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無明庵日記●猫の足跡-その506 【民事調停・家事調停は大切に】
by:
鈴木崩残
2012/09/13(Thu)11:32:32
「調停委員は見た」
●今回は、行きのバスは、憧れの「最後部座席」が取れました。
リクライニングシートも2段まで倒して、気分よく都心部に出られました。
しかし残念なことに、帰りのバスは、新宿から座席指定が出来きませんでした。
ただ、比較的、前後座席に距離があって、臨時の京王バスだったようで、
それほど狭くは感じなかった。
●それにしても、裁判所まで「往復で9時間を費やす」というのは、
さすがに、疲れます。
バスや特急列車の待ち時間をいれると、片道4時間半かかる。
今回は二度目なので、前回のように、事故停滞のせいで、
時間に間に合わなくなりそうで、あせって、なんとか到着したのとは違い、
余裕をもって、道順を覚えつつ、周囲のものを見る余裕がありました。
●そこで、唐突な話ですが、渋谷、恵比寿のあたりで、
「この町は、数年後にどうなっているのだろう」と感じとってみたところ、
2015年を越えても、大きな変化は見られないのですが、
2017年の2月に地震の被害が出ているのを見ました。
ただし、震源地はもっと酷いので、首都直下ではなかったようです。
そこで、横浜ならば、もっと海に近いから、何か感じ取れるかもしれないと思ったのですが、
神奈川県では、映像に、モヤのようなものがかかっていて、
よく分かりませんでした。
どうも、東海地震ではなく、また津波も見えなかったので、
本格的に東海地震が来るよりも、その前に、
2017年の2月ごろに、東京の近くの県で発生するのかもしれないと
思いました。
ただ、ちょっとの時間だったので、よくは分からない。
何度か横浜方面へ行くうちに、もっと詳しく、
未来の町の風景を感じ取れるかもしれません。
●ところで、話はまた戻りますが、
私が裁判所で待機しているのは、「申立人待合室」で、
私以外にも、今回は二人の人がいた。
どちらも弁護士がついていて、片方は弁護士が二人ついていて、
もうひとりは、若い男の弁護士がひとりついている。
●そして、待合室では、みな、関係ない他人同士のせいか、
自分たちの問題を整理するために平気であれこれ話をしている。
嫌でも耳に入ってくるので聞いていると、
「家内は、普通の日常会話からでも、すぐにキレて、どなりはじめ、
私を殴りつけ、包丁で切りかかってくる事もある」
といった話。
「DV妻なので、離婚したい」という男性とその弁護士であった。
もうひとつも、どうやら離婚希望者のようで、
「別居しているのはいつからで」とか、そんな話を弁護士としているのだが、
その若い男の弁護士というのが、まるで高校生のよう。
よくて、せいぜい大学生。
「うぁー、こんな人生経験もないやつが、弁護士って・・・」
と、一目見て「こりゃだめだ」と思いました。
いくら経験を積むためとはいえ、その踏み台にされる依頼人は
たまったものではない。
●もう一組のDV妻の問題の男性の弁護士は、男女二人ついていたが、
そいつらの言い分を聞いていると、
「先方は、裁判に訴えかけてくるようです。
あー、えー、こういうことは、よくある展開ですから、
そういうことで、では、がんばりましょう」
と、依頼人の意志など無視して、勝手に、訴訟裁判やりましょう、
という話に持っていっているのが分かる。
●ようするに、民事調停をちゃんと利用して、
話し合いで解決しても、弁護士としてはあまり商売にならないので、
自分たちが、自分たちの土俵で、好き放題に「ビジネスを展開」できる、
裁判へと、依頼人を引きずりこんでいるわけです。
必ずしもそういうケースだけではないにしても、
弁護士は、裁判をやって、依頼人からお金をぼったくるか、
さらには、相手方の弁護士と、弁護士同士の「口裏」も合わせて、
たいていのトラブルの解決パターンには、
もう決まりきった「落としどころ」がある。
そのふたつの事案の弁護士らを見ていて、
つくづく「弁護士というのは、自分の報酬以外には頭に何もない」
「依頼人も、ただの金ヅル」というのがよく分かりました。
●私がもしも、調停委員だったら、
「弁護士ではなくて、人間をここへ連れてきなさい」とすら言いたくなる、
それが、弁護士という、ハイエナなのである。
むろん、法律家や、法律に関わる全員、またはその全職種がハイエナなのではない。
●そこで、今回は、典型的な、「ハイエナではない法律の専門家」についての話です。
皆さんも、何か、法律的な解決が必要な場合には、
うかつに、すぐに裁判は起こさず、
まず調停から利用したほうがいい、という話をします。
むろん特に、家庭裁判所での案件は、いきなり裁判ではなく、
調停から入るのが慣例ですが。
またその調停の際に、出来るだけ弁護士は同伴させないように、
という話をします。
●刑事事件ならば、即座に被害届を出したり、刑事告訴すればいいですが、
民事のトラブルでしたらば、いきなり裁判ではなく、
「調停の申立」をするといいです。
むろん、申立の書面作りや、資料の準備は、めんどうですから、
そこは行政書士に協力をお願いしてもいいです。
ただし、事件や紛争が、何を原因として、どうなっているのか、
どう解決したいのか、というヴィジョンは、自分自身が明確に持つべきで、
弁護士に「すべてお任せします」なんて言ったら、どえらい事になります。
そもそも、それはあなたの乗った船なのですから、
決して、弁護士などに舵を取らせてはなりません。
信頼できる相談員とそうでない場合
●ところで、民事調停、家事調停については、裁判所のホームページで
調べてください。
どうも見ていると、弁護士というのは、この制度を馬鹿にしているふしがあります。
「調停なんか、長引かせて、適当に相手の言い分を無視して、
和解を不成立にすればいい。ようは、裁判で決着つければいいんだ」
といった風潮が一部の悪徳弁護士らにはあるようです。
その理由はいうまでもなく、裁判になったほうが、さらに長引き、
報酬も依頼人に請求できる項目が増えるからです。
しかし、依頼人にとっては、出来れば調停で和解できることに
越したことはありません。
調停は、おおよそ月に一度開かれ、早い場合で3回程度、
遅くとも6回ほどで合意に至るのが通例のようです。
私は、まだ昨日で二度目です。
●また調停で決まり、作られた調停証書は判決と同様の意味を持ちますので、
特に、申立人にとっては、利するものがあります。
また申立を受けた相手側にも、費用面で負担は少なくて済みます。
●しかし、弁護士だけは、自分があまり儲からないので、
この調停での和解を嫌います。
弁護士というのは、勝っても負けても、とにかく裁判をやりたがる奴らなのです。
そして、「遅らせ、こじらし、ぼろ儲け」をたくらんでいます。
●ところで、今回、待合室にいましたら、調停委員の人が私にこういいました。
「相手方の代理人弁護士に、調停に協力していただけるのかを、
裁判官からも問い正していますので、もうしばらくお待ちください。」
つまり、調停に臨むにあたり、あまりにも相手方の弁護士が非協力的だったので、
調停委員と、裁判官から相手方の弁護士が注意や確認を受けたようである。
それもそのはずで、調停で必要になる資料も揃えてこないのである。
この相手方の態度の悪さは、まだ私が申し立てをする前からそうであった。
●さて、今回は、そういう事が書きたいのではなくて、
私を担当している「調停委員」に感銘を受けたので、
それについて書きたいと思います。
調停委員は言うまでもなく、「中立」です。
もとは、民間人ですので、当然、下手をするとゾンビ調停員もいます。
ただ、建前としては、どちらの側に有利になる判断や助言をするのでもなく、
状況を把握しようと努力していますし、いろいろな前例を経た経験から、
トラブルの質についても、解決法についても、熟知している場合もあります。
逆に言うと、人によっては、ぜんぜん法律を熟知していないで、
ただの説教人になってしまったり、
事務的に早く調停の成立を目指したいだけの人もいるようです。
●同じような「相談経験」は、むろん弁護士もしているわけですが、
最大の違いは、その「動機」です。
弁護士が「自分の利益しか考えていない行動」を取るのに対して、
調停委員は、対立する双方のどちらとも利害関係がなく、
裁判所に従事する職員の職務として遂行していますので、
きわめて冷静に判断し、対処してくれます。
利害関係なく、「中立」に状況を把握しようとし、
人の話をきちんと聞く姿勢を持っている人を、
私は、本当に、かなり久々に見ることができた、と言えます。
●同じ人間のトラブルを扱う相談員であるのに、
弁護士や、カウンセラーや、占い師とは、なんたる差だろうと思いました。
弁護士も、カウンセラーも、占い師も、
その全員が悪意を持っているのではないにしても、
原則として、相談者には、「解決できるかのように見せかけて」、
実は、解決しないほうが、彼らは儲かるわけです。
だから、悪徳心霊商法が
「これでは、まだ駄目だから、絵と壷を買いなさい」とエスカレートしたり、
占い師が、「本格的に調べるには簡易版でなく、本格的な診断コースがあります」
と言って、料金を吊り上げたり、
あるいは、精神科のヤブ医者どもが、ろくな問診もせずに、
山ほど薬を出したりするのは、すべて、相談者の解決を遅らせると儲かるからです。
●しかし、調停員委員には、そんな動機はありません。
ただ、純粋に、調停をすることになった双方の意見や状況を把握して、
解決の糸口を探ろうとします。
ただし、あとで調べたところ、調停を成立させたかどうかは、
調停委員の報酬や成績にも、多少関係があるようです。
●ところで、役場の無料相談で仕事をしている弁護士は、
相談者との利害関係がない、という点では、これに少し似ています。
ただし役場の弁護士との相談は一度か二度でしょうが、
調停委員は、最後までひとつの事件についての相談を続けてくれます。
●他人のことを本当に思い図らない職業がこの世界には多くあり、
他人のためと言いながら、お金のために他人や相談者を踏み台にする、
そういう職業が世間ではまかり通っているのに、
調停委員だけは少し違う、と私は感じました。
むろん、これが裁判官や裁判長となると、よく言われるように、
腐った司法、あてにならない司法、とんでもない判決を出す司法
といったぐあいに、検察や政府の権力と癒着している場合もあるので、
必ずしも法の番人ではない場合もあります。
しかし、私たち庶民の「小さな事件」を扱う人達のうち、
直接の利害関係を何も持たないで職務に当たっている人というのは、
本当に稀で、「調停委員」はそのひとつだと思いました。
●これが警察官となると、警察組織の面子の方が被害者や加害者よりも
比重が大きかったり、点数稼ぎや昇進もからんできて、
そのせいで、対応に大きなムラがあります。
警官個人の性格や立場によっては、あるいは事件の事案によっては、
おそろしく親切な対応をしてくれることもあれば、その逆もあります。
●もしも私が、法律の専門家であったり、その知識があったらば、
私は、絶対に弁護士にはならず、この調停委員になると思います。
自分自身が、調停に臨む姿勢さえ整えれば、自分の仕事を誇りに思える、
本当に数少ない職種だと思いました。
それを支えているのは、何よりも「中立性」です。
弁護士なんてのは、正義や救済を口にしながら、
依頼人からの支払いなしには何もしない「傭兵」です。
弁護士は法廷戦争のための、「雇われ兵士」なのですから、
事件そのものに対して、はなから、中立であろうはずなどありません。
●原子力の規制委員会にしても、何の世界でも、
当事者らとの利害関係がなく中立性が保たれる、
報酬やお金がからまないということが、
かくも、物事を「正常」にするということを感じた一日でした。
そしてタイトルにどうして「調停委員は見た」と書いたかといいますと、
私は、調停委員の人には、調停委員の視点で「本」を書いてほしいからです。
法律の本や、紛争解決の本というと、ごまんと世の中にはあり、
おおよそ、そのほとんどが、弁護士の自己宣伝のためか、
たんなるハクづけの為の出版です。
(実際、小物の弁護士の本など、ちっとも売れてはいない。)
そうではなくて、「死体は語る」の本のような、
現場で見てきたことを調停委員の人に書いてほしいのです。
これから、元調停委員の人が書いた自叙伝や、ブログや、
本当にあった「怖い話」みたいな本がないか、調べてみます。
●ということで、少し、ざっと調べてみると、
どうやら、私のケースは、
たまたま、私と調停委員との相性が良かったようである。
加えて言うと、相手方の弁護士が、
仕事をサボりすぎて、態度が悪すぎたこと。
ケースによっては、調停委員が、ボロクソに言われている。
↓
調停委員になった人の話
http://d.hatena.ne.jp/nagisa74/20120622/1340327300
こんな記事がヒットした
http://ameblo.jp/be-a-superman/entry-10277015130.html
弁護士から見た調停委員
http://ogawalaw.com/blog_detail/&blog_id=2&id=50
調停委員など何の権限もないと揶揄する記事
http://minogame2563.seesaa.net/article/290507161.html
調停委員へのボヤキ
http://blog.goo.ne.jp/aishin-tantei/e/cc2c3c7ae97b18ac2054fa0157e88020
行政書士のボヤキ
http://blog.livedoor.jp/rikongyouseishosi/archives/50078595.html
調停委員の変更は可能か?
http://www.bengo4.com/bbs/608
調停委員について
http://rikon.at.webry.info/200609/article_6.html
調停委員についてのまとめ
http://www.ayame-law.jp/article/14272033.html
●こういう事情を読むと、
どうやら、次からは、
「調停委員の立場と、彼らが行使できる権限の範囲」をよく理解した上で、
いかにして、相手方の弁護士が、
「不成立にしようとするのを、阻止するか」、というあたりになりそうです。
むろん、私は、不成立の場合の裁判も視野に入れていますが、
せっかくの調停という制度を有効に活用しないのはもったいないですから。
●しかし、前に、行政書士と弁護士は仲が悪い、と書きましたが、
調停委員と弁護士も、相当に仲が悪いようです。
まー、ざっくり言えば、
これも、一種の「縄張り争い」なんだろうなと思いました。
行政書士と弁護士の比較ならば、
私は行政書士の方が「仕事をきちんとする」ので好きです。
調停委員の場合には、民間からの採用なので、
とんでもないゾンビが調停員になって問題が起きることもあるようですが、
ただし、調停員の場合には、個人的には人格的な大問題があっても、
弁護士のような、
「ぼったくりビジネス」に根ざした「極悪非道さ」だけはなく、
せいぜい、高飛車で横柄な態度をする程度なので、実害は少ない人種だと思います。
金融マフィア、
軍事マフィア、
医療マフィア、
原子力マフィアの次に、
弁護士マフィアは、あり得ますが、
調停委員マフィアって言うほどの極悪さはないでしょうから。
まー「司法マフィア」って、くくってしまわれると何ともいえませんが。
●
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