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無明庵日記●猫の足跡-その667●「素人による 食品検査奮闘記・第47回」
by:
鈴木崩残
2014/04/01(Tue)11:11:00
「素人による個人測定」第47回
アルマジロによる10Bq/kg未満の
暫定的定量へのチャレンジ
■タオルのシミ
●少し前に投稿しました、
水洗いをしたものの「汚泥が滲み染み付いたタオル」ですが、
出来る範囲で、いつもの検体の形に似た形で再度測定してみました。
↓
●すると、やはり、しっかりセシウム連山があるように見えるものの、
バックグラウンドと同時に表示をする、この表示法だと判断しにくい。
↓
●そこで、ここで「BKG使用」をONにする。
これは、セシウムの存在の判断がつきにくい低濃度検体の場合に使用すると良く、
かつまた、この表示法であれば、定量の時に採る三角形が、
二等辺三角形になるので、誤差が少なくなりそうである。
★またこれだと、ヘロンの公式の計算ツールを使わなくても、
面積は、底辺の長さ×高さ÷2 だけで出せる事になる。
■重量がたったの32グラムしかないので、
1kg換算した時の計算誤差は大きいと思うが、
かなり大雑把な推定にすぎませんが、
>>10Bq/kg前後(三角形の底辺の取り方が小の場合)
>>20Bq/kg前後(三角形の底辺の取り方が大の場合)
■こうして、やりがいのある課題が、また増えた。
右端の中央の「(仮称)TDスライド」を「+400」にすると、
1インチ・アルマジロとテレミノV6.2によって、
「30Bq/kg以下」の「表示」と「定量」に非常に便利であり、
なおかつ「BKG使用」をONにすることで、10Bq/kg未満の量の
セシウムの有無と、その定量にまで、なんとか、こぎつけそうである。
■そこで、この表示法に固定した「換算係数」を割り出すために、
もう一度、「茶葉」の試料をお借りして再測定するか、
または新規に、10ベクレル前後の低濃度の検体を自分で用意して
測定依頼をすることにしました。
練習用検体に適した「煎りぬか」
●「煎りぬか」は、
1から10ベクレル前後の試料として、かなりいい検体になりそうです。
しかも「米ぬか」は、比重は軽いものの、
「粒子が細かい」という点で、検体にとてもよく、
かつ「煎りぬか」は、保存性もいいので試料として最適だと感じました。
■北関東の「米類」あたりが、
福島や三陸産と違い「ノーチェック」の可能性があるだろうと思い、
微妙にセシウムが出やすいかもしれないと考えて、
少し前に、玄米やもち米など、4点を入手したものの、
測定所での測定結果が、
最高値で、約 0.9Bq/kg、0.7、0.5、0.3以下となり、
1インチ・アルマジロで測定するには、あまりにもセシウムの濃度が低すぎて、
私の今の設備と技量では、練習にならないのでした。
*********
■そこで、とりあえず、今回の「新しい表示法」で、
前回の、確実に10ベクレルありそうな「煎りぬか−MB」と、
あったとしたら1ベクレル前後の「煎りぬか−KW−T」
「煎りぬか−KHO」、そして、新規に「煎りぬか−TSU」、
この4つを測定して、今度は「BKG使用」をONで見てみました。
(↓後述する結果がそれです)
●そして、検出されたと自分で思ったものだけを、測定所に依頼してみて、
もしも、さらなる追加測定が必要そうならば、
ゲルマニウム半導体検出器でのチェックをお願いする予定です。
■煎りぬか(MB)240g
●前に測定した煎りぬかを、もう一度再度測定しました。
●しっかり山が出ましたので、これは測定所に測定依頼を出します。
↑
このグラフのみ、別のPCで表示したのでいつもよりも横長のディスプレイになっています。
定量の為の再計算をしていないので、
あくまでも推定ですが、セシウム137のみが、
>>底辺の取り方を小さくした場合でも、7〜8Bq/kgはありそうです。
>>底辺の取り方が大きいほうで計算すると10Bq/kg前後
↓
■煎りぬか(TSU)275g
●別の「煎りぬか」です。
↓
★結果です。
>>推定でセシウム137のみで、1ベクレル未満
↓
■煎りぬか(KW−T)263g
★結果です
>>推定で、セシウム137のみで、1ベクレル前後
↓
■煎りぬか(KHO)274g
★結果
>>推定で、セシウム137のみで、2Bq/kgから4Bq/kg
↓
●はっきりと「ある/なし」が決まらなかった、
微妙な2つの煎りぬかを比べてみた。
↓
●現在まだ分からない2つの事
■グラフの面積から、換算係数によって定量を試みる場合に、
下図のように、
>>単純なひとつの「二等辺三角形」だけで面積を決定すべきか、
>>それとも、セシウム連山の中に含まれているならば、
>>鋸歯状(ノコギリ状)の山の部分をも面積に含めるべきか?
この事で、思案しています。
ノコギリ状の部分まで含めると、過大評価になる可能性がある気がしますが、
しかしこれは、今後、近日中に、測定所で数値を出していただき、
それを元にして、「面積の取り方」も、試行錯誤して、
測定所の結果に近くなるように試みてみます。
↓
↑
今のやり方というのは「セシウムの山の裾野の両足の2点」
この2点は、ほぼ位置は固定させています。
この理由は、セシウムの山は、
「わずかな盛り上がり」であれ、シャープな山であれ、
>>「裾野の両足の位置は同じであろう」との推測からです。
したがって、セシウムの山の中に、複数ある細かい山の振幅のうち、
その「最も大きなひとつの山だけ」をピックアップしてその面積を使う
ということは現在はしていないわけです。
この方法が良いのか悪いのかを、測定所での結果が出たら、
まず検討しないとならないのです。
●また、たとえば、三角形の面積を割り出す方法ではなく、
>>「ピークが最大の位置だけ」を重視して、
>>そこの「高さだけ」で割り出すという方法も試してみるつもりです。
*********
■もうひとつ分からない点は、バックグラウンドを差し引いたグラフがある場合に、
ベースラインは、以下の図のAとBのどちらを取ればいいのかです。
↓
●これは以前にご教授戴いた「お絵かき法」に照らし合わせれば、
おのずと「A」ということになろうかと思う。
■ピーク位置がずれる(ドリフト)について■
●メモ1●
現在の自分の設備では、15ベクレル以下の濃度の場合には、
判断できるグラフが出るまでには、最低「10時間」、
ほぼ確実に分かるのは「20時間」の測定時間と分かりました。
●メモ2●
ツイッター上でこんな記述を見つけた。
>>放射温度計でシンチ表面温度をとっているのですが、
>>空調管理していても±1,2度の温度差は起こっていると分かりました。
>>温度が上がると、Kの目盛りの位置が低エネ側(左)へ(グラフは右へ)、
>>温度が下がると、Kの目盛りの位置が高エネ側(右)へ(グラフは左へ)ズレる。
>>温度が校正時温度とピッタリあっている時だけズレなし。
>>校正時のマリ容器温度管理も大事。
最もピーク位置がズレる(ドリフトする)原因は、
うちの場合には、検体の形であり、シンチの底面だけを使う場合と
角型マリネリ容器の体積線源では、20keVは簡単にずれる。
(底面だけの場合には、角型マリネリ使用よりも「左」に「グラフ」がズレる)
*********
■ということであるので、
「2度ずつ」違う、「温度別の校正用検体による設定保存」と
「バックグラウンド」も2度ごとの温度別に保存しておいて、
この二つを、測定時の温度と同じにすればいいということだろう。
とりあえず20度から30度まで2度おきに、
6種類のデータを 作っておくことにした。
「設定保存」のファイル名は
「遮蔽容器内**度 校正検体名」にして
「インポート用保存」のファイル名は
「遮蔽容器内**度 バックグラウンド」とか付けておこう。
●測定毎に、そのつど、この二つを、それぞれ5時間ずつ測定する、
という手もあるが、早朝と日中では温度差も大きくなるので、
あらかじめデータにしておいた方がよさそうである。
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