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●猫の足跡-その737●「素人による 食品検査奮闘記・第116回」■ ThereminoMCA テレミノの追加機能とバグの修正 ■
by:
鈴木崩残
2014/11/16(Sun)23:22:04
素人による個人測定・奮闘記☆第116回
テレミノのオリジナルにあるバグ
機能が充実してきたバージョンのダウンロード先はこちらです。
↓
http://www.ht-net21.ne.jp/~alacarte/Download/
また、テレミノ自体のオリジナル版にバグが見つかりましたので、
改良のプログラムをお願いしている方からのコメントを記載しておきます。
*************
●ダウンロードが上手く行かない場合の参考にしてください。
新しく採用したインストーラーで1度インストールしますと、
2度目以降の更新では「指定先フォルダ」を記憶しておりまして、
前回の指定先フォルダが選択されています。
初めてPCに改良版をインストールする場合は、
やはり厳密に「Theremino MCA V6.2」が導入されたフォルダーを、
指定してやらなければなりません。
例1)C:\Theremino_MCA_V6.2_WithSources\ThereminoMCA
例2)C:\Program Files\ThereminoMCA
コツとしては、指定先の最後に付く「ThereminoMCA」のフォルダーを指定すれば、
間違いないと思います。
ただし、「ThereminoMCA」フォルダー以外を指定してしまうと、
その下に「ThereminoMCA」フォルダーがない場合に自動でつくられて、
インストールされてしまうので、設定ファイルが足りずに起動失敗します。
なお、今回リリースする最新テスト版(Build 20141115)では、
フォルダー自動作成の機能を抑制しましたので
「コピー 〜 ThereminoMCA」などのフォルダーでも
インストールが可能になると思います。
■また、これまでの開発過程で致命的なバグを発見しました。
特定のPCオーディオで「分解能の補償」を有効にして終了すると、
次回の起動からエラーが発生して【起動不能】になる致命的なバグです。
これは「Theremino MCA V6.2」の公式版でも起こりうる潜在的なバグです。
特定のPCオーディオ環境で、特定の調整値を設定し、
「分解能の補償」を有効にすると、稀に発生するバグです。
このエラーが発生してしまうと、起動に失敗して設定を変更できないので、
通常では、もう二度と起動することが出来なくなります。
最新テスト版(Build 20141115)では、この致命的なバグが改善されています。
>以下、私(崩残)からの要望内容でした。
>機能的には、贅沢を言いますと、
>BGが二つ選択できて、
>BG1 BG2 が切り替えて使えると便利だと思いました。
はい、機能追加は可能です。
公式版のBKG使用によるスペクトル補正が、
測定中のスペクトル処理のために
内部的に2スペクトルの手の込んだ処理を行っています。
改良版も多少、手を加えていますが、
同様の内部2スペクトル処理を継承しています。
互換性のために、この処理を継承しつつ、
2つのBGを切り替える為のプログラム改善に時間をいただきたいと思います。
*************
■いつもありがとうございます。
ダウンロード先にあります、
テレミノMCA V6.2 無明庵版 「Build 20141115」
この「テスト版」のインストールは、このように表示されれば成功です。
上にある「インポート表示」をクリックするとインポートの一覧表示欄が出ます。
↓
これから使う試料の整理
●さて、前回の投稿にあるような反省を踏まえて、
今後、0.5から2Bq/kgの測定を安定させるために、
新たに、2.5と5Bq/kgの合成試料を作りました。
濃度を任意の濃度に調整する「合成試料作り」は、かなり慣れました。
試料を合成する場合には、
>お互いに混ざりやすい大きさや性質の粒子同士にすること。
>とにかく、ビニール袋の中で、よく混ぜること。
>むろん各試料の計量と、ベクレル数の計算は正確に。
>試料は長期保存の利くもの、または水分を飛ばした乾燥状態にする。
>液体試料の場合には、発酵、腐敗を防止するには酸素系漂白剤を入れる。
>合成の基礎となる汚染試料は、可能ならばゲルマで定量された物が理想であるが、
>無理な場合には、測定精度の高い市民測定所での定量値を元にして計算を行う。
この際の濃度は、むろん計算上の理論値です。
初期のころには分量計算を間違えたこともあるのですが、
最近では、測定すると、ほとんどの場合に、その通りの値に近くなりますので、
試料合成は、ちょっと楽しくなりました。
基本的には、もしも、ゲルマで測定された試料があるならば、
それを元に作った合成試料は、その理論値を、
おおむね正しい数値に近い、と考えてもいいわけです。
●さて、これまでは、ゲルマでチェックされた玄米を自分で測定したデータや、
蜂蜜水、合成試料などを使い、数個の基本的な定量スケールを作りました。
しかし、根本的に正確さを厳密にして、定量をやり直すために、
0.3から8Bq/kgあたりまでの「各種の濃度の線源」の中から、
もう一度、安定的に使えるもの「厳選」して、測定にかける予定です。
以下、図中の数字は「Cs−137の濃度」で、
測定所で定量されたままの数値のものや、
私が、注意深く、濃縮や、希釈をしたものも含みます。
↓
実際の測定依頼は、この数倍ありましたので、
出費(授業料)もかなり嵩みましたが、
これらは、自分の勉強用、兼 テスト素材としての「宝物」となっています。
BGの取り直しと応用
●前述の試料を測定にかけて検討する前に、
まず、今回は、季節もかわり気温も変わったことから、
新規にBGの取得をすることにしましたが、
その際に4種類のBGをそれぞれ取ってみることにしました。
>>1/空容器のBG(PCからのUSB電源)
>>2/空容器のBG(別電源からのUSB電源)
>>3/空容器のBG(PCのレベルを10/100から9/100にした場合)
><4/精製水のBG(上述の3つのうち条件の良かったものと同じ設定で)
■この純水のBGMは、次のような局面でのみ応用できます。
通常、3Bq/kg以上では必要はなく、空容器のBGを使えばいいと思います。
それで、素人考えですが、ゲルマを使っていない場合の測定でも、
0.1〜0.5Bq/kgを「検出もしくは定量」しようと試みる際に、
「純水」をBGとすることは役立つかもしれません。
むろん純水専用の換算係数を用意して、定量するその範囲を、
1Bq〜3Bq/kg未満などと、その濃度範囲を「限定的に」使う事になります。
まずは、通常のBGを使用した結果、
「検出下限未満に何かありそうなスペクトル」であった場合に限り、
その場合にだけ、BGを純水にして浮上させてみます。
前述したように、この場合に専用の換算係数なり補正計算は必要になります。
●私は基本的に、超低濃度から高濃度まで全部を「精製水」のBGを使用しています。
>>先だっての流通玄米の測定ミスは、BGが低すぎたことよりも、
>>根本的にスペクトルを読み違えていることと、
>>あとは、BGの取得時間も、長すぎたために山が高くなったと今は考えています。
もしも、1Bq/kg以下にありそうな場合には、
専用の「超低濃度用の表示率」での換算係数で、何とかゲルマの値に近づいています。
バックグラウンドの時間についての一考
●私が、この測定の真似事を始めた当初の、今年の初めには、
「BGは、長ければ長いほど良いんだ」とか、
ごく最近でも「BGは実際の測定時間の3倍は取るべき」
という書き込みを見かけました。
BGの取得時間が長すぎると、結果として、
BGは、平坦で、滑らかで、かつ位置も低く落ち着いたスペクトルになります。
しかし、その結果、「それよりも短い時間」で検体を実測する場合には、
差し引かれるスペクトルの量(ノイズや他核種の影響)が低すぎて、
それらが、実際の測定時に「加算されてしまうだろう」と私は考えました。
測定時間の3倍、4倍が必要と言って長くBGを測定すればするほど、
BG全体が低くなるせいで、
肝心の「実際に測定にかけた検体」のスペクトルから差し引かれる分も、
減ってしまいます。
その結果として、測定プロセスで生じている山までが、
「残った差分」とされてしまい、「検出された範囲」となってしまう、
のではないだろうか?と思いました。
ただし、これは、ちんたらと「手描き」で定量している私のようなケースに限られる事で
有効なカウント数などを自動計算してくれるソフトでは関係ないとは思います。
●私が先日の0.3Bq/kg以下と測定所で結果が出た玄米の測定を、
0.8Bq/kgぐらいあるのではないか、と誤認してしまった理由も、
その際に、私が「スペクトルの読み違い」を生じたのは、
そこに「BGとして存在していた山」までをも、
「検出された山の範囲」としてしまったせいもあるわけです。
●そこで、以前に初夏に取得した、過去のBGのデータを、
その測定時間で比較する為に並べてみました。
重要なのは、この際に、
「最も長いBGである34時間のBG」を、同じ時に測定していた
「それよりも測定時間の短いBG」から引いてみたことです。
すると、BGが34時間に対して、15時間程度の測定では、
BGが十分に差し引かれずに、ノイズとしての山が、
「正しく検出するべき範囲に影響している」ということがわかります。
↓
■ちなみに、1インチアルマジロの場合には、
私の測定環境では、どんなに長くとも測定を9時間以内にしておかないと、
1Bq/kg前後の低濃度の山だと、その後「埋没」してゆく可能性があります。
これは埋没したから、セシウム137がない、ということではありません。
既に測定所で定量されている、0.6とか1Bq/kgの山が
消えてしまうのですから、これは「間違った無検出」であるわけです。
●そこで最長測定時間を8時間から9時間として、2倍の18時間程度、
どんなに多くても20時間程度のBGが良いかな、と今は考えています。
それ以上の長い測定時間のBGを使うと、今回の検証からもわかるように、
「過大側に」誤判断をする可能性があるかもしれないからです。
では、具体的にBGの時間は
どれぐらいが良いか?
●そこで、実際に、異なる取得時間のBGを、同じ検体のスペクトルに
使用してみました。
検体は、Geでクロスチェックされた玄米でCs−137が、
1.0Bq/kgです。
この玄米の測定時間は「5時間」です。
図中の左側の数字は、差し引くのに使用した「BGの時間」です。
↓
●それぞれのスペクトルは、BGの取得時間が相当に違うにもかかわらず、
ごく僅かにしか変化していません。
見るとわかるように、12時間のものも、34時間のものも、
どちらのBGを差し引いても、この玄米のスペクトルの、
セシウム137とカリウム40の定量には、さほど影響していません。
●「一番最後のもの」は、極端にBGの取得時間を短くして、
検体の測定時間より、たったの1時間しか多くない「6時間のBG」ですが、
それでも定量値は、34時間のBGを使用した場合と、そう大きくは違いません。
■そこで、私は自分の測定時間が5時間から7時間が平均的ですので、
その2から3倍あたりの、15時間か18時間を今後のBGとすることにしてみます。
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