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●猫の足跡-その741●「素人による 食品検査奮闘記・第120回」■「最終的な定量法は最初に戻った」■
by:
鈴木崩残
2014/11/27(Thu)15:23:10
素人による個人測定・奮闘記☆第120回
やさしお水のBGと普通のBG使用の比較
●前回の測定の結果を元にして、9Bq/kg未満のさまざまな測定データから
BGを引いて表示してみました。
以下は、各スペクトルとも、
最初が「普通の空容器」のBGで、二番目が「やさしお水」のBGです。
図中に「CKBG」とあるのは、やさしお水のBGの事です。
(カウンター・カリウム・バックグラウンドの略)
■余談ですが、検体の測定とまったく同時に、検体の影響を受けない
BGを測定しながら、そのBGをリアルタイムで引けたらいいのに、
とか思っていたら、こんな資料がありました。
詳しいことはまだわかりませんが、
「アンチ・コンプトン・スペクトル」と呼ぶらしいです。
↓
https://twitter.com/nikiglass/status/537994916941406208/photo/1
●それでは沢山、掲載しますので、どうなったかを、ごらんください。
CKBGは、検体のK−40に「Bq/kg数」を近づけたのではなく、
「K−40の高さが近似するBG」を使用しています。
↓
1/【未定量の灰汁】
2/【灰汁】
3/【米ぬか】
4/【炒り糠】
5/【茶葉】
6/【炒り玄米】
7/【米ぬか】
8/【ローズマリー】
9/【松葉】
10/最後は、カリウムなしの【液体試料】
* 結 論 *
●普通の空容器、ないしは純水のBGが、
検体のベースラインより「上になろうとも、構わずに」、
「ベースラインで斬って」、「ROI範囲の面積」を求めればよい。
ただしピークはよく確認し、過剰には「左側」の面積を取らないこと。
●上述の図のように、カリウムのスペクトルを測定したとしても、
相当に長時間測定しないと、肝心の領域がフラットならない上に、
その荒れたBGを使用したスペクトルでは、定量面積が不安定になる。
●つまり、カウンターカリウムBGは不要であり、
その上さらに、定量に当たっては、普通のBGすら参考程度に過ぎず、
基本的には、BGを引かない「元のグラフ」の上で、
ベースラインを決めて、定量した方が良い。
●つまり、約1週間近くかかって測定したやさしお水のBGは、
全て使わないということです。
ただし無駄には、なりませんでした。
「使う必要がない」という事を明確にした点で、重要なテストでした。
●ある時から、私も薄々感じていたのですが、
バックグラウンドを引いたスペクトルで定量することは、
「このソフト」の場合に限っては、無理があるのではないかという事でした。
むろん、これまでに定量を試みたように、BGを引いた面積から定量しても、
測定所の結果と比べても、かなり良い成績にはなりました。
●しかし、今後、いろいろな検体と勝負する時には、
今までのように、BGを引いたスペクトルから面積を求めるのではなく、
元のグラフを注意深く見て定量するほうがいい、と結論しました。
実際、私が定量の真似事を最初に始めたとき、
まだ、まったく何も知識がないに等しいにも関わらず、測定所の結果に、
かなり近接した数値になったのは、この方法でしたから、
この「より単純な方法」は決して間違ってはいないと思いました。
■そういうわけで、数個ある定量用の表示スケールと、係数は、
(完成している、K−40の定量用の係数を除いては)、
Cs−137については、
すべて割り出しの、やり直しをすることにしました。
ふぅーー。疲れた。
でも自分とっては、とても有意義でした。
出来ることを見つけるには、出来ない事をよく自分で経験する、
という鉄則が、この奮闘記にはたくさんあると思います。
専用のプラントでは可能でも、家庭では難しかっただけですが、
プルシアンブルーに吸着させようとしたり、
高熱ガスバーナーと、塩化カルシウムと溶融塩による抽出、
過酸化水素による抽出、酢酸アンモニウム、シュウ酸、苛性ソーダ、
ほんとにあれこれやって、面白かったです。
出来るのではないか?と思ったことは、すべてきちんと行ってゆき、
それが、出来ない、効果がないとわかれば、二度とそれをしませんし、
出来ないということがわかることは、私にはとても大きな収穫です。
すると最後には、有効な方法だけに、絞り込まれるからです。
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