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無明庵日記●猫の足跡-その553● 【空間線量(または表面汚染値)から「ベクレル/キログラム」への変換方法】
by:
鈴木崩残
2013/03/17(Sun)08:34:55
表面汚染の数値からBq/kgへの変換係数
●前回の投稿で、いろいと試算してみましたが、係数を割り出すための
計算をもう一度、やり直すために、いろいろな計測動画を見てみました。
すると、
↓
この場合は、地表から1mの高さでは、地表は「約2倍の線量/h」
↓
http://www.youtube.com/watch?v=qf-sKyjcbEg
この場合は、地表から1mの高さでは、地表は「約5倍の線量/h」
↓
http://www.youtube.com/watch?v=Bf5iTJvcaQ4
この場合は、地表から1mの高さでは、地表は「約10倍の線量/h」
↓
http://www.youtube.com/watch?v=onKi9lbm2as
■以上は、汚染が低めの地域ほど、
「地上1メートルと地表」とでは、「2倍から5倍」と、その差が少ないが、
汚染の多い地域では、「10倍」も違うということを意味している。
つまり、汚染の多い地域は、
空間線量は、大気の流れや、時間経過で下がるが、
土壌や地表の線量は、いつまでも下がりにくい、という証拠でもあろう。
■次の動画は、
地上1メートルでの空間線量と、
地表での「ベクレル数/平方メートル」を比較したものである。
サンプル1では、
地表から1mの高さで1,2マイクロ/hで、
地表は240,000ベクレル/平方メートル。
サンプル2では、
地表から1mの高さで1マイクロ/h以下で、
地表は240,000ベクレル/平方メートル。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=eqM_PNnDR84
■しかし、対象物が「藍藻といった濃縮物」ではなくて、一般的な土で、
しかも、地表から1メートルの高さではなくて、
地表の表面で同時測定した時の、
「マイクロシーベルト」の測定値と、ベクレルとの関係の参考になる、
係数が知りたいと思ったら、ここにあった。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=NoR7TO152EY
■これを見ると、
「地表の表面」で測定した「マイクロシーベルト/h」の数値に、
係数を、×28,000、にすると、「概算」に過ぎないが、
「ベクレル数/平方メートル」が出るようだ。
________________________________
●では、どうしたらいいのか、となると、
空間汚染計だけではなく、
まず、表面汚染の「ベータ線」を計測できる機種を使うこと。
むろん製品によって精度の違いがかなりある。
私見では、「インスペクター」や「TERRA」の方が、
「RADEX」よりお勧めである。(その根拠は一つ前の投稿にあります)
●すると(1メートルの高さの空間線量ではなくて)、
ベータ線を計測して出た「表面汚染の数値」に、
×28,000で、ベクレル/平方メートルが出るが、
問題は、ここからで・・・
これに、どんな係数を使えば(ここでは「割れば」)
これが、「ベクレル/キログラム」へと換算できるかである。
■同じ、1平方メートルの土地でも、地表から、
・1センチ掘るとすると、
ベクレル/キログラムから、空間線量への係数は約4.5倍。
・5センチ掘るとすると、
ベクレル/キログラムから、空間線量への係数は約65倍。
・15センチ掘るとすると、
ベクレル/キログラムから、空間線量への係数は約195倍。
と言われているが、
これは、結局は「何センチ掘ったら、だいたい1キログラムになるのか?」
ということであるので、掘る土の密度と比重によって変数が生ずる。
■1平方メートルの土壌を1センチ掘っても、
その土の密度や比重によっては、1キログラムになるかは微妙なので、
5センチ掘れば、どう考えても1キログラム以上になるだろうとみて、
試みに、係数を「あの保安院」の提示していた「65」にしてみた。
つまり、ベクレルからマイクロシーベルトへの変換ではなく、
「その逆」にするには、表面汚染の線量を「65分の1」すれば、
1キログラムあたりの汚染値が分かるだろうと推定してみた。
すると・・・
たとえば、(1メートルの高さの空間ではなく)
「表面汚染」が、
「0,1マイクロシーベルト/毎時」の土地では、
×28,000
=「2800ベクレル/平方メートル」の汚染で、
÷65
=「43ベクレル/キロ」の汚染濃度の土という事になる。
■そこで、食物への移行係数を仮に「5%」とすると、そこで取れる作物は、
×5%
=「2.15ベクレル/キログラム」の汚染となる。
●よく、「表面汚染の数値では、食品検査は出来ない」というが、
放射性物質が「降り注いだこと」を考えるならば、
「土壌や植物」の場合には、
「表面が汚染されずに、中だけが汚染されている事」は、まずあり得ない。
「内部が汚染されていて、表面の汚染がない」のは、動物や海産物である。
・今回の変換係数は、前回の試算とは違って、使えるかもしれない。
●さらに、もう一度言いますが、
御用学者らは、
「ほうれん草やキノコを、1キロも食べる者はいない」と言いますが、
たかが、1キログラムなどという量は、
水や、米や、麺類の主食では、あっと言う間に食べ尽くします。
肉だって、200グラムを5日食べれば1キロです。
それを考えたらば、
現在、「ベクレル/キログラム」で示されている食品検査の基準値の、
10ベクレルだの、100ベクレルなどは、
体内に「あっと言う間に、蓄積される」わけです。
■10ベクレル/kgの食品でも、それを1キロ食べるのに、
たったの10日で済むとしたら、毎月、30ベクレルの内部被曝です。
それを「1年」食べ続けたならば、
皆さんが、公示される食品の数値を見て怖がっている、
「360ベクレル/kg」レベルの汚染食品を、一回食べたのと同じです。
●外部被曝よりも、内部被曝が危険であることなど、
既に、チェルノブイリ事故による、
ベラルーシやウクライナのその後の25年以上のデータからも明らかです。
●放射性物質は、体内に入った「針のようなもの」であり、
たとえ、その後、体外に排出されても、
「針が内部にいた間」に傷つけたDNAは元に戻らず、
その後も各種の治療困難な病気の原因となり得る。
*********
●関東でも、あちこちに、一般人の年間被曝限度の1ミリシーベルト
(毎時約0.12マイクロシーベルト)を越える地域があり、
毎時1.0マイクロシーベルト以上を計測する危険地域すら、
関東地方には点在しています。
たとえば、今では、関東のあちこちに、どこにでも点在している、
毎時「0.5マイクロシーベルト」の土地は、私の計算上では、
「215ベクレル/キログラム」の土壌汚染になっていて、
そこで取れた作物は、
10,7ベクレル/kgの汚染食品と考えるのが妥当だと思っています。
*********
まとめますと、
>「★表面のマイクロシーベルト値」(ただし「ベータ線測定」)
>「×28,000」=「★ベクレル数/平方メートル」
>「÷65」=「★ベクレル数/キログラム」
>「★作物」へは「5%」の移行とする
■計算を簡略化したい場合には、28,000÷65=「430」
これを係数とする。
ベータ線測定による表面汚染数値×430=ベクレル数/キログラム
>>もしも、「1mの高さのガンマ線測定値」を元にする場合には、
>>・汚染の低いところでは、地表汚染はその「2倍」。
>>・汚染が中程度のところでは、地表汚染はその「5倍」。
>>・汚染が多いところでは、地表汚染はその「10倍」とすると良いかもしれません。
*********
●ところで、ガイガーカウンターを作動させてみた。
左写真は、設定してから間もないので、数値が安定しない。
右写真は安定して、低い数値の場合。
下の左写真は、うちの測定値。この0,13は高めですが、
平均的には「0.11マイクロシーベルト/毎時」ぐらいです。
裏側の、GM菅のあるところのケース部分に、複数の穴があり、
完全にはアルミなどで遮蔽されていないのでベータ線も計測してしまうため、
他のメーカーより数値がやや高めに出るが、
警戒心を忘れない為には、これぐらいが、ちょうどいい。
上の右の写真は、試しに、東京と神奈川に出たときに着用して、
まだ洗濯をしていなかった衣服の表面を測定したもの。
なんと、0.16マイクロもありました。
これって、うちで最も「埃」が溜まる玄関の「0.17マイクロ」と、
ほとんど同じです。
ちなみにうちは、山梨県の河口湖近辺。
汚染はかなり低いはずと思っていたが、そうでもない事が判明。
何しろ、震災の年に、近くの鳴沢村で、
「自家菜園で取れた野菜を個人で専門の測定に出したら、100ベクレルを超えた」
という話を、信頼できる地元の筋から聞いたので。
●で、それって、今回、試算した係数で「逆算」をすると、
富士五湖にすら、
「13万ベクレル/平方メートル」も汚染された土壌のスポットがあって、
そこでは、土の表面汚染がベータ線測定で、
「4.6マイクロシーベルト/毎時」もあって、
そういう、放射性プルームが降り注いだ場所では、
1メートルの高さでの、ガンマ線の空間線量は、
地表でのベータ線の測定値の「約1/2」と、かなり低く見積もっても、
2011年の3月から8月当時の、もっとも酷いときには、
「2.3マイクロシーベルト」も線量のある、
放射性物質を含む気体が、富士五湖にも降り注いでいたことになる。
★【ガイガーカウンターをお持ちの方は、ぜひ、
この民間の「汚染マップ」づくりにご協力ください。】
みんなで作る汚染地図『測ってガイガー』
↓
http://hakatte.jp/geigermap/
・
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