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●猫の足跡-その767「おおざっぱ測定 日記・第145回」■同機種のシンチレーターの比較■
by:
鈴木崩残
2015/02/10(Tue)17:55:20
おおざっぱにハカルスキー
個人測定日記☆第145回
比重が重い検体の場合
●うちにある測定練習用の試料で、水よりも比重が重いものは、
「溶融塩水」、塩水によって「再抽出した灰汁」、
防腐処理した「蜂蜜水」などの「液体」ばかりなのですが、
固体の試料では、この「食塩」を希釈剤にしたものがあります。
白砂糖と同じく「精製塩」も、カリウムがほとんど含有されていませんが、
白砂糖がダマになりやすいのに比べて、さらさらしている食塩は、
希釈剤として混ぜるときに、とても扱いやすいです。
ただし、比重が砂糖よりも重く、600mlの体積にすると700g付近になります。
■そこで、わざと水よりも比重の重い試料を自分で合成して、
今までとは逆に、比重が重い場合の、係数の違いによる定量数値の差を見てみました。
↓
●実はこの試料、気になることがあります。
かなり正確に定量された土壌を使い、理論値では、4.0Bq/kg
はあると思ったのですが、何度測定しても、2Bq/kg台でした。
いつか測定所に依頼するかもしれませんが、
元になっている同じ汚染土壌が、もうストックがないので、
この試料693gに461gの精製塩を加えて希釈して
1154gの状態で依頼をしようと思います。
濃度は×0.6になりますので、もしも私の定量が正しければ、
1.2〜1.8Bq/kgほどになると思います。
ただし、最初の理論値の4Bq/kgの方が正しかったとすると、
2.4Bq/kgあたりとなるでしょう。
全く同機種のシンチレーターの比較
●かなり以前にもやりましたが、比較を厳密にやってみました。
使っているPCは、むろん全く同じものです。
現在使用中のアルマジロと、
ストックしてある同機種のもの【サブマジロ】と名づけました。
北島サブマジロ、ではありません。
で、この二つを同じ条件で比較しました。
まず最初に比較したのは、ピーク校正用の線源の測定で、2300秒です。
↓
●次に、これは感度校正専用の線源ではありませんが、
比較用に、この投稿の冒頭で測定した「食塩試料」を使いました。
推定で、約2〜4Bq/kgの濃度ですから、
高い濃度の線源よりも、差異のディテールがはっきりするからです。
↓
■サブマジロのピークをあわせたときに、
校正用スライドをかなり右にずらしました(56keVほど)
またPCの入力レベルは、どちらも、10/100ですが、
サブマジロは、ソフト側のゲインを1.0から1.2に引き上げています。
このために、山の高さに差が出ました。
K−40は差は少ないのですが、セシウム137から134の対象範囲は、
かなり面積が変わっていますね。
●ただし、このサブマジロは、
メインの、先発のアルマジロが、修理などとなった場合の緊急用ですので、
現段階では、このサブマジロに固有の換算係数は出しません。
換算係数の、おおよその変化率はわかりますが、
それはまた別の機会に、きちんと計算しておきます。
おおよその概算では、係数の変化率はこうなります。
↓
●つまり、もしも何か急にサブマジロを使わなくてはならない場合には、
サブマジロは今までよりも面積が広くなるので、
今まで使っていた係数にすべてに、68.42%を掛けて
係数を下げて補正するということです。
しかし、まずは、
サブマジロで、バックグラウンドをとらねばなりませんね。
*********
___余 談___
●肉の6%の重さのソーダ灰を揉みこんだ、生のひき肉が、
室内の温度(21度から12度)に放置し続けて
22日が経過しましたが、まだわずかにしか匂いません。
結局、この肉(6%のソーダ灰を添加)したものは、
1ヶ月、腐敗臭がしませんでした(脅威の保存力)
10Bq/kgあたりの測定精度の確認
●私は、ほとんどの場合に、
1から2Bq/kgの、多種の試料を、測定の練習につかっています。
その濃度のスペクトルの判断(検出、不検出、定量)を出来るように、
とことん見慣れておくためと、
実際の食品の測定でも重要になるのが、0.6〜2Bq/kg未満あたりが多いです。
ですので、そもそも、食べることなど絶対にない3Bq/kg以上の
中濃度域は、私はあまり測定練習をしませんが、
いちおう、9Bq/kgあたりも、測定の練習をやっておきました。
●使ったのは「米糠と汚染土壌」を混ぜたもので、
Cs−137が9.01Bq/kgと測定所で定量された合成試料です。
カリウム40を、480Bq/kgほど含んでいますので、
コンプトン散乱の定量への影響への有無を見る良い試料です。
↓
結局、この自分流の「弁別定量法」では、
カリウムBGを使用する補正は必要ないようです。
ただ、影響の有無やその度合いの確認は出来ます。
*********
●さて、徳島県の「もち米」を測定しましたが、
先日の同じ徳島のサツマイモ以上に、見事にフラットな不検出でした。
ゲルマでも出ないかもしれないと思わせるほどです。
↓
それで思ったのは、今後、私がもっと沢山のパターンを見てみたいのは
ゲルマで0.1〜0.5Bq/kgと定量された検体を、
うちのアルマジロで見たら、
「どう見えるのか」or「どう見えないのか」という点です。
●最後に以前に測定して、少しだけ怪しいと思ったものの、
検出範囲外とした玄米ですが、
再測定したところ、ほとんどないと判断しました。
↓
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