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無明庵日記●猫の足跡-その697●「素人による 食品検査奮闘記・第76回」
by:
鈴木崩残
2014/08/23(Sat)04:43:59
「素人による個人測定・奮闘記」第76回
シンチレーターの気温への耐性
■デジタルアルマジロと、アナログアルマジロ、
それぞれが、気温(室温)で何度まで正常に作動するか比較してみました。
これがデジタルアルマジの外見です。
USB一本で使えるデジタル出力の他に、アナログのオーディオ出力もついています。
なお、製作者の大久さんによりますと、このジャックのどちらかを使用の際には、
もうひとつの穴を、遮光する必要があるとのこと。
シンチレーター内部に外部の光が差し込むと支障があるからです。
●さて、結論からいいますと、このデジタルアルマジロは、
旧版のアナログアルマジロと交換をさせて戴きました。
デジタル版は、シンチレーター自体のアンプに不具合が出たりして、
製作者の方のところと私のところを、行ったり来たりたのですが、
最終的に調整されたデジタルアルマジロは正常に作動しました。
そこで作動温度の確認だけを今回しました。
●ただし、ひとつ注意点があります。
デジタルアルマジロは「極性」が「マイナス」なので、
ソフトもそのように設定します。
■せっかくの機会ですから、
デジタルアルマジロが室温何度まで作動するかを試しました。
↓
結果は、
デジタルアルマジロ・・・・・・27.5度から作動不良、スペクトルやレベルメーターに異変。
そして、29度で信号が停止しました。
アナログアルマジロ・・・・・・32.5度でも、ものともせず、
ピークドリフトもほとんどなしでした。
■夏の暑い時期だけは、アナログにして、秋から春までの半年は
デジタルにすることも考えたのですが、
将来的に、どちらかが故障で修理となった場合のスペアとしては、
同じタイプがいいと思い、ふたつともアナログにしました。
■あとは、デジタルアルマジロが開発されたときのアナウンスに、
出力レベルを製作者の方が調整して組み込むことが出来る、
といった話もありましたが、現時点では、まだその段階ではないようです。
ですので、より設定が簡単になった、ということはなく、
今までどおりに、ピーク校正や、レベル調整は必要です。
■うちのように、気温が32度を超えるなどという過酷環境で、
長時間測定をしている人は、まずいないと思います。
(屋外で使う場合は別ですが)
なので、普通に空調のきいた環境や、
小型の冷蔵庫で、測定環境を安定させらる環境を持つ人は、
デジタルアルマジロの使用をお勧めします。
正常に作動していた温度の範囲内での、スペクトルを見たかぎりは、
旧版のアルマジロ同様「出来るヤツ」という印象を受けました。
● 一方で、懸念材料は3点でした ●
■電源と出力を兼用するために、ジャック穴が一つになり、
頑丈に作られているのですが、アナログよりも接点が繊細なので、
どうしてもちょっとしたことでの接触不良の可能性が、少し不安になりました。
経年により接触が劣化しないかという主観的な心配です。
ただし、それで支障が出たケースは今回のテストではありませんでしたが。
■もうひとつは、動画でも説明しましたが、アナログアルマジロは、
ボディーに対して弱い外圧をかけても何も影響はなかったのですが、
デジタルの方は、インターフェイスの回路の組み込みで、デリケートになったせいか、
ボディーに僅かな圧力をかけると、スペクトルに影響が出ました。
遮蔽容器内で、触らずに静かに使う分にはいいですが、
フィールドワークなどで、測定中に振動を与えたり、
手で持つと、若干の影響がありそうです。
■最後に、アース線ですが、
アースしたままで使用するのはいいのですが、
測定中に、アース線を外すと、出力異常が出ました。
ですから、アース線はつけたままにするか、
または、使用する直前だけアースに触れさせて、
その後は、はずした状態にするほうがベターでした。
*********
以上は、あくまでも私個人が2日間という短い期間で、
この高い温度の環境でテストした結果ですので、
環境や取り扱いが変わると、違ってくる点もあろうかと思います。
またオフレコで大久さんにお聞きしたのですが、
1インチアルマジロの販売台数と、デジタルのそれを比べると、
デジタルはまだ出荷数が圧倒的に少ないようです。
ですから、いろいろな人の使用環境での作動データが
まだ多くは集まっていないように見受けられました。
********* 本日の予備測定 *********
●現在、バックグラウンドを24時間取得中ですので、
その前にテストで測定したスペクトルです。
以前の同じシンチレーターと今回のを比較したもの。
↓
今回のシンチで、少しだけ違う濃度の検体を測定したスペクトル。
約6Bq/kgの差は、歴然と出ていますね。
↓
再び「液体標準試料の持つ意味」
天然核種、それもK−40をもほとんど含まず、
セシウムに汚染された水が測定実験に必要な理由は、
この汚染水があると、それを様々な「無汚染の食品や土壌」に混ぜることで
天然核種からの影響を、計算上の論理値ではなく、
ビジュアル的に確認検証できるからである。
現時点で理想的なのは1Fの汚染水だが危険であるので
1/他の地域の河口域で採取する。
2/汚染されたハチミツだが、狙った汚染度を探すの簡単ではない。
3/エアコンフィルターやガラスに付着した物質を水に溶かす。
4/一般ゴミの焼却場で飛灰を吸収したフィルターを入手し水に溶かす
現在の測定は、既に天然核種と人工各種が「混在」した検体を 測定し、
そこから推測計算で天然核種の影響を類推している。
しかし「影響率」を出来るだけ正確に見るためには、
検体の構成している要素をまず分離してから再調合して影響を観察する必要がある。
かといって放医研、等から自治体などに配布されている標準線源に
何かを故意に混ぜるほど羽振りのいい測定員はいない。
また標準玄米(25Bq)は既にK−40を含有してしまっている。
液体ならば、液体同士は無論のこと、
さまざまな食品や、乾燥した茶葉や粉でも、どんな検体にでも、
後からCsを付加できるのでデータが取れる。
(個体への液体の調合では、
いったん個体に染み込ませて、その後で乾燥すれば良い)
つまり、現時点では、自分で試料の合成をして、
その時にCsの汚染を一定にしたままで、
定量済みの、土壌・米糠・やさしお等の天然核種を段階的にわざと、
増やしてゆきそ、の影響率を見るという方法しかない。
が、逆に純度の高いセシウム水溶液があれば、
もっと高い精度で検証できるはず。
簡易測定をしてみて、その水溶液の純度と汚染濃度がイケそうだと分かったらば、
ゲルマでの定量依頼を最低でも2箇所でやってみることになる。
ゲルマとても測定所により誤差があるはず。
これだけで15000万から2万円が吹っ飛ぶが、
もしも10Bq/kgの汚染水が3リットルもあれば、
濃縮と希釈も自由なので、沢山のテストが可能になる。
ここで役立つのが「みんなのデータサイト」である。
Cs-137のみで500Bq/kgの汚染検体を表示させると、
ものの見事に、高濃度汚染地帯の分布が大雑把に推測できる。
↓
http://www.minnanods.net/mrdatafoodsearch?mds_scatid=d%3A0&bq_min=500&bq_max=&kakusyu=Cs137&mrdate=1&year_s=&month_s=&year_e=&month_e=&rows=100&x=88&y=91&clubid=mds
そして、この中には私が欲しい「汚染水」なども含まれている。
2012年には、プールの水から70Bq/kgを超えるCs-137の数値が出ていた。
↓
http://www.minnanods.net/mrdatafoodsearch?mds_scatid=c%3A2010500&bq_min=50&bq_max=&kakusyu=Cs137&mrdate=1&year_s=&month_s=&year_e=&month_e=&rows=100&x=76&y=86&clubid=mds
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