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[694]
■
「第2期」田舎暮らしの手引き
by:
ほ う ざん
2004/08/02(Mon)12:58:18
74.146.192.61.east.flets.alpha-net.ne.jp:61.192.146.74:Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; MSN 2.5; Windows 98)::::ja:
たまには、松の間も、画像でなくて、文字中心の投稿をしてみます。
私のところは数日前までは、朝晩は24〜25度で快適でしたが、
今日あたりは、朝は22度で肌寒く、昼の今は、25度。
もう、東京なら、これは秋の天気ですね。
●ようやく半年がすぎましたが、
山岳部に引っ越して、まず体が、へばったのが「気圧変化」です。
東京の下町に40年以上いた人間が、標高約900mに移動すると、
非常に時間をかけた「緩慢な」高山病になっているような気がしました。
実際、関東からポテトチップスを持ってくると、
ここでは袋が膨らんでいる。
恐ろしかったのは、ブルックスのコーヒーをまとめて通販で
取り寄せたものが、ここでは弾けそうに袋が「パンパン」に膨れていたことです。
きっと、私の体の血管や内臓も、多かれ少なかれ、
あんなふうに、膨張してるのかもしれない。
●前に、好きで訪れた戸隠村は、標高1200もあったので、
あそこは、車で上がった段階で、もう即、軽い耳鳴りがしてましたね。
もっとも、典型的な高山病は、普通標高2500あたりからなるようですが、
900メートルでも、それらの高山病の症状のうちの、
私の場合には、眠気と、だるさが、つい最近まで、かなりひどかったです。
それにあきらかに、空気も薄いので、やや酸欠かも。
●その症状が1番ひどかったのが4月〜7月まででした。
引っ越した当所は、1月でしたので、えらい寒かったですが、
それでも体は動いてくれて、リフォームの大工仕事も、はかどり、
また、頭もちゃんと動いていました。
まだ、気圧が高かったんでしょうね。
ところが、ちょうど寒さが緩み始めた4月前後から、
いよいよ、温かくなってきたので、「さー、動けるぞ」と思ったとたんに、
気圧が低くなったせいか、急激にすごい眠気が毎日のように襲いました。
日に10時間以上寝ても、常に、眠く、体がなかなか動きませんでした。
ですから、4月から後の今までの4ヶ月は、ほとんど何もする気がなく、
ちょっと体が動くときに、ぎりぎりで、必要最低限の何かをしておく
という日々でした。
それが7月が終って、どうやら気圧変化がピークに達し、
これからは、気圧がまた高くなりそうです。
そうなると、本来の私の体調に合ったあんばいになりそうです。
●暑さの点でだけ言えば、東京の方が地獄みたいでしたが、
それでもその東京の暑さによる動けないというのと、
今いるところの「動けない」は、根本的に違っていました。
気温そのものは、平均すると31度ぐらいしかいきませんでしたし。
●さて、そんなわけで、やっと頭の回路がまともに動きそうです。
今まで竹の間に書いていた原稿も、
けっこう、限界ぎりぎりで、頭を作動していたようなものでした。
さてさて、
昔、「村八分村計画」というのを竹の間に投稿しました
この投稿を読んだ後にでも、参照するといいかもしれません。
↓
↓
http://www.mumyouan.com/k/?T2936
それにも関係する事、または、重複することなのですが、
どうやら、都心部の人が、田舎暮らしをするには、
今までとは違う方針を決めてかかったほうがいい、
というのが、私の結論です。
ただし、これはあくまでも私個人の感想です。
●まずもってして、田舎へ引っ越したら、
そこの住人と親しくなったり、そこの風習に従うということは、
都心部の人間はやめたほうがいいです。
その土地のことなど無視してかまいません。
コビることなく、都心部でやっていたのと同じ方針を貫いてください。
その土地の人間に親しむ、という行為は、かつての
第1期田舎暮らしを目指した人には、必要だったことかもしれません。
つまり、田舎で暮すには、ある程度、
周囲の人の協力も必然的に必要だったわけです。
●ところが、ここ10年で、通販がめちゃくちゃ便利になり、
特に、ここ7年は、インターネットでなんでも全国から注文できる
ようになりました。
この物流システムが確立している今では、
田舎に引っ越しても、不便というものがかなり減りました。
私なんかのところも、
ネットの通販で、ほとんどのものを間に合わせています。
地元の人間と接するのは、
ガス、水道、石油、それに郵便物、宅配便ぐらいのもので、
あとはせいぜい、近所のスーパーやホームセンターに行く程度。
幸いにして、近所付き合いも全くないし、
うちは、とりあえず家の周囲には他の民家がない。
全く、地元の人と親しくなど接しなくてやっていけるわけです。
昔のような助け合いも、近所付き合いも不要。
車があれば、近くに大型スーパーさえどこかにあれば、
食と雑貨品は、事は足ります。
かぎられた地域になりますが生協を利用するとさらに便利です。
●そういう地方暮らしが現在では可能になってきています。
不動産屋さんとさえトラブルを起こさなければいいだけです。
あとは、住居として、極度に不便なところさえ間違って選ばなければ。
うちは、大家さんの奥様も、地元ではなく、余所からきた人なので、
お互い、余所者同士ということで、気楽です。
「あの方は、東京から来たんですけど、また引っ越すかもしれないので」と
町会とかにもこちらの事を言っておいてくれたので、私のほうでは、
煩わしい町会とかにも属さなくていいように、配慮してくれました。
●こういう点では、地方も、うまいところにすべり込むと、
下手な都会のマンションやアパートよりも気楽なところがあります。
うちなんか、周囲からは孤立しているので、ほとんど別荘気分です。
●さて、そんな中でも、東京などの都会よりも
やりにくい点はあります。
それは、かなり自分で自分のヴィジョンをしっかりと持って
それを維持しないとならないのです。
東京にいたときには、場そのものが緊張感を保持していますし、
常に意志をはっきりとさせていなければならないわけでして、
もうそれは子供のときからの自動的なものでした。
そもそも都会は、意志や意見を明確にしてなければ
ビジネスも付き合いも成立しませんので。
都心部では、誰でもそうしなければならないわけです。
その風土の中で育ってきた私にとっては、
すべてを「はっきりとしない」田舎の地方社会は、
この上もなく、怠惰に思えました。
よく、地方の人が上京したものの、
結局は、地方に戻るというのは、たぶん、その人たちは
物事を「はっきりと明確にさらす」という事に免疫がなく適応できず、
自分に不愉快な明確さの中で生きるよりも、
居心地のよい、なーなーな社会へと戻ることを選んだのでしょう。
●しかし、前に書きましたが、
>もともと、都市部は、
>「よそ者慣れ」しており、いわば、その人口の半分以上が
>「よそ者」なのであるから、移民に対する意識が全く違う。
>「よそ者」に対する「器」の広さと質そのものが違う。
これだけ、よそ者に寛大な都心部であるにもかかわらず、
都市部に適応できない人というのは、
やはり、出身地へと舞い戻るしか、生きるすべがないのだろう。
●さて、では、故郷の田舎へ戻る人たちではなく、
都心部から地方へと移住する人はどうしたらいいかですが、
都心部の空気に慣れていると、
地方にくると、急激に自分の軸を維持するのが困難になります。
よほどの目的意識を、自分自身で維持して明確化しておかないとなりません。
都市部にいたときには、周囲の圧力で自然になっていたり、
供給されていたものを自分で発電しなければなりません。
意志やヴィジョンの自家発電みたいなものです。
都市部の人が地方に引っ越して1番苦労するのは、
実はメンタルな面の「自給自足」だと言えます。
何事もはっきりとしていたものが、はっきりを嫌う土地へ
移動するわけですから、下手をしていると、意識がどんよりとします。
また、そこで下手に地元の人達と付き合うと、
彼等は、都合のいいときには、都市部の人を利用しますが、
都合が悪くなると、すぐに村意識、または身内に甘いという状態へ戻ります。
いくら、彼らに、何か変化を起こす場合の明確な指針を示しても、
結局は、閉鎖的な家族の守りに入り、村意識からは動こうとしません。
そして、最後には、「都会の人には分からない」、と言い逃れをします。
実は、彼らこそが、現実の事実を分かりたくないという事にすぎないのですが。
また、とにかく、地方へ行くほどに、
都市部の人を妙なコンプレックスの裏返ったような目で見る傾向があります。
●そのようなわけで、地方へ移住したいと思っている都市部の人は、
多くの場合、地元の人をターゲットにした商売は出来ません。
都心部から地方へ移って成功しているほとんどのお店は、
都市部または全国の顧客を相手にするような商売や職種に限られています。
実際、私が見た、成功している店、良い物を生産している店は、
地元のお客さんはほとんどいなくて、大半が、都市部からのお客さんです。
地方で暮すには、自宅で出来る仕事で、
とにかく地元との関わりが極力ないものが必要です。
中には、その地元の現産物を仲介したり加工するという事もありますが。
「第2期田舎暮らしをしたい人の原則」
●そういうわけで、都市部出身者が、地方で暮らし、生活をするには、
通販、宅配便、インターネット、生協などを駆使して、
場合によっては、リフォーム用の建材なども、
ネットの方が安く取り寄せられます。
また、工事などを頼むときには、
その村から少し離れたところの業者を探すのがいいです。
つまり、近所に噂の広まる範囲の外のエリアにある業者です。
あまりに地元の業者に、工事などを頼むと、
すぐに暇つぶしの噂のネタにされ、あることないことの噂が、
一人歩きますから、煩わしいことになるだけです。
とにかく、地元とは極力接しない、自分の「城」をそこに作ることです。
あくまでも、余所者として、人間関係を疎遠にして、生活することです。
実際今の物流の便利な時代なら、それは出来るのですから。
●そして、何度も言いますが、
都市部の人が地方で生活をするときに、最も重要なのは、
都市部での明確な緊張感、意識の明晰さを維持するには、
都市部では自動的にそうなったものが、
田舎では、自分でメンタルな部分を、
自己管理しなければならないということです。
たとえば、都市部だと、町に出たりすれば、それだけで
緊張感とか活気をもらえていたという面はあります。
私は、下町だったので、たまにアメ横とか行って、活気もらっていました。
新宿でも、渋谷でも、下北沢でも、六本木でも、神田の書店がいでも、まー、
東京23区内の繁華街なら、どこへ行っても吸収できました。
特に神田の書店街とか、秋葉原みたいに、
町全体が、ひとつの方向性を持っている土地は、その力がすごかったですね。
ただし、田舎では、
もしも気力や方向軸の自己管理が出来たときには、
いろいろな意志やヴィジョンが乱立して意識レベルでの競争をしている
「都市部よりも、実現の速度が速い場合」もあります。
たぶん、欲望とか願望の「密度」が薄いのでしょうね。
しかしその分、都市部よりも厳しい自己管理が必要になります。
かといって、そこの地元の人がそういう事を真似して、
願望を実現しようとしても
地元の人には、自立的な自己管理意識は、生まれつきないので、
地元の人が何かを奮起したり、
あるいは都市部から地元へ「里帰りした人」が何かを発案しても、
なかなかそれは実現はしません。
あくまでも、生まれつき都市部の厳しい競争原理と明確さの水の中で
育ってきた人が、地方で夢を開花するという時に、
自己管理、意志やヴィジョンの自己生産が、
実現の時に、役に立つという事であります。
●
ただし、現段階では、問題がまだあり、
その気力の自己生産がうまくいきません。
かといって、この地方には瞑想的な透明感もありません。
そこで、山岳部の村に、似ても似つかないようなプログレ音楽を
がんがん、かけて、浴びるように聴いてみたりもしたのですが、
どうも、そういう安易な方法では、
自分独自の遮蔽した空間は作れないみたいです。
◆
〜追加〜
ちなみに、移動や定住が、精神的な面で、
簡単なものから困難なものを羅列しますと、
1/地元で生まれて、地元で暮す=最も楽な道
(これは地方でも都心部でも同じです)
2/地元で生まれ育ち、都心部へ出てから、
また地元へと戻る=これもほとんど努力いらず。
3/地元で生まれ育ち、のちに都市部で暮す=多少の慣れで容易。
たとえば、竹の間の★さんのケースは、根っからの気質が
都市部型である上に、地元といっても、1箇所にじっとしてないで、
住居の移動をしてきた経緯があるため都市部への適応がしやすいタイプ。
4/都市部で生まれ育ち、地方で暮す=これが最も困難。
ただし、それなりのメリットもある。
なお、都市部で生まれ育ったものの、
旦那が地方だったので地方へと嫁いだ人は、かなり四苦八苦しているもよう。
逆に、地方から都市部の旦那さんへ嫁いだ場合には、
家柄にもよるが(例えば京都とかだと)それほど苦労や差別はない。
地方へ嫁いだ場合、単に、あまり起伏もない平坦な生活をしている分には、
問題はなくとも、いったん、何かの大きなトラブルが起きたり、
処理しなければならない問題、
特に、家族問題、村単位の問題等がおきたときには、
都市部と地方の精神の違いは、モロに出ます。
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