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[3972]
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■新刊の異質性。
by:
崩残
2008/07/15(Tue)17:28:03
●新刊の感想が寄せられていますが、
今回は、まだ内容の紹介はせずに、私からの感想を書きます。
まず、多くの人が、ご自分の過去について、
特に、機能不全家族だった問題や今に至るまでの経緯について
書いてきたということが、非常に興味深かった点です。
というのも、元々は、新刊に対する感想ということで
受け付けたのですが、結果としては、「過去の内省」のような形の
メールが多くなりました。
●しかし、これが新刊と全く関係ないかというと、そうでもないと
感じました。
新刊は、設定している時代も、設定している対象も、
現代の読者の人達ではないのですが、
それだけに、時代を超えた「普遍性」といったものが
混入したのだろうと思います。
つまり、読んだ人には、今までの文よりも、長期的に、
無意識下に食い込む力が強いということになります。
●分かりやすい文、あるいはタイムリーな文というのは、
その場にいた人、または直接にメールをした人、または竹の間の人達の関心、
といった、そうしたその場の「機」を捕らえて私や砂手が書くものですから、
言葉としては、すんなりと理解が出来る一方では、
逆に、理解したと錯覚して、記憶から消えることもあります。
●しかし普遍性を持つテーマというものは、そのときには
印象が強くなかったり、あるいは、ほとんど理解不能でありながら、
無意識下には、食い込みますし残留します。
そういう意味では、不親切に書きたいことだけを書いたことが、
逆に幸いした面もあり、今までの本よりも分かりずらい部分がある
一方では、読み手の無意識を掘り出す効果が大きいようです。
いつもでしたら、新刊の感想といったら、新刊の感想しか書いてこない
はずなのですが、
今回に限っては、なぜか、ご自分自身の抱えている問題を
語り始めるといったメールが圧倒的に多いのですから。
●「宗教に汚染された地球人」の最初の前書き部分を
完全に未来予測にした理由は、実際に100年後にこれを読む人が、
この本の信憑性を判断できるからです。
つまり100年後には、世界戦争も既に過去の事になっていますから、
私が書いたことが、どれほどその推測が的中しているかを
100年後の人が見れば、その時点で、
なぜ、100年前に分かったのかと彼らは、いぶかしんで、
それが「つかみ」になるわけです。
●しかし実際には内容の大半を占めているのは、
私と砂手が見た、この2008年、正確にはおおむね1985年からの18年間の
精神世界の回想録でした。
しかし、その回想録に書かれた、私達2人の「批判や文句」といったものは、
2100年の時代でも、まだ引き続き、問題になっています。
確かに、未来では、宗教は、ほとんどが消え去ったものの、
「個人の自由」「自主性」の制圧といった意味では、
「今よりも過酷な管理社会」になってしまうでしょうから。
そのときに、新刊で書かれたことの中で、
最も重要なのは、個人が独自性を大切にしたり、
自我を生き切るということです。
この問題は今から100年経過しても、何も解決などされていません。
だからこそ、100年後の世界に対して書いたのですから。
●そして、感想をくれた人達の多くが、
秋葉原事件と御自分の家庭の類似点について、内省して、自覚的に
書いている人が多かった点も興味深かったです。
私も砂手も、あの事件をもしも、
社会の個人が「自分の問題として」消化できなかったら、
もう二度とチャンスはないと思いましたし、
実際に、日本社会は、そのようになりそうです。
●家庭問題というのは、直接に家庭そのものを意味する場合もありますが、
厳密に言えば、「カルガモ」と同じく、
生まれてから何を親と認識したか、またはそれに失望したか
という「初期学習」にまつわる問題です。
ですから、仮に、極論すれば、
生まれてからすぐにエーリアンに育てられたり、
狼に育てられたら、全く状況は変わってしまうわけです。
●自分がまだ全く無力のうちに育ったり影響された家庭問題というのは、
精神世界に逃げて済むようなものでもなく、
瞑想ごっこで解決できるものでもなく、
また、結局のところは、そこに人はいつか戻ってしまうわけです。
戻ってしまえる人はまだ幸運な方で、
戻れないままに80歳になり死んでゆく人が圧倒的に多いものです。
●私はもともと、心理学の畑の人間ではありませんから、
何でもかんでも、トラウマや家族問題のせいにするつもりはありませんが、
その影響のあまりの大きさ、それが読者の人達や、他の掲示板で、
えらそうにわかった事を言っている、
あるいは一見すると正直そうで、実は全くそうではない文章などの行間に、
あまりにも明確に、露骨に出ていたので、
竹の間で、ある時期から、その問題を掘り下げて探索してみました。
その結果、
なんと、「人間が人間で在り得るかどうかの、最初の強敵」が、
自分の親なのですから、この地球というところは、
なんとも過酷な環境だといえます。
ほとんど、「不幸の百貨店」の為に「最初から作られている」としか
思えません。
●そんな意味で、
いくつか戴いたメールには、新刊のことと平行して、
家庭問題の再認識に関するものが多かったことは、少し意外でしたが、
もしかすると、普遍的なテーマを書くと、
読み手の中の本当に普遍的なテーマであるはずの領域を
刺激する効果があるのかもしれません。
たとえ、それが一見すると、
ほとんど結びつきそうにもない次元の違う領域の話であっても。
■実は、だいぶ以前(2ヶ月ほど前)に、私が成育した環境の、
特に母親が、どれだけ世間一般とは変わった人であったか、
ということを砂手には、個人的に話したのですが、
自慢話のようになってしまうので、まだ梅の間にも出してはいません。
今になって思ってみても、賞賛に値する母親の資格を持った人間でした。
むろん、私を甘やかしたり、または放任したわけではありませんが、
少なくとも、常に「子供の自主性」だけを大切にしたのが私の母でした。
●子供を駄目にしたり、その後の人生でも、歪ませてしまい、
結果として、子供が苦しむ結果になる
4大悪が、あります。
それは、
>「子供の感情や意志を、何の説明もなく、我慢させようとする」(我慢の強要)
>「子供に家庭の状況や、現状の理由をきちんと説明しない
> または、子供からの疑問に、親が嘘やごまかしを言う。」(説明義務の放棄)
>「子供の自主性を許さないような強制をする」(自主性の制圧)
>「子供に、褒美や報酬をちらつかせて、取引させて、飼いならす」(家畜として調教する)
親が子供に、これらのうちの、たったひとつでもやったらば、
その子は、ロクな大人にはなりません。
なにしろ、これは、それこそ、はっきり言ってしまえば、
「体制とか支配階級」が「庶民」に対して行う、
例の「もてない男のレイプ犯罪」と、その精神構造は全く同じだからです。
つまり、そもそもロクな人生観も、未来像もないくせに、
ロクなセックスも出来ず、
相手を楽しませることも出来ないくせに、
「支配下において、恐喝だけはする」という方法です。
●「こうした魂や自我に対するレイプ犯罪」は、
学校でも行われるわけですが、
やはり、それ以前に、その人の家庭環境で刷り込まれた部分の方が
大きくその後の恋愛や、結婚や老後に影響しているのは明白でした。
ちなみに、
この4代悪のただのひとつも、
私の母は私に対してしませんでした。
何よりも母が先天的に絶妙だったのは、子供との距離をうまく取ることでした。
それは、子供に全く干渉しない部分と、
最低限、親として必要な保護をしようとする部分の、
その二つの「さじ加減」でした。
私自身は、その中で育っただけに、
それほど変わった親だったとは思っていなかったのですが、
強いて、この現代で、他の親と比較してみると、
親としては、文句のつけようがない母親だったかもしれません。
むろんそれは、人格的によく出来たという意味ではなくて、
親として、という意味です。
下手に人格的に出来すぎていると、
子供はそれを越えられなくなることが多いので、その点では、
「適度に、いいかげんなところ」もよかったのでした。
母親について私が語ったことを砂手がメモしたものはあるのですが、
それこそ梅の間に書いたように、
なかなか、本当のそのときの「空気感」という肝心の歴史が伝わらないで、
言葉の勝手な解釈だけに囚われてしまう人達が多いものですから。
だから、まだログインできる状態にしてある人に対して、
茶の間で、砂手が、そのメモの内容を少し書いてみるかもしれません。
いつになるかはわかりませんが、
掲載したら、個人的にログインを継続している購読者の人に、メールを出します。
●母のことは、一本の映画に出来るほどの、そんな有り余るほどの
面白いエピソードがあるわけではないのですが、
少なくとも、3回ぐらいのドラマにはなるぐらいの、
面白い人間でしたので。
たぶん、脚本家が見たら、そのままドラマで、キャラクターとして
使いたくなるぐらい、ちょっと変わっている人だと思います。
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