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無明庵日記●猫の足跡-その632●【ド素人食品検査奮闘記−第15回目】
by:
鈴木崩残
2014/01/20(Mon)08:28:31
まず野呂美加さんの声からお聞きください
http://www.youtube.com/watch?v=0_KEmBwGKV0&feature=youtu.be&t=11m59s
■以下のバズビー博士の推定でも、福島での甲状腺がんの発生率は、
事故前の200倍となっていますが、
野呂さんの報告をそのまま計算しても、200倍を既に上回っています。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=SsWVngZaAuU
___________________________________
「ド素人による食品検査」奮闘記
第15回目
■まず、個人測定もどきを開始してから、かなり初期のころから、
ずっと気になっていた点を改良することとなりました。
それは、鉛の遮蔽器内の容積です。
それが、あと鉛を2つ買い足すだけで、10cm平方×高さ15cmの
部屋を中に作れるとわかったので、早速、鉛ブロックを2つ注文しました。
■そして、そこに収納する大きさがほぼ「ぴったり」の容器が、
なんと、我が家にありました。それも何個も。
それは、砂糖やコーヒーや乾物などの食品を入れるために、
うちのシェフ(相棒)が購入してあった未使用の「密閉保存容器」です。
「やったー」と、心躍ったのである。
↓
右にあるのは「干しいたけ」という悲しいラベル。
西日本産のしいたけが手に入らず、我が家では
過去2年、しいたけを一度も食べませんでした。
シイタケは元々過去の大気圏内核実験のせいで、
放射性核種値が高いとは言え、どうしても神経質になるのです。
↓
■それで、このキッチン用の密閉保存容器と、遮蔽容器内の容積は、
サイズがたった2ミリ程度の誤差があるのみなので、鉛を僅かにずらせば、
「ぴったり」と遮蔽容器内に収まるのです。
これで、いろいろな試料、検体を、1リットル弱は、入れられると思う。
■遮蔽容器の作り方で、もっとも最初につまづいたのは、
1インチのアルマジロが、思ったよりも外形が大きかったことです。
ミニジャックを差し込むと、コードの分も含めると、予測外に空間を必要とし、
その長さも確保しなければならなかった。
■今のままでは、アルマジロだけで高さ約11センチを必要とするために、
6cm×6cm×20cmの内部に入れられる検体は、わずかであり、
角型や丸い容器に入れると、比重が比較的ある、水や塩であっても、
せいぜい120グラムしか、入れられないのである。
こんなにしょぼい状態でした。(測定できるわけがないですね)
↓
その結果、たとえば、すりおろしたリンゴを11時間測定しても、
こういう状態である。
↓
左図の通り、バックグラウンドと、さして変わらない。
つまり、「ほとんど何も検出されていない」と判断しました。
しかもその上、なんかだかK40の位置まで、ズレているように見える。
右図は、どちらも重さを「93グラム」にした「おろしリンゴ」と「やさしお」。
「おろしリンゴ」は、ほとんど何も反応なしです。
■そこで、遮蔽容器内に、1.5リットルの容積を作り、
ビニールに入れた試料か、
またはプラスチック容器に直接に検体を入れ、
その中心部に、常に「一定の深さ」で、
何重にか保護したアルマジロ(タイプ3)を、
直接に入れる(挿し込む)、という方法にすることにしました。
こうすれば、今ある鉛ブロックに、鉛をあと2つ足すだけで、
約1リットルの検体を入れることが可能になりました。
マリネリ容器ほどではないにしても、今よりも、ずっと効率よく、
1リットル近い検体からの放射線をアルマジロに拾わせることが出来そうです。
■前回の投稿で教えて戴いた、土壌とやさしおを使った混合線源を、
作ったり、他人様から、譲ったりして戴くにあたり、事前に、まずは、
「まともな容積を持つ遮蔽容器」を作り直さねば、試料を戴く方に対しても、
失礼になる、とも思ったのです。
●ちなみに、遮蔽容器を自作する多くの人が、一般的によく扱われている、
200×100×50mmタイプの鉛ブロックを組み合わせる、
という方法を使っているようですが、
たぶん、今回の私のようなブロックの組み合わせをする人は、
まだいないと思います。(コストを下げようとするあたりが自分で涙ぐましい)
私のような個人測定をしたい人間が遮蔽容器を自作しようとすると、コストの面から、
円形のものを特注したりするのは、家計的にキツイですし、
いわんや市販の遮蔽容器は、さらに高額で手が出ません。
■この鉛ブロックの組み合わせ方は、これから作る人の場合には、
20×10×5cmの鉛ブロックを「7個」と、
15×10×5cmの鉛ブロックを「2個」の組み合わせで簡単に出来ます。
また、
20×10×5cmの鉛ブロック4つと、
15×10×5cmの鉛ブロック6つでも、全く同じものが作れます。
■完成予定図(・・・自虐的名称になっていますが)
↓
私は、既に自分が使っている大きさの鉛8つを、そのまま使って、
組みたて方を変えるので、買い足すのは2つだけです。
そこで、今回のような組み合わせとなり、
かつ、たまたま、うちに余っていた容器がぴったりというのが、
実に気分がいいのです。
(偶然に、何かの組み合わせがナイスになる事に、いちいち一喜一憂する
という子供じみた我が家の精神状態を「ぴったし教」と冗談で言っています。)
本日はここまでしか出来ず。
*********
と思いましたら、測定所の方からメールで助言を戴きました。
これから先に進むのに、知りたい点でした。
鈴木様
■・やさしおより塩化カリウムを入手されたほうが確実だと思います。
(やさしおのKCLの含有量はあくまでメーカー公称値なので)
ネット通販サイトなどで購入できますが、
身分証明書の提示を求められるかもしれません。
・もともと土壌には、多少にかかわらずK40が含まれるので、
計算通りにはなりません。
・ベクレル定量は
「試料からのγ線のスペクトルからバックグランドのスペクトル(計数)を引く」
というのはその通りなのですが、
問題は試料そのものから出るγ線はセシウムだけとは限りません。
以下の画像はカリウムを多く含む試料のスペクトルです。
>>(注・私(鈴木)が縦を少し伸ばして、図に長体をかけました。)
緑の線は「試料からBGを差し引いた」ゼロレベルで、
カリウム(K40)から右側(高エネルギー側)はほぼゼロレベルになっていますが、
左側は持ち上がっています。
これはカリウムの「コンプトン散乱」によるもので、
セシウム自体のコンプトン散乱もあるので左側(低エネルギー)が
大きく盛り上がっています。
このままゼロレベル基準で計数(三角形の面積)を数えて
ベクレルに変換すると過大評価(あるいは誤判定)になるので、
> ベースライン(赤の線)をなんらかの方法で引く必要があります。
これをソフトで計算するのはかなり大変なので、
個人測定なら紙にプリントアウトしたものに「えいっ」と目見当で
線を引いて大まかなピーク(三角形)の面積を求めても、
それほど間違いではないと思います。
画像ソフトの中には塗りつぶした面積を計算してくれるものがあるので、
同縮尺でキャプチャーしたスペクトル画像を手動で処理できないか
考えています。
*********
校正された装置でCs137が70Bq/kg、Cs134が30Bq/kgと定量された試料を
アルマジロで測定し、その値とピーク面積と対応させ ればよいという事だと思います。
上述の画像にありますが、
少なくとも濃度の異なる2点を結ばないと線が引けません。(欲を言えば3点)
仮に3点が青線のように直線的な関係で増減しているなら、
未知の濃度の試料のピーク面積からベクレル量を推定することが可能になります。
こうして作成したグラフ(直線)を検量線と呼び、その傾きが「換算計数」になります。
この検量線は核種ごと、使用容器ごとに作成する必要があります。
*********
放射能濃度の測定は「絶対値測定」ではなく、
あくまでも「値付けされた試料」との比較でしかありません。
これは市販のベクレルモニターだろうがアルマジロだろうが全く同じです。
*********
余分なコンプトンが出ないCs137だけの単一核種の体積線源がない場合には、
やむを得ず土壌などの自然核種を含む環境試料を使用していますが、
Cs137のピーク面積は、高エネルギー側のK40やCs134のコンプトンの
影響を受けるで難しくなります。
簡易的に手計算でピーク面積を求めて、ベクレル量を推定する方法は、
他人様に「どうだ!」と威張れるようなシロモノではありませんが、
少なくとも「ピークが見えないのに無理やり数値を出す」こともないですし、
ソフトの出す数値を鵜呑みにして桁違いすることもないと思っています。
*********
このコンプトンの処理は難物で市民測定所のデーターであっても、
中には怪しいものもあると推測されます。
ですので、ソフトの数値がおかしいと思ったらば、
手で計算して確かめるという事については素人も玄人もありません。
「ソフトが出した数値だから(恣意性がない)客観的」と考えるのは危険です。
ハードもソフトも人間が作ったものですから。
*********
●いつも、本当に、ありがとうございます m(- _ -)m
【コンプトン】という用語が出てきますが、
ネットを見ると、計算式が沢山でてきて、分りません(>_<)。
そこで、それが測定とは、どう関係あるのかという、
ごくごく簡単な説明を、なんとなく理解した気になるのみに、留まっております。
↓
http://riverfieldkh.com/?post_type=faq
______________________________
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