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無明庵日記●猫の足跡-その673●☆重要☆「素人による 食品検査奮闘記・第53回」
by:
鈴木崩残
2014/04/14(Mon)13:38:50
「素人による個人測定」第53回
自分の好みのBq/kg値の検体を調整する
『定量試験試料』の自作法
●今回は、前から、ずっとやってみたいと思っていたことをしました。
それは、たとえば、Cs−137が20ベクレル/kgの検体が欲しい、
という場合に、それを自作する事です。
●そこで問題だったのは、こうしたものを作る場合には、
体積の主要部分となるものに汚染物質を付着させたり、又は滲みこませる、
という方法が、ひとつめの方法としてあります。
それは前回やった「ドロライト」のようなものです。
ゼオライトにキメの細かいドロの粒子を付着させたわけです。
●もうひとつの方法は、二つの検体を混ぜる方法ですが、
たとえば、異なる密度、粒子の大きさの物質を二つ混ぜると、
移動したり、容器を振っているうちに、細かい粒子が底に落ちて、
大きな粒子が上に上がります。
しかしこれは、測定の際の「検体の均一性」を損ないます。
●そこで今回、私がやったの方法は、
米ぬか(煎りぬか)に、同じような大きさの粒子の粉を混ぜる方法です。
使ったものは、煎りぬかと、
セシウム137が、約200ベクレル/kg含む「焼土」190gと、
先日の「ドロライト(推定34.66Bq/kg)」の粉が108gです。
煎りぬかは、むろんセシウムの汚染のないものを選びます。
●「焼土」は、土を炭のように黒くなりかけるまで加熱したものです。
普通の土壌サンプルは、水分を飛ばす程度までしか乾燥しませんし、
重量が「体積と同じ数字」になるようにと調整する人もいます。
今回の焼土は、それよりもさらに加熱して文字通り「焼いた土」です。
こうすると、粒子がとても細かくなりますので、煎りぬかと混ざったときに、
均等に混ざるだろうと思って作ったのですが、抜群の出来でした。
非汚染の米ぬか(煎りぬか、または小麦粉)と、
これらの汚染物質を混ぜる割合は以下のとおりです。
■動画で説明しました。
計算の内容は、動画のあとに説明しました。
↓
■ちなみに、汚染濃度の概算は、次のようになりました。
>【3.74Bq/kgの検体を作る】
粉末のドロライト * 推定・34.66Bq/kg が 108g。
粉末のドロライトは、1グラムあたりは÷1000で、0.03466Bqですから、
>>0.03466×108=3.7432Bq/kgになります。
この場合、加える煎りぬか(あるいは小麦粉)は、
セシウムをほとんど含んでいないという事が条件です。
>【38Bq/kgの検体を作る】
焼土 * 推定・200Bq/kgのものが、190gあります。
焼土は、1グラムあたりは 200Bq÷1000=0.2Bqですので、
>>0.2×190=38Bq/kgとなります。
これに、煎りぬかを加えて作りました。
むろん、セシウムに汚染されていない煎りぬかです。
二つの検体の測定結果
●前述の二つの検体の測定結果のスペクトルを下記に掲載します。
結果からしますと、測定所で定量されたものから作った
粉末ゼオライトを混ぜた検体は、計算上とほぼ同じでしたが、
「焼土」は、かなり違うかもしれません。
この焼土の元となった土壌は、生の状態では約40Bq/kgです。
加熱乾燥処理したときに、きっかり重量が4分の一になりまして、
その測定結果は、Cs−137が160Bq/kgでしたので。
●それをさらに加熱して焼土にしたのですが、私は概算で、
元の生の土壌の5倍ぐらいに濃縮されたのだろうと思っていますが、
これは測定結果を待たないと、この新しい比率の定量用表示では
まだ換算が出来ません。
↓
「焼土入り煎りぬか」
●比較のために色々な試料のスペクトルを表示しました。
見ると分かるように、Cs−137が高い数値のグラフを
面積から定量するために表示すると、
10ベクレル以下は、山が捕らえられなくなります。
そのために、定量用表示を「高・中・小」の3種類を用意して、
グラフの拡大率を、それぞれに面積を求めやすい大きさの表示法に変えたわけです。
↓
【測定結果】です。
(この「定量用表示(中濃度用)」は、
まだ基準となる検体の測定所での定量による
換算係数が出ていないので、現在、K−40のみの定量です)
>Cs−137=*****Bq/kg
>Cs−134=*****Bq/kg
↓
■そこで、今回は、100Bq/kgまでの定量用のフォーマットを
代用して概算のみ出してみました。
↓
>Cs−137=50.05Bq/kg
>Cs−134=31.53Bq/kg
●カリウム40のみは、
そのための、別の定量用表示と換算係数があるので割り出しました。
↓
>K−40=515.66Bq/kg
この検体は、こののちに、
50ベクレルは高すぎる数値の検体で、私の測定には必要ないと判断して、
21.23ベクレルに、ぬかと汚染焼土の調合をやり直しました。
測定所にはこちら(推定21.23Bq/kg)を出します。
「粉末ドロライト入り煎りぬか」
●これは、粉末ドロライトの汚染数が既に出ているので、
かなり計算上の数値(Cs-137=3.74Bq/kg)に近いはずだと思ったのですが、
結果は、5.595Bq/kgでした。
改良点としては、三角形の面積のピックポイントが少し違っているようです。
■私が、なぜ、
「他の検体のスペクトル」を、常に計測中の画面に表示するかといいますと、
それは、ピークがずれるドリフトの修正を計測のときに、そのつどするためです。
また、ピーク調整のために、
主に「4つ」のリニアライザーのスライドを動かしたときには、
そのたびに、BKGと、全部の参考グラフも「インポートのやり直し」をします。
↓
【結果】です。
>Cs-137=5.595Bq/kg
>Cs-134=1.317Bq/kg
>K−40=819.36Bq/kg
■K−40が、だいぶ高すぎる気がするのですが、もしかすると、
粉末ゼオライトと米ぬかの合算のせいかもしれませんが、
これも、測定所に出してみないと分かりません。
*********
続いて「酒粕」の測定を試みた
「 蛇 足 」
冷蔵庫から出して、いきなり測定しそうになってしまった・・・。
一目みて、グラフの立ち上がりが変だったので、あわてて取り出して、
半日ほど、室温で戻しました。
こりゃ、いかん、いかん。・・・冷蔵食品の扱いにも慣れないと。
★ 結 果 ★
私的には、「検出」です。
↓
●過大評価にだけはならぬように、よく注意を払って、
ピックする面積は、最小限に留めたのですが、それでも結果は、
>Cs−137___2.238Bg/kg
>Cs−134___1.059Bq/kg
>K−40_____36.739Bq/kg
でした。
↓
うちの相棒が、お菓子の材料に使いたいと言っていた酒粕だったが、
セシウムの合計が、3.3Bq/kg は、かなり躊躇するところだ。
まー、もともと測定テストのために購入したものだから、食べないことにした。
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