▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
●梅の間へようこそ●
掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは
「虹のオーガズム」と「性のレシピ」
の
読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
2009年7月より禅書道日記に変更。
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[1633]
■
●無明庵日記「猫の足跡=その386=」【 詩 】
by:
鈴木崩残
2011/11/26(Sat)17:30:28
■ひさしぶりの「反原発」トーク。「凝縮」されていますね。
↓
________________________________
柄にもなく、詩をいくつか引用します。
どうして、この詩を引用したのかは、また後日、話します。
数日したら更新ボタンを押せば、追加された原稿が出ると思います。
_________________________________
■「無心のまえぶれ」(Auguries of Innocence)
一粒の砂に世界を見、一輪の花に天国を見る。
君のてのひらに無限を、 そしてひとときのうちに永劫をとらえる。
龍に捕らえられた赤い胸毛のコマドリ(駒鳥)は、 天国中を憤らせる。
鳩舎に家鳩と野鳩をびっしり詰め込めば、 地獄は隅々まで身震いする。
主人の家の門で飢えている犬は、 国家の滅亡を預言する。
路上で虐使される馬は、 償いの人の血を神に呼び求める。
狩り立てられるウサギの一声一声が、 人の脳髄から一本ずつ筋を引きちぎる。
雲雀(ヒバリ)が翼に傷を受けると、 天使ははたと歌を止める。
羽根をもがれた無惨な闘鶏の姿は、 昇る朝日をぞっとさせる。
狼や獅子が吼える毎に、 人の魂が一つ地獄から浮かび上がる。
あちらこちらに、うろつく野鹿のおかげで、 人の魂は苦労から救われる。
虐使される仔羊は争乱の元になっても、 なお肉屋のナイフを許す。
夕暮れ迫る頃に飛びはためくコウモリは、 信じようとせぬ者の脳髄からでてきたもの。
夜を待つフクロウは、 不信者の怖れを物語る。
小さな鷦鷯(ミソサザイ)を傷つける者は、 決して人から愛されることなし。
牡牛を激怒に導いた者は、 決して女人から愛されることなし。
ハエを殺す悪童は、 きっとクモ(蜘蛛)の憎しみを受ける。
黄金虫の心を、さいなむ者は、 無明の長夜に迷い込む。
葉の上の青虫の姿は、 きみの母の悲しみを再びきみに告げる。
蛾を殺すな、蝶も殺すな、 最後の審判が近づいているから。
馬を調教して戦に赴かせる者は、 決して天国の門をくぐることなし。
乞食の犬と寡婦(未亡人)の猫、 それを飼い養うならきみは肥える。
盛んに夏の歌を唄う蚋(ぶよ)は、 そしりの舌から毒を取り込む。
蛇や、いもりの毒は、 羨望の足の汗にほかならない。
蜜蜂のもつ毒は、 芸術家の妬みにほかならない。
王侯の美服と乞食の襤褸(ボロ)は、 けちの財嚢(財布)に生えた毒キノコにほかならない。
悪心から語られた真であっても、 きみの作り出せる、すべての嘘を打ち負かす。
そうなってゆく そのままでよいのだ。
人は喜び悲しむために造られたのだ。
この理を我ら正しく知れば、 我らはこの世を安らかに過ごす。
喜びと悲しみは見事に織り合わされ、 聖なる魂の衣となる。
一つ一つの嘆きと悩みの下を、 絹の二子糸(ふたごいと)のように喜びが走る。
赤ん坊は、おくるみ以上の存在である(人の住むどこの国でも、道具は作られるが手は生まれつき)。
これはどんな百姓でもよく知っている。
一々の目の涙一粒一粒が、 そのまま永遠界で赤ん坊の一人となる。
これを輝かしい女性が捉え、 赤ん坊自身の喜びへと返す。
泣き声、吼え声、唸り声、わめき声、 全てこれらは天国の岸打つ波。
苔(コケ)の下で泣き叫ぶ赤ん坊は、 死の国へ行って仇を討つ。
空にはためく乞食の襤褸(ボロ)は、 もろもろの天をぼろぼろに引き裂く。
剣と銃で武装した軍人は、 真夏の太陽を、よぼよぼにする。
貧乏人のびた銭一枚は、 アフリカの岸が産出する黄金の全てよりも値打ちもの。
労働者の手からもぎ取った小銭一枚が、 けちの所有地を売り買いすることになる。
またもし天上からの加護があれば、 けちの輩から全部を売り買いする。
幼子の信仰を嘲り笑う者は、 老いぼれて死ぬとき我が身が嘲られる。
子どもに疑うことを教え込む者は、 腐る墓から決して出ることなし。
幼子の信仰を敬う者は、 地獄にも死にもよく勝つ。
子どの玩具と老人の理屈は、 春と秋に実る果物。
あざとく構えこんで尋問する者には、 正しい答え方がてんで分からぬ。
疑いの言葉に答える者は、 知識の光を忽ち吹き消す。
今までに知られた最も強い毒は、 カエサルの月桂樹から出ている。
何が人類を醜くすると言っても、 鎧の鉄の締め金には及ぶものなし。
黄金と宝石が鋤(すき)を飾るとき、 羨望は平和な芸術に頭を下げる。
謎か、または蟋蟀(コオロギ)の鳴き声ぐらいが、 疑いには丁度似合いの答え。
蟻の一インチ、鷲の一マイルを 笑う哲学者がびっこを曳いている。
目に見えるものを物差しにして疑う者は、 どう工夫しても決して信仰の境地には入れぬ。
太陽や月が万が一疑うとしたら、 この二つは、たちまち消えて無くなろう。
怒りを外へ出すのは時に身の薬。
しかし怒りを内に蓄えるのは何の役にも立たぬ。
娼婦や博打(ばくち)打ちが、国家から免許されるようでは、 その国民の前途は知れている。
街から街へ客を呼んで歩くあの娼婦の叫びは、 老いたイギリスの経帷子(死装束)を織る。
博打に勝った者の叫き、負けた者の呪いが、
死んだイギリスの棺桶を前にして躍る。
夜ごと、朝ごと、 惨めに生まれるものあり。
夜ごと、朝ごと、 心地よい喜びへと生まれるものあり。
心地よい喜びへと生まれるものあり。
無明の長夜へと生まれるものあり。
我々が嘘を真とと信ずるようになるのは、 目を通してものを見抜かないとき。
その目は一夜で滅ぶべく一夜で生まれた、 魂が光の輝きの中に眠っているときに。
神は姿を現す、神は光である、 夜に住むあの哀れな魂の持ち主には。
しかし神ははっきりと人間の形を示す、 真昼の領分に住む人たちには。
_______________________________
詩人の名は、ウィリアム・ブレイク。
「ピカリング原稿」というところに収められていたものです。
他の詩「無垢と経験の詩」なども、少し見てみたが、
どれも私は、てんで気に入らない。
この詩にしても、特に気に入ったわけではないが、
少しだけ、響くものがあり、引用しました。
全く詩に、うとい私が、どうして、この詩を見つけ出したのか、
というのを以下に書き記しておきます。
●11/26の昼、昼食を食べたあと、目を閉じていたときに、
ふと、ある音楽の一部が脳裏に浮かんだ。
それはほんの数秒のあるパートなのだが、どうしてもその曲が、
何のアルバムの何という曲かが思い出せなかった。
よく、自分にまったく関係のないどうでもいい人物の名前とか名字を
思い出せないで気になってしまう、ということがたまにありますが、
それと似た状態で、曲名が思い出せず、
その後、私は何枚かCDをかけて、その曲を探した。
全体が、どんな曲であったのか思い出したかったとともに、
どうして急にその曲の一部が脳裏に浮かんだのか、何かの暗号ではないかと、
気がかりだったのです。
●3時間ほど探したあげくに、どうやらその曲は、自分が持っているCDの中にはない
という気がしてきて、1986年から1987頃のアナログレコードに
私はあたりをつけた。
そして、何年ぶりかに、少し埃をかぶっていたミキサーの電源を入れ、
アナログレコードを、安っぽいプレーヤーのターンテーブルに乗せて、針を落とした。
そして、その曲は見つかった。
●数年ぶりにアナログレコードからのアナログの音を聴いた。
やはり、圧倒的に存在感が違う。音楽を聴くというのは、こうでなければならないとつくづく感じた。
スピーカーの奥に世界があり、スピーカーの手前にも世界がある。
CDからの音楽は、その奥行きと手前の距離感がなく、平面的だ。
それがアナログでは、確実な音の「存在感」がそこにある。
音質の良し悪しは(重要性の度合いから言うと)さして重要な問題ではない。
やはり、問題は、原音がアナログの信号であることだった。
アナログレコードの音は、スピーカの向こう側には演奏者が感じられ、
また、スピーカーと私の間の空間では聴き手との「対話」が成立している。
一方でデジタル媒体の音は、ノイズが少なく、輪郭がくっきりとしていても、
それは、まるで、はりついた平面を見ているようだ。
●そして、その曲が見つかり、調べてみると、そのアルバムが、
ウィリアム・ヴレイクの詩を題材にしていたことを知った。
そこで初めてウィリアム・ブレイクの詩のいくつかをネットで見たのだが、
その中の、この詩の最初の二行は、邦画「博士が愛した数式」の
エンドクレジットの前で使われていたことを知った。
(ちなみにこの映画の音楽は、加古隆 氏。)
【博士が愛した数式】予告編
↓
http://www.youtube.com/watch?v=uG0U0iT9y1A
●80分しか記憶が維持できない元・数学者を描いたその映画のエンディングでは、
詩の冒頭のたったの2節しか使われていないが、
こうして全体を見てみると、なにやら意味深な箇所が何箇所もある。
そもそも、この冒頭の二節というのは、たいして深遠な意味の言葉ではないし、
神秘主義や精神世界に片足を突っ込んだ人間であれば、
借り物の言葉としても、口にする事もありえるほど、ある意味では、
ありきたりなものだ。
私にとっては、この冒頭の二節よりも、「それに続く以降」のこの詩が描く、
悲劇と愛憎の部分の方が「真実」に肉薄していると思った。
全体としてみると、それは、まるで今日、日本の社会が陥っている状況を、
描写しているかのように思えなくもない。
●しかし、私がこの詩に至ることになった曲が、急に脳裏を離れなくなったことが、
はたして、この詩を発掘する為の暗示だったのかどうかは、解りません。
●ちなみに、私の脳裏に浮かんで、何時間も頭から離れなかった、その曲の一部は
次の曲の6:40からと、9:45から、それぞれ約40秒ほど
特殊な「効果音」が入る部分でした。
曲名【心の錬金術】
↓
http://www.youtube.com/watch?v=i1JGPrNn0AA
●美しく、物悲しい旋律が流れる中に、突然に、やや不気味とも、
あるいは、雑音であるとも感じられるような効果音がミックスされた、
とても、不思議なパートなのです。
(私個人は、こうした音の重ね方のセンスは大好きです)
●そしてこの曲の数十秒の「このパートの部分」は、私個人にとっては、
「埋葬」や「葬送」や、「レクイエム」といった情景を強く連想させる
要素を持っているのでした。
_______________________________
●その他の、このアルバムの楽曲と「原詩」。
【ロンドン】
特権をひけらかす テムズ川の流れに沿い
特権をひけらかす 街街を歩きまわり
ゆききの人の顔に わたしが見つけるものは
虚弱のしるし 苦悩のしるし
ありとある人の ありとある叫びに
ありとある幼な児の 恐怖の叫びに
ありとある声に ありとある呪いに
心を縛る 枷(かせ)のひびきを わたしは聞く
煙突掃除の少年の叫びが なんと
黒ずみわたるありとある教会を すさまじくし
ふしあわせな兵士のためいきは
血汐となって 王宮の壁をつたう
だが 最もしばしば 深夜の町にわたしが聞くのは
生まれたばかりの乳のみ児の涙をからし
結婚の柩車を疫病で台無しにする
年若い娼婦の呪い声
曲にされたもの
↓
http://www.youtube.com/watch?v=bPCjeOSL49g
【タイガー】
虎よ! 虎よ! あかあかと燃える
闇くろぐろの 夜の森に
どんな不死の手 または目が
おまえの怖ろしい均整を つくり得たか?
どこの遠い海 または空に
おまえの目の その火は燃えていたか?
どんな翼に乗って 神は天(あま)がけったか?
その火をあえて捕えた手は どんな手か?
またどんな肩 どんな技(わざ)が
おまえの心臓の筋を ねじり得たか?
またおまえの心臓が うち始めたとき
どんな恐ろしい手が おまえの恐ろしい足を形作ったか?
槌(つち)はどんな槌? 鎖はどんな鎖?
どんな釜に おまえの脳髄は入れられたか?
鉄床(かなとこ)はどんな鉄床? どんなおそろしい手力が
その死を致す恐怖を むずとつかんだか?
星星がその光の槍を投げおろし
涙で空をうるおしたとき
神は創造のおまえを見て にっこりされたか?
仔羊を創った神が おまえを創られたか?
虎よ! 虎よ! あかあかと燃える
闇くろぐろの 夜の森に
どんな不死の手 または目が
おまえの怖ろしい均整を あえてつくったか?
曲にされたもの
↓
http://www.youtube.com/watch?v=M86J7aXcGLw
【微笑】
愛の微笑があり
偽りの微笑がある
そしてこの二つの微笑を含めた
微笑の中の微笑がある
憎悪のしかめ面があり
軽蔑のしかめ面がある
そして忘れたくても忘れられない
しかめ面の中のしかめ面がある
それは心の奥底に突き刺さり
背骨の奥深くに突き刺さる
かつて微笑まれたどんな微笑でもなく
たったひとつの微笑が
生まれてから死ぬまでの間に
一度だけ微笑まれる
それはひとたび微笑まれるや
あらゆる悲惨を終わらせる
曲にされたもの
↓
http://www.youtube.com/watch?v=bzRxzCHouvo
■William Blake(1757-1827)
ウィリアム・ブレイク
情感豊かな抒情詩と神話的構造をもつ叙事詩(預言書)を数多く残したロマン派詩人。
ロンドンの靴下商人の子として生まれた。小さいときからよく幻覚を見た。
正規の教育は受けず、母から読み書きを教わり、14歳のときに彫刻師バザイアの弟子となり、
7年後には銅版画家として独立し、本や雑誌の挿絵を彫板して生計を立てた。
父の影響もあり、神秘思想家スウェーデンボルグの影響を大きく受けた。
1783年には最初の詩集『Poetical Sketches 詩的素描』を出版した。
ブレイクは貧窮のうちに69歳で亡くなったが、
彼の詩と絵画とが合体した総合芸術は、後世に大きな影響を与えた。
●ぜんぜん、関係ない話ですが、私が、↑のアルバム「変形」の中の
「4曲目」でカバーをした原曲は、下記の曲です。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=MEgphCcN-ak
この絶妙にからまるシーケンスパターンを、スコアに起こすのは面白い作業でした。
メロトロンやハーモニカの音がないので、自分で作った合成音で代用しました。
こちらが、私がアレンジした方の仕上がりの音。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=Uol2ujoGuWQ
_______________________________
★
.
<<-- これ以前の投稿 10件
(1633 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
梅の間 の最新投稿
オーガズムTop
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -