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手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
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手裏剣術講座●「無心の剣」概要と、2009年度ベストスローワー
by:
鈴木崩残
2009/12/29(Tue)11:27:23
こっちが、本当の、
今年最後のお馬鹿チャレンジ
↓
【両眼打ち】ってのは、本当に出来そうなのか?
↓
http://www.youtube.com/watch?v=QDUPt1IcHe4
●まー、結果は、失敗なんですがね。
また同時に2本を投げて、標的も2つという条件下ならば、
一本だけを刺すのは、いつもより簡単な条件のはずですから、
本来は、20分で出来なかったら、駄目だったのでしょうね。
ちなみにカメラのファイルを見ると開始時間が10:17で、
一本だけ穴に入ったのが、11:25でした。
途中で画像の見直しをたり、前後をカットしたり、
寒いので、ドリップコーヒーを入れて休憩とかで、
30分ほどは、打剣以外の時間がありましたので、
延べにすると、打剣だけの時間は約40分でした。
今年最後から二番目の、
お馬鹿チャレンジ
芸者さんとのお座敷遊びに「六数手裏剣なんてどうよ?」の巻
↓
http://www.youtube.com/watch?v=ZPurimX6hkY
無心の剣とは
無・無為・無心
●無心の剣とは、いうものの「無心」というものを
物理的に証明する方法がほとんどありません。
ですから、経験則で、それがあることを誰しもが知っていても、
形として再現することは難しいわけです。
ともすれば、机上の空論に終わっているような記述しかない本も
あります。
●一方で、「直飛剣」の近藤氏の言われている「無心」というのは、
私個人は、身に染みるほど、非常によく分かります。
というのも、ガラスの瓶を割らずに貫通するという技の中には、
技術だけでは不十分な、「不確定な要素」が含まれます。
いくら剣速を出して、正確な位置を狙っても、無心が介在しないと
あのような結果は起こせません。
その一番の理由は、
剣が当たる微妙な位置までは、心では狙えないということです。
瓶の表面のどこに当たるかという、ごくわずかな違いで、
貫けずに、瓶は割れてしまうこともあるでしょう。
また、剣が進入する角度まで1度とか2度単位で人間が意図した角度に
することは不可能です。
瓶を貫通するという行為は、瓶の形や強度といった種類にも
よって変わるでしょうが、
いずれにしても、確かに、ああした技には「無心」の状態が必要です。
●しかし、無心という言葉は、本の中や、あるいは誰かが口にしても、
それを証明する確かな方法はありません。
所詮、主観的に本人がそう言っているだけである、と思われてしまうか、
さもなければ、教祖が言ったことを何でも信じるカルト信者のように、
宗家様が言っているのだから、間違いないんだろう、
というところに陥るのみです。
●無心の結果としか思えない現象は、世の中には数多くありますが、
そのひとつの特徴は、「相当に確率的に低い現象である」ということです。
訓練によれば、何百回とやっていれば、なることもある、
というような枠を、どこかで超えてしまっている必要があります。
そうでないと、それは訓練の結果だとか、
または偶然だ、と言われてもしかたないわけです。
単に困難な技を行うだけでは、それが無心が作用したか否かの
証明法ではありません。
●そこで、今年、私は何度か「無心」を形として証明する方法として
極端に困難な「標的」と「その距離」を設定しました。
失敗した試みも、むろんあります。
その代表的な例が、「剣尾に剣を刺す事」と「車剣の輪投げです。」
どちらも、2時間か3時間以上も経過してしまい、
なんとか成功はしたものの、
最後には、へとへとで、もう無心どころではなくなっていましたので、
明らかに、あれは、数を打って当たっただけの「まぐれ」です。
●ただし、ざっと確率計算をしても、半日以上はかかるであろうことを、
その何分の1もの、30打以内とか、50打以内とか、
30分から、40分とかで可能であれば、
それが、どれだけの説得力を持つかは分かりませんが、
ひとつの「無心」の存在の証明への試みとなると思いました。
そこで行ったのが、まず最初は比較的簡単そうなもので、
>「畳から距離をおいて、板の上に置いた缶の内側に刺して、
>そのまますべらせて畳に刺す」
というものです。
これは幸いにして、撮影の最初から最後までノーカットでいけました。
これは刺さった瞬間以後に缶が滑ってゆく時に、
わずかにでも缶が傾くと、畳に当たったときに、
畳に刺さってくれない点が難しかったです。
缶に、ちゃんと剣が入っていっても、缶が傾くと畳にはじかれるのです。
●しかし標的の大きさに、それでは満足できなかったために、
>畳の表面上に置かれたDVDディスクを割らずに真ん中を通すことを、
>最初は3間から、その次に4間という距離から試み成功しました。
>2010年の1/3に、5間距離からも成功しました。
これは、通常の速度での撮影となりました。
また、同じく、4間の距離から、今度はハイスピードカメラで、
>剣がディスクの中心を通る様子を標的側の角度から、
>運良く、明確に撮影できました。
これは30分以内でした。
映像として、最もはっきりと写ったのはこれでした。
>ロウソクの炎だけを3間半の距離から消す。
理想的には、小さめの和ロウソクのほうがいいです。
ただし、これをやる時には室内は火事の危険がありますので、
必ず屋外でやってください。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=3mutiPHkKHc
見ると、「なんだ簡単そうだ」と思うかもしれませんが、
たとえば、このビデオの第一投目で消えていますが、これは
ハンドルが通過したときの風圧で消えただけなので、失敗しています。
その他も見ると分かりますように、たとえ炎の中心を通過しても
消えないことが多いのです。
最後に成功したのを見ると、ナイフの剣底部分が起こした風圧が、
たまたま上手く作用して、真下にあった炎を消した様子が分かると思います。
そして先日、
>ゆっくり回るディスクの穴を通過させて、4間から畳に刺せました。
ただし、これは「無心の剣」ではなくて、
「逆心の剣」によるものでしたが。
●また、重要な点は、
これらは「現在の私の技量では、不可能である」と断言しておきます。
もし、これらが私の技量で可能であれば、
普段から、私の剣はもっと狭い範囲に多数が集束しているはずですから。
しかしご覧のように、私は、それほどコントロールがいいというわけ
ではありません。ごく普通程度の技量があるのみです。
●こうしたことを通じて、
何も私は、ウケを狙って、見せ芸をしようとしているのではありません。
そうではなく、「無心」の結果という現象が、
ある条件下では、再現可能であることを、
なんとかして、皆さんが理解できる形に証明しようとしています。
むろん、信じなかったり、なんくせをつける人はいるでしょうが。
重要なのは、「一生の間に数回しか起きない」というのではなく、
意図して決めた、撮影中にそれを起こすことです。
●私自身は、どのような方法で、その意識状態に自分をもってゆけば、
その状態になるのかは、熟知し切っていますが、
ただし、その段階になれない日や状況の場合もあります。
いずれにしても、武術や禅の世界で「無心だ無心が大切だ」と、
ただ口だけで言ってみても、
それは、多くの場合、単なる「夢中になっている状態」とか、
「我を忘れている」という事と完全に誤解されているのが現状です。
無心というのは、我を忘ずることでもなく、集中していることですら
ありません。
むしろ逆です。無集中です。
またふと時を忘れていたなどということも断じてなく、
一瞬一瞬は明確に意識が行き届いています。
ただ、そこに、自分を超えていると感じるような何かが、
体をのっとらないと、無心の剣のような結果は起きません。
●しかし、それは神業とか「神がかり」の打剣、というものではなくて、
これはいつも使っている脳とは「別の脳の部分」を活用しているわけです。
普段は、打剣の為に訓練された脳の部分を、私も使っていますが、
こと無心の剣、または無無心の剣のときには、
私は、普通使っている「狙おうとする心を起こしている」脳の部分を、
黙らせて、作用できないようにしてしまいます。
その代わりに、意識しなくても、
最も結果を出すのに必要となる動きを、体それ自体が自然に起こすために、
私が入れる脳の別のスイッチというものがあります。
それさえ押せば、あとは、確率計算上よりも遥かに短い時間で、
結果を出せるということになります。
ただし、たとえ無心になってからでも、何度かは失敗をしています。
●また、これは、自分の側だけが無心でも不十分で、
その場の「自然の風の動きや、足場や、周囲との調和」、
そう、、、自分の側の無心だけでは不十分であり、
周囲の世界との何かと「調和」し、それと「合致した瞬間」でないと、
結果に結びつかないことも多いわけです。
そういうわけですから、古来より、
禅も、武術も、最後は、結局は「無心」に到達するしかないのです。
●この無心の剣については、私の著書の「中級手裏剣術」には、
既に、昔からずっと書かれています。
また、私が、手裏剣術をはじめた当初から、
手裏剣術を通じて、私が本当に表現したかったものもそれでした。
つまり「禅手裏剣」です。
しかし、ただ文で書くだけでは意味がありません。
ですから、実際に、その「参考」となる「かもしれない」動画を、
何度か繰り返し、お見せすることが出来て、
今年は、本当に実りの多い一年でした。
■皆さんも、もしも、それが、
技術と訓練と、打剣回数だけで出来ると思われましたら、
技術では、かなり不可能と思えることに挑戦してみてください。
もしも、DVDを使いたい場合には、
DVDやCDのエラーが出たスクラップを利用すればいいです。
距離は3間半から4間が良いです。
3間未満という近距離ですと、それは訓練の結果や、
あるいは、単に回数を百打以上投げていれば、
いつかは刺さるという次元の話に落ちてしまうからです。
●しかし、もしも皆さんが、そのコツをどこかで会得すれば、
私が今まで、無心の剣について書いたことは、
すべて瞬時に、理解できるはずです。
何しろ、誰でもがその資質を持っているからです。
そして、「なるほど、困難に思える技が、思いがけなく早く、
または突然に、ある瞬間になると実現するのは、こういう時だったか!」
と実感を持って経験することでしょう。
しかしその結果や理解した事に執着しすぎると、すぐに駄目になるので、
うまく行っても、済んだことは、なるべく早めに忘れてください。
こうしたことは、
誰しもが経験していることですから、たいした話ではありません。
ただ、問題は、それを、いつ起きるか分からないのではなくて、
ある程度、自由自在に「再現」できるかどうかだけです。
*****************************
●さて、最後も私の創作書で締めくくます。
■以下は、翠月庵の市村氏から教えて戴いた「剣術用語」を
モチーフにしてみました。
↓
刀勢・無刀・気剣(気・剣・体より)
■これは、海外で居合いをされているアメリカの方に、
贈呈させていただいた書です。
↓
無為・残心・気
______________________
ベスト投擲名人・2009
●2009年度の、ベストスローワーをまた今年もやりましょう。
私が世界から集めた、素晴らしいナイフ投げや、手裏剣の名人達の
動画を紹介させて戴きます。
【ギネス記録保持者による「速投げ」・ベストワン】
http://www.youtube.com/watch?v=kS-NAPSQwsk
http://www.youtube.com/watch?v=vkdK8k3M31k
http://www.youtube.com/watch?v=Z4ezVZQO-YY
↑
これの1:57からの両手投げですが、ちゃんとした普通の速度の
ビデオがあったので、興味があったら探してみてください。
オリジナルでは、両方のポケットから、次々と引き出して投げます。
【コントロール・ベストワン】
http://www.youtube.com/watch?v=Be4DwBXJovY
↑
前からこの人のコントロールには目を見張るものがありましたが、
先日、送っていただいたビデオを見て、空中の葡萄を切ったり、
女性の腕の上のキュウリを切る技は本当にすごいと思いました。
【舞台芸術としてのアート性・ベストワン】
http://www.youtube.com/watch?v=19IXhuU_9Qg
【短槍投げ・ベストワン】
http://www.youtube.com/watch?v=8-6MjCVYPk0
↑
槍投げなんか簡単だと思っている人は、やってみてください。
たったの50センチの短い槍、しかも羽もついていないものを、
約20メートルから刺すのが、どれだけ難しいことかを。
なお、御存知のようにこの台湾のWu老師は、直打法も名人です。
【いわずと知れた、実戦ナイフスロー・ベストワン】
共同でナイフスローの研究をしている仲間の、皆様も御存知のラルフ氏。
http://www.youtube.com/watch?v=ji1nBmcKuoo
【サイドハンドスロー・ベストワン】
http://www.youtube.com/watch?v=2hxdQU_iK1g
【抜き打ち・ベストワン】
http://www.youtube.com/watch?v=buly8zwqc64
↑
前にも紹介しましたが、このスムーズな無駄のない動きは見事です。
【片手に4本ずつ保持して投げる、連続投げ・ベストワン】
http://www.youtube.com/watch?v=hCXgItLjnwg
↑
無冥流の手裏剣を使っている青年で私の知人です。
【刀法併用手裏剣術・ベストワン】
http://www.youtube.com/watch?v=r5ZzJG0oSQk
↑
その確かな知識と研究と実践による工夫から生まれた、
今日、最も信頼のおける、武術的手裏剣術の道場にて。
お馴染みの翠月庵の市村氏です。
【ハイスピードカメラによるオモシロ手裏剣映像・ベストワン】
http://www.youtube.com/watch?v=K6aro8ZjpiU
↑
自画自賛になってしまいますが、「面白いビデオ」という点では、
ハイスピードカメラが、最も上手く活躍したビデオでした。
難易度で言えば、吊るして回っているディスクの方がずっと難しかったのですが
映像としては、こっちの方が無駄がなかったですね。
【いつもより多く回しています。冗談手裏剣・ベストワン】
http://www.youtube.com/watch?v=w4M5g7FGIp0
技としては、まったくなんの実用性もないのですが、
面白かったのでオマケにいれました。
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