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[1243]
■
秋葉原通り魔の原因 その-4。加藤容疑者を通じて、子供を持つ親が学ぶべきもの
by:
砂手
2008/06/12(Thu)18:44:07
日本では、加藤容疑者以上の人間の方が
少ないという事実。
●私は、ここまで『機能不全家族』について分かりやすい事例を
世間やマスコミが、また、取りこぼせば、もう日本は終わりだろうと思っています。
そして、見事なまでに、取りこぼし、
日に日に、事件の原因から、遠ざかっていっています。
意図的に遠ざかっている?
悪意があって遠ざかっている?
いや、事件の元凶である、『家庭という現場』にメスを入れられたく無いという
日本のおよそ70%とも言われる『機能不全家族の保身の叫び』が、
(母親、父親、その子供問わず、)
事件の原因をうやむやにする為のエールとなっている。
その大多数のエールを受けて、マスコミは番組を作る。
そのエールは末端では、あの記者会見を行った、加藤容疑者の両親への応援歌になる。
●あの事件を見て、ひとごとだと思っている人も多いでしょう。
特に、精神世界には、
『自分には、宗教的なモラルがあるから、私は、あんなことはしない。』
と言っている人が多いでしょう。
でもね、自分はあんなことはしない、と言っているあなたは、
加藤容疑者以下の人間であるかも知れないことを自覚して下さい。
私は、無明庵に関わってきた人たちの中に、
あの容疑者以下の人を何人も見てきましたから。
では、何が、以下なのかと言えば、
それはもちろん、犯罪をするか、しないか、の問題ではありません。
今回の報道から、加藤容疑者による、
とても多くの供述や携帯への書き込みが報道されていますが、
書かれている内容が、非常に身勝手である、ということは、ここでは別問題として、
書いている姿勢は、嘘がほとんどありません。
もちろん、自分を誤魔化している部分は沢山ありますが、
逮捕から、数日で、これほど多くのことを素直に語った事例は珍しいのではないかと思います。
●このような典型的な機能不全家族の結末が目の前にあるのに、
メディアばかりではなく、
世間の認識までもが、異常なことに、私はあきれました。
例えば、インターネットでこの事件についての意見を検索すると、
その95%が親の問題には触れず、
むしろ逆に「親を責めるのは筋違いだ、もう犯人は成人なのだから」
という論調となっていました。
それを見たとき、私は、「ゾンビ人間たち」の習性を思い出しました。
ゾンビは、自分達「ゾンビのような人間」の正体を暴露されそうになると、
一丸となって群れを作り、
自分達の正体が、白日の下にさらされないように、
あれやこれやの、軽薄な一般論を並べ立てて来ました。
皆さんも、その様子は、大きな猫が他の掲示板で戦って来た中で、見てきたと思います。
●それと同じように、世論は、現在そのほとんどが、
機能不全家族どっぷりの親がその大半を占めている、ということが伺えます。
その親自身が、機能不全家族の出身であったり、
または、その親自身もそういう親に育てられたりした人であったり、
そのように、現在の家庭での子供への接し方が、機能不全の傾向にある人ばかりが
世論を作っています。
そして、言わずもがな、マスコミ人口の大半の家庭も、そうでしょう。
だから、出てくる意見は、どれもこれも、家庭のことにだけは、
目を向けないように、しています。
目の端に見えてはいるのに、見て見ぬふり。
あるいは、もはや完全に見るつもりが無い。
無論、目を向けさせられても、彼らには、コメントすべき、言葉も、出て来ないでしょう。
今回の事件ほど、機能不全家族の問題を、ひとりの犯罪者が、
これほどまでに、声を上げて訴えているのに、
誰もそれに耳を貸さず、
テレビには出演依頼の来ないような、ごくわずかなカウンセラー以外には、
事件の根底にある機能不全家族の問題を見ようとはしていません。
●私が、最初に「この犯人以下の人たちが居る」と言ったのは、
次のような理由です。
加藤容疑者以下の
その人達は、今現在の自分の心情に関して、
『偽りの無い、虚飾の無い吐露が、全く出来ないのです。』
■二つのタイプの機能不全家族の子供■
ここに大まかにいうと、機能不全家族の中での
2つの子供のタイプがいます。
■タイプAは、
子供が親に本心を抑えつけられる、踏みにじられるばかりで、
親に従ったことで、何ひとつも、Aにとって「オイシイところ」はありません。
タイプAの親は、子供が飼いならせないとわかると、
「食わせてやってるんだろ、誰のおかげで生きていると思っているんだ」
と、ライフラインの最低レベルのところに恩を着せて、
揺さぶりをかけてきたりしますが、(暴力、強圧になる)
逆効果であることに気付きません。
そのようにして、タイプAにとって、家庭は苦痛でしかなく
自尊心を取引してまでの見返りは、家庭にはないので、
「早くに自立を考えるようになります」。
ただ、この場合、
家族の中に人質(自分の年下の妹や弟、哀れな母親など)が居る場合、
その義侠心をまんまと利用されて、
精神的、経済的自立を阻まれるケースもかなりあります。
■一方で、
タイプBの子供は、親に本心を抑え付けられ、言いなりになる
その代わりに、親から、比較的欲しかった、おやつやおもちゃを貰えます。
タイプBの子供は、「言いなりになれば、おやつやおもちゃを貰えるから、いいか。」
と自分の自尊心を売り、やすやすと、親の支配下に下り飼いならされます。
そのおやつや、おもちゃは、
張りぼての、表面だけのやさしさや平和でしかないのですが、
その上辺の平和で、手を打ったタイプBは、
そこから這い上がることは、とても難しい。
タイプBのような子供でも、
「それは、僕の欲しいおもちゃじゃない。本当はそんなもの欲しくは無いんだ。」
と、突っぱねることだってできたはず。
それをしなかったのは、自尊心に対する冒涜です。
飼いならそうとした、両親は最悪だ。
しかし、ご褒美との取引をして、
「自らの自尊心を売り渡した子供はもっと悪い」。
それは、「自分」という世界の中では、
最もしてはいけないことだから。
●そして、加藤容疑者が、それ以下の人たちよりも、マシな点は、
彼が、怒りをあらわにしていることです。
怒りの矛先は完全に間違っていますが、
親について話すときに、沢山の怒りを書き込んでいます。
しかし、一方で、加藤容疑者以下の
無明庵にも居たポンコツとも言える人たちは、
正直な怒りすらも、表すことができない、という意味では、
最低最悪ランクの機能不全家族です。
こうした人たちは、その一生の中で、
本気になって、
陰湿では無く、あからさまに親や他者に向かって、
怒りをぶつけたことがありません。
彼ら最低人間(加藤容疑者以下)の人たちは、
他者に怒りをぶつける時でさえも、
それは、「からかいや、嫌がらせや、冷笑を含む態度」になります。
●なぜ、この人たちが、加藤容疑者よりも以下の精神状態にあるのか、と言えば、
それは、親の与えた、安っぽいご褒美と、
自分の自尊心とをやすやすと、取引をしてしまったからです。
馬鹿な親を騙しても、何の利益も無いのに、
親からの、ご褒美欲しさに、親に従って、
それで居て自分は、親を騙せたとすら、思っているわけです。
しかし、実際には、それは、
その親以下の状態に、堕落していったことに他なりません。
●加藤容疑者も、恐らく、途中までは、
そのご褒美目当てにがんばったのでしょうが、
突然に、親の期待から、はずされることによって、
そこで、少なくとも、「親との取引」は、成立をしなくなっています。
だから、彼はその後、過剰なほど、その怒りを口にするようになった訳です。
しかし、私が見た、それ以下の人たち(タイプB)というのは、
【馬鹿な親にご褒美で、飼いならされてしまったために、
怒りを持つことすらもできません。】
この人たちは、恐らく犯罪には走らないと思います。
走れない、と言った方が正しいかもしれません。
その、親との自尊心の取引によって、自分の人生が保たれて、
ご褒美が定期的に降って来る、という醜い茶番劇は、
同様に、社会との取引、社会の中での自尊心の取引、
という具合に舞台を移動します。
その頃には、自分の自尊心は、両親へと、ほとんど切り売りされ
最早、残量はありません。
しかし、かつての自尊心の取引によって
『我慢すれば報われる、おやつが来る』という妄信、お題目は
人生の指標として、タイプBの中に刻まれているので、
そういう意味では、社会的には、危険性の少ない人達になります。
しかし、その人たちは、精神状態においては
加藤容疑者よりも、「もっと未熟な状態にいる」ことを覚えておいてください。
一例を挙げれば、それは、船場吉兆の息子です。
彼は、私に言わせれば、加藤容疑者以下です。
ですから、自我の発達段階について「大きな猫」が、言う場合にも、
いくつかの段階があります。
?@【無自覚AC】
自分の自尊心と引き換えに、飼いならされて、
親に対して、怒ることもできない人たちが一番最低です。
?A【自覚できる可能性のあるAC】
親に、たとえ、虐待されたり、心に傷を負っても、
自尊心を捨てずに、怒りを押し込めなかった人たちは、
まだマシな状態にあります。
しかし、この人たちは、それを明確に、自分で自覚しなければ、
意味が全くありません。
?B【自覚AC】
この人たちは、10代の頃、遅くても20代までには、
自分の抱えた問題を、カウンセラーに相談したり、
または、自主的に、独学で、問題を解決しようとする、
実際の行動に移した人たちです。
【無自覚AC】の有害性とは。
それは自分の育った、機能不全家族の存続の為に
全く無自覚のまま、「尽くししまっている」ことです。
それも、完全なまでに無自覚に。
その方法とは、いわゆる、
「その人間の自主性、子供の自尊心を阻んでゆく」
という何世代にも渡るアホな教えを忠実に守ってゆくだけですが、
無自覚ですので、
いったい自分達が何をやっているのかわかりません。
【無自覚AC】のその日々の営みは
機能不全家族の増殖の原因となり、
そのアホな教えの、世代間連鎖に多大な寄与をしてゆくことになります。
その一例は、【自覚できる可能性のあるAC】が、
機能不全家族から、(精神的、経済的に)足を洗おうとする時に
【無自覚AC】の親や親戚や兄弟が、
時に脅したり、時に甘い汁を与えようとしたりして、
「脱出を許さない工作をすること」です。
それは、一機能不全家族の存続のみならず、
お仲間となる、隣の、そのまた隣の、機能不全家族の存続を助けます。
ちょうどマスコミが、機能不全家族の問題にメスを入れないように、
結果、世間の機能不全家族の存在を援護してしまうような、
「子供を愛さない親などいない」とか
「成人したら子供に対して親に責任などない」とか、
そういう、うそ臭い、上辺の言葉を言わしめる風潮を、
せっせと作ってゆきます。
結果、その【無自覚AC群】の
「我等、機能不全家族にメスを入れるな」、という同調圧力は、
「明日の社会常識」を作ってゆきます。
●今回【無自覚AC群】のその同調圧力は、
機能不全家族の問題にメスを入れない為なら、
派遣法や銃刀法を改正して、
政府が責任の一部をとった「フリ」をしてガス抜きを演出し、
事件の「問題の根幹から目を逸らすこと」に必死になる。
最低な労働条件の中で忍従を余儀なくされていた人達の声は小さく、
理不尽な事件を起こした加藤容疑者の声が大きかったわけではない。
今回の政府の動きの原因はもっと別のところにあります。
家族問題にメスを入れられることを必死に拒む、
【無自覚AC群】の機能不全家族の声こそが、
大きかったからに他ならないのだ。
今回、このような形で、小手先の法改正を重ねるほど、
問題の根幹はうやむやにされてゆくだろう。
それは正に、どれだけ【無自覚AC群】の保身の力が強いかの証明に他ならない。
日本は、多数決、馴れ合い、同調圧力に非常に弱い国ですから、
今後、更に、この傾向に拍車がかかってゆくでしょう。
ただただ、私は、
もういいかげん【自尊心=人間経験そのもの】という
その経験を可能な場所に、
地球が戻ってほしい、というだけである。
自尊心を取るか、機能不全家族を取るか。
人間やめるか、機能不全家族をやめるか。
二つに一つです。
●そして、大きな猫が、ぽつりと言いました。
世間では、加藤容疑者のことを「許しがたい最低の人間だ」と思っていることだろう。
しかし、残念ながら、世の中には、
『加藤容疑者以上の人間の方が少ない。』ということを
覚えておくと良い。
彼は、人間が、自尊心を捨てるか捨てないかの、
ぎりぎりの「ボーダーライン」そのものを象徴している。
無明庵の有料購読者の、半分以上は、彼以下の状態にいたことを、
私は、断言できる。
そんな彼らは、竹の間で、「親から精神的に自立しろ」という記事を読んだり、
経済的に自立しようと試みても、何一つも、変化は起きてはいない。
なにしろ、まともな神経を持った人なら、
私が何年も前にすでに、
『親に飼いならされた人間の危険性』について言及している
その時に、既に行動に移しているはずだ。
にも関わらず、まるで、「俺はそんなもの関係ない」といった調子で
スルーしてきてしまい、
何年も後になってから、私に、尻を叩かれて、
やっとこ、その怠惰な腰をあげて、親からの、
『自立ごっこ』をしたところで、
そもそも、自発的に、(自尊心への)危機感と(自尊心からの)怒りと
向き合ったことのない人間が、
どうして、竹の間を読んだくらいで、抜け出せるだろうか。
この社会そのものが、機能不全社会です
「そうだ、社会が悪いんだ。」
「若者の孤立が進んでいる。それが悪いんだ。」
「雇用条件が悪いんだ。」
などなど、
それらは、ひとつひとつ検討すべき問題だろうが、
決定的に優先順位が違う。
一番初めに、【個人の自尊心を育む場所=家庭】という問題から取り組まないと、
何の意味もない。意味も無いばかりか、ますます悪い。
社会の改善?
若者の孤立の改善?
コミュニティーの復活?
雇用条件の改善?
刃物の販売規制?
・
・
・
その他、延々。
と、場当たり的に、あくせくしては
見せ掛けだけのガス抜きをひけらかし
『社会不安の解消を目指す』と声高に偉そうなフリをする政府。
マスコミやメディアは、
一般的に受け入れられることばかり言って、
問題の本質は、後回しどころか、見ようともしていない。
いや、家庭問題を後回しにするために、
これら、【改善しますをうたう】キレイ事の数々が必要なのだ。
この社会自体が巨大な機能不全家族そのものだ。
_____________________________________
●なお、この「秋葉原無差別殺人事件の加藤容疑者」を
「機能不全家族であったことが原因」そして、
「本当に殺したかったのは彼の親」であると説明している投稿は、
ここにあります。
↓
【無差別殺人の根本原因について】
http://www.mumyouan.com/k/?T3943
_____
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