▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
■松の間へようこそ■
掲示板
Title
手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
手裏剣術の画像・動画が、
他に類を見ないほど多く掲載されています。
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[753]
■
左手が打てるようになってきました。
by:
鈴木方山
2005/10/03(Mon)14:14:35
ひさしぶりに「梅の間」を更新しました。
「竹の間」も、随時更新されています。
____________________________
■左手の打剣は、実戦的という観点ではなく、
私は、打剣論理の確認をするのが楽しいということは、
左手の打剣に関する投稿で、最初に述べたとおりです。
■私の利き手ではない、左手というのは、
潜在的な腕力を度外視すれば、その投げるという事に関する
神経の未発達さは、一番最初のころは、
まるで、キャッチボールの経験のない女性が
ボールを投げようとしているに等しいぐらいのものでした。
■それだけに、その手を短期間で発達させられる、
稽古法と、剣というものがあれば、その剣と稽古法は、
普遍的な意味を持ち始めるわけです。
それが実際にどうなのかということを
確かめるために、私は、左手に対して、無冥流だけではなく、
別の流派の投げ方も、試してみましたが、
原則として、私は、無冥流で培ったすべての「おいしいところ」を
徹底的に、左手に叩き込むつもりです。
つまり、せっかく構築した無冥流の独特の打剣理論を使わない手はありませんので、
左手には、いわば、無冥流の理論を結集した、
「特別教育」を施しているわけです。
_______________________________
■そこで、現在、「エンピツ投げ」と「素振り付き打剣」を
2週間続けたあと、3週間目からは、既に前述したように、
「加速力」の付加に入りました。
これを行ってから、2日ほど経過したときに、
急に、左手に、「神経の通った感覚」がするようになり、
細かい剣の重量感変化や、手の内の感覚が、読み取れるようになってきました。
と、同時に、打剣も2間から2間半でしたら、
どちらの足が前でも、勢いもコントロールも少しずつよくなり、
本数も、よく刺さるようになってきました。
■そこで、ここでちょっと調子に乗ってみて、
「突き出し系の打法」、つまり無冥流でよく活用される
剣底に力を加えるために、低めの構えの位置から、
直進的な腕の突き出しによって打つということを始めました。
すると、こうした複雑な操作をするための神経も、
ほどよく発達してきたらしく、単純な滑走打法で現在やっとこ
刺さる威力と同じ威力が、ひょいと腕を突き出しただけで
出るようになっています。
■つまり、直進系の打法というのは、
左右どちらの手で打つにしても、打剣する人が力がなくても
剣を飛ばせる方法なのです。
また、その動作の基本は、ちょうど、ただ普通に壁を押すような、
ごく日常的で、当たり前の動作なので
決して、腕を振り回す動作ではありません。
そのために、腕を痛めることも、非常に少ない打法であることは、
経験からも、私が自分で一番よく知っています。
無冥流の打法の要点の一部に、
「腕は振るのではない」というものがあります。
現存する手裏剣術のほとんどの流派、「振り」で剣を飛ばします。
しかし、無冥流派、「剣底をうまく突き出すこと」で、
かなりの重量剣でも、特別な訓練をしていない非力な状態でも飛ばせるわけです。
これは、剣に対して与えられる最も「有効な推進力」のひとつです。
(特別な筋力開発などの下地なしに、
これよりも優れた「効率のいい巨大な推進力」を生み出せるのは、
私が知るかぎりでは、「八角流」の遠心力運動だけです。)
無冥流の、突き打法は、コントロールなどの調整に問題はありますが、
それも打剣フォームの一部を改善することで解決されます。
●「振る」のではなく、小さく「突く」ように、打ち出すこと。
その結果、力をさほど加えた感覚がないにも関わらず、
普通に思いっきり打ち込んだときと同じ刺さり方をするのです。
_____________________________
■左手の打剣は、今、3週間目に入ったところですが、
決して、一日の本数は多くありません。
具体的に言いますと、左手の打剣数は、一日に200本以下です。
私は、いかに、少ない練習量で効果をあげるかということにも
大きな興味があるからです。
年数をかければ、どんな訓練法も必ず成果が出ます。
しかし、訓練時間がないままに戦の予定が組まれている、
といった状況では、数日で、技を仕上げなければならないわけですから、
時間などかけないで、とてつもない、短期間で、
部下を戦場に送り出せるレベルに上達させるということも、
広い意味での、「実戦、または戦場」では、要求されてくるわけです。
________________________________
何ごとも、基礎は、むろん必要です。
しかし、可能なかぎり、時間を使わないということもまた
より論理的にも実体としても、優れた体系を作ろうとする時には
大切なことなのです。
時間をかけることの大切さがある一方で、
時間をかけないための工夫も大切なのです。
_____________________________
■今後は、腕の「投擲神経網」が開発されて、
「加速力」が、どんどんと、ついてきた段階で、
今までの「無滑走2点打法」と平行して、
無冥流の、「突き打法(直進系打法)」を
左手にも、叩き込んでゆくことになります。
毎日、着実に、左手の練習の効果が見え続けているので、
挫折することは、当分、なさそうです。
■そして、何度でも言いますが、
もしも、手裏剣に上達をしたかったら、
最低でも、「80グラム以上の剣」で、稽古をすることです。
たとえ、どんな軽量剣用の打法を学ぶにしても、
学ぶ段階では、重量は最大で150グラムぐらいまでの上限を、
ひとつの限度として、
なるべく、「適度に、重量のある剣」で行ってください。
そのほうが、軽量剣、中量剣を打つときにも、
かならず、それによって体が学習したことが、役に立ちます。
私のまったくおぼつかなかった左手が、
こんなにも早い速度で発達してきているのも、
私の稽古用の剣が、100g近く、あるからなのです。
それは、むろん、皆さんにお届けした、あの剣です。
そして、さらに大切なことは、
「中級手裏剣術」に書きました「一本打ち」に専念することです。
一本の剣だけを、丁寧に打つことです。
数をまとめて、回数を打つと、どんなに熟練した人でも、
どこか、かならず乱雑になりやすくなります。
たった一本だけの剣を打ち、打ったら的まで取りに行き、
何かが駄目なときには、何が悪かったかを自覚して、よく考えて、
思案しながら、往復して歩き、一本、一本を打つことです。
私も左手に対しては、その教育方法をとっています。
たくさんの剣を手にして、本数を打ったほうが、
上達が早いと人は思いこんでしまいます。
しかし、人間というのは、もしも、
「一日に、何千本練習しても良い」と言われた場合と、
「一日に、たったの100本しか打ってはならない」と言われたときでは、
後者の方が、その一本一本を、大切に打つから上達するのです。
練習時間が意志に反して、不本意に限られている方が、
濃密な目標を自分に課すしか方法がなくなるからです。
また、打剣時間が短いということは、
体力が尽きてきてダラけることもないので、
もっとも「身体と意識が明確なとき」に学習したものの方が、
覚えがいいのです。
手裏剣はマラソンと違って持久戦ではありません。
何のウォーミングアップもなしに、初打あるいは、
ほんの数秒か数字秒で、勝負がつくのですから、
そのほんの数十秒に、自分が持てる技量を、最も良い状態に出来る癖を
つけておくのです。
______________________________
●
★
.
<<-- これ以前の投稿 10件
(753 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
松の間 の最新投稿
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -