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セックスに関する、その他の雑記
by:
●鈴木方山
2006/03/20(Mon)05:34:23
男女関係を語るときには、愛だのというものが何か?という事の前に、
「セックスとは何か?」という事を、まずは、整理すると良いでしょう。
「セックスとは何か?」
となると、考えられる可能性は「3つ」です。
1.子孫を作ろうとする「本能」
2.「快楽」を欲しがる飢え
(余剰のエネルギーを放出したいという意味では、
排泄欲と「やや」感覚的にはダブります)
3.相手と一体になりたいというメンタルな欲求。
この3つのどれが強いかは、そのカップルによって違い、
男女の差によっても違い、また、相手によっても違い、
これまた、この3つのどれがセックスではなく、
3つとも、個別にセックスの「動機」として混在しています。
三つの味が混ざっているということです。
そして、セックスと「愛」とは「全く関係ない」と断言できます。
「食事や会話」は、愛とは、別に「直接的には全く関係ない」のと同じです。
ただ、「ふたりで作る快楽」
または「ふたりで作る子供」
または「ふたりで作る一体感」
と、行為に愛情が「付加されていたほうがベターだ」というだけの話で、
愛情は、セックスの「必需品ではない」と。「逆も真なり」です。
他人との対話に、愛情があった方がいいというだけのことで、
対話に「絶対的に必要なもの」ではありませんから。
それに、セックスは、
「男女の肉体の感覚を使ったコミュニケーションのひとつ」というのが
私の持論ですが、そうなると、会話と同じく、
時には、愛情あるセックスではなくて、
ギャグや「笑いのあるセックス」もありですし、
ちょっとしたソフトSMも「隠し味」になるわけですから。
うちでは、健康のためのマッサージ&ストレッチ・セックスとかも
やります。
そういう意味では、問題を男女の問題でくくると、
すぐにセックスの事を連想しますが、
愛情という問題が出てくると、
男女という設定は、もう論議する前提としてふさわしくないものに
なりそうです。
親子、群れ、国家、惑星への愛情などは「性別」とは関係のない世界ですから。
●セックスの位置づけを、もっとも理解しやすい喩えとして、
私は「食」のことを引き合いに出します。
食というのは、もともとは、生き物が生きてゆく新陳代謝の基本であり、
それは、なぜ食うかを考える必要などない、
「生きてゆくためだからだ」と、短絡的に、レッテルを貼ってしまうことは
現代社会ではありえません。
セックスもしかりで、それは、「子孫を残すためだ」ではくくれない、
「文化」「文明」の一部ともなっているわけです。
では、「食」とは何か?を考えるときには、
人間には、3つの食事のとり方がある、と考えてください。
1/体が要求する食を食べる。(極限状態や、医食同源のことです)
2/空腹が要求する食を食べる。(これを基準にすると、
いくら、空腹だから食べるのが自然だと言い張っても、
満腹のレベルが狂って、大食をしかねません)
3/その人の文化的な味覚が欲しがるから食べる。
これと全く「似たこと」が、セックスでも起きます。
口は食べ物を入れる入り口ですが、生殖器や泌尿器は出す器官です。
しかし、全く正反対の機能を持ちつつも、そこには
「正反対の極だからこそ、共通するもの」があります。
セックスをしたいという衝動ひとつとっても、
全ての人が同じなのではなくて、
1/体にいいセックス、体のためのセックス
2/性欲安定のための、セックス
3/性感グルメ的な楽しみのためのセックス
(および精神的な満足のためのセックス)
これらが、ひとつ、または複数、その動機として重なっているのです。
すべての問題が食と対比できるわけではありませんが、
かなりの問題が、その対比から見えてくるはずです。
だから、健康志向のセックスもあり、
満腹志向のセックスもあり、
満足度と「質」と「精神性」を志向するセックス在るということです。
●
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女性のオーガズムは精神的作用が大きいか?
実は男性もそうなのです。
ただ、男性は、はなからペニスや乳首といった部分の快楽以外、
アナルとかとういう道に走ってしまう人が多く、
あまり「男性におけるセックスの精神的作用」を追求する人はいません。
ごく一部にはいますが。
そもそもセックスで女性をイカせるというのは、
複数回のオーガズムが可能な女性に対する、
「最低限の礼儀」というか、
最低限のマナー、「基本義務」であって、それ以上の意味はありません。
問題は、どうやって、「二人が」高く昇天するかです。
セックスアートはそれがなされて完成します。
女性としても、男性も自分と同じぐらいに高まって果てて欲しい
と願うものですから。
ですから、女性のオーガズムを、ある程度自在に誘導できたら、
次に待っている開拓地は
男性自身の快感をより高い領域に持ってゆくことです。
セックスはそこで初めて完成します。
その場合に、実は男性もただ性的に興奮しているだけでは
快感には上限があって、そこを超えられません。
やはり精神的な持って行き方というのが男性にも必要なのです。
相手の歓びを自分の歓びとする、ここまでで満足して終わってしまうと、
セックスは完成しないと私は思っています。
最近、セックスアートという言葉をよく使うんです。
女性をオーガズムに導くのは、
それは最低限の男性の義務みたいなもので、
ことさらに自慢したり、それで満足するようなものではありません。
女性に尽くすというのは、
相手の女性を女神のように大切に扱って、
その女性の快楽のために尽くすという、いわば「儀式」ですね。
あくまでもそこで大切なのは、その「女神」さま。
でも、私はそれが出来るようになった次の段階は、
男女二人が共に高く深いオーガズムの中で果てるために
男性も自分の快感を高める努力をするべきだと思うのです。
そうすれば、それは男性が女性に尽くすセックスだけでもなく
女性が男性に尽くすセックスだけというものではなくて、
こういう言い方が許されるなら「自然に捧げる二人の儀式」だからです。
よく、むかーし、本当に古い時代には、
村で行う男女のセックスが、豊作祈願のお祭りだった時代もあるそうです。
そんなふうに、
二人で作った「セックスという舞踊作品」を「奉納するような気持で」
私はここ何年かセックスをしています。
だから、彼女はむろんのこと、彼女だけではなくて、
男性である私の快感がどこまで昇天するかも大切なのです。
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本当に惚れた相手とのセックスで得られるオーガズムが最高か?
実は、私は「そうでない経験」をしてきたことがあります。
逆に、本当にデロデロに惚れた彼女とのセックスが何か、
どこかに不満が残るものであったことも若いころにあります。
どうしてそうなるのか、「セックスとはそもそも何なのか」
を長く探求してきましたが、その結果、ひとつの結論として、
「相手に惚れること自体」がセックスを最高にするのではなくて、
「惚れた結果、起きている現象」が、
セックスを最高にする可能性を持っている、ということが、分かりました。
このことについては、「性恋愛教本」で語りつくしました。
惚れた結果起きることは、
何かが「相手に開いて」オープンになるということですね。
その何かというのは、精神的作用というよりは、
むしろ物理作用にも近いものでした。
意図して自分のその部分を開こうとしたり、相手のそれを開こうとすれば、
それは可能なものでした。
つまり惚れることが条件なのではなくて、条件は、「開く」ということ。
この良い例が、恋愛関係ではなくて、稽古ごとの「師弟関係」や
生徒と教師との間の「信頼関係」などでも起きています。
恋愛、惚れる、という形でなくても、
偶発的に、または意図的に相手の人とエネルギーのようなものが
繋がることがあります。
そうなってからセックスに突入した場合には、
そのときにはそれこそ、最高のセックスに近いものがありました。
ですから、あくまでも私の考えですが、
「惚れる」という部分を除去しても、
純粋に、セックスでの「底なしに深い一体感」だけを、
美味しい部分だけをうまく、取り出したり、
二人の協力で生み出すことは、出来るようです。
だから、私は愛情とか相性とセックスを、
本来は「別のもの(人との繋がり方)」として、
それらを混同しないように注意するようにしています。
愛≧セックスという問題ではなくて、
その二つは並べて優劣を比較できない「別のもの」であると。
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