▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
●梅の間へようこそ●
掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは「質疑応答用の掲示板」
2013年12月までは「禅書道」と「原発事故関連記事」
2014年以後は「テーマを決めない日記」になりました
★
「無明庵の書籍の案内」
★
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[1929]
■
無明庵日記●猫の足跡-その679●☆重要☆「素人による 食品検査奮闘記・第58回」
by:
鈴木崩残
2014/04/25(Fri)01:32:48
「素人による個人測定・奮闘記」第58回
シンチレーターの帯電防止対策
●まず、最初の異常が起きた時の動画です。
この時点では原因は全くわからずでした。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=fpX9Y1lI1eM
●それで少し前の投稿で書きました、日向野さんと少しやりとりをした結果、
日向野さんの見解では、
「シンチレーターの帯電によるものではないか」ということになり、
その他のテストも含めて、やってみました。
●ただし次の動画では、帯電のせいかどうかは、はっきりしませんでした。
測定用のソフトが動作中には、絶対にプラグの抜き差しをしてはならない、
のは確実な事、と判明はしました。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=uP9rmh7Nork
*********
●ところが、
前述の動画の中で、私が最後に、シンチレーターを、
「いちおう、アース」した場面があります。
その後、測定をしてみて、大変に、面白いことに気づきました。
●以下の測定は、すべて、全く同じ検体です。
栃木産の「コシヒカリ玄米」で、
測定所で0.9Bq/kgと定量されたものです。
下図に日付をふってありますが、
4/11、4/23、4/24、4/25、の四日です。
半月ほど前の4/11のときには、0.9ベクレル/kgという低濃度でも、
自分の表示法によれば、きちんと定量できるぐらいに面積がありました。
●それが、なぜか、4/23と4/24には、
同じ検体なのに、極端にCs−134の山が小さくなり、
また他の山も、全体にその起伏が低くなっています。
ところが4番目(4つのうちの右下)のように、
アースしたとたんに、また4/11のように広い面積と、
山全体の高さが戻りました。
戻ったどころか、
山の、そそり立ち方まで、どこか一味、切れ味がよくなっています。
測定時間は、いずれも、10時間前後です。
↓
■4/11には、ちゃんと0.9Bq/kgの近似値に定量できていたのに、
どうして、
4/23には、0.3Bq/kg
4/24には、0.1Bq/kg
と、定量するCs−137の部分の面積が、
こんなにも、日に日に狭くなっていったのか?、謎だったのです。
●とうとう、誤差が出たかと思い、前回の第57回の投稿では、
そのために、1ベクレル前後の定量のために、
新しい換算係数や、基準表示図まで試作してしまうほどだったのですから。
しかし、今現在、機能不全になる前の状態に戻ったのであれば、
あれらは必要なくなり、
めでたく、以前の定量用表示の換算係数のままでよかった、
ということになります。
なにしろ、今では、ちゃんと少数桁のベクレル数を定量可能な、
充分な面積が出ているのですから。
■縦に並べるとよくわかります。
↓
●まだ推測段階ですが、
シンチレーターが4/11ごろまではなんとか正常だったものが、
4/23あたりから、急激に、感度が落ちたか、ノイズが増えたかで、
性能低下したのかもしれません。
「いろいろな原因でアルマジロに帯電していたと仮定して、
それが、アースによって、帯電が除去されて、
出荷時と同じぐらいの回復をしたのかもしれない」と推測してみました。
すると、この全く同じ玄米の測定で、これほどの乱高下が起きた原因に
説明がつかなくもないからです。
■そうすると、ちょうど、機能が相当低下していたあたりで測定した、
「生わかめ」と「豚のひき肉」、
ありゃ、実際には、もっと汚染濃度が高かった可能性がありますね。
●保存してある試料検体としては、他に7Bq/kgの米糠などもあるのですが、
10Bq/kg前後あたりの試料は、ここまで目立った違いが分かりにくいのです。
つまり、今回は、
「1インチのシンチじゃ、絶対に1Bq/kgの定量なんか出来まい」
と、世間様が笑うような、「低濃度領域」を測定していたせいで、
このことに気づけたのかもしれない、と考えています。
次回は、おのみちさんから、うちで作った「ローズマリーの試料」
あれをお借りして、自分で2日間かけて、4回ぐらい測定してみようと思う。
それで、2〜3Bq/kgで、安定的な定量が可能な面積が出てくればいいわけだし。
*********
●ただし、帯電による弊害については、
もう一度、わざと、自分の体に帯電させたり、
それをアルマジロに帯電させたりしないとならないけど、
それが障原因になるのは、正直言って、嫌なのです。
こういった実験は、
「モニター役」を依頼されてもいない消費者がすることではなく、
製作者に、検証を依頼するのが筋だと思ったのです。
というか、私は、電気のこと、全くわからないので、
推測していても始まらないし、
静電気その他の影響の有無のデータを取るための、
正しい実験の「形」すらも、全く出来ていないのですから。
もしも、「壊してもいいですよ」って、同じアルマジロをもう一個、
無料でいただけるのならば、やってみたいことはありますけど。
*********
●そこで、まだはっきりした事が分からないのですが、
製作者の大久さんに、
「機器への帯電によって、
アルマジロに機能不全や、ノイズ増大が起きる可能性と、
そして、もしも、その除去が性能の回復に繋がるのだとしたら、
常時アースするためのアース線を追加できますか?」、
と、現在、問いあわせています。
●もっとも、アルマジロから出ているコードのうち、
PCのマイク入力に差し込む方のプラグ(音声出力)に、
数日おきにとか、定期的に、あるいは、いつも「測定する直前」に、
いつもアース線を、ちょっこっと触れさせればいいのかもしれません。
でも、常時、アース線に繋いでおいたほうが、
一切の帯電なく、ベストな状態で使えるならば、
そのほうがいいかもしれないと思ったからです。
汚染玄米から無汚染玄米のBKGを差し引く
●またまた、日向野さんに、ご指摘を戴いたのですが、
今回のテストに使っている汚染玄米のスペクトルから、
普通のBKG(鉛遮蔽容器に何もいれないバックグラウンド)を差し引くよりも、
同じお米の「無汚染」のもののスペクトルを差し引く方がいい、
ということでした。
しかし、全く同じ玄米の無汚染米は、うちになかったのと、
他の汚染がほとんどない、もち米精米<0.3Bq/kgのグラフを見たのですが、
少し乱高下がありすぎて、使えそうにありませんでした。
●そこで今までに保存してあった。いろいろなデータを見たら、
二つだけ、「K−40によるコンプトン散乱分の補正用のBKG」として、
使えそうなものがありました。
この二つの米ぬかですが、どちらも汚染は、ほとんどなく、
適度のK−40が含まれていました。
↓
●ためしに、北海道の小麦粉の全粒粉と、ライ麦の粉のデータを呼び出しましたが、
こちらは、K−40が少なめなので、効果を狙っているK−40より左側の
低エネルギーへの散乱が少なく、全体にフラットなグラフだったので、
使うのはやめました。
↓
*********
希釈した「やさしお」で差し引き用のBKGを作る
●さらに、続けて、日向野さんから、
「やさしおを測ったことはありますか?」と尋ねられまして、
もしや、もしかして・・・!、
やさしおのデータを、差し引くBKGに使える、
という意味なのかもしれないと思いました。
今のままの、そのまんま「やさしお」状態の体積線源だと、
下図のようにまるでスケールが合わないので、
やさしおを、水に溶かして調整して、現在測定中です。
そのまんまのやさしおだと、強すぎてスケールが他のグラフとあわない。
また当然、こんなんで、測定グラフからBKGを差し引いたら、
測定グラフは、はるか下方へと、消え去ってしまいました。
↓
そして、日向野さん曰く、
>自分の測定や測定所さん等のスペクトルを見た限りの話ですが
>「カリウム40のコンプトンはBGに対して平行であるべき」のよう。
>全体が完全に安定するまで測りましょ。
>水平が普通ですが、
>測定環境によってコンプトンの見え方が違うかもしれないので、
>その特性をつかむ感じです。
とのことですので、いつものBKGに対して、
電車の線路みたいに、なるべく並行になるようにしてみています。
あるいは、「水平」が理想なのか?
とにかく、24時間以上計ってみよう。
●私の表示率では、やさしおは、相当に低い濃度にする必要があり、
水600mlに対して、やさしおは、ほんの20グラム前後みたいです。
容器の底に、やさしおが、沈殿しないように、この写真よりも、もっと薄めました。
↓
薄めて測定した結果はこれです
↓
●さらに、もう少し、やさしお水を薄めて、測定し直します。
せっかく始めたことですから、
このまま、あと数種類、濃度の違う「やさしお水」のBGを取っておいて、
実際に測定するものからBKGとして差し引いてみます。
たとえば、この投稿に出てくる、微量の汚染の玄米など。
「次回」へ続く
_____________________________
★
.
<<-- これ以前の投稿 10件
(1929 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
梅の間 の最新投稿
オーガズムTop
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -