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●猫の足跡-その706●「素人による食品検査奮闘記・第85回」■タオルの洗浄のその後■
by:
鈴木崩残
2014/09/06(Sat)11:55:49
素人による個人測定・奮闘記☆第85回
タオルの洗浄実験のその後
■少し前の投稿で掲載したタオルですが、次のように結果が出ました。
↓
これは、なんと「水洗いすらしていないタオル」です。
(検出下限を基準にすれば)すべてが不検出です。
この時点で、石田様には、残っている「違う洗剤で洗ったタオル」の測定を、
中断して戴きました。
不思議に思って、自分でも測定してみました。
(あるなしだけを見る簡易測定なので、詰め方は、いいかげんです)
↓
まるで気配もないので、5000秒しかない段階で「なし」と判断しました。
スペクトルを見て、今回は、「タリウム208」と「アクチニウム228」がある
ように見えました。
(これは、杉原様の測定結果の詳細にもありましたが)
●前回の投稿にある「分解能の補償」の機能を使って強調したところ、
どうもここにあるようでした。
ただし、私の勉強と経験が不足しているので、
本当に、私の目に捉えられているのかはわかりません。
↓
*********
●ただ、このテストは非常に有意義でした。
というのも、普通、「衣服が、**Bq/kgに汚染されていた。」
あるいは、「切干大根が、**Bq/kg」に汚染されていた、
という話や測定結果は、よく見ますが、
「汚染源がどういう濃度の汚染物質だったか」の記録は、
あまりない(ほとんどない)からです。
しかし今回は、わざと、タオルを汚染しようと試みたので、
元の木灰は、このように定量されています。
↓
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/06/2014_30.html
●ここから、そののちに約3Bq/kgの灰汁を抽出して、
また再利用したのが、今回の灰でしたので、
ですから、理屈の上では、タオルに泥染めのようにしたときには、
まだCs−137は「61Bq/kg」程度は、確実にあったはずです。
●しかし、その木灰の泥水をたっぷり染み込ませて、
水洗いもせずに、そのまま乾燥して灰をはたいたタオルから、
ふじみーるさんでは検出下限の汚染は、検出されませんでした。
今回は汚染物の量(濃度)が絶対的に少なかったこともあるかもしれませんが、
後述するように、いくら洗濯しても落ちなくて、
ごく微量の汚れすらも検出されることもあります。
●これが意味するところは、
もしも衣類や、掃除機のゴミパックや、エアコンのフィルターを測定して、
50Bq/kg以上が検出された場合には、
元の汚染物(埃、粉塵、土、金属粒子など)は、少なく見ても、
その10倍以上の汚染物だったかもしれないことです。
また環境の汚染濃度は、衣服のそれと同じ程度であったとしても、
Csが何年も衣類の繊維中に累積して濃度が高くなったというほうが、
むしろ正しいかもしれません。
●そして、今回の結果をそのまま受け止めれば、
「一回だけ」約60Bq/kg程度の泥や汚れが衣服についても、
ただ叩いただけで、水ですら洗わない状態ですらも、
Cs-137は、約15Bq/kgもないという事なの「かも」しれません。
*********
■そこで、ふじみーるの石田さんにお願いして、
下記のカーテンレースを戴きました。
↓
セシウム137が71ベクレルもあるもので、
134とあわせると、102Bq/kgになります。
これを「酸素系漂白剤」で、
どれぐらいセシウムが落ちるのかを試してみました。
●動画です。
↓
●わくわくして、測ろうとしたら、
まだ水温が冷めていなかったので、冷ましてから測定を開始しました。
↓
■2時間の時点で、何かあるような感じでしたが、
9時間して、スペクトルが落ち着いての結果です。
見るとわかりますように、普通の空の容器のBGだと、あるようには見えません。
↓
しかし「真水のBG」を差引くと、何かあるようにも見えてきます。
↓
*********
■洗浄後のこのカーテンレースをふじみーるの石田さんが測定した結果です。
汚れそのものは、約半分にまで落ちいてました。
↓
●私のほうでも、洗浄後のカーテンレースを測定にかけてみました。
↓
●スペクトルが落ち着いてきた6時間後に、自分でも定量してみました。
私の定量では、下記の「右」の方が、Cs−137の係数がきちんと合っていて、
同じく、35Bq/kgになっていました。
↓
●それにしても、このカーテンレースは、K−40がほとんどない事に加えて、
とても貴重な試料だと思います。
ふじみーるさんで既に洗濯して、 うちで漂白して、
これでもか!というほど、煮込んで洗いました。
結果的には、普通の洗濯機ならば、最初に一回洗うと45%前後は落ちるようです。
ただその後は、落ちは悪くなり、
今回のように、酸素系漂白剤で、煮洗いでもしないかぎり、
さらに50%落ちることはないと思います。
でもこれは、ゲルマにかけたら、軽い「薄手の布の測定に専用」の
Csの標準物質線源になりますね。
私見ながら、 ゲルマのない測定所では、
やたらにゲルマチェックをするのではなくて、
比重が、1リットルに対して、
250g以下、 500g 750gあたりの検体をゲルマ測定に出して、
データとして保存すると良いと思います。
標準にした資料よりも比重の軽いものを測定する時に、
補正で、どうしても誤差が出やすいのを補う為にです。
バスタブの水による遮蔽は失敗しました
遮蔽効果は、何もしないよりも、約30%ありましたが、
思ったほどの遮蔽効果はありませんでした。
ここのところ、期待をさせてしまった人もいるかもしれませんが、
結論としては、BGが高すぎて食品測定には、とても使えません。
↓
各種の比較スペクトルを見ると、40cm〜50cmの水の壁があっても、
5cmの鉛遮蔽の足元にも及ばないと分かります。
↓
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