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無明庵日記●猫の足跡-その677●「素人による 食品検査奮闘記・第56回」
by:
鈴木崩残
2014/04/22(Tue)17:12:01
「素人による個人測定・奮闘記」第56回
今後、私がミスをしそうな部分の予習
●今回は、前回のまとめをもう少し続けまして、
さらに、今後、私が「汚染物質だー」「セシウムがあった」などと、
ないのに、あると「誤認」をしてしまったり、
あっても、計算するときに「誤算」をするであろう原因について、
私なりに、準備しておくことにしました。
●そこで、前回は、
「コンプトン散乱とか無視します」と書いたのですが、
何よりも、この「コンプトン」という響きが、私には、どうも、よくないです。
「なんとかロン」=「オムロン」とか「トリニトロン」とか、
なんで、科学や化学の世界って、
「ロン」とか「トン」が付く単語が多いんでしょうね。
ギリシャ語か何かが、語源なのかもしれませんね。
あ、違った。
アーサーコンプトンさん、という名前なんだ。
ニュートンさんみたいなものか。
●それで、物理とか数学とか大の苦手な私みたいなタイプは、
「コンプトン」とか、文字見ただけで、
「うぁ、ダメだこりゃ。今まで見てきた世界と違うっ」となります。
そりゃ、どこの主婦だって、井戸端会議で、
「ねぇーねぇー、あそこの奥さんったら、
二人目をコンプトン産卵したんですってぇー!」
とか、会話するわけがありません。
●とにかく、科学や化学の世界の用語は、私たちには、
何もかもが「非日常的」なのです。
なじみがあるのは、
フ「ロン」ガスとか、ダイオキ「シン」とか、
パブ「ロン」とか、タイガージェット「シン」ぐらいか。
(あ・、けっこう身の回りにあるな・・・)
●それで、測定について調べようとすると、
やたらに、このコンプトンなんとか、という言葉が出てくるのです。
測定所の人に何かを尋ねた時にも、やたらに出てくるのです。
でも、そんなもの、私みたいな、ふつーの人に分かるわけがありません。
そこで、「コンプトン散乱」を「図」でネット検索すると、
これまた、拍車をかけて、
「うぁ、カンベンしてくれぇぇぇ!」という「公式」が並んでいる。
●たまに、「あれ、これなら分かるかも・・・」、と思ってみるのが、
見慣れた、スペクトル図でした。
でも、
「なぜ、そうなるのか?」が分からない。
原因がよく分からないものを、なんだか知らないけど、
差し引いて計算しないとならないとかして、
結果だけ求めてもしかたないと思った。
でも、このコンプトン散乱については、
ちゃんと分からないとならない時が来るとは、ずっと思っていました。
というのも、測定所の方も、「そのコンプトン効果の影響で」、
という論脈、論調で話すことが多く、
なにやら、重大なファクターなんだな、とまでは感じていたものの、
正直なところ、私は、そうした話についてゆけなかったからです。
●以前には、たろうまるさんのサイトでも理解しようとしたのですが、
ダメでした。
↓
http://www.taroumaru.jp/guidebook/pm1406/26
http://www.taroumaru.jp/guidebook/poliidentify
☆「コンプトンなんとか」って?
●そこで、以前からずっと「なんだか、歯切れのいい人だなー」
「独創的だなー」「八面六臂だなー」「詳しそうだなー」と、
思っていた方がいました。
ツイッター上で見かけていた方でした。
☆日向野 研治さん という方です。
それで、私がコンプトン散乱について、理解していない、
ということを、理解して戴けたのだと思いますが、
ご配慮を戴きまして、3つの図を教えていただきました。
それで、そのやり取りの一部を掲載します。
*********
以下、黄色文字が、日向野さんからのコメントです。
>放射線は何かにぶつかるとまた放射状に放射される。
>放射線源を図のような位置でγ線分析をする、
>とセシウム137よりエネルギーの低い放射線を検知することになる。
すっごい、イカしたデザインの「図」まで作成して戴きました。
ありがとうございます。この図のおかげで、分かりかけてきました。
図−1
1.
物凄く丁寧な図をありがとうございます。
手前の人が捕らえた結果が、スペクトルの中の任意の核種のピークで、
散乱する毎に、すべてそのエネルギーは低下して、
その結果が、各山の低エネルギー側に常に現れる。
Csに限らずとも、何かの核種の特定(面積決定のとっかかり)は、
山の右側で、という理解でいいでしょうか?
2.
もう一つ気になりましたのは、線源の放射がシンチの内部で散乱して、
外に出たものが遮蔽容器内の壁でまた散乱して、シンチに入ってくる
要素もあると思っていいでしょうか?
あとエネルギーが低下すると言う事は、
その分の力はシンチの発光又は他の何かに変換・移転したのでしょうか?
>そうですね。
>すべての核種ピークの低エネルギー側には散乱線があります。
>シンチ内で散乱線が吸収されたら発光です。
>シンチ内部についてはこれがわかりやすいと思います
図−2
3.
続けて質問させてください。
最初の文に「放射線は何かにぶつかると」とありますので、
図1の立法体は、何もシンチレーション結晶ではなくて、
たとえ何の物体にであっても、放射線が当たると、
このような散乱が起きると考えるのが妥当でしょうか?
>全てですね。空気中でも体内でも散乱しています。
4.
この4ヶ月何かのこうした図を見てもよく分からなかったのですが、
ようやく、少し分かりかけてきた気がします。
図−2のタイトルは、純度がすごく高い単一線源のスペクトルでも、
これだけの、いろいろな要素が絡まるので、
絵に書いたように綺麗な線にはならないよという事ですね。
5.
あと、測定に関わる事で、一つお願いいします。
自分が見極めようとしている核種の「すぐ右に隣接した所」で、
この散乱が起きている場合には、
存在の有無を見ようとしているその核種の位置の「ピーク」を、
持ち上げてしまい、ピークの有無を誤認したり、
面積取りで誤算する事があると考えていいでしょうか?
>セシウムより右で気を付けるのはカリウムくらいかと思いますが、
>エネルギーが高いだけに散乱しまくってるので変な所に山ができないみたいです
図−3
●日向野さんには、こんな初心者の私に質問に答えて戴き、
本当に感謝しております。
ネットで見たけど分からなかった事や、少しだけ分かった気になっていた事を、
理解できるのかどうか、一つ一つ確かめたいという気持ちがありました。
●それで、ようやく分かりそうになってきたのは、
理解せねばと思いながらも、
思わず、私などは拒絶反応をしてしまいそうだった「コンプトン散乱」なるものは、
ある種の乱反射なようですが、
これが、音とか光とはちょっと性質が違うので、
えらく理解しずらかったのです。
●で、私にとっては論理的にどうかという事よりも、それが測定画面で、
「どういう影響」があって、測定結果に悪影響はするのか?
これが重要な事でした。
私がやっとこさ、理解できた、きっかけは、
「散乱するたびにエネルギーが落ちる」、というこの一言でした。
これがなかったら、なぜ「左側にコンプトン散乱が、云々云々、」と
測定所の人たちが言っているのか、理解できなかったのです。
●これは、正しい喩えではないかもしれないけれども、
全方向に音を放射して出している、ちっこい「粒」が、
あらゆる物質にぶつかるごとに、音程が下がってゆく?、あるいは
音量?が下がってゆく、とでもイメージすればいいのだろうか。
とにかく、鉛の遮蔽容器の中で、さらには検体の食品の中で、
容器のアクリルボックスの中でさえ、いろいろなものに衝突して、
しかもそれは、鏡や壁に反射する光や音みたいな「表面」でのレベルではなくて、
ミクロの原子レベルで、ぶつかり続けて、
その結果、低下してゆくエネルギーが、
検出されて表示されている核種の山の「左側に積み重なる」のだとしたら、
そうだとしたら、グラフに出た「ピークの位置」は厳守して、
「その右側」にあるギザギザ線を頼りに、
まずは、二等辺三角形の右側の半分を決めて、
それを「ミラーに反転」させたところに面積を取る、
最後にベースラインで、すぱっと斬る。
この方法に間違いはないし、もしもそれ以上、左側に面積を取ると、
こんな間違いになるのだろう。
↓
●最初は、この「お絵かき法」は、
そうするのが正しいと測定所の人が言っているから、そうするものだ、
というだけの、とても受身で消極的な理由で、やっていたのですが、
「どうして、こうするのか」が、やっと、理解が少し出来た気がします。
☆鉛の遮蔽のあるなしの大きな差異
●話題は変わりますが、ここで、当たり前のことを、もう一度復習してみました。
5センチの鉛のブロックで遮蔽して、検体とBKGの両方を測定した場合と、
両方とも、遮蔽なしで測定した場合の差です。
↓
☆テレミノのピーク位置の校正方法
●これを間違うと、わからなくなってしまう事も。
↓
☆今も時々悩む、ベースラインの決め方
☆私が間違えてしまいそうな核種
*********
【コンプトン端】って何だ?
またまた分からない言葉が。
えっ? コンプトン「たん」? 「しょこたん」みたいなものか?
でも、今なら、以下のリンク先を見ても、やっと少しは理解できるようになった。
↓
http://nojirimiho.exblog.jp/14723227
http://seesaawiki.jp/nuclear_accident/d/%A5%B9%A5%DA%A5%AF%A5%C8%A5%ED%A5%E1%A5%C8%A5%EA%A1%BC
●うぁ。それでも、やっぱりダメだ。
のっけから、まずこの説明から入られてしまうと、私は、お手上げです。
もしも、日向野さんが説明してくれなかったら、
私には、それこそ、理解の 「端」 すらつかめなかった。
■次は、「テレミノ」がコケたときの動画です。
PCの何かの原因も、否定はできないが、
テレミノが発したエラーメッセージがあるので、いちおう参考までに。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=fpX9Y1lI1eM
>4/23 22:20
●原因がわかりました。
日向野さんから教えていただいたのですが、
体に帯電している「静電気」がアルマジロに伝わったためのようです。
アースしたら直ったという大発見だったようです。
>アルマジロ暴走がどうやっても終わらないのでパソコンごと浴室まで持っていき
>アルマジロを洗濯機のアースを入れるところに触れさせたらあっさり直った。
>大発見。アースを部屋まで引き込めば暴走アルマジロを止められる。
>アルマジロ不安定問題の原因は、接触不良ではなく静電気です。
>人も機械も帯電しないような工夫と検出部を触らないことが必要ですね。
>バチっというのばかりが静電気じゃないんすねぇ。
>常に帯電してる。特に乾燥時期の体は不安定。
そういえば、最近、歳のせいか、帯電する。
静電気なんて、全くの他人事で、5年前までは、
セーターのパチパチぐらいしか経験したことがなかったのに、
自分が猫に触ると、ビリっ!とかなるのって、
ほんのここ数年前から始まった。
____________________________
■さてと。前に、やりかけて、止まっている、
「プルシアンブルー顔料」によるセシウムの選択的な吸着という実験も、
再開するためのプランを立てないと。
*********
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