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Title
手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
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[752]
■
■サビ止めの方法■他店の手裏剣の価格は?■
by:
方山
2005/09/25(Sun)08:34:52
>10/2更新
751の投稿の、「両手の打剣」に、
訓練課題として、「項目 6/」に、
「加速力」に関する説明を追加しました。
>●9/30更新
しばらく、左手打ちの稽古に集中していて、
松の間は、あまり更新されないかもしれませんので、
もしも、することがなかったら、
隣の「竹の間」掲示板でも、見ていてください。
____________________________________________________________
>■9/27更新
キャンセルは出ず、無事、皆さんのところに手裏剣は発送されたようです。
さて、私が気になっているのは、先端のサビです。
前にも言いましたが、完全に砥石や耐水ペーパーの1000番以上で、
研ぎあげて(磨き上げて)、ピカピカにしてしまえば、
鉄というのは、錆びにくくなります。
しかし、それを60本以上ある剣先全部に対して行っていると、
えらく納期が遅れてしまうので、今回は、しませんでした。
剣の本体は低温で加熱して、炭化した油で染められるのですが、
先端部だけは、焼き入れといって、金属を硬くするために、
真っ赤に加熱させて水につけます。
すると、このときに急冷されて、油分は、ほとんど吹っ飛んでしまいます。
そしてこのような荒れた模様になります。
↓
この焼き入れをしないで、ただ油を焼き付けると、幕は出来るのですが、
先端の強度が作れなくて、硬い木の的になど刺すと曲がる可能性が
出てきます。
それで、今回は先端を焼き入れしたあとに、先端だけは、
化学薬品で、黒サビを作ってあるのですが、これがサビやすいという
欠点があります。
そこで、実際の稽古に手裏剣を使う人たちというのは、
いずれ先端なども欠けたりしますから、自分で研いだりして、
メンテナンスも、自分でするので、いいのですが、
「ただ、飾っておきたい」という人のために、サビ止めの方法を
書いておきます。
飾るだけですから、「強度を求められない」ということで、
以下の方法でもいいです。
●自宅の台所で数分で出来ます。
サラダ油とかゴマ油とかの、植物油を先端に指先か刷毛でたっぷりと塗ってください。
そしてガスコンロを一番強火にします。
次に剣の後ろを持って(前の方だと火傷します)、
約30秒以内ぐらい、「剣先約7センチだけ」を、
火であぶってください。
水につけて冷やします。
水温は特に気にしないでいいです。
30秒以内ですから、一番先端部の細いところが、
赤くならないうちと考えてください。
水から出したら、よく水分をふき取って、
また植物油をたっぷりと塗り、火であぶり、また水につけます。
以上のことを2〜3回繰り返せば、
↓の写真のように、先端に油膜が出来ます。これだと
手入れをしなくても、長期的に錆びません。
●欠点としては、これをやりますと、
若干ですが、「焼きなまされて(下記引用文を参照)」しまうので、
最先端部が弱くなります。
しかし観賞用でしたら、こうした方がサビ防止になります。
くれぐれも鉄は、真っ赤になるまでは焼かないことです。
一般家庭のコンロでしたら、火にくべている時間は、
どんなに長くても30秒以内です。
それ以上焼くと、やればわかりますが、
水にいれたときに、油分が飛んでしまい、先端に付着しません。
■ナイフ鋼材だと、普通は真っ赤に焼いてから、水で冷まさないで、
油につけて、時間をかけて、ゆっくりと冷ましたりもします。
これだと、確かに、全体に、きれいな黒色の皮膜が出来るのですが、
今回の鋼材は、その時間をかけた冷却法だと、
硬い木の的に打ち込んだときの強度が維持できず、
曲がりやすくなってしまうのです。
●ちなみに、雑学好きな人は、どうぞ。
TDKのサイトから、引用しました。
↓
刀や槍、手裏剣などの武器は、昔は打物(うちもの)とも呼ばれました。
熱した鉄を打ち鍛えて作られたからです。
鍛え終わった鉄は、再び熱してから水に入れて急冷すると、
硬さを増して切れ味の鋭い鋼=刃金(はがね)となります。
これは焼き入れと呼ばれる重要な工程です。
鍛治(かじ)の工房が暗いのは、鉄の焼けぐあいを見るためです。
加熱が足りないと、うまく焼き入れできないため、
熟練したプロは灼熱した鉄の微妙な色によって、
その温度を正確に判断します。
焼き入れ温度を知る簡単で確実な方法として、
磁石が使われることがあります。鉄が真っ赤に焼けても、
磁石に吸いつくうちはまだ加熱が不十分で、
どの部分も鉄に吸いつかないようになったら、焼き入れの適温となるそうです。
磁石に吸いつく鉄のような物質を強磁性体といいます。
磁石を近づけると、強磁性体は磁化されて磁石に吸いつきます。
これは強磁性体を構成する原子の磁気モーメントが、
磁石の磁界の方向に整列して、強磁性体自らも磁石となるからです。
ところが、強磁性体を熱すると、
ある温度を境にして磁石に吸いつかなくなります。
加熱によって無秩序状態になった原子の磁気モーメントは、
もはや磁石の磁界によって整列しなくなるためです。
このときの温度をキュリー温度(キュリー点)といいます。
鉄のキュリー温度は770℃で、焼き入れの適温は 800〜900℃なので、
鉄が磁石に吸着しなくなる状態が焼き入れの目安となるのです。
鋼が鉄と炭素の合金であることがわかってもなお、
鋼には多くの謎が残されていました。
たとえば熱した鋼を水の中に投じて急冷すると、硬さが著しく向上します。
これは既に述べたように、刃物の鍛造において焼き入れと呼ばれる工程ですが、
逆に刃物を熱してから室温で放置すると、
なまって切れ味が悪くなってしまいます。
これを焼きなましといいます。
炭素の含有量が変わるわけではないのに、
なぜ鋼の性質にこうした変化が生まれるのでしょうか?
19世紀になると、顕微鏡を用いた観察により、この謎が解かれました。
同じ炭素含有量の鋼でも、ミクロの金属組織に、
さまざまな違いがあることが発見されたからです。
鉄と炭素がほどよく固溶した状態をオーステナイトといいます。
炭素量がやや多いオーステナイト状態の鋼をゆっくりと冷やすと、
セメンタイト(Fe3C)の結晶が析出します。
鋼の硬さはこのセメンタイトによって生まれます。
タングステンカーバイド(WC)が切削工具材料に使われるように、
金属炭化物はきわめて硬い物質なのです。
オーステナイト状態から急冷すると、炭素はセメンタイトの結晶を
つくることができず、鉄の結晶の中に割り込んでしまいます。
この状態をマルテンサイトといい、鉄の結晶格子が歪むために
硬度が増すのです。これを利用したのが刃物の焼き入れです。
_________________________________________________________________
●さて、手裏剣の値段というものがよく分からないビギナーの人も多いでしょうが、
手裏剣の「価格相場」というのは、だいたい決まっています。
使う「鋼材」と「加工部位の面積」、それに、
「表面や先端の仕上げの状態」、また「手作業が入るとか入らない」とか、
鍛冶屋さんが「鍛造するかしないか」などで、やや変わってきますが、
よっぽど「複雑な加工をしないかぎり」は、50本程度量産すると、
おおむね、1800円から、2000円前後ぐらいで(卸値)、
10本前後の少ロットになると、機械旋盤でも、鍛冶屋さんでも、
だいたい、2300円から、3000円以内に収まります(卸値が)
手裏剣の店頭での小売価格というのは、この卸値の、最低でも1.5倍、
通常は、2倍近くもの価格になっています。
でないと、お店としては、やっていけないからです。
●今回の「無冥流」の手裏剣は、かなりの威力のある長さと太さで、
鋼材強度も、まずまずで、重心調整のための穴の加工も入って、
税抜きで、2600円(しかも、無料で、教本付き)というのが、
「いかに、安いか」は、
下記のような「他のサイトの手裏剣」の価格を参照すると、
よく分かると思います。(手裏剣の単品でも、破格です。)
通常なら卸値の2倍近くになるのに、古書大予言さんでは、
本の価格と同じく、定価の30%しか、入っていませんし、
私の作業費もゼロ(実際には完全にマイナスの赤字)ですから、
ほとんど「工場直の出荷価格」に近いのです。
●話は、ちょっと違いますが、
ちなみに、下記の1の「槍型」のものは、私の手による仕上げです。
ここの店(コンクリート)では、この製品は残りあと、8本のようです。
これは私も、2度と作らないので「現品かぎりの限定品」です。
いろいろな打剣テストをしていたときに、スピードの出る剣として作ったもので、
剣尾の糸の巻き方に、特徴があるものです。
一般加工用鋼材のSS鋼なので、強度的には、弱く、
硬い木の的だと、つらいものがありますが、
普通に、畳に打ち込むとか、ただの記念品の観賞用としてなら、
なかなか、味わいのある品ですよ。
ただし、なにしろ、小売価格が価格ですから、
ご自分の財布と相談してからに、してください。
↓よっぽど良心的な店でないと、
どうしても小売価格というのは、このぐらいになるのです。
(これの小売価格は税抜きで4500円。
発注本数が、15本と少なかったので、単価がとても高めですが、
それでも、私の糸巻きと、漆塗りの手作業を入れても、
原価は、おおよそ、2500円)
1/
なお、この槍型の棒手裏剣に興味のある人は、
↓
http://www.taiyo-planet.co.jp/konc/index.htm
↑ここの「商品紹介」の中の「手裏剣」というカテゴリーにあります。
■また、ここでは、古書大予言でも扱ってる、
鍛冶屋さんの手作りの、しっかりとした造りの棒手裏剣の、
「飛龍」「炎龍」、それに、「クナイ」もあります。
特に、鍛造された、「飛龍」と「炎龍」は私も、何本か持っていて、
自分専用に削ってカスタマイズをして愛用していますが、
相場から言っても、
「このクラスの大きさ」としては、相場から言うと、安めで、
実用的にも、観賞用にも、3800円の価値は、十分にあります。
また、本格的に鍛造したこの「クナイ」は、
手裏剣のコーナーではなくて、「秘武器シリーズ」のところにあります。
これは、さすがに小売価格が2万円もしますが、妥当な価格です。
ずっと以前に、竹の間で、一般の定価より5000円ぐらい安くして、
予約制で、配布したことがありましたね。
クナイについては、下記を参照。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?M680
以下は、「価格の比較」のためのものです。
_______________________________________
1/
新宿の「コンクリート」のリーズナブルな手裏剣の中では、
この六角棒手裏剣のシリーズの「太さ10mm」のものが2000円で買えます。
グラインダーのある人は、焼きなましてから、
剣尾を削って前重心にすると良いでしょう。
↓
2/
ここの根岸流(??)とかは、法外というか、むちゃくちゃな値段です。
(原価は、どんなに高くても、せいぜい2600円程度のものが、
なんと6500円にも跳ね上がっている)
↓
http://www.budoshop.co.jp/Budo-Newproduction.html
3/
ここのは、前にも紹介しましたが、
決して高いとは言えないが、決して「安いとも言えない」。
全体に手裏剣の造りが、短いか細いかで、小ぶりのものが多い。
↓
http://www.geocities.jp/vanessa_482/cherry/shuriken.html
4/
私見ながら、もしも、同じ価格を出すなら、
鍛冶屋さんが鍛造しているここの製品の方がいいでしょうね。
↓
http://www.goshin.co.jp/4f.html
5/
ここの手裏剣は、製作に非常に手間隙をかけて造られています。
また「稽古に当たっての注意点」の詳しい説明がありますので、
参考にしてください。
↓
http://www.daitouryu.com/koubu/book/shuriken.html
6/そして、価格は高いですが、最高に洗練されていたのは、
この手裏剣でした。これは「素晴らしい」の一言です。
ただし、剣尾に自分で糸や革を巻く必要があります。
↓
http://www.kanshoan.com/special/dtls_teire_shuriken.html
●7/低コストで万人が打ちやすいという点では、
「コンクリート」の3800円の角型の、
「飛竜(24cmで7ミリ強)」か、
「炎竜(20cm)で8ミリ強」がいいでしょう。
何がいいかといいますと、充分な強度や大きさがあること以外にも
自分で好きな「長さや形」に削ることができるからです。
他社のものは、形が決まりきっているので、カスタマイズできません。
コンクリートの「角型棒手裏剣」は、好みによって
部分的、または全体を八角にしたり、
長さを短くしたり、糸を巻いたりと、いろいろんな加工が出来ます。
↓
↑
ちなみに、手裏剣の持ち方は、これでは違うので、注意してください。
●手裏剣の持ち方や打法については、
↓で、独学で学んでください。同じくコンクリートで販売しています。
________________________________________
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