★　番号指定： １ページの表示件数： 件　　
☆　検索語　： 検索表示　新着から 　古い方から
タイトルだけ表示 　タイトルと５行 　全部　　

マスコミの方が、脱線し始めてますね。

今回の報道の持って行きたい方向には無理ありますよ。

ＪＲの「日勤教育」のせいにしたいのか、
そのせいで自殺したという訴訟で地方裁判所で敗訴した
父親まで引っ張り出してきたが、
ＪＲ職員に統計的に自殺率または精神的ストレスが多いとの
データが示されたわけではなし。

とにかく、こういう、こじつけ報道は、いつもの事ですね。

別の掲示板に書いたんですが、
マスコミ的頭のやつに出来ないのは、探偵職。
もうひとつある。
それは、機械の修理屋。

修理って、そもそもテスターでいろいろなところを
調べて、原因を解らないと直せない。
彼らの目的は機械を「直すこと」。

締め切りに追われて、
遺族に突撃インタビューしてもいいから、
「なんでもいいから記事もってこい」で暴走して
時間に追われているのは、ほかならぬ彼らマスコミでしょうが。


で、今回の報道って、無理あるといったのは、
責任の押し付け方のあまりにも短絡的なところ。

これ、もしも厳しい体質のせいにするとしたら、
こういう理屈も成り立つわけで。
↓
つまり、運転手は前に、一度１００メートルもオーバーランした。
だったら、処罰を厳しくして、その時点で運転士を
運転の担当から完全に外していれば、
今回の事故は起きなかっただろうと。

つまり、処罰が厳しいから起きたんだと言い張るが、
逆に、処罰がもっと厳しければ、起きなかった、
という、論理矛盾をマスコミが起こしているのですよ。

●置石についてＪＲ側が、最初に言及したのも、
最初の時点で、発見された痕跡がたまたまそれだっただけのことで
何も責任逃れだとか言われる筋合いもＪＲ側にはない。

情報がどうのこうのというが、
県警と、国土交通省と、レスキュー隊がメインで
現場にいるのであり、そこにＪＲの職員が（周辺で救出の補助をする
ことは出来ても）
プロのレスキュー以外に立ち寄れない危険度の最前線で、
のこのこ、何を調べに行けというのかね？

ＪＲ側だって、それらからもたらされる情報を待つしかないのである。


●で、「今」の時点、問題なのは、
どうやら、１０８キロで走行中に、ブレーキをかけたことによって、
片車輪が浮いたらしいということだが、
問題点は２つ。

そのブレーキは、手動の通常のものか、自動の緊急停止か、
というのが第一点。

次に、駅を出て最初に加速したのは、
運転士のミスか、それとも、運転士に心臓発作、脳出血その他の
発作が起きたことによる操縦不能の可能性はないか、
これが第２点である。

もしも、緊急ブレーキが、自動的にかかることが
逆に脱線の原因となってしまうなら、
日本全国いくつもの路線も、設計上の問題が出てくるし、

たとえば、もしも運転士が意図的な操作によって
スピードをアップしたのではなく、
発作の痕跡が、解剖で見つかった場合、どうなるのか？
健康管理に責任を押し付けるわけにもいくまい。

とにかく、運転手に、精神的、身体的、異変の、
そのいずれが起きた場合を想定しても、
「列車の運行が計算上危険な状態になったら、自動制御に切り替わる」
というシステムを導入するきっかけになれば、と私は考えている。

むろん、都市型の大地震を想定してのことである。

ベテランの名人だって、地震が来たら、
同じような状態になってしまうのだから。


●いまのところ、まもなコメントしてたのは、
曽根という人だけで、
他の民営路線のように、自主的に脱線防止ガードと、
ＡＴＳの設置を施してあれば、ベターであったということ。
ちなみに、この人は、過密ダイヤは原因そのものでないと断言。


●論点、失って、責任をどこに押し付けるかに
マスコミはセカセカしてて、ハイエナみたいで、みっともないです。

賠償責任というのは、調査が全部完了してから、
裁判とかで、明確にすることであって、
今の時点で、明確でもない責任問題をあーだこーだ言うなである。


●運行が１分遅れただけでも、乗客から、
やんやと文句言われる路線の職員だっているのだし、
ＪＲは、そもそも、安全より営利目的優先なんか、しとらんでしょう。

ただ、ダイヤを守るという当たり前のことをしていただけなのに、
どうして、「体質」という「くくり」で、責められるのやらです。
運転士の個人的な問題に終始する可能性だってあるのだし、
そんなに、「体質的なプレッシャー」なら、
全国で、とっくに事故が多発してますって。

また、業務のミスに対してプレッシャーや罰則を与える、
そんな会社や企業は、どこにだって、腐るほどあるだろうに。


●ま、それでも、まだ、再教育のあり方とやらに
無理やりに原因を持っていきたいなら、

一度でもオーバーランしたら、
もっと厳しくして、問答無用で運転業務から、
別の部署に飛ばせばいいでしょうよ。
こっちの方が、今後の安全対策になりますって。

まー、どこか、いろいろな人的要因が重なって、しかし
総合的には、どこか「天災」という雰囲気がしなくもないものを、
無理に「人災」と、レッテルを張ろうとしている、
そんな感じが私にはする。

むろん、原因が明らかになるにつれて、
責任の所在は確定するだろうが、
それにしても、昨日の時点で、国内で、大小３件の列車事故。
近鉄バスの事故に、漁船の転覆・・・で連日、５件も。


電波話になりますが、
なんだか、偶然とは、いえないような気がするのです。
つまり、遠視的に見れば、これすなわち、見えない「警告」。

国外、とくにアメリカとかも馬鹿ぞろいで、
すぐに、「日本の鉄道の安全神話、崩れる」とか書き立てるが、

中越の時に、新幹線が「震源の真上」でも、
横転しなかったという「伝説」は、
まだ、今も、輝かしく、生きているんですよ。


　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　■

★ . 　　

**************************************************

ふと、今、散歩して見たら、

http://www4.diary.ne.jp/user/437768/
↑
のページに、こんなのがあった。
　　　　　　　　↓

■2005/04/04 (月) すだれ



師僧が二人の弟子を呼び、すだれを巻きあげさせた。

二人とも、それぞれすだれを巻き上げた。

師僧は言った。

「一人は善い。もう一人は悪い」


これはどういうことか。


*************************************************

↑
これは、私は見た記憶のない問答。


ちなみに、これ、読者に向かっている質問なのか、
それとも、そこにもう一人問われている僧がいるのか、
ということを想定すると、

これを、もうちょいと、面白くするなら、
こうした方がいい。
↓
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

臨済に、

「これはどういうことか？」

と、普化が尋ねられた。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


つまり、答えるやつが、「いっちまっているやつ」なら、
なんて言うかである。
これなら、少しは、遊べるね。

制限時間３分を、自分に課して、ひとりでやってみたら、
まー、こんなもんかな。

　　　　　↓
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


●臨済が二人の弟子を呼び、すだれを巻きあげさせた。

二人とも、それぞれ、すだれを巻き上げた。

師はそこにいたもう一人の弟子の普化に言った。

「一人は善い。もう一人は悪い。
　これはどういうことか？」



◆回答例

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
１

　　　普化「今日は日が悪い」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
２

　　　普化は、二人の弟子にすだれを下げさせて、

　　　臨済に言った

　　　「今度は、どっちがどうだ？」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
３

　　　普化「あの山が、どうかしたというのか？」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
４

　　　普化は臨済に言った

　　　「俺は善くて、お前は悪いのと同じだ」

　　　すると臨済は言った

　　　「きさま、地獄まで、わしを追ってくる気か」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
５

　　　普化は言った

　　　「悪いのは、どっちの僧だ？」

(あ・・これだと、２と同じですね。一動作少ないだけで・・・)

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
６

　　　普化は言った

　　　「すだれの向こうにいる、あのスズメに、
　　　　誰が一番悪いやつか、聞いてみな」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


まー、私の「好み」としては、風流な「３」なのですが、

禅問答の原則たる、「設問の中にある思考プロセス撃沈」

ということから言えば、



７・・・

　　　すると普化は、
　　　二人の僧をどついて、押しのけると、
　　　自分の両手で、２つのすだれを同時に下げると、
　　　こう言った

　　　「俺は、どうだ？」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


まー、和尚にこれを、やらせてしまうと、


「一人は無為自然で、もう一人は、考えていた」
という、「つまらん、注釈」になっちまうんだろうな。

まー、それも、間違っているというわけじゃないのだけど、
インド人に、禅問答の注釈なんか、させるもんじゃないよ。



まっ、本当は、もっと気のきいた正答があるんですが、

ウザイ答えなんか、見たくもないんで、

もしも見ていたら、東琴さんにでも、やってもらおうかな。

今、竹の間は、投稿できないから、メールでどうぞ。

他の人は、誰もやらないでいいですから。
それでも、やりたいなら、
ゴールデンウィーク中、ずっと悩んでいてください。


******************************************************


考えたくもない人は、
次の模範回答で、その真意をちゃんと納得して、
もう忘れてくださいな。
東琴さんは、これ以外の斬り方、お願いしますね。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

師「一人は善い。もう一人は悪い。

　　これは、どういうことか？」



普化　　「　そういうこと　だ　」



＊注釈（あんたが、無分別だろうが、
　　　　無分別で分別を遊んでいるだろうが、
　　　　俺には、ちゃんちゃら関係ないことだ。
　　　　俺は、あんたを分別する気はない。）

　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

★ . 　　

臨済「一人は善い、もう一人は悪い。
　　　これはどういうことか？」



普化は、さっさとすだれを取り外して

「そら。これで少しは、あんたも見通しが良くなったろう」

------------------------------------------------------------------

気のきいた答えっていうハードルは高い…（東琴さん　談）

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


●この問答、簡単なようで、実は、
奥が深い？いや、奥が深いのでなくて、

どういう問いとして捕らえるかの、視点の変化の仕方に、
けっこうバリエーションがあるので、その点で、

今までの竹の間での、出題とは少し「趣」が違っていたので、
私の目に、とまったのかもしれません。


●東琴さんも、原則どおり、問いを作り出している要素である
すだれを撤去してしまう、という角度からの正答なんですが、

これ、すだれを持ち上げている「二人の僧侶を、消してしまうか」、
それとも、「すだれを消すか」、というのも、
答えの変化のつけどころですね。


●伝説にある普化の性格や振る舞いから言えば、
乱暴に、すだれを、ぶん投げるということもあり得ますが、
それだと、風流でない。

さしずめ、僧侶を消す方策に出るならば、
二人の僧侶には、部屋から出るように言って、
そのあとで、
臨済に、普化がこういうのもいいかもしれない。

　「これの、どっちのすだれが、間違いだというつもりだ？」

そもそも、間違いとか善いといわれているのは、
僧なのか、すだれなのか、
ここも遊びどころとして、分かれるところ。


●で、この問答、「ひとくせ」あるのは、
言っている臨済の言葉を、
そもそも仏法から外れているからといって、
それを修正する答えを出そうと、
自動的にしてしまうところなんです。

この時点で、もう私たちは、既成観念にハマってしまう。
いわゆる、「禅の既成観念」にです。

分別臭いことで、ひっかけようとしているからと、
分別を元から、絶つ返答を、うっかり探してしまいます。


●でも、実は、それが、もう「分別」なんですよね。

そこで、結局、その分別自体にも「手をつけない」という形で
まるく収めてしまうためには、

「そういうことだ」

しか、私には浮かびませんでした。


●だから、ある意味では、
これは、お約束どおりに、正答しても、ダメ、
というわりとハードルの高い問答だなーと改めて思いました。

良寛さんなら、

　　善を見せ　　悪しきを見せて　　開くすだれ
　　影も光も　　君のなすまま

とか、歌ったかもしれません。


●趙州さんなら、やっぱり、舌先３寸で、

「あんた、このあと、どうやって、善く閉じる気だ？」

とかやられてしまうかも。


●しかし、ここにおいても、
一般社会での分別を超えたとしても、
禅の世界での「無分別は、よし」「分別あしき」みたいな、
これまた「よしあし」が、たち現れてしまうという問題が生ずる。


だから、よしあし問答など無視して、
すだれの向こうに見える、山々の景色に見入ってしまう、
という「３」は、個人的には好きです。


しかし、そこにも、まだ、
「この問いかけ自体が、意地が悪い、ひっかけだ」、
という固定観念をぬぐえない。

そのあたりの、微妙さ、
すだれ、僧、臨済、このいずれをも
そう簡単には、始末して、片付けられない、

片付けようとすると、自分が、片付けられてしまいかねない、
という「あやうさ」が、この問答の一番の面白いところでしたね。


　　　　　　　　　　　●


ちなみに、今回、問答を拝借させて戴いた人は、
他にも、まったりとブログとか、やっておられるようですね。
私も、あの映画みようかな。
　　　　　↓
http://blog.livedoor.jp/void_head2013/


　　　　　　　　　　　●

★ . 　　

●５月に入ってから、中越、福岡であいかわらず、
しつこく、震度３クラス。おまけに新島で震度４。

前にもいいましたが、ここまでしつこく、「古傷震源」が続くと
逆に、それが列島全体のバロメーターになってくるとすらいえます。

で、４月の末が「異常」なぐらいに地震が少なかったので、
そろそろ反動が出るころです。

●地震雲のサイトの観察から、今のところ震度５〜６クラスの
前兆が、ようやく現れはじめました。
地震雲なんか、年中でとるんと、ちゃうか？
という人に言っておきますが、昨年一年の間で、
確実にそれと断定できる雲は、私は中越の１ヶ月ほど前しか
見ていません。

つまり、地震雲というのは、あれもそうだろか、これもそうではないか
とか年中出ているものではなく、年に一度とか数回しか出ないものです。

で、それが出るときは、起きる地震は震度５〜６以上のものです。
今回、空に前兆の出ているものは、５強から６クラスのもの。
だいたい一ヶ月内というのがお決まりのようです。

●で、今回は、自分にも身体変化が少しあります。
微動、微振動感覚が昨日から少し。
例の鼓膜の圧迫感はないし、
足のしびれもないので、本格的に前兆が出る時期は、もう少し先か？


和歌山は以前として、個人的には、警戒区域。
確認のために気象庁のページを見ると、
全体的に、体に感じない程度の地震が急激に関東から中部で増えている。

ちなみに、国内で出る雲の震源は、海外のものであることはなく、
国内であることには間違いないです。


　　　　　　　　　　　　　　　●


松の間の「臨終のための音楽」の
「制作日記２」を更新しておきました。


　　　　　　　　　　　　　　　●

★ . 　　

●「非日常的」ということについて。


ちょうど、ゴールデンウィークも半ばをすぎましたが、
今年の１月に、新しいことを計画したり、
はじめなかった人は、この連休にまで、
いつもと同じことばかりやっていると、
本格的に、人生の軌道に何も変化を作れずに、
倦怠感溢れる、ただのアホになりますよ。


●むろんその年を決定するのが１月のあり方であることには
変わりないのですが、
もうひとつ、人の日常を大きく変える可能性のある期間が
あります。
それは、一年の中に数度ある「連休」です。


●今回は、「非日常」ということについて、少しですが、
いくつかの角度から話してみます。

毎日サラリーマンやってて会社にいく、主婦やってて
家事や育児をする。毎日毎日、同じ決まりきった考えしかせず
決まった動作しかしないと、
それが作している「現実」という名の錯覚、または
「日常という夢」があります。

こうした慣れ親しんだ「日常」が少し崩れて、そこに
未知なものや、新しいものが入ってくる隙間が開くのが、
非日常的な、時間、動き、または動きのなさ、
あるいはその個人に起きる事件などです。

そういう意味では、連休というのは、
非日常性を拾いこむには、もってこいのものです。
なぜならば生活リズムが変わるからです。



●で、今回話そうとしているのは、ただの非日常ではなく、
人生の根幹から変わってしまうような非日常性を
人は、どうやって意図的にうまく拾いこむかという話です。

もっとも、てっとり早いのは、「何もしないこと」です。
なぜかというと、それが、あらゆる意味で、
「非日常的」なことだからです。

たとえば、非日常的経験という中には、
俗に言う、心霊体験、神秘体験、夢の体験、といったものから、
非日常的なほどの苦痛の経験、臨死体験、非日常的なほどの
快楽、または、非日常的な何かの出来事、
といったものがありますが、いずれも、

「特定の活動領域」での事件ですから、その世界に慣れている人
にとっては、他人からどう奇抜な世界に住んでいるように
見えても、本人には、それが「日常」なのです。


●しかし、あらゆる生命に逆行する形での
非日常とは、
「何も考えないこと」「何もしないこと」につきます。

他は、何を変わったことを考えたり、していたとしても、
そこが安定した世界になった段階で、それは日常ですから。
戦争地域にいる人には、その異常性が、やがてそれが、
日常になるのと同じ事です。


しかし、現実世界を見ている目の「移動」ということが、
ちょうど、電車に乗っている人が、別の路線に乗り換えるには
いったん、電車を降りなければならないように、
日常という感覚の、電車を降りる必要があります。


●で、「何もしない」ことの効能は、また別の機会に
書くかもしれませんので、今回は書きません。

今回は、それとは少し別の話です。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


今日、３時ごろ夜中に起きました。
というか、だいたい最近は、
午前４時前には朝起きていることが多い、
という禅寺みたいな生活してます。


で、夜中に起きると起きる、
現実との遮断感覚が私は好きなのです。

多くの人が眠っていて、活動の音もしない。
東京にいたときも、住んでいた場所が、通りからは
一本道を挟んでいたので、夜中は静かでした。

そして、
そこで起きることは、

　　　　　　　　　　「世界　対　自分」。


つまり、この世界という現実または夢と、
サシで決着をつけるか、折り合いをつけなければならない瞬間です。


他人はただの一人もいない。

社会性もない。常識もない。

ふと、朝が来るまでに、自分が死んでしまっても
不思議ではないような、不思議な空白地帯。

それがだいたい夜中の２時から４時（というより明るくなる前）です。


●むろん生活環境によっては、その時間に
家族がいたり、周囲に人がいて、ちっとも孤立した
絶対的な孤独性を味わえない人もいるでしょうが、
そういう人は、だんだん不健全な精神状態になります。

だから、私は、どんなことをしてでも、
一人暮らし、または自分ひとりだけになれる時間を持てるような
環境を整備するようにと、人にもいいます。


●で、最近の困った問題は、せっかくの時間と
その「非日常」の次元が開いて、世界との接触を
変えられる瞬間が来る時間とか、または機会に、
こともあろうに、もっとも世間的で、日常的なことを
人がしてしまう悪癖が、ここ数年続いていることです。
それは携帯メールや、ネットです。

いわば、夜中の、自分の、ありきたりな生活を
大きく変えてしまうかもしれない貴重な時間と環境に、
もっとも、いつもと変化のない同じ世界の扉を開いてしまうという
愚かな行為です。


昔、こういう暇つぶしのオモチャがなかった時代には、
「夜は寝ているもの」であった。


そして、その日常的な人々が、ぐっすりと寝ているときに、
「非日常的なことをしている人たち」が、
この世界とは別の世界または、生活やアートに変化とかを
作り出してきた人たちです。

ただし、それは夜に仕事をしている人たちのことではありません。


そうではなく、最も活動の気配の少ない時間のときに、
いくつかの日常的な活動を意図的に完全に停止して、
静かに違う現実に対して聞き耳を、立ててきた人たちです。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


●なぜ、この話をしたくなったかといいますと、
ひとつには、今、まさに連休中に、その大切な機会を逃すと
人間は自分に軌道の変化を作り出すことが出来ないということと、
もうひとつは、今年のだいたいの日本の集合的な動きが
見えてきたからです。

今年は、６月からの後半は、
一言に言うと「非日常性」の芽生える年、
または、その種が蒔かれる年となるでしょう。


かつて１９６０年代とか１９７０年代にも、
ひとつの非日常性を求めたり、また、それが実際に
ひとつの非日常性を作り出していた時代がありました。

ちょうど、世界的にも経済的に発展し、
いっぽうで、ベトナム戦争があり、
いっぽうに、サイケデリックムーヴメントがあり、

また、人々は、重苦しい日々の日常への反動から、
一部の人たちが、非日常的体験や、思想や、
次元を摸索していました。


ただし、今思うと、当時の「非日常性」というのは、
精神世界も含めて、あまりにも退屈で、重苦しい日常への
反動であった面があったせいなのか、
作り出された、精神世界とか、神秘主義とか、宇宙的
といわれる創作物も、やたらに、「重苦しい」ものが多く、
また、実際に、そういう重いもの、別の重量を持った
「非日常」のシュールさを、私も含めて、当時の人たちは
求めていたということもあります。
つまり、当時の需要と供給は、一致していました。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


さて、時代があれから３０年以上すぎた今、
情報が平面化して、起伏がなくなり、
どこを見ても、目新しいものなどなく、
クソ、面白くもない。

日常の生活にも人々は、変わったことや、
非日常的なものを渇望するわけでもなく、
ただ、だらだらと、全く同じことを繰り返して生きては
死んでゆく。

３０年ぐらい前って、そういうありきたりさに対して、
誰もが、多少の危機感を持っていたと思います。


しかも、人々は、きちんと眠らないし、きちんと休息しないし、
きちんと、絶対的な孤独や孤立とも向き合わないで、
その「非日常」という貴重なチャンスから逃げる方法を
沢山持ってしまった。

とはいえ、なんのことはなくて、
ただ、ＰＣや携帯のスイッチを切ればよくて、
人との関係を切ればよくて、ようは、
世界という「人工的な夢」との配線を切ることは誰にでも
出来るわけです。


そうしたことは、これからは、
これからの時代を作る、先駆的な一部の人たちの間では、
日常でも、ますます必要になるのが今年あたりからです。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

当然の原則として、

当たり前のことをしていたら、自分の世界は変わりません。

同じことを、無自覚に毎日、生活の中、そして頭の中で、
ぐるぐると、繰り返していたら、何も変わりません。

非日常的な瞬間を、
拾いこむことが必要であったり、それを出来る時期、
というものがあります。


●多くの人にとっては、不安定な生活を安定させたり、
不安定な感情とか、感覚とか、人間関係、仕事などを
「安定」させようとすることに、
なんと一生を費やしているようですが、
生命的な呼吸のバランスの問題として、
人はそれだけでは窒息します。


どこかで、不可思議なもの予測出来ない未知のものが
自分の意識に侵略してくる「隙間」を作らないとなりません。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


ところで、話が少し脱線しますが、
「リロード」という作業には２つの側面があります。



ひとつは、それで自覚できた、自分に関する情報によって
この世界の中での「自分の位置づけ」を自覚化して、
安定した、位置に自分を固定すること。

つまり、この世界にうまく適応出来ない人の迷いをカモにした
不安産業ともいえるもので、
まー、結果として、長い生の転生の中で、
繰り返しているパターン、使える自分の資質などが分かれば、
確かに、それによって、人生の路線をハズれまくっていた人は、

軌道を修正して、あるべき仕事に転職したり、
あるべき異性に出会ったり、まー、俗にいう
その人がこの世界の中で、最も「あるべき位置」に収まるわけです。

まー、ある意味、とっても、「めでたし」なわけです。



●しかし、リロードにはもうひとつの作用、応用があって、
それは、自分の過去、何万年以上もの、
生の総決算をしてしまうことで、
その安定した軌道から、ずらすための作戦を
練ることも出来るわけです。


今年の後半から、私がもくろんでいるのは、それです。
そして、このことは、もう数年前から、ずっと宣告し、
予告してきたことです。

今、私が個人的にリロードを手伝っている人たちのほとんどは、
いかにして、最もその人の資質や才能が生かされる位置や
職種や、異性、土地、環境に移動するか、
ということが大きなテーマなのですが、


いっぽうで、私個人は、
いかにして、自分を、不安定な状態、非日常的な状態に、
移動するかが、リロードの目的なのです。

つまり自分で自分の生き方の手の内は、全部、
私にはネタバレしているので、
その中から、今後も、ほっておいても、
一生死ぬまで、使い物になる素材などはあるのですが、
それに私は興味があまりないのです。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


というような話を、分かりにくく、ダラダラとしてみましたが、
ようは、

私にとっては、地上を横に移動して、
「地中に封印の杭を打つ」という形で
この世界に、安定するのではなく、


垂直方向とか、あるいは斜め垂直みたいな方向へ
意識を移動して、妙な入り口をそこに開けたいという
思いが、前から計画としてありました。

で、そのためには、発射台となる地上の基盤、
つまりは、俗世間的な「土」を固めておく
ことが必要となり、
ネットなどでの、ある意味、とっても「軽薄」な活動も、
私にとっては、そのための長い準備でした。


とりあえず、うんざりするほど、ぺしぺしと、
常識的な、「日常的なおしゃべり」は、
ぺしゃんこになるまで、叩き伸ばして、
からからに乾燥したミイラのようにしてしまったので、
飛び上がるために蹴るにも、それは十分な強度があります。


「性の異端書シリーズ」って、実はそのためにあったのですよ。

意識が、もっとも地上の水でぬかるんだ地面に、
足を引っ張られる原因となるその因子である性そのものを、
不安定な状態にしておかずに、
完璧な「土」「岩の石碑」「強度のあるタイル」にして、
固めてしまったこと。

そういう意味では、世間に適応できないとか、
社会生活がどうもうまく、いかん、なんて人は、
「性のレシピ」「虹のオーガズム」「性恋愛教本」でも、
布団の下にでも強いて寝てください。

それと、ついでに瞑想する人もね。
あれは、足をひっぱるような流動的なものを、
完全に固定してしまう効力がありますので。

まー、本当はきちんとカリキュラムを全部実践する必要が
あるのですが、そんなことしてたら、５年はかかりますしね。


●前にも言いましたが、「ゾンビ化する人々」もそうですが、
意識化できないもの、コントロールの出来ないものを
意識化したり、完全に固めてしまうと、
それをコントロールすることも出来る人が出る一方で、
その影響を脱することが出来る人もいます。

本がなぜ面白いかというと、
それは、情報とか知恵の発信器である、ということに
留まらず、その形状と同じで、
自分のぬかるんだ足元を固める「タイル」として
機能するからなのです。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

で、その準備を整えて、今度は、空に穴ぼこを開けるための
その周期をずっと何年も待っていたのですが、
やっとそれが出来る時期が近づいてきました。

無明庵がネットに、新情報を一切流さないで、
サイト情報の更新を、ネットから切り離すということも
そのためのものです。

ごく限られた人としか、このチームは組めません。

なにしろ、今回、拾いこもうとしているのは、
「地球産のネタ」、
というか「３次元産のネタ」じゃありませんので。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


そういうことですから、
安定志向の人は、自分をリロードしたり、
ライフシンボルを通じて、自分のことをよく知って
社会生活の安定を図りましょう。


一方で、自分のことなど、すべて知っていて、ネタバレしてて、
「日常」という幻想が、それがどれほどの実感のリアリティーを
持っていたとしても、うんざりするくらいに、
飽和してきた、ほんの、ごく一部のそのまた一部の人たちは、


そろそろ、日常と自分とを、切り離してゆき、
「非日常」の入り込む、余地を作りましょうという、
多くの人にとっては、何の役にも立たない、話でした。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


ちなみに、「うつ」だの、「ひきこもり」、なんつーものは、
本当に、きちんと、うまく使えば、そのシュールな
非日常の世界を、なんのドラッグもなしに、経験できる
扉を開くことの出来る、最大の停車駅、乗換駅であるのに、


それを「社会的に、生きられないとならないという強迫観念」
で、こう欝剤のんだりしてまで、社会の歯車になってまで
ギシギシ音立てながら、生きているなんで、馬鹿そのものです。

まー、「脳脊髄液が漏れる病気」とか、その他の病気によるものも
あるみたいで、いちがいに精神的原因でもないんでしょうが、
ようは、うつ、なんてのは、
「ストレス溜まったよー」「休ませてくれ」の自分からの警告も
ちっとも聴かない、つんぼをしていた者が、
強制的に、何も出来ないように強制停止させられるようなもんですから。


日常という、意識の電車をちゃんと停止せずに暴走していたら、
せっかく脱線してくれたのに、
一体何を、元の路線に戻そうと、馬鹿をやっているのやらです。

脱線したなら、そのまま別の路線に乗せればいいんですよ。
どうして、人間って「慣れ親しんだ元の路線」を
現実とか、正しさとか、安定とか、安心の基準にするんでしょうね。


でも、そもそも、人生とか物事の「脱線に慣れている人」は、
軽々と、路線を乗り換えてゆきます。

つまり、決められたレールの上を走るのではなく、
決められたコースを走るのではなく、
自由に運転できる車種というか馬車？を手にいれられるということです。


でもって、今回は、個人的には、その車種（四足の乗り物）にも飽きたので、
離陸できる航空機を、私は手に入れようとしているわけです。
航空機というよりは、
とっても、初歩的な原理の、「宇宙船」なんですけど。

これで、物事を見る視界を、違う高度に持っていく予定なわけです。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


で、「健全な精神をお持ち」の皆さんは、
もしも、同じこの繰り返しの現実に、飽きたら、
こうした連休に、ぜひ、
いつもは絶対にならないこと、
または、いつも、やっている同じをやめる、ということをしてみることです。

この連休に、自分の人生に大きな変化を与える、
「非日常」の宝物を拾いこみそこねた人は、

次回のお盆休みまでに、今度こそ、計画を練っておくことです。
つまり、遊ぶための計画ではなくて、
いかにして、「非日常」の扉を、
自分の意識の中に開けるかという作戦です。



　　　　　　　　　　　　■　◆　■

★ . 　　

ということです。

音響制作日記と、手裏剣のこと、少し、更新しました。




　　　　　　　　　　　　　●

★ . 　　

●出来上がったばかりの曲の解説もふくめて、
詳細は、↓にまとめました。
　　　　↓
http://www.mumyouan.com/k/?M709

●自称「力作」です。
今回は、きわめて、不健康で、毎晩徹夜で、
寝不足続きでした。気が狂うほどではないですが、
音づくりには、わりと複雑なことを、しました。



◆価格２５００円（＋税）◆

発売は、まだ、未定です。

いつものお馴染みの書店やお店に納品します。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

★ . 　　

◆どうも、曲の雰囲気が、臨終とも、埋葬ともいえず、

なんか、こう、惑星上に発生してゆく、各種の生物の、

その原型でも描写したような雰囲気の音になっています。

ということで、タイトル、迷っています。

いちおう、風、火、水、地、空などのバランスが、盛りだくさん。

でも、これ、もしも、他人にプレゼントとかすると、
「これって、何かの嫌がらせですか？」とか言われる人もいるかも（笑）。

それぐらい、「普通の人」には、普通の神経では、聴けないのです。

でも、「この手」のを、日頃から聞きなれている人は、全然、大丈夫、
というか、むしろ、このアルバムに、かもし出されている、
その絶対的な孤独性・・・
たった自分一人だけに戻される感覚に、快感すらあるかも・・・。

だから、このアルバムのテーマは、
「無人性」といってもいいかも。
サブタイトルは「無人のための音響」にしようかな。

エフェクトした人の声とかは、入っていますが、
とにかく、人間や、人間社会や、人間の文化が、
全く、どこにも見当たらない音響なのです。


　　　■仮　題「無人のための音響」（臨終のための音響）


１／「両生類」または「色の次元」または「音色」あるいは「臨終」

２／「魚　類」または「闇の次元」または「音程」あるいは「水葬」

３／「昆　虫」または「形の次元」または「音量」あるいは「土葬」

４／「微生物」または「光の次元」または「音波」あるいは「火葬」

５／「鳥　類」または「響の次元」または「音像」あるいは「風葬」

６／「安息」または「星空」あるいは「宇宙葬」



　　　　　　　　　　　　　　　●

★ . 　　

松の間の「臨終のための音楽」の開設の投稿を、
また、少し内容を更新しました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

●メインの「臨終のための音楽」というタイトルは、
そのままにしました。
いろいろな意味の臨終を意味していて、
実は、このアルバムって、人が、過去生をリロードするときに、
というか、正しく言うと、私が、リロードしたときに出てきた、

人間以外の生物をやっていたときの記憶の断片も
入っているんです。

また、人間という存在を、全く人間の目ではないところから
観測していたときの記憶。

その記憶の断片が、今回のアルバムに詰まっています。

特に「トラック２以降」は。


●で、今日も、最終的なチェック作業で、
やっとこ、１〜２時間ぐらい前に、あいた時間が出来たので、
また、曲のタイトルをどうしようか考えていますが、

ま、前回の投稿みたいなものになると思います。


そういえば、ｚ−５５で検索をかけたときに、
どこかのサイトか掲示板の人が、
ｚ−５５を聴いて、「やっぱり、無明庵はこうでなくっちゃ」とか
言ったのを目にしましたが、
その方は、「モメント」は、やはり、外したらしいですね（笑）
あれは、私の個人的な「オトシマエ」の儀式でしたので。

でも、そのオトシマエをしておいた結果が今回のアルバムなんです。
予定どおりに、事が運びましたけど。


そういう意味では、
「ｚ−５５」を、もっと、複雑に展開して、
かなり、ダーク、あんど　クール　に徹したのが、
今回の「臨終のための音楽」ですので、

「ダーク」が好きな方、トリップしたい方には、
それなりにウケるでしょうね。

「無明庵は、こうでなくっちゃ」の代表的なアルバムになります。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

で、精神世界ではなく、「音楽的な面の評価」の方は、
そのうち、サンプルを渡した人が、書いてくれると思いますので、
掲載されたら、お知らせします。

最近の軽薄なハウス系や、ポップという名の演歌に、
もう、うんざりしている人には、
少しは、意識の「解毒剤」になるかもしれません。


人間性とか、人間に固有の思い込みや社会性を解体したところの意識で、
この惑星を眺めたとき、
そのとき、私には、この星の環境の、その原型の次元が、
どういう「波形」に見えたか、というのが、今回の
アルバムの中で、やっと、少しは、表現できたもののひとつなんです。

つまり、これ、私がこの惑星に最初に生まれて来ようとしたときに
見た、この星の様子を音にしようとした面もあるのです。

だから、たとえば、「トラック２」とかは、
人間の中に、受胎して、誕生したときの、
苦痛を表現している側面もあるのです。


　　　　　　　　　　　　　●
　　　　　　　　　　　　　●
　　　　　　　　　　　　　●

★ . 　　

　　　　　　発　売　開　始　で　す。


　　★本日、夕方に、各店に、納品されています。



　　　　　　


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


■　「臨終の為の音楽」

　　　サブタイトル「ＺＩＰ−ＣＯＤＥ　０００００」　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　（「どこでもない場所」）


　　　ＴＯＴＡＬ＝７９：３７
　　　税込み価格　２６２５円

●このアルバムは臨終のための音楽と題されていますが、
　単なる臨死体験を描写したものではなく、
　人間に生まれる以前の生物をしていた時の経験の記憶によって
　創られたもの。

●分類上は電子音楽、サウンドコラージュ、
　ジャーマンエレクトロニクス系で、
　カオスと秩序が明滅するように交差し、
　人の気配や、社会の存在といったものを、
　徹底して一切、感じさせない作品。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


〜曲目と説明〜


■１／「両生類」または「色の波」
　　　　（音色（倍音）の変化を主体とした音響）◆１３：５２

■２／「魚　類」または「闇の波」
　　　　（音程（周波数）の変化を主体とした音響）◆２０：３０

■３／「昆　虫」または「形の波」
　　　　（音量の時間的変化を主体とした音響）◆１０：１８

■４／「微生物」または「光の波」
　　　　（１２３の変化の複合の習作−１）◆１３：０９

■５／「鳥　類」または「響（ひびき）の波」　
　　　　（１２３の変化の複合の習作−２）◆１４：０９

■ボーナストック／「安息」または「星空」◆７：３８


アルバムの詳細は↓をどうぞ。
http://www.mumyouan.com/k/?M709


＞★マニア向けのアルバム内容なので、
＞各店とも、５枚程度しか、納品してありませんので、
＞もしも、なくなっていたら、他店をあたってください。

＞なお、音楽に、「心地よさや、癒しや、楽しさ」を求める方は、
＞本アルバムは、ご遠慮ください。

＞人生や作品に「有用性」や「意味」を求める方は、同じ値段を出すなら、
＞下記同店にて「性恋愛教本」をお求めください。（梅の間参照）


●取り扱い店。

ここは、注文フォームがもう用意されています。
　　↓
★ＢＯＯＫばざーる
http://www.bookbazaar.tv/cloup/etc/mumyo/hozan.htm#z00

ここも注文フォームがあります。
　　↓
★イアーズ
http://www.ears.jp/index2.html

★ブッククラブ回
http://www.bookclubkai.jp/

★古書大予言
http://www.mumyouan.com/e/eod.html

★書泉グランデ４Ｆ
http://www.shosen.co.jp/

★ミュージック・ターム
まだ、試聴コーナーが出来ていません。が・・・
しかし・・・・今回の曲は、頭の１分なんか試聴しても、無意味です（笑）
↓
http://www.musicterm.jp/default.asp


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

★ . 　　

次の 10件の投稿 （3384番から）

竹の間 の最新投稿　 全館目次