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●猫の足跡-その754●はかるスキーの「おおざっぱ測定・第133回」■検出下限未満のスペクトル■
by:
鈴木崩残
2015/01/14(Wed)17:10:39
はかるスキーおじさんの
おおざっぱ測定☆第133回
不検出のスペクトルを見慣れる
「不検出」あるいは、図中の「無汚染」という書き方に違和感のある人は、
「検出下限未満」と、置き換えてください。
以下のスペクトルのほとんどは、私が個人的に、
「0.3Bq/kgよりさらに以下」と確信できたものもあれば、
微量が疑われるものもありました。
裏を取るために、測定依頼をしたものもありますが、
定量をしていないままに食べたものもあります。
21種類のうち、8つは測定依頼をして確認したか、
または別の測定所でのゲルマでの測定結果がある同商品も含まれます。
ここ数ヶ月の自己測定での、不検出のデータの中から、厳選してみました。
>図中に何も描いていないものは、どう見ても怪しくないもので、
>線やメモを書き込んだものは、何かしら、ひっかかるものがあったものです。
>薄茶色の線は「精製水のBG」です。
↓
右端の玄米はゲルマで「<0.14」でしたが、極くわずかにピークが出たものです↓
左2つの「微汚染」は「理論値」ですが、わざとコンプトンを作り出すために
微量の「やさしお」を混合したせいか、捉えられませんでした。
(カリウムがないと0.3Bq/kgでも小さなピークが立ちます)
↓ ↓
この中央の生糀(なまこうじ)は
別の測定所のゲルマでも不検出のもの
↑
この「麦茶」は「この測定時のスペクトル」では僅かにピークらしきものがありますが、
下記の投稿の最後にある自己測定結果では、検出範囲外(OD)でした。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?U1999
■見ると分かるように、
ようは、BGより上の面積があるとかない、ではなくて、
ベースラインを引いたときに、ベースラインに対してスペクトルが、
全体に、フラットなものは不検出に近く、
ベースラインの直線に対して、
「一定の高さ以上」の何かしらの「起伏」や「662keVにピーク」が目立つものが、
疑わしいスペクトルということになります。
なお、全体に起伏の山が少なく、その上にさらに、
>662keVのポイントがBG近くまで「陥没」しているものは、
>たいていの場合には不検出でした。
■ただし、次のスペクトルは後日測定したもので、判読が難しかったものです。
左端のは水道水ですが、0.3ぐらいあるのか迷ったものでしたが
不検出でしたので、あるなしの判断は、今の設備では、0.3は無理とみなします。
一番右のは「混合米」ですが、あるのに不検出としてしまう可能性が高いものです。 ↓
■なお、検出下限未満を自分では「OD」(アウト オブ ディテクション)
と名づけて、定量下限未満を「UM」(アンダー メジャーメント)
としてきましたが、
検出と判断した場合には、面積からの定量は出来ますので、UMという言い方は使用せず、
今後は、自分では検出とは判断出来なかった場合には、単に「OD」と記します。
その他には、今回の図中にあるような「疑いあり」の記述は、使うと思います。
初心に戻り「米糠」を再定量しました
●以下の米糠は、この測定奮闘記の初期の頃の昨年の初頭に、
初めて定量したものでした。
今よりも、もっと「おおざっぱ」な面積の取り方でしたが、
ビギナーズラックというものだと思いますが、
かなり測定所の数値に近くなった記憶があります。
側定員の方にも、軽くお褒めの言葉を頂戴し、嬉しかった思い出があり、
とても懐かしい検体です。
●約10ヶ月が過ぎた現在の方法が通用するかどうかを試す為に、
同じ検体を定量してみました。
米糠は、カリウムが多く、私のような初心者には比較的定量が難しい検体ですが、
以下のようになりました。
↓
●ほぼ、完璧といえるほど、測定所の数値に近似していました。
■また、1ベクレル/kg台も、もう一度確認してみました。
↓
まめに、容器をアースするようになって検出率が若干上がったのか、
測定所の結果と比較すると、今までよりも少し高めに出るようになりました。
もしもアース必須を前提とすると、
今までよりも、少しだけ係数を落とす必要があるかもしれません。
(現在=×0.0064 → 0.006〜0.0057あたりに)
■というのも、「ひとつ前の投稿」での、アース後の面積に、
「0.0057」という係数を使ってみると、
結果の数値はさらに正確になっているからです。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?U2005
■なお、最後のテストとして、容器と検体をアースすることが
本当に検出効率を平均で12%引き上げるのか、検証してみます。
今までも測定のたびに、シンチレーターはアースしてきましたので
シンチレーターは今回もアースしますが、
容器と検体にわざと静電気を帯びさせてから測定します。
これでスペクトルのROI内の面積や高さが目に見えて減れば、
静電気の帯電の影響があるとみなされます。
検体は、理論値0.72、測定値0.52Bq/kgの混合米ですので、
定量・検出困難な低さまで埋没すればすぐにわかります。
↓
■追伸■
どれぐらい帯電されているか、ということを数値化するには
高価な、静電気測定器が必要になり、それがないと、厳密には、
帯電量と検出効率との比例関係がわかりません。
また検体の不均一性による変動の可能性を排除しつつ、
アースの有無による差を検証するには、
少し時間がかかりそうですので、この課題は、いったん保留とします。
***************************
●これで、1Bq/kgから、25Bq/kgまでは、
かなり精度の高い定量が出来る状態になりました。
普通は、他の測定をする方たちは、
2インチとか3インチのシンチレーター+定量ソフトを使っていますから、
私のように、まるで、
小学生が夏休みの宿題でやるような、このような方法では、
たいした精度はありませんが、
それでも、1インチのアルマジロと、定量能力のないソフトで、
よくここまで辿りつけたと、自分では思います。
測定員の方や、ツイッターで助言を頂いた方には、
あらためてお礼を申し上げます。
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