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●猫の足跡-その722●「素人による 食品検査奮闘記・第101回」重要■水分補正の簡易的な方法■
by:
鈴木崩残
2014/10/13(Mon)16:38:41
素人による個人測定・奮闘記☆第101回
水分補正は水分計で行えるかもしれない
「加熱処理した米糠」「加熱処理した砂」に続いて、
「合成試料」を使って、次のようなテストをしました。
↓
■つまり、この試料は、
ジオメトリーも体積も同じで、総ベクレル数も変わっていません。
唯一「水分」だけが加わり、それによって検体の重量が変わりました。
その結果として、変わるはずのない定量される数値が変わってしまいました。
■そこで、どれぐらい違うのかを見ると、検出の段階ですでに、
その面積比においては、
20%に加湿したものは、乾燥状態での面積の77.4%になっていました。
さらには、重量が乾燥状態では、335gだったのが、
加湿では、422gに増えていますので、
標準検体との兼ね合いの計算で、さらに定量された数値が低くなりました。
■その結果として、
>全体の20.6%の水分を含んだ試料は、
>乾燥状態での定量値の「61.4%」にまで下ってしまいました。
●これを矛盾なく解決するには、
水分計が精度が良く、出来るだけ正確であるものであれば、
水分として表示されたパーセント数値から、水だけの重量を推測できれば、
その水分の重さを検体の重さから引いたものを、「乾燥時の重量」とし、
それを元に、いつものように定量計算すればいいだけということになります。
↓
******************
■以上をまとめると、重量換算した場合としない場合はこうなります。
↓
面積に係数を掛けたのみ 重量換算した場合
↓ ↓
乾燥合成試料 4.28Bq/kg ×(705/335)=9.0Bq/kg
(100%)
20%加湿1回目 3.31Bq/kg ×(705/422)=5.53Bq/kg
(66.7%)
20%加湿2回目 3.60Bq/kg ×(705/422)=6.01Bq/kg
(61.4%)
******************
●つまり、精度のよい「水分測定器(木材用水分計など)」があれば、
その計数から逆算して
「完全な乾燥状態であった場合の質量」を推定できます。
言うまでもなく、ここでは「水分計」の精度が要になります。
■また、実際に、水分計を使ってみないと分からないのは、
水分計が示している「%は、何を100%としているか?」です。
水分計が100%を示していたらそれは水である、などということではない、
と思いますので、「0%から100%」という水分計のスケールが、
「実際の水分の重量と、どういう関係にあるのか」を調べないとなりません。
とにかく、安い水分計でやってみて感じましたのは、
木材用の水分計とか、万円単位の精度の良い水分計でないと、
厳密には、水分の%の推定は出来なさそうです。
一例として、使えるレベルのものは、下記のような価格です。
この一番最初のアドレスは直リンクにならないのでコピーしてください。
↓
mistral.co.jp/index.php?suibunkei
http://www.ureruzo.com/moiM70-D.htm
https://www.reception-desk.jp/takemura/product/moist.html
■もし「水分」だけが検体の重量を増しているという場合に限れば、ですが、
その場合、減容化・過熱処理・炭化などをしなくとも良いかもしれません。
こうした、やや高価で精度のある水分計さえあれば、
水分計のその%の値に「係数」をかけて、「水分のみの重量」を求めて、
それを検体の重量から引いて、あとは普通に定量すれば良い事になります。
■ただし、水分計の使用は、
汚染が検出された場合にのみ乾燥状態を逆算するという使用のみに留めるべきです。
「検出下限以下の領域」の数値までを、
強引に「推測で数値化するものではない」という点には注意が必要です。
乾燥状態といっても、それはあくまでも水分計による「仮定」です。
●つまり、これは測定して「セシウムが検出された場合」にのみ、
その「後」になってから水分計を刺して、
それで乾燥状態の重量を推測して、Bq/kg数を補正するいう方法です。
そして「参考程度」としての乾燥状態の数値という事に留めます。
■そこで、まず水分の「%表示」がデジタルで出る水分計を選びます。
そうすれば検体全体の中にある水分の%に「係数を掛けた上で」、
それを全体の質量に掛ければ、水分だけの重量が「推測値」として出ますので、
それを重量から引けばいいわけです。
●たとえば、水分計で測ったら、ひき肉が「20%」だったとしたら、
この20%に「何らかの係数」を掛けてから、それをひき肉全体の重量にかければ、
水分の重さを推定できますので、
そこから逆算して「乾燥していると想定したひき肉」の重さが出ます。
その乾燥を想定した重さを元にした定量をすればいいということになります。
■ちなみに、アマゾンにもいくつかありましたが、
レビューを見ますと、安過ぎるものは、やはりそれなりにクレームがついていましたので、
このスペックのこの価格のを注文しました。
↓
________________________________________________________________
K-40の定量スケールが完成しました
●おのみち-測定依頼所- 様にお願いして、下記の二つの合成線源を
1リットルの状態で測定して戴きました。
自分のところでは、それを600ml容器に入れました。
「白砂糖+やさしお」の試料は測定所での密度にぴったり合わせましたので、
論理値の「594Bq/kg」そのままです。
「真水+やさしお」は、自分の600ml容器の線に水面の位置を合わせると、
測定所での重量より、僅かに少なくなったので、
そこは「論理値のベクレル数」の方で補正をしました(論理値599Bq/kg → 実際は590Bq/kg)
■以下、両方のスペクトルです。
表示する際に、極端に縦軸を強調しているせいもありますが、
山の先端が切り立っていて、見ていて気持ちいいですね。
↓
<600Bq/kg【粉状線源】
<600Bq/kg用【液体線源】
<300Bq/kg用【液体線源】
*********
それと、おまけですが、
【30Bq/kg以下の検体用の係数スケール】
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