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手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
手裏剣術の画像・動画が、
他に類を見ないほど多く掲載されています。
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[1110]
■
■手裏剣術講座●距離による剣の長さの調整●動画コレクション●忍術という文化の再定義
by:
鈴木崩残
2010/11/03(Wed)17:56:45
【短くなった剣は?】
●本日、打剣テストをしました。
ようは、無冥流の「長剣」は、使い込んだ結果、
「何センチ」ぐらいまで短くなったら、
中間距離、または近間距離専用の剣に「お下がり」にすればいいのか、
という問題です。
原則として、全長の約25%まで先端を研磨した剣を、
無冥流では「やや後ろ重心の剣」という分類に定義しています。
ただし、これは剣の断面が、四角と丸型では、研磨体積が違ってきますから、
25%というのは、あくまでも大雑把な目安にすぎません。
●この数年間に、私が使い込んだ剣の長さを測ってみましたら、
29.5センチ、28.5センチ、27.5センチ、26.5センチ、
25.5センチ、24.5センチと、
ちょうど1センチおきに6種類揃っていましたので、
これで、何センチまで短くなったら、中間、遠間打ちに適さなくなるのかを、
調べてみました。
↓
■:動画・その1
http://www.youtube.com/watch?v=2TGMFH-OnGA
■:動画・その2
http://www.youtube.com/watch?v=4KaJ87SVu3c
●8間までの、ほとんどの剣が、ド真ん中付近に刺さっているのに、
注目してみて下さい。
剣を取りに行ったときに、標的から抜いている位置です。
まー、この日は、調子が良かったこともありますが、
これが最近、無冥流としてずっと研究していた、
中間以上の距離でのコントロールの安定化の成果です。
これについては、翠月庵で、いつか講座を行う予定です。
■なお、次表は、より安定化する為に、私がテストした長さよりも、
5mm加算してあります。
【仮の結論】
7間までは、剣長は250mmで問題なし。
8間は、270mm、必要。
9間は、280mm、必要。
10間は、290mm、必要。
■7間と8間の間で、2cmも剣の長さを延長しなければならない
というのは、やはりここの距離に、直打法の持つ「ある種の壁」が
あるのかもしれません。
実際、とてもよく工夫された剣を使用する根岸流でも、
書籍の記述などにおいては、7間を限界としています。
(むろん、今後、現代に、剣や打法の工夫をする事によって、
根岸流の打剣距離は、もっとさらに伸びてゆく事でしょう。)
●それで、まず壁があるのが7間と8間の間ですが、
次にすぐに8間と9間の間に、妙な壁があるので、ここでも
その直前距離よりも1cm長い剣を使いました。
そして、9間と10間の間にも「妙な壁」がありましたので、
さらに1cm長い剣を使用しました。
●八角流の半田師範は、「剣が完成すれば、あとは技術だけである」、
あるいは、「技術が完成すれば、あとは剣の問題だけである」
と言っておりましたが、
師は、これらの壁を「打法、剣双方の工夫」によって、
解決したものと思われます。
●私の無冥流の場合には、剣の長さによって、
その壁をなんとか克服してみました。
ですから、私個人は、長さ29cmの無冥流の長剣を使うことで、
手の内を全く変えずに、1間から10間まで、カバーしております。
●ただし今回のテーマは、
使い込んで、先端を研磨したために、だんだんと短くなっていった剣は、
>「どういう長さの剣は、どこまで直打法による有効射程距離を持つか」
をテストすることでした。
***************************
●ところで、先月、翠月庵の市村氏にご馳走していただいた、
「かしら」の味の思い出が忘れられずの、今日このごろですが、
それに匹敵する美味に(おくればせながら)最近出会いました。
↓
■鳥の「首肉」(せせり)です。
http://kakaku.com/search_results/%82%B9%82%B9%82%E8+%8E%F1%93%F7/
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~edamame/yakitori/mi.htm
●200グラムで、300円台前後ですから、
決して、超高級品というわけではありません。
取れる部位が少ないわりには、まだ価格は高騰していませんね。
鳥の部位の中では、今まで食べた中で、一番美味しいと感じました。
お酒が好きな方は、「つまみ」にぜひ一度どうぞ。
手軽に食べるのでしたら、炭火でなくても、
ご自宅のグリルやフライパンで焼いても充分です。
シンプルに、「塩と山椒」あたりで焼くときに味付けするのがいいです。
または焼き上がりを「山葵醤油」につけて食べるのも美味しいです。
【講習用のテキストの準備】
今日は、午前と午後、あわせて3時間ほど、みっちりと、
3間、4間、5間での基礎打剣のみを繰り返しました。
とともに、ここ最近、翠月庵での将来的な講習を考えて以前に作った
テキストの内容を確認したり、文を訂正していました。
●以下、序文の一部です●
★なぜ打剣が一定しないのか?
●打剣を安定させること、つまり、「確実に狙ったところに刺す」、
ただ、これだけの事であるのに、手裏剣術というものは、
それが出来るまでに、とても多くの時間と工夫が必要になります。
(ただしこれは3間以上の距離の事)
これがもしも、曲芸で行うような、距離を一定にしたナイフ投げ、つまり、
反転打法や回転打法での「刺中」であれば、それに熟練することは、
ある年数の間に可能であり、
あとはひたすらコントロールを磨く事に、修練をつめば良いだけです。
●つまり手裏剣術が、上達が難しい最大の理由は、
それが「直打法」だからです。
3間距離から刺すことさえ最初は難しいものであるのに、
その上、狙いも正確に、しかも安定させるとなると、それは非常に難しくなります。
単にコントロールだけではなく、刺中角度もきちんとしなければなりません。
●では、なぜ刺中角度や狙いが、通常のボール投げや、
あるいは直打法ではない物の投げ方よりも、こんなにも難しいのでしょうか?
それは直打法を構成している「各要素」が、
それぞれに、あまりにもデリケートだからです。
特に距離が4間以上になれば、なおさら誤差は大きくなります。
●たとえば、一打目と全く同じような感覚で二打目を投げたはずなのに、
それが思った狙いの方向へは行かなかったり、
あるいは刺さらないのには、原因があります。
それは、打剣の要素の「どこかが」第一打目と、わずかに違っていたり、
時には大きく違っているのです。
●たとえば、二打目には、「構えた手の位置(高さや体からの距離)」が、
既に一打目と違っている、という事が、私ですらよくあります。
また、手首の捻れが僅かに違う角度に生じていた、
手離れが一打目と違っていた、手の内が少し違っていた、
立ち方の足の間隔や、踏み出し距離が、少し違っていた等などです。
二打目を一打目と同じにし、かつそれを三打目、四打目、五打目へと
安定させるという事は、想像以上に、大変に難しいことなのです。
●つまり自分の身体を「機械化」し、「打剣マシーンと化すこと」が、
私個人の理想なのですが、そのためには、
「初打が、もしも刺さった場合」に、続く打剣の前には、
常に「構えの形」をはじめとする「打剣の各要素」が、
どこかが変わってしまっていないかを、厳しくチェックする必要があるのです。
そのチェック項目が、回転打によるナイフ投げやボール投げの比ではない事が
直打法の最大の難しさなのです。
さて、それでは、ここからいよいよ、
そのチェックすべき各要素について、解説をしてゆきます。
以下省略・
■なお、このテキストは、既刊の書籍やDVDと重なる内容は、
ほとんどありません。翠月庵でのテキスト用の最新の新規原稿です。
【動画、いろいろ】
●まずは、武神館の師範による手裏剣術。
初見氏には失礼な言い方になりますが、
この人、宗家より上手かもしれません。
>【残念ながら、当該動画は、削除されたようですが、
>見た感想のみ、記しておきます】
●距離は短いながらも、実戦を想定した至近距離での
「変化打ち」の良い例です。
とてもスムースな動きだと思います。
この人の動きからして
合気道経験が長くて、剣術はそこそこ、といった感じでしょうか。
武神館の良いところは、古流、伝統に囚われないことですね。
この打剣の中には、この数年間にYou−Tubeにアップされた
様々な人たちによる「工夫」が織り交ぜられています。
元々、武神館に伝統的継承として昔から存在した技というわけでは
ないと言えると思います。
それがまた、「誤解」を作る原因でもあるのですが・・・
●使用しているのは、推定ですが「70g以下の軽量剣」で、
「隠し武器」という理念を、明確にしている点が、好感を持てます。
また、武神館独特の「理念」というのが、
ここには、よく織り込まれていると思います。
■そうそう、「誤解」といえばですね、
↓
■居合い・剣術関係の動画
http://www.youtube.com/watch?v=6AH2HrLtGCg
香取神道流の大竹宗家は、
忍者なんでしょうか?
●ところで、香取神道流が「一部に忍術を含む」と、ウィキにまで
書いてあるせいで、
「香取神道流の大竹宗家こそ、本物の忍者だ」、
とか言い始めてしまう外人さんがいるんですよ。
違うっちゅーのに。
↓
で、この人、アントニーという、ちょっと困ったイギリス人である。
この人、武神館に対して歌いたい、個人的な「恨み節」があるみたいで、
武神館が、傳系問題にちゃんと答えないもんだから、
反武神館、反初見派になっちゃって、あげくに、
忍者研究を、独自に、始めた人のひとりです。
(あ、ちなみに、私個人はこのイギリス人の論調や態度が嫌いです。)
で、この人の言い分は、次のようなもの。
>「自分は忍者の末裔だ」と主張しながら、
>それを証明できない人々全員に対して、私は対抗しているんだ。
>証明ができたのは、
>今のところオオタキ先生[*香取神道流の大竹先生と思われる]ただ一人だ。
●うーむ、別に九字斬ったり、護符のお札を作ったり、血判押したり、
分銅鎖術をやったり、手裏剣を打ったりしても、
それは「忍者」を意味するんじゃないんですけどね。
それに、三大源流と言われるほどの歴史ある剣術流派ともなれば、
奥儀の中に、「忍術にすら思えてしまう」のものも含まれてしまうでしょうし、
そもそも、後世の江戸時代に「忍術・忍者」として、
脚色を混ぜて作られた「壮大な日本文化」の中には、
元々は、通常戦略、通常兵器
(当時は最先端だった火薬の扱い・放火法、諜報戦)、それに、
「特殊な武器」や「兵法」などが含まれてしまうのは、必然的な事です。
■もしも正統な香取神道流の関係者や門下の方がここを見ていたら、
この人に、1本メールするといいと思います。
画面の左に「メールを送信」というのがありますし、
なんなら、もっといいのは「チャンネルのコメント」というところに
書くことをお勧めします。
↓
【なんだか、妙な誤解をしている人】
↓
http://www.youtube.com/user/TSOAS2008
■書く場合には、以下のような、ごく簡単な英語でいいと思います。
↓
I am the staff of the Katori Shinto Ryu head office.
With all respect, Ohotake-Souke isn't Ninja.
でも、彼は「大竹宗家にインタビューしたんだ」って言っていますから、
もしかして、その時の通訳の人が、何か「誤訳」をしたとか、
あるいは、「忍術は、確かに、当流の一部にありますよ」というのを
拡大解釈してしまったのではないでしょうか?
いずれにしても、香取神道流の関係者の方が、ここを見ていたら、
早めに彼に直接にメールで訂正しておくことをお勧めします。
なにせこの人、外国で「本」を出版までしてしまっているので、
誤報が世界に回って、手遅れにならないうちに。
大竹宗家と言えども、そんな露骨に「彼は忍者の末裔だ」とは、
海外で大げさな事を言われたくないと、私は察します。
その誤解の結果、勘違いをした変な外人さんが、
どっと、それ(忍術修業)を目当てにして、
香取神道流の道場に、寄ってくるという、はた迷惑な展開になると
私は危惧しております。
いちいち、そのたびに、道場の人が、
「いえ、当流は、最も古い伝統武術流派の一つでして、
修練のメインは、忍術ではなく、あくまでも武術の技と精神です」と、
「何十回も、無意味な説明」をするハメになると思います。
*********
●最近、私は強く、外人さんに言っています。
↓
「忍術」とは、「いわゆる武術」の事ではありません。
かといって、「忍術」は、「いわゆる世界中にあった、
単なるスパイ活動、単なる破壊活動」でもありません。
日本の忍術というのは、それ自体が、
戦国時代だけではなく、それ以後、今日の平成の世に至るまでの、
長い長い歴史的背景を持つ、
日本の「文化・風俗文化や、文学でさえあるもの」の一つです。
諸外国(たとえば中国の兵法)のそれと、日本の忍術文化を、
完全に「分ける」もの「区別する理由」は、
それが精密で、具体的で、膨大な史実資料を持つ、
「戦国時代の戦記の集大成」であるという点です。
いわゆる忍術という形(名前)での、「編集・集大成」が作られるまでは、
それぞれの技や、道具や戦略は、
その個々のものは、当時としては、あくまでも、ごく普通の、
「諜報術」「武術」「薬学」「気象学」「鉄砲術」、それに加えて、
各将軍たちが、戦に勝ちたいがために信じたり、拝んだりした
「密教、修験道」などなど、のものであったものです。
それらが、別々に、ごく普通に機能していた戦国時代には、
別に、今、人々が「イメージするような忍術」としての「まとまり」
=すなわち「後世の、万川集海などに見るような、
虚実の入り混じった、システム性」を見せていたわけではありません。
忍術的戦略のうち、実際に最も有効だった方法や武器といえば、
当時は、「火器・火薬・爆弾」の方がメインで、
鉄砲隊として組織された軍隊のほうが、よっぽど重宝されたはずです。
●ちなみに私は、武神館が、日本の忍術文化を代弁したり、
代表するものだとは思っていません。
私個人は、武神館道場を、日本の「武術・武道」と定義しています。
実際、武神館の、現在の証書は、かつて「忍法体術」と記されていたのが、
「武道体術」に訂正されているはずです。
ですから、それは「武道・武術」です。
なぜならば、もしも「忍術」という「枠」で語らねばならないとしたら、
それは歴史学者たちも含む、非常に複雑な論議になるからです。
武神館の人たちが見せている、武術的な側面だけで
忍術を語ることは、不可能です。
ある意味では、卑怯極まりない戦略や、
現代で、もしも動画などアップしたら、
すぐに「ルール(倫理)違反」として「削除」されてしまうような、
家宅侵入法、放火法、毒薬の作り方、火薬などの危険物の取り扱いが
含まれるからです。
_______________________________
■余談ですが、戦記でもなく、忍術書でもなく、
先日、私が旅に行った「戸隠」の、ご近所の山には、
神話のようにして残っている「飯縄権現(いづなごんげん」の記述には、
こんな、「兵法」まで書いてあるわけで。
↓
>火攻めの兵法として、狐の背に烏の脚を縄で括り付け、
>その翼に火を点けて敵城に放つ戦術の図解であるとともに、
>戦勝に導いた狐と烏を供養するものである。
>なお、勝敗は、管狐といって暗いところで小さく飼育し、
>火の点いた烏を背負ったまま、
>狭く暗い敵城内部に逃げ込ませられるかどうかにかかっている。
これって、読み方によっては、もう立派な
「火攻めとしての忍術」ですよ。
しかも、こじつければ、分類上は、
松本藩、「伊藤流」の忍術という事になってしまいます。
●さて、またまた「日本文化の中の問題児」である「忍術」の話が
長かったので、さくさくと、次の動画です。
↓
タイのナイフ投げ(下手投げ)
http://www.youtube.com/watch?v=IVZaUVRYCrY
●モーションは、ゆっくりなんですが、
なんだか、妙にナイフが「伸び」ますね。
こういうのって、前の武神館の動画みたいに、
素早く投げようとするのとは「別の意味で、逆に怖い」ですよ。
こういうタイプの飛跡の剣(ナイフ)を受ける方の側は、
見た目の打剣モーションよりも、剣速が早く見えてしまい、
速度や間合いの目測を、必ず見誤るからです。
■居合い術。
http://www.youtube.com/watch?v=MnSCfRFpWkQ
http://www.youtube.com/watch?v=aLUzztpsjYU
最後は外人さん。
http://www.youtube.com/watch?v=mU1LmhhEoOE
この人、中国武術も、嗜んでいるんですね。素晴らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=9x7Oax8tNdc
__________________________
■これも「伝統保存」という意味での「砲術」の動画ですが、
なかなか、迫力があります。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=xjTCLfG9O9c
http://www.youtube.com/watch?v=T2Fyr6yGL4M
http://www.youtube.com/watch?v=W5beNs8Xewg
http://www.youtube.com/watch?v=njbOPl7BIWk
■ちなみに、火縄銃については、むちゃくちゃに詳しい解説が、
このサイトにあります。
↓
http://www.geocities.jp/shimizuke1955/370hinawajuu.html
______________________________
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