄暗い環境というものは、
人間の心の安定にとって、必要不可欠な要素なのである。
夜も眠らない町、夜も眠らない部屋は、確実に人やペットを狂わせてゆく。
最近では、なんと、幼児なのに夜2:00をすぎないと寝つけないという
現象まで起きているようだ。
●ほんの少し前、まだ電気が家庭に普及しなかったころの日本は、
あんどんや、蝋燭の光で夜を過ごしていた。
そして、その光の、優しさや、ゆらぎは、
人々が昼間に受けたさまざまな心のダメージを、
ごく自然に癒していたに違いない。
そして、暗くなったら眠る、という動物としての当たり前の生活が
ある程度、当たり前の心身のバランスを守っていたのだろう。
●私は、夜中に起きていることそれ自体を、否定はしない。
実際、独りっきりの思策や、哲学的なことや、魔術的なことは、
夜に行われるほうがいい。
しかし、それは、真っ暗闇でなくとも、
少なくとも、暗い中、薄暗い中で行われるべきである。
今のような、夜中も明りがガンガンなんていう生活の中にいて、
正常な睡眠や、正常な意識状態が保てるわけがない。
むろん、人の心の病は、それだけが原因ではないが、
少なくとも、ここ数年、あるいは10年ぐらいの間に、
増加しつづけている、年齢を問わない、鬱、ひときこもり、などに
大きく加担してしまっているのは「夜の明り」であると、私は推測している。
●ちなみに私が考える「夜の3大悪」は、次のとおりである。
1/夜、部屋が明るいこと。
2/夜中にテレビを見つづけること。
3/夜中にテレビゲームなどをすること。
何も理由がなくとも、
とにかく夜は1:00ごろには寝たほうがいい。
また、理想的には、もしも出来るならの話だが、
夜になったら、もしも部屋で仕事とかやることがなくなって、
とくに何もしないで過ごすのであれば、
眠るまでの間、「部屋を暗めの照明にして」その中にいるとよい。
●人は、光を呼吸しているのと同じように、
「闇を呼吸している」のだ。
闇は、いろいろなものを掃除する。
だから、眠るのは、夜の闇の中でなければならない。
そして夜は、もしも過ごせるものなら、薄明かりの中で過ごすとよい。
多少は深夜にテレビを見てもいいが、
その場合には、部屋を薄明かりの状態にするといい。
●日本では、夜の闇と、夜の暗さが失われたころから、
どうも、大勢の人々が、何かに病んでいったように私は思っている。
◆ちなみに、私はその少女の親に、
「まず、夜は早く眠るようにするのが一番いいが、
その前に、夜8〜9時になったら、少女の部屋を
柔らかくて、薄暗い照明にするように」、といった。
◆そうしたら、少女は、昔、キャンドルの光をずっと見ているのが
好きだったという話を聞いた。
そこで、私は、
「ではいっそ、火には十分に気をつけた上で、
夜、8〜9時以後は、部屋は、キャンドルかランプで照らすように」
と言った。
◆私の予想では、おそらくそういう光の中にいると、
夜眠る時間が、急速に早くなってゆくはずである。
●このように、もしも、大人でも子供でも、
何年にも渡るような、長期的な「ひきこもり」の人で、
もしも、昼夜逆転して、夜中に明るいところにいる人は、
まず、夜になったら、生活に支障がない範囲で、
「部屋を暗く」してみてください。
●出来ることなら、少しずつテレビとテレビゲーム、
インターネットなどはやめて、
その分、その薄明かりの中で、音楽を聴いたりしてください。
手元だけ照らして本を読むのもいいです。
目が悪くなるなんて、心配をするなら、別にやらなくていいですけど。
●そして、本当は、そのまま自然に眠くなるまで、薄暗い中で何もしないで、
もやもやと、とりとめもなく、考えてみたりするのがいいのですが、
中には何もすることがないと、イライラしてしまう、とか
孤独感や不毛感に襲われるといった「中毒症状」の出る人もいるでしょう。
●それでも、とにかく、明るい中で、
中毒的に、何かをし続けたり、見つづけるよりはマシです。
暗所恐怖症でないかぎりは、
夜の暗闇それ自体が、人を浄化し、落ちつかせ、
寝つかせる「揺り篭」になりますから。
「ひきこもり」からの、リハビリの第一歩は、
職業訓練でもなければ、農作業やら、スポーツでもなく、
また、自助グループに参加したり、
カウンセリングを受けるより前に、
〜まずは正常な睡眠サイクルの復帰〜です。
そして、それに自然に移行するためには、
「夜は暗いものだ」という、ごく当たり前の自然のサイクルの中に
身を置くことです。
●
★
.
<<-- これ以前の投稿 10件
(1835 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
竹の間 の最新投稿
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -