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●猫の足跡-その724●「素人による 食品検査奮闘記・第103回」■ 重要 ■「水分問題」のひとつの結論■
by:
鈴木崩残
2014/10/18(Sat)09:34:02
素人による個人測定・奮闘記☆第103回
検体中の水分についての推察の結果
■一連のテストのデータを見ると、ひとつの推論が成り立ちます。
もう一度ここで、これまでの主な実験の結果の一覧を見てください。
数値はすべて、C−137の濃度です。
以下の表で重要なのは、表中の「真ん中」の%数値です。
これは、「面積に係数を掛けた」だけで、重量換算をする前の数値です。
ここに(正比例はしませんが)一定の「差異」が出てきています。
↓
>【1.85Bq/kgの乾燥した松葉に水分を加えた時のデータ】
水 分
(重量に対する%) 重量換算する前
↓ (面積に係数を掛けただけの段階 重量換算時の掛け率
×0.013。()内は乾燥と比較した% ↓
↓
乾燥状態の松葉 1.41Bq/kg(100%) ×5.31
(606g/114g)
20%水分の松葉 0.93Bq/kg(65%) ×4.21
(606g/144g)
33%水分の松葉 0.90Bq/kg(64%) ×3.54
(606g/171g)
45%水分の松葉 0.98Bq/kg(69%) ×2.89
(606g/209g)
50%水分の松葉 0.98Bq/kg(69%) ×2.65
(606g/228g)
66%水分の松葉 0.64Bq/kg(45%) ×1.77
(606g/342g)
>【9Bq/kgの乾燥した試料に水分を加えた時のデータ】
面積に係数を掛けたのみ 重量換算した場合
↓ ↓
乾燥合成試料 4.28Bq/kg ×(705/335)=9.0Bq/kg
(100%)
20%加湿1回目 3.31Bq/kg ×(705/422)=5.53Bq/kg
(66.7%)
20%加湿2回目 3.60Bq/kg ×(705/422)=6.01Bq/kg
(61.4%)
>【32.6Bq/kgの乾燥した砂に水分を加えた時のデータ】
重量換算する前の数値 検出率の低下
↓ ↓
水分ゼロ% 59.63Bq/kg (100%)
水分21% 54.6Bq/kg (91.5%)
水分23.6% 53.09Bq/kg (89.0%)
_____________________________
■いずれも、松葉と合成試料、
つまり、濃度が1.4Bq/kgと9Bq/kgの場合には、
たった20%の水分で、乾燥したものよりも、
60〜65%まで検出効率が下がっています。
ところが、濃度が32Bq/kgの試料では、
20%の水分で約90%しか検出効率が落ちていません。
この検出効率とは、つまり面積に係数をかけただけの段階の数値です。
■つまり、これらのテストでは、
30Bq/kgあたり以上の濃度の検体であれば、
水による遮蔽率は約10%となった(検出効率は元の90%となった)が、
9Bq/kgと1.8Bq/kgという中濃度から低濃度の領域では
検出効率は、60%から65%となった。
ここから推測できることは、
検体が、低濃度になるほど、水分の影響が大きくなる、という点である。
●たとえば、
風速が時速20kmの風の中で、
145gの硬球を投げても球速はあまり変わりませんが、
同じ強さの風の吹く中で、
30gのゴムボールを投げたり、卓球の球を投げたら、
風の影響を食らってしまう事でしょう。
「球の重さ」が「放射線の強さ」で「風」が「水分」というこの比喩が、
「もしも合っているとしたら」の話ですが。
●ここで、物凄く、乱暴な、水分による影響の補正計算の概算を出しますと、
↓
■もしも、Cs−137の濃度が、おおよそ9Bq/kg以下だった場合には、
食品や土壌などの検体中の水分(検体重量に対する%)が、
「20%〜50%」だったらば、
完全乾燥状態での検出効率の「70%」ぐらいに落ちる。
補正するには【×1.42857】
■水分が、「65%」だったらば、
完全乾燥状態での検出効率の「50%」ぐらいに落ちる。
補正するには【×1.6666】
■ただし
検体のCs−137の濃度が「30Bq/kg」以上ある場合、この場合には、
水分が、「20%」のときには、
完全乾燥状態の時の検出効率の約90%に落ちる。
補正するには【×1.1111】
次なる「測定練習」
●ようやく係数のめどが立ったものの、
蜂蜜水と玄米の標準線源の、どちらによる換算係数が正確なのか
見極めないとならないので、測定の練習をします。
また、前述したように、
「重量換算は必要なのか否か?」も、これで確認をしたいと思います。
■まず、自分で合成した「試料水B」(未定量)です。
↓
【自己測定結果】
↓
●この面積では「重量換算する前」の段階では、
>>1.98Bq/kg(蜂蜜水の係数)
かまたは、
>>2.14Bq.kg(CC玄米の係数)
となります。
図中の数値は、二つの換算係数で、
それぞれ重量換算も行った場合の定量値で以下のものです。
>2.24Bq/kg(蜂蜜水の係数)
か、または、
>1.96Bq/kg(CC玄米の係数)
となりました。
***************************
■引き続いて「関東産の玄米」を測定にかけています。
↓
【自己測定の結果です】
↓
クロスチェック用の玄米(0.9〜1.0Bq/kg)を606g測定した時の面積よりも、
わずかに山が小さかったため、面積と係数だけから計算すると、
図中にもあるように、「0.768Bq/kg」となりました。
もしも、これを重量換算をすると「0.87Bq/kg」です。
今回の玄米は「531g」でした。
*********
そこで、測定所で定量された「粉砕した松葉(190g)」=1.39Bq/kg
と「面積の比較」をしてみました。
↓
■ここから考えられることは、やはり、重量を標準試料にあわせる
という換算は基本的にしない方がいいということです。
ここでもしもこの、「軽い松葉」190gを、
「重い標準物質」の606gに換算すると×3.18にもなり、
結果として1.39〜2.0Bq/kgのはずの松葉が、
6.3Bq/kgにもなってしまうからです。
●これを解決するためには、やはり、
標準試料のサンプルの重さが、2種類から3種類あったほうがいい
ということになります。
たとえば、ですが、
>玄米や土壌や液体・・・g数が、ミリリットルの数値に、だいたい近い。
>米糠や炒った米・・・・g数が、ミリリットルの数値の3分の2(66.6%)ぐらいが多い。
>お茶の葉や乾燥植物・・g数が、ミリリットルの数値の3分の1(33.3%)ぐらいが多い。
●なお、生米は、15%ほどの水分を含むのが美味いといわれますので、
炒って米の水分を飛ばしますと、軽くなります。
■今回のこの玄米は、生のままです。
同じこの農家の玄米は、今年に測定依頼した時には、
>>「1.37Bq/kg」でした。
しかし、その測定の時には、軽く炒って水分を飛ばした状態でした。
そのときの自己測定の際の重量は、400g/600mlです。
今回は、531g/600mlですから「131g」の差があります。
●この重量の差(131g)が、
もしも純粋に、生の米の中の「24.6%の水分」だったとすると、
水分を飛ばした玄米の「70%に数値が落ちている」ことになります。
(ここ最近の、水分テストを参考にすればの話ですが。)
●すると、
今回の自己測定値(重量換算しない場合)である、0.768Bq/kgに
(1÷0.7の)1.4285を掛けます。
すると、計算上では、
>1.09Bq/kgとなります。
重量換算をした数値の、0.87Bq/kgに補正係数を掛けた場合には、
>1.24Bq/kgとなります。
■そこで、今回のこの玄米は、生の状態で測定をしましたので、
続けて、これを炒って「水分を飛ばしたもの」も測定してみることにしました。
現在のこの生の玄米は、531g/600mlですので、
比重は、0.885 : 1 です。
■生の玄米の状態で、2kgとして売られていたこの玄米を、
重さで等分したところ、「1011g」となりました。
そのうちの片方からは、水分を飛ばしました。
すると、生の玄米が「531g」だったのが、「432g」となりました。
「99g」の水分が含まれていたことになります。
531gの玄米の中に「18.64%」の水分が存在したことになります。
↓
●全く前と同じで、水分だけを飛ばした玄米を測定にかけました。
【測定結果】
↓
■やはり、乾燥した方が少し面積が増えています。
>重量換算をしない段階では、1.17Bq/kg
>重量換算をすると、1.64Bq/kg
■もしも前述の「生の玄米」の測定結果に「水分補正」をした数値を
再度、ここに記しますと、
重量換算なしでは、
>>1.09Bq/kgとなります。
重量換算をした数値は
>>1.24Bq/kgとなります。
●図に重ねているもうひとつのスペクトルは、
別のCC玄米(0.9〜1.0Bq/kg)です。
面積で比較すると、それよりも僅かに小さいのですが、
ひとつ前で測定した生の玄米よりも「ピーク」がはっきりと立っていました。
_____________________________
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