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●梅の間へようこそ●
掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは
「虹のオーガズム」と「性のレシピ」
の
読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
2009年7月より禅書道日記に変更。
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[1306]
■
●禅書道日記−その49
by:
鈴木崩残
2009/09/11(Fri)08:40:28
「無心の書」と「無無心の書」について
>>無心、無無心の書に関する竹の間の投稿。
>>[3612]
>>[3645]
>>[3658]
>>[3807]
>>[3917]
>>[3578]
>>[4021]
●実は、公表した中では、最近のものでは、投稿[4021]などが、
無無心の書の、一つの到達点のピークなのです。
(一見すると、普通の書に見えますが、実はそうではありません)
いわば、あれらは「兵器」としての書です。
書の原則や美しさなど、全くもってして無視しています。
むろん、今でもそれは、書けますが。
●無無心の書を、そのままの形で、今回の企画で渡したことは
ほとんどありません。
多くの場合には、テンションを無心まで落として、
さらにレベルを落として調整しています。
結局のところ、今回の書の目的が、
「注文者にとっての最善の調整を施す書」であって、
注文者の破壊ではないからです。
とはいえ、
高純度の「無無心の書」を受け取った全員が破滅するわけではなく、
フィルムの宣伝のように、
「美しい人は、それなりに、そうでない人はそれなりに」になりますので、
無無心の書を受け取っても、その人らしさが全く変わらないで、
より、その人の個性が引き出された外人さんもいます。
しかしおおよそ半分ぐらいの人たちは、
彼らの内面から湧き出るものに対処不可能に陥る人がいるようです。
(その後の様子を見ていると)
●それを私が書いてもいいという承諾を注文の際に契約する
という形でなら、今後、「無無心の書」は、復活するかもしれませんし、
ブッククラブ回などに、
「飾るなキケン」シリーズとか、
「買ってどうなっても知りませんシリーズ」として
単品で、送り込むかもしれません。
●そういう意味では、そちらが、リストアップされたあれらの書は、
まさに、私の「当時のお気に入り」のものばかりでした。
確かそれらの、完全な純度の「無心の書」や「無無心の書」は、
CDR書籍の「宗教に汚染された地球人」に、
付録画像として、ほとんど全てを記録したと思います。
ということで、
さてさて、そろそろ、
初心に帰った、核兵器のような書が書きたくなってきました。(笑)
●ここで、もう一度、私の「二つの書」の違いを整理しておきます。
「無心の書」では、「筆が動く」の様子は頭頂部の目から、
その一部始終を観察はしています。
「あれま、あれま、こんなふうに書くんですか?」といった感じで、
他人事を見ている感覚です。
しかし筆の速度は、「無無心の書」に比較すると、
少し遅いです。(遅いのが悪いというわけではありません)
「無無心の書」は、その観察すらも意識から外れて、
いわば私自体は「闇」のようになります。
何を書いているのか、何を書いたのか、見ていないことや、
記憶していない事も多いです。
ただし、これは、まず最初に「無心の書」を完全にウォーミングアップをしてから、
そのあとで、次の段階にシフトして、観察意識を外さないとなりません。
そうしないと、それはただの「でたらめ」になってしまうからです。
●これと全く同じことを手裏剣でやりましたが、
無無心の剣の場合は、「結果のコントロール」がまったくききません。
結果が、どうなるかわからないし、
とんでもなく奇跡的な結果になることもあれば、
別にどうにもならないで、何事もなく終わることもあります。
一方で、「無心の剣」の場合には、
確率的にはほぼ不可能なことに、私が目標設定をしていますので、
「動機」の部分においては、無心ではありません。
たとえば、7メートルの距離から、
直径12.5mmの手裏剣を、直径わずか15mmの穴に刺すなどです。
確率的に考えれば、何百回も投げる必要があるわけですが、
それを数十回以内にやってのけているわけです。
(これらの代表的な動画は以下で見ることができます)
↓
http://www.youtube.com/watch?v=USArHGpUOY8
http://www.youtube.com/watch?v=yAoKPJuvWJI
http://www.youtube.com/watch?v=yn_Y7Uj1QXo
http://www.youtube.com/watch?v=kxRGJV9wZec
これらは、いわば、
「無心の機能を、思考による動機が一時的に利用する」といったものです。
それすらも、全くなくしてしまうのが、悟りおける「無心」ですが、
それは今回の書では、制作の途中で、行き詰ったときに、
流れを変えるために、挟み込むことはありますが、
前面には、ほとんど出していません。
●私が今回の書の企画で、
どうやって二つの種類の無心を使い分けているかといいますと、
まず、皆さんの現状が文字に現れてくるようにする段階、
つまり、ビデオの一番最初のほうで、その人に合うのかどうか、
文字をチェックするときには「無心の書」を、かなり使っています。
そして、その人に合う文字が見つからず、
文字に変形を与える必要があるときに、「無無心の書」を
さりげなく、何も言わずに挟み込んで、
一度、文字をその人用にもっと改善できるアイディアを引き込んでから、
そのあとで、それを調整しています。
場合によっては、「今から、無無心をちょっとやります」と
宣言してから書いているビデオもあります。
●しかし、生の形での無無心の書(増幅書)を誰かに渡したことは、
この企画では、一度もありません。
それはその人の手に負えない問題まで増幅する可能性があるからです。
●今年2009年に入って、
無心の書や、無無心の書がピークだったのは、
以前に、You−Tubeのビデオでも公開しましたが、
外人さんに「古武術」「双節棍」「梟」と書いたあのあたりです。
ただ、この無無心の書、そろそろ復活させる器を
考えているところです。
まー、やはり、
「飾るな危険」「どうなっても知りませんで書」
といった、ジョークとして織り交ぜるようになるでしょうね。
●ところで、私自身も、
自分の書にそんな効果(受け手の状態の増幅作用)があるとは、
何年もずっと気づきませんでした。
もしも思い込みでしたら、最初からそういう現象を自分の思考が
都合よく拾って、そう思い込むことも出来たはずなのですが、
私としては、知人らに、
「好意からのプレゼント」のつもり、記念のつもり、
遊びのつもりで渡していたので、全く気にもしてませんでした。
●ところが、ふとあるときから、
どうも書を渡した後から、相手が変になって絶縁したり、音信不通になったり、
性格が変わったようになったりする事例が目立ったものですから、
その後も、何も言わずに、そういう書を何人かに、わざと渡してみて、
確認をしてみました。
とうぜん、持って生まれた良い面がそのまま出る人もいますが、
腹に何か溜めていた人は、顕著にそれが出ました。
ということで、良くも悪くも「増幅作用」なのだろうということで、
兵器というよりは「アンプ」ですね。
こうした作用は、死人禅の行法にも、むろんありますが、
外部からの視覚と、あとは書という日本人にとって特種なツールを
通じて、無意識の何かに働きかけるのかもしれませんが、
すべて、憶測の域をでない「トンデモ推測」にすぎません。
なにしろ、書を見る人の脳波測定などの医学実験とかしたことないわけですから。
またしたとしても、確実なデータなど得られそうにありませんし。
さらには、それが普通の人の書く書でも起きるのか、
それとも、こちらの書に特有の作用なのかも、よく分かりません。
何かが受け手に増幅されるとしても、それは、
「現状の意識と書の意識のギャップを埋めようとする作用」とみなせば、
行法の効果と、さして変わらないとは思います。
>>無無心書は、作為がないのに、逆にそのなさなさが、
>>見ていて、なぜか惹きつけるものがあります。
>>無心書よりも、より動いている感じがします。
●書の造形の話に戻りますが、
無心の書は、文字としての形をあくまでも維持しようとするようですが、
無無心の書は、文字ということを無視したがるようですので、
動いている感覚は、無心の書よりも、桁違いに大きいと思います。
また、筆が壊れるかと思うほど、極端に筆が動く速度が速いのです。
●別に無無心の書の力を、封印しているわけでは全くないのですが、
どうやって、無調整の「無心の書」「無無心の書」を、
再デビューさせようかと、ふと考えることはあります。
個人あての企画では、たぶんやらないと思います。
受け取る人が、
「それでもいい。
どんな形の字になってもいい。
書に、美しさや気持ちよさがなくてもよい」
そう注文者の人が、明確に許諾していただけないかぎりは、
私は100%純粋な、「無心の書」や「無無心の書」を、
「特定の他人」に書くことは、ないと思います。
ですから、まー、
「増幅兵器」ですから、そっと書店の片隅に、
「それでもいい人」だけが買えるように置くしかないですね。
あまり無明庵のことをまだ知らない人は、
「宗教に汚染された地球人」というCDR本を買うと、
そのおまけについている「付録」のデータの中に、
ずらりと、大量に、
全く希釈されていない状態、つまり私が何も調整しない状態の、
「無心の書」と「無無心の書」のモノクロの画像ファイルがあります。
それを見れば、
いかにそれらが書道の価値観の原則から全く外れているか、
ということと、特種な性質を持つことが感じられるかもしれません。
ただし、あれらのファイルは単なる画像ですから、増幅作用はないですが、
私の手によって墨で書かれた「ナマの作品」は、
書を受け取られた皆さんのほぼ全員が知っているように、
画像とは全く違う、強い気配を放っていますので、
ただ事では済まないようです。
●
■連絡事項
昨日まで注文を戴いた方の書は、本日金曜日の午前に、
発送しますので、日曜日か月曜日には着くと思います。
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