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たまには、「私的」なことを。
by:
崩残
2007/02/04(Sun)12:51:19
●松の間に、「異文化の真似をしても、しょせん猿真似になる」、
という話を書きました。
興味ある人は、どうぞ。
それに関係することなのですが、
私は、国籍がよく分かりません。いえ、役所的(物質的)には日本人なのですが、
意識の中で、日本人である自覚がありません。
アジア人というのもピンときません。
日本の両親の元に生まれましたから、遺伝的には日本人ですし、
これまでの人生を主に日本の文化の中で育ちましたので、
日本の良さも悪さも、両方とも感じています。
ただ、最も子供の自我の生育に影響する、かなり幼少のころに、
何年かアメリカに住んでいたので、そのときの影響は、
今になっても、かなり大きいようです。
●私は生まれてこの方、歳をとったら、日本のどこかの田舎に、
マイホームを建てて、地に足をつけた生活をしたいと思ったことが
全くありません。
つまり、この国を私は、故郷だとは感じられないのです。
郷土愛とか、愛国心があれば、そういった定着感や、
定着願望も生まれるのでしょうが、
それがないために、私は、日本は、「仕事場」として生まれてきて、
この「仕事」が終わったら、さっさと死ぬのだろうと、思っていますし、
事実、そうなると思います。
その仕事が何であるのかは、細部までは、わかりませんが、
とにかく、ここは、私の仕事場であって、我が家ではありませんし、
故郷でもありません。
●では、地上に、自分が故郷としての感覚を持てる国や地域があるのか?
となると、
物凄くフィットする場所というわけではないのですが、
全くないわけではありません。
ひとつは、イタリアです。もうひとつは、サウジアラビア。
このふたつの国は、私にしっくりきます。
よくうちの相棒が、私が作る料理が、私が料理のことをよく知らないで
適当に作るものが、「これ、イタリア料理だよ」と言ったりします。
●よく、他人様から言われることなのですが、
そして、実際の現場でも、そうなのですが、
私の場合、どういう異民族の中に入り込んでも、まったく見劣りしない
とよく言われます。
黒人の中に入っても、大丈夫。
ラテン系に入っても大丈夫。
インド人に混じっても大丈夫。
欧米の人に混じっても、ジャップとかも言われないし、そう見られない。
国籍不明のように、どの民族の中でも、3日もいると、
その土地に昔からいたかのようなツラになってしまうようです。
顔というよりは、雰囲気らしいのですが。
そういうわけで、どうも私は日本人でない顔と雰囲気のようだと
よく他人から言われます。
しかし、西洋系の顔ではありません。
●私の母は生前、「スパニッシュ?ですか」とアメリカでよく人に尋ねられた
らしいので、母はどうも、かなり日本人離れした顔に、見えたらしい。
でも父親の顔は、ドン臭い、ただの日本人です。
母親の血が半分混ざったので、どうも私の顔に遺伝したらしい。
●私が通っていた学校は、先日、ネットの世界地図で調べてみたら、
今でもカルフォルニアにありました。
当時、全校生徒約1000人の中で、東洋人は、私以外は、中国の生徒が
たった一人いるだけでした。
今とは違って、あまりに古い時代の渡米だったせいと、
私は幸か不幸か、日本人学校ではなくて、アメリカの一般の小学校に
入学させられました。だもので、まわりはすべてアメリカ人です。
イスラエル人の友達もいましたが、あるとき、彼に家に遊びにいったら、
そこの母親が、えらい人種差別的な目で私を見たことも、
子供ながらに、よく覚えています。
子供同士は仲がいいのに、親って、そういうやつらなんですよね。
●そんなわけで、どうも、私には、
日本という国は、自分の故郷ではなくて、「仕事場」のようです。
という、今回は、ごくご、個人的な話でした。
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・・・先日、今から、70年後の未来の「ブッククラブ回」の夢を見たので、
いつかその話をします。
モノレールが、青山から、赤坂見附まで、たったの一区間で、
1900円以上も料金を取られたので、
日本の貨幣単位がずいぶんと違っていました。
今よりも、一桁、円の単位が変わってしまうのかもしれません。
つまり、今、1000円の価格のものが、10000円とかに。
そして、70年後の日本の行政は、とっても「嫌な世界」でした。
なぜか、「ブッククラブ回」は、70年後の世界でも、
青山と呼ばれている地名の土地にありました。
ただし、一軒家ではなく、高層ビルの12階の中に。
◆
気分をかえて、猫の動画の面白いやつです。
最初に出てくるこの猫のピアノ、
「やる気がない・・・ような、やる気があるような」で、
「微妙に」癒されました。
↓
http://dwn.blog51.fc2.com/blog-category-20.html
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