▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
●梅の間へようこそ●
掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは「質疑応答用の掲示板」
2013年12月までは「禅書道」と「原発事故関連記事」
2014年以後は「テーマを決めない日記」になりました
★
「無明庵の書籍の案内」
★
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[1962]
■
●猫の足跡-その711●「素人による食品検査奮闘記・第90回」■・最近のまとめ・■
by:
鈴木崩残
2014/09/18(Thu)10:18:20
素人による個人測定・奮闘記☆第90回
最近のテスト測定のまとめ
●その前に、今日は、ご近所から戴いた、かぼちゃの測定をしました。
山梨で採れたものということですが、何しろ測らないと分からないのです。
レンジで加熱したあとに切ってミキサーにかけようとしたのですが、
ミキサーの力不足だったので、少し煮てからミキサーにかけました。
風評被害測定器「実害君」の測定条件ではND。
一見すると、真ん中に谷間がある二つの山が、
それがある位置としては怪しく見えますが、
この山の中央部は、このあとも、せり上がってこなかったので、ないと判断しました。
*********
■さて、ようやく粉末状態の試料を使った、カリウム津波のテストが終わりました。
この数日間は、PCも測定器も60時間以上、動きっぱなしで、
また、数時間おきに、カリウムを加えたりで、
まるで、つきっきりで、病人の看病でもしているような気持ちでした。
かぼちゃの測定のあとは、「ゴミパック」、そのあとは、
測定所から戻ってくる液体試料を使って、
液体中でカリウムが増えた場合に、
1Bq/kgの山は、どれぐらいのカリウムまで耐えられるか?
を再びテストします。
さて、ここ最近の投稿にも書いたので重複しますが、まとめておきます。
******************
■水分をほとんど含まない、個体の検体に対しては
「約1.5Bq/kg」の検出が下限となった。
ただし、これは、
カリウム40を「700Bq/kg」まで含む検体という制限がある。
■カリウム40を「400Bq/kg」まで含む同様の個体の検体に対してならば、
「約1Bq/kg」の検出が下限となった。
■液体や、水分を多く含む検体ほど難しく、
現時点では、カリウム40が100Bq/kg未満であれば、
0.7Bq/kg程度までが「検出下限」となった。
また液体検体の場合には、定量は1Bq/kg以内は不安定であった。
最大でK−40が300Bq/kgに対しても検出は不可能ではないが
確実ではない。
またカリウム40が400Bq/kgでは、津波に埋もれて
山の検出それ自体が不可能となった。
■特に1Bq/kgあたりの難しい「低濃度の検体」の場合には、
普通のBGを使うと、検体の汚染を示す山が、BGのスペクトルの中に
「埋もれてしまう」こともあるために「精製水のBG」を使用する。
低濃度の領域では、仮に差し引かれるBG分が下ったとしても、
その結果導き出される測定値は、問題になるほどの過大評価にはならない、と判断した。
ただしK−40が大きい場合には、低濃度検体でも、
普通のBGに切り替える「こと」もある。
■セシウムと比べて、相対的に「K−40が多く」なってきたらば、
ベースラインが持ち上がってくるので、ラインをどこに決めるかに注意しないと、
三角形面積を小さく見積もってしまい「過小評価」になる恐れがある。
相対的に、セシウムが少なくて、カリウムが多い検体は、
元のグラフとBGを引いたグラフの両方を同時表示して、よく観察し、
ベースラインは、どこの線を採用するかを、慎重に検討する。
これを間違うと、「±2倍以上」の誤差になりかねない。
■自分の測定時間は「3・5・7・9」と覚え、必要ならば時間をかけろ。
測定時間が短いと、2倍以上の「過大評価」となることもある。
ただし0.1Bq/kg以下の濃度の低いものは、
測定時間が長すぎると、せっかく途中で出てきたピークを見失うこともある。
最大でも9時間あたりまでの測定時間が、
「私に固有」の、この測定環境ではベストであった。
■保存するファイル名は、下手に簡略化した英文字にせず、
やたらに長いファイル名になってもいいので、必ず和文で、
その「内容」を分かりやすく、そして後になってから分類しやすく記載する。
「番号・検体名・汚染濃度・重量・測定時間・気温・表示率・その他の備考」
■空調設備がなく、温度が上下する私のような測定環境では、
ピーク位置の校正は「測定直前」には、毎回必ず行うこと。
また測定の結果、ピーク自体の有無の判断が難しいと思ったり、
また測定を終えた時点で、ピーク位置が大きく動いたかもしれない、
と思ったら時には「測定直後」にも行うこと。
■基本中の基本は、自分で疑問に思ったら2度以上測するようにする。
スペクトルは、常に少し変わる。
■測定所で定量された検体を、標準物質の試料として使い、
そこから係数を割り出す際には、測定所での測定時の「重量」を
必ず確認して測定時と「比重」を同じにすること。
もしも測定所のように検体を詰められずに、
比重がどうしても揃わない場合には計算で補正すること。
*********
■低濃度汚染(1〜1.5Bq/kg)の領域では、K-40の増加に伴って、
Cs-137の山が見えにくくなる場合と、逆に見えやすくなる場合がある。
特に3時間などの短時間測定の場合には、K−40からのコンプトンの影響は、
Cs領域の山の高さを、跳ね上げたり、逆に、押さえ込んだりと、
一環性のない挙動をする。
しかし5時間、7時間と測定時間を増やして落ち着いてくると、
一環してCsを「低く」する傾向がある(逆はほとんどない)
■ただし「カリウムがほとんどなく」「水性検体」で、
しかも「1Bq前後の低濃度」のもの。
これは難しい。
というのも、ベースラインが精製水のBGよりも下る部位があるからである。
こうした検体の場合には無条件で「精製水のBG」を使用し、
なおかつ、「カリウムシート」を使用すると良い。
●この「低濃度の液体検体」の部分のみをまとめると、
「液体または水分が多い検体」と「個体で乾燥した検体」、
この二つは、異なる係数が必要になるかもしれませんし、
例外的にBGを差し引かないグラフからの定量も考慮すべき。
場合によっては異なる標準線源と係数とを用意するのがベストかもしれない。
というのも、重量の違いを補正計算しても、
液体検体と個体検体では、どうしても共通の係数の使用では合わないからである。
特に、K−40の場合には、
個体の検体と、液体の検体とでは、 重量で補正計算しても、
どうしても共通の係数を使えない場合がある。
K−40の定量に当たっては、 検体が、液体の場合と個体の場合で
おのおの異なる換算係数を用意するのがベストであろうと思っている。
■
*********
■測定の結果を受けての課題■
私が作った、二つの水溶液を測定所に依頼しまして、結果が出ました。
どちらも、私が定量ミスをしていました。
■水溶液−ピンク
測定所では、
>セシウム137:0.556±0.352Bq/kg
>セシウム134:<0.3Bq/kg
>カリウム40:<3.1Bq/kg
私のは
>>CS−137=0.98Bq/kg
***これだと、自分では、ベクレル預金の残高からして
安全圏内かな?と思う食品を、1Bq/kg近いから危険だと
判断してしまっていたことになります。
■水溶液−イエロー
測定所では、
>セシウム137:1.93±0.647Bq/kg
>セシウム134:<0.3Bq/kg
>カリウム40:<3.2Bq/kg
私のは、
>>Cs−137=0.68Bq/kg
***このケースは、誤差を入れても1.3Bq/kgと、自分的にアウトの食品を、
「まー、ちょっとあるかないか程度かな?」と
甘く見てしまっていたことになります。
■いずれも、液体で、カリウムの影響がないと見られるので、
純粋に私の「測定方法、測定環境その自体」や、
表示方法その他のミスに起因するものですので、
まず、換算係数の元となっている標準試料を別のものに変えてみたり、
面積の取り方や係数を検討することになります。
■そして実際に再計算したところ、スペクトルも係数も合っていました。
面積の取り方を間違えたということが分かり、正しく面積をピックしたところ、
以下のように、右のは測定所の誤差範囲を少し超えていますが、
両方とも、測定所の結果に近づきました。
>のちに、数値が低く出ているのは、シンチレーターの酷使によるもので、
>電源を切ると感度や信号強度が回復することが分かりました。
↓
図の上の黄色文字は測定所の結果
>セシウム137:0.556±0.352Bq/kg セシウム137:1.93±0.647Bq/kg
掃除機のゴミパックの測定
●これは私もはじめて行いました。
少し前に、お世話になりました、「ふじみーる」さんでは、
古くから、ゴミパック、エアコンフィルターなどの測定を
数え切れないぐらいに、やってきておられます。
ですから、ゴミパック初測定の私の測定など参考にならないかもしれませんが、
自分の勉強のために行いました。
このゴミパックは、飽きもせずに、またもや「酸素系漂白剤」で
セシウムを抽出する算段であります。
↓
結果です。
↓
やはり、カリウム「ゼロ」でした。
● いよいよ液体試料での、コンプトン散乱テストの「追試」
●今回は0.65Bq/kgではなく「1Bq/kg」の山が見えなくなるまで
K−40(やさしお)を追加してゆきます。
使うのは、またまた、K−40のほとんどない洗浄液ですが、
「カーテンレースを再洗濯したもの」にするか、何にするか検討中ですが、
やはり、測定所で定量された試料検体を使うと思います。
■このテストは来週になりそうなので、また後日、新規に投稿します。
________________________________
★
.
<<-- これ以前の投稿 10件
(1962 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
梅の間 の最新投稿
オーガズムTop
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -