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相手の「本質」に接したときのエピソードです。
by:
崩残
2007/01/28(Sun)05:37:59
>四通目 (女性)
・・・・・・・・・・・・・
昨年の五月に約13年間付き合い、そして約9年間同棲していた彼と別居しました。
今は同棲前の時のように週末お互いの家を行き来するという新鮮な?(笑)関係に
なっているのですが、
私が相手の本質を知った(と同時に自分のコンプレックスも知った)と思ったのも、
別居に至る経緯の中にありました。
結婚に関しては言えば、二人とも自分の人生の中に結婚を組み入れる意思が
全くなかったために、それに向けての移行は皆無でしたが、
自分が選んだパートナーとしてお互いの両親に紹介などはしていました。
とても『友愛度』の高い二人だと思います。
きっかけとなったのは、彼の仕事の『不振』とそれに伴う私への『不信』でした。
彼は3年前から自宅でフリーの仕事をしており、私は会社員でした。
この三年間の間に彼はたった一人での仕事の「不安」と「焦り」、
そして私がその心をわかってくれないという「不信」でいっぱいになってしまったようでした。
彼はその当時、居酒屋で少しお酒を飲んで本音を話すのが好きというところがあり
(私はお酒、居酒屋が苦手)、
私は私で自分の悩みを彼に素直に打ち明けたりすることが出来なくて
(一人で考える、抱え込む)、
自宅でお互い突っ込んだ会話とかはあまり無かったのです。
そこも溝の原因でした。
それに加勢してというか、ここがメインだったのかもしれませんが、
その3年間というものは崩残さんの「武術家にもACが多い」の文章にもあった通り、
30代半ばにしてお互いを使ってまるで子供時代を再現しているかのようでもありました。
彼の小さな反抗は私への「無視」という形で表出していました。
どの相手にもはっきりと物事を言いきるタイプなのですが、
自分の感情に関しては、吐き出して相手に向けて爆発するということがなかったです。
彼は母親から小さい時に無視や拒否、納得できない叱られ方をされた経緯があり、
私が何か誘いを断ったり、風邪をひいたりして自分の母親を連想させるようなことがあると、
その時とリンクしてしまい機嫌が悪くなるようでした。
私は私で彼がそうなると「私のせい?私が悪い?どこを直せば・・・」と、
すっかり萎縮してしまい、とても怖いのでした。
ピリピリした彼の態度に、私は小さいときの父や家の雰囲気を思い出してしまうようでした。
そこで私は自分を守ることだけを考えてしまい、
そしてそれに気づかず、怖がり、ますます彼の心の中を見ようとしていなかったのです。
私たちの大きな問題は、
『その時その場で怒らない、怒れない』『自分から素直に心を開かない、開けない』
ということにつきました。
お互いに年齢を重ねていながらも「けんか」の経験が少なすぎて、
相手を伺うことばかり気を取られていました。
そして昨年の3月に彼は「別々に住まないと先へ進めない。」と伝えてきました。
彼の不安と不信は『別居』という形で爆発をしました。
引越しの一ヶ月程前、彼のほうが大きく感情を吐き出す日がありました。
私はその日、次のアパートを一日探しまわり、ぐったりと壁に寄りかかっていました。
正直、その時私はまだ別居という運命を受け入れることが出来ていなかったのです。
彼と、そして彼とともに作り上げた空間にまだしがみついていました。
恥ずかしながら、その態度には彼へのあてつけもあったのです。
彼の母親にも通ずるこの態度が引き金を引きました。
彼は敏感にそれを察知し、泣くような、わめくような声で大きくこう叫び、
怒りをあらわにしました。
彼:『もうその雰囲気耐えられない!どうしてもっと僕のことを信用してくれないんだ!
自分のことでも精一杯なのに、君のことまで重すぎる!』
私:『いままでずっと信用してきたよ!
一生懸命やってきたよ!
私はあなたの理想の相手ではないこともわかっている。
でも私に出来ることであなたを幸せにしていこうと思って、
今までだってずっとそうしてやってきた!』
彼:『それはずるいよ。じゃあなぜ僕の一番肝心なところを支えてくれなかったんだ!!』
彼の目からはものすごい涙があふれ、
そしてその時の声は今まで聞いたことのない、胸の奥から搾り取るような声でした。
怒りと哀しみの塊でした。
私:『・・・(何も言えない)』
彼に与えてしまった孤独に私はバカみたいに今頃ようやく気づき、
もうどうしていいのかわからない・・・
彼:『そんなに萎縮して、まるで虐待を受けた子供みたいになってるけど、
それは僕に対する暴力だよ!』
私はその時、小さい時に誰かから怒鳴られた時の最も怖かった恐怖を
なぜか再体験していました。
(父なのだろうと思うのですが、誰なのかを記憶していない)
彼が最後にはっきり言ってくれたので、私は彼に父を投影していたのだということと、
自分の身を守ることだけを考えてここまで来てしまったことに気がついたのでした。
そして別居も、私への「想い」と「信頼」があっての彼の決断だったことを理解しました。
お互い未熟で孤児のようでありながらも、
私はこの時彼の中に、貫き通すという「清い」本質を見ました。
彼の決断に信頼をしました。
そして別居を受け入れました。
恥ずかしいですが、こんな経緯があり、お互い引越しをして現在に至っています。
この後、パカリと何かが開くように、彼はフリーの時の技術が認められて就職し、
私は引越し後も心理的には落ち着かない日々もかなりあったのですが、
最近やっと別分野でトントンと転職も決まり、何だか新たなスタートといったところです。
これからも続いていくのか、はたまた仲良く別れるのか、
今は先のことは何も決めずといった感じです。
現在進行中なので、エピソードにしては、
ちょっと生々しいものになってしまいましたね(汗)。
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