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無明庵日記●猫の足跡-その687●「素人による 食品検査奮闘記・第66回」
by:
鈴木崩残
2014/06/07(Sat)18:29:25
「素人による個人測定・奮闘記」第66回
出来るかも?セシウム水溶液
■大久さんのところに里帰りしたアルマジロ君、
きっと可愛がられているんだろうな。
ということで、測定作業に関しては、
長期「アルマジロ休暇」中の私であった。
こういうときもあっていい。
(正直言うと、若干納期が不安なのであるが、
きっと技術者の人には、
凄い、こだわりというものがあるのだろうと思っているので、
「いつ頃になりますか?」とか、
野暮な問い合わせはしないように、
待ちきれない気持ちをぐっと自粛しています。)
●それでその間にやっておこうと思った事を本日やりました。
あとで、スライド動画にしておきます。
参考にしたのは、下記の方法です。
↓
http://www.nims.go.jp/genso/topics/0ej007000000370k.html
しかし、そんなもの家庭で出来るのかなと思ったら、
庭で、高圧のガスバナーでやっている人を見つけました。
↓
http://www.eonet.ne.jp/~morikama/kateijikken.htm#enkarujikken
●私は、手裏剣の焼き入れとかで、プロパンガスの台所のコンロを
使うことが多いので、高圧のガスバーナーや、加治屋さんのような炉がなくても、
気長に時間をかければ、ある程度は、
必要最低限までは、金属を熱することが出来るのはわかっていました。
そこで、高温出力のバーナーはなくとも、カセットコンロでも時間をかければ、
600度を越えるだろうと予測して、やってみました。
●結果は、約45分ぐらいから、
塩化カルシウムと食塩(精製塩)が液体に熔け始めました。
(ただし、カセットコンロのガスは「新品」で勢いが良い事が条件です。
ガスの残量が1/4以下のものは火力が足りません)
●さて、液体といっても、100度のお湯とは違い、
600度を超える高温の液状物質なので、
火傷をしないように少し気をつかいました。
最も心配だったのは、高温になった液体が、ずんどうの底を腐食しないか
でした。
2度目に、冷やしてから水につけたら、赤茶色の液体になったので
てっきり腐食の兆候かと思ったら、後述するように、
「未完成の熔融の場合に出る色」だと分かりました。
(後編の動画を参照)動画中では「熔融」の字が違っていました。
●また、高温になった液体がずんどうの底を腐食して、
コンロに落ちたら急激な温度差で飛び散るのかどうか分かりませんが、
溶けた鉄ほどではないにしても、その危険性はありました。
そうなると大変に危ないので、
鍋の材質は、よく選ばないとならないようです。
資料には
「耐熱合金の表面をセラミクスコーティングした材料が適している」
と書いてありました。
ただし、私の場合は結果的にはステンレスのずんどうで大丈夫でした。
●そこで、まずは、絶対に大丈夫だろうと思える、ぶ厚い鉄鍋でやったのですが、
熱伝導率が悪すぎて、駄目で、底の薄いずんどうにしました。
前編
後編
↑
>前にアップした動画の字幕に誤りがありましたので訂正して新規アップしました。
ステンレスが腐食して赤茶色(黒赤色)になったのではなく、
>「赤黒い液体となる場合は熔融温度の低い「液化未完成熔融塩」」
と資料にあったので、これは失敗したので、錆びたのではありませんでした。
「みせかけの溶融」と呼ぶらしい。
なんでもやってみるものです。
おかげで失敗した場合には、この茶色になると実際にやって学べました。
*********
■さて、1リットルに直すと、約42Bq/kgとなりますが、
土壌の約半分のセシウムが、この塩に溶け込んだとして、
上手くいけば、その90%ぐらいでしょうか(マニュアルでは95%)。
最終的にはリットルあたり、20Bqぐらいの水溶液になると
予測はしているのですが、あくまでも上手くいった場合の話です。
(のちに、測定の都合で水を2リットルにしたので、
よくても10Bq/kgぐらいでしょう)
■なお、このテストが終わったら、最後に、
酢酸アンモニウムで溶出させる方法も試してみます。
こちらは常温で可能なかわりに抽出率は8から11%と低いので、
元の汚染物の濃度が高い場合には使えます。
原子力資料情報室にやり方があるのを見つけました。
↓
http://www.cnic.jp/5052
●水溶液の試料の良いところは、いくつもあります。
1/水溶液の形で、経口摂取する事はまずなく、
粉状の土壌のように吸い込む危険性がないので粉末よりも安全。
2/塩は常温では水に対して約36%以上で飽和し、飽和すると沈殿するので、
1リットルの水溶液を作るには塩は「360g以内」にして、
塩化カルシウムはその2倍の「720g以内」。
つまり、土壌も「720g以内」にする。
こうして、塩の沈殿さえ避ければ検体としての均一性に優れていて、
かつ、(おそらくは)カリウムが少ないと予測されるので、
素人測定の範囲であれば、定量の為の標準線源として利用できる。
3/希釈や濃縮が容易である。
水で特定の倍率に薄めたり、
逆に煮て、蒸気を飛ばして濃縮する事も可能である。
4/測定範囲を、
1000Bq/kg以上のスケールのレンジを必要とする測定所とは違い、
食品のみを、主たる検体とし、なおかつ、
1Bq/kg〜50Bq/kgぐらいの限られた範囲しか対象としないので、
8000ベクレルを越えるような線源は私には必要なく、
濃度は25Bq/kg〜50Bq/kgあたりのがあれば十分である。
そうなると、その元になる土壌は、完全に水分を飛ばし乾燥状態で、
70〜150Bq/kgほどあればいい。
水分を含む土壌は、およそこの3から4倍の重量なので、
「20〜50Bq/kg」ぐらいの汚染土壌があればいい。
これは関東ならば、ほぼどこでも手に入るという材料調達の簡単さである。
*********
■余談ですが、前に掃除をしたが、またファンの音がもっと変な音を立てたので、
中を見てみたら、原因は、コードが羽にわずかに触れていることでした。
そのせいで、カタカタ変な音はするし、モーターに負担がかかって
ものすごい熱い排気が出るやらでした。
そのせいだと思いますが熱暴走防止のために画面が2度ほど黒くなって
ダウンしたりしましたが、PCは無事でした。
それで、早速ネットで調べて、
同じ型の冷却ファンを2500円でゲットしたのはいいのですが、
品番も全く同じなのに、サイズが片側だけが2mm弱ほど違う。
これだと、ファンのフレームを、2ミリほどヤスリで削ることになる。
まー、コードのひっかかりをとったら、すっかり静かになったし、
今のファンで、しばらくは、良しとしました。
また軸部に、ほんの少しだけ潤滑油を注したところ、さらに静かになった。
↓
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