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Title
手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
手裏剣術の画像・動画が、
他に類を見ないほど多く掲載されています。
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[801]
■
「面白画像」・・・手裏剣の珍しい映像
by:
崩残
2006/08/29(Tue)02:41:32
刺さる瞬間の動画です。距離は3間と、近距離ですが。
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/211_1150.avi
卍 Video clips of Shuriken throwing demonstrations 卍
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video.html
●剣の後ろに次の剣が刺さる、という現象です。
2間程度でしたら、よくあることなのですが、3間距離だと、かなり珍しいです。
標的上で、剣同士が、かすったり、横から当たるということは
よくありますし、また、剣底にぶち当たって、剣先が潰れるなどは、
全く珍しくはありません。
ただ、この画像のように、それが、直径9ミリ程度の部分に
「刺さる」というのが珍しいのです。
また無冥流の剣のように、剣底に穴があいている剣でしたら、
穴に入る確率は、普通の剣よりも高いですから、
それも3間以内の距離からでしたら、珍しくはないのですが、
ここに刺さるというのが、とんでもなく珍しいのです。
●言うまでもなく、こうした現象が起きる剣は、
剣尾に、「非金属」の巻物などをしてある場合のみです。
私の剣の場合には、剣に「糸」が巻いてあるか、
剣尾が「竹や木」、または、「革」や「鉛」であるものがあります。
そうした、鉄よりも柔らかい素材で剣底が出来ている場合にのみ、
剣が刺さるということが起きるわけです。
●それでも、ここ3年ほどで、「3間から3間半の距離」で、
偶然であっても、剣が剣に刺さったことは、まだ4回しかありません。
年に一回か2回といったところです。
たった一回だけ、狙って剣底に次の剣を刺したことがありますが、
3間距離からそれが出来たのは、この3年で、たったの一回だけです。
もともとの動画では、6本打ったうちの4本目に「コン」という音がして、
この剣が刺さる場面が、運良く、動画で収録できましたが、
画質が高くて容量の負担になるので、
前後を省いて、その「刺さる瞬間の動画」だけにしました。
●ところで、根岸流の剣底に、多い場合には、一センチかそれ以上、
非金属部部位があることは、根岸流の流れを汲む人なら、
既に昔から周知のはずです。
剣尾の末端部が、金属ではなく、
固めた動物の毛や糸などで形成されているわけです。
これはそのクッション性と、その反動を利用するのが目的ではなくて、
剣尾の長さを遠近の距離によってカスタマイズすることで、
剣の重心位置をずらすことに目的があるようです。
その証拠に、この末端部分は、わりと硬く固めることが多いからです。
そうでない場合には、房としての用途があるわけです。
●なお、この画像の剣の、剣尾は木であるにも関わらず、
刺さった剣によって、剣尾が割れたり、裂けないのは、
木の外周がステンレス管で保護してあるためです。
_______________________________________________________________
■ところで、手裏剣術のアンケートの一部をまた更新しました。
番号で言うと、5番目の方です。
近況として次のような上達段階の報告が寄せられました。
______________________________________________________
約半年後の成長。
↓
>◆居合い術と手裏剣の併用
現在は、利き手ではない左手で打剣を行ない、
その直後に抜刀で斬る訓練もしています。
その際には抜刀との連携のため、一間半から二間での打剣ですが、
打剣と抜刀をほぼ同時に行ない剣が刺さる。
(その際には、相手が避けにくいように、水月を狙います)
と同時に畳を横に両断できるようになりました。
(畳を横に両断できれば胴体を二つに切ることができるそうなので、
ひとつ胴切断は、何とか、片手での抜刀でできそうです)
左手で打剣をした後での抜刀のため、打剣から抜刀して畳を両断するまで、
時間にして〇.五秒程度はかかっていますが、
右手で打剣をして抜刀をすればもう少しは時間を短縮できそうです。
(左手で鯉口を斬った状態で右手で打剣)
ただ、現在、右手は肩を痛めているため、
右手で打剣を行なうと、へろへろと頼りなく飛んでいき、
抜刀を行なうと手裏剣が的に届く前に、畳を両断してしまいます。
つまり、左で打剣をして、左手で鯉口を切り抜刀するというのは、
やむを得ず考え出した方法です。
躰の使い方を考えると、どう考えても右で打剣を行ない、
左で鯉口を切って抜刀した方が、早いのですが、
現在は右はリハビリ中ですの出来ないわけです。。
>◆貫通力について
また、平野傳投剣術の、「合戦拵え真剣」では、
現在は3間での座り打ちの練習をしています。
左手での打剣による貫通力ですが、合戦拵え真剣で
現在は「畳2枚」をかろうじて貫通というところです。
刃の向きが縦に狙い通り飛んでいったときには、
やや、剣尾が下がった状態で的に当たると、
刃が畳を切り裂きながら食い込んでいき、
畳二枚で、裏から剣先が一センチほど顔をのぞかせます。
ただ、その角度で当たるように打剣し、
刃が「横向き」に当たると、剣が回転しながら跳ね返ってきます。
大変スリル満点で、あまり人には勧められません。
最近、(無冥流の)12ミリの剣の四角の一面だけを「白く塗って」、
剣の回転をさせないように練習していたので、
何とか、打剣をコントロールできるようになってきました。
>◆左手での打剣
立ち位置からの打剣では、利き手でない「左手」で、
三間半間合いの、尺的狙いで、力を抜いて打剣した場合と、
剣の威力を優先した、三間間合いでの力を入れて打剣した場合の的中率が、
現在、99.4パーセントです。(数回の100本打ちによる算出)
稽古には、平野傳投剣術の稽古法を用いましたが、
約半年で左手が、このレベルになりました。
___________________________________________________________
●以上が報告でしたが、それにしても、たったの半年で、
利き手でない左手での、3間から3間半間合いの尺的命中率が、
ほぼ100パーセントというのは、驚きです。
この方は、下記のリンク先の「アンケート」にもあるように、
もともと、高度に「命中率」が高い方でしたが、
それにしても、利き手でない手での命中率も、その上達時間の
物凄い速度を考えると、天才的といいますか、もう職人技の世界です。
____________________________________________________________________
●
ところで、日下流の剣については、近江氏から聞いたところによりますと、
次のような事らしいです。
>日下流の件についてですが、流派の看板を上げるからには、
>当然、試行錯誤の段階を経てくる訳ですから手裏剣の種類も多いと思います。
>自分の知る限り、日下流の剣は断面四角で、太さが三分・四分・四分五厘の三種類で、
>全長はいずれも七寸だったようです。
>三分の剣は軽過ぎるために腕の振りがオーバーランを起こして、
>何度も肘を痛めたことがあります。
>軽い剣は意識せぬままにスナップを使ってしまっているので、
>成長期の少年の肘には、過度なストレスだったのかもしれません。
>三分の剣を用いて、二間間合いまでならば手首をヒョイと振り切るスナップになり、
>二間を越えると、手首のスナップに肘の落としを利かせます。
>三間になると、明確に、それは肘を支点にしたスナップに変化するのです。
>そうなってくると肘・肩にストレスがかかってくるようになります。
>そうしたストレスを巧みに分散させるのが技術と言うものなのでしょうが、
>それがなかなか上手にできないのですね。(スナップとは小刻みに瞬発させること)
>なぜならば・・・・・・、
>手裏剣術をやろうする者の誰もが、深層心理的な動機によって、
>可能な限り深々と突き刺さる打剣を願望するからです。
>ですから、そうした心理が働く以上、
>無意識の内に打剣動作でそれが表面化することは、
>人間である限り到底避けることの出来ない心身反応なのです。
>その結果、意識することの無いまま力みの入った打剣となり、
>肘や肩を損傷することになるのです。
>(人間が物を投げようとするときに於いて、物理的合理性から判断する
>ならば、軽過ぎる物体は遠投には向いていません。
>ピンポン玉とゴルフボール、どちらが遠くまで飛ぶかを考えれば分かることです。
>軽過ぎる剣を撃つ場合、人間のパワーが余りに過大過ぎるために、
>その余りあるパワーを緩衝すべきショックアブソーバー(肘と肩)が、
>負担に耐えかねて悲鳴を上げているのです)
>そうしたことによって筋肉や靭帯を損傷した場合、回復するまでに
>二年以上要することもあるのです。
>軽量剣でもって直打法で打剣する場合、身体的負担を感じ始める間合いが、
>私的には三間半であると思います。
>それ以上は反転打法の領域ではないでしょうか・・・・・・?
>四間間合いで打剣する様になってから、特に肘に痛みが残るようになりました。
>四分の剣に持ち替えてからは、安定して打てるようになったことを
>覚えています。
>江戸中期に於いて、日下流手裏剣術は最も知名度の高い流派だったそうですが、
>今ではすっかり忘れられた流派になってしまったようです。
>何しろ、この私が忘れたのですからね・・・・・。
________________________________________________________________
●日下流に類似するらしき「角型剣」の画像は、軽量〜中量剣では、
「直打法」用としては、私が今までに見た中では、
根岸流や八角流の剣と並んで、なかなか優れた剣のひとつです。
■ところで、余談ですが、
もしも私が小型軽量剣を追及するのであれば、まずもってして、
「剣体の色」を、自分の手の肌の色と同じ色調に着色しますね。
なぜならば、手の内に隠すということの本当の意味は、そういう事だからです。
振り上げたときに、手の中に肌色の剣がある場合、
人間は瞬時にそれが何であるかを判別できません。
相手が手にした物体の色が黒や銀色であること、
金属質である事を瞬時に認識した段階で、人間は反射的に防衛に入ります。
しかし、その陰影や赤みなども、手とほとんど同じ色調をしていたら、
構えたときに、何が、手に持たれているのかすら全く理解できません。
手に収まるという小型であることの利点を最大源に生かすのであれば、
手に収まるついでに視覚的なトリックを使う必要があります。
ちょうど、これは、マジック用品のサムチップと同じことです。
剣を自分の手の色と同じにする方法は、
このようにするのです↓。
↑2間程度の距離があったら、何を持っているのか、相手には分かりません。
↓種明かしは、簡単なことです。
自分の手をカラーコピーで撮って、手裏剣に丁寧に張ればいいのです。
●ただし、馬鹿みたいに、これをただ、振り上げたりすれば、
その動作を相手に警戒されることには何も変わりはありません。
だから、本にも書いたように、マジックの簡単な知識が必要なのです。
相手に対して、剣を保持したまま、「おいでおいで」という手つき、
または「まーまー、落ち着いてください」という手つきを何回か繰り返すことで、
相手は、「こちらの手には何もない」と、完全思い込んでしまい、
いわゆるミスディレクションを起こします。
この「予備動作」による、相手の先入観への「仕込み」がなければ、
この「カムフラージュ剣」の使い方は完全ではありません。
そこで「おいでおいで」「まーまー、落ち着いてください」をしながら、
数回目に実際に打剣するのです。
そうなると、一体どこから何が飛んできたか、相手には認識できません。
こうした技術を使うことで、その「隠剣性」というのは、
単に手首を内側にひねって、剣を見えないように隠すなどという
レベルではないシロモノに進化します。
■ところで、そもそも、軽量剣が絶対に持っていなければならない機能とは、
1/ 軽量剣の威力の弱さを補うために、
先端が切れ味のよい「刃」であること。そうでなければ、
極端に先端が針のように細く研磨されていること。
2/ 軽量剣の威力の弱さを補うために、やや前に重心があること。
3/ 軽量剣の威力の弱さを補うために、
もしも前重心の剣でないのであれば、
3間半以上からは、直打法を捨てて「反転打」に徹すること。
むろん、これらのことは、中量剣以上の剣には当てはまりません。
無冥流でいう、中量剣以上の定義とは、
「中級手裏剣術」で分類したように、70g以上の剣のことです。
●さて、以下は、余談ですが、
香取神道流に伝わる剣は、もともとは、直打法で打つものではない、
というのが、私の見解です。
それを直打法で打とうとすることは、剣の構造上、絶対にありえないことです。
歴史の中で、手裏剣術を専門とするのではない剣術などの流派が、
「他所の流派から伝来した、手裏剣」を、そのまま使ってしまった、
その結果、本来、反転打で打つべきものを、誤解・誤用して、
直打法で打ってしまっている、というのが私の見解です。
剣術などを主体とすれば、手裏剣そのものを研究しようとする人は
いませんから、剣を研究したり、改良することなく、
なりゆきで、その伝来したり、他流から借用した剣をずっと使う事になって
しまったのでしょう。
(↑画像は原寸ではありません。やや縮小してあります。)
そもそも、私に言わせれば、香取神道流のような形状の剣を、
直打法で打つことが「馬鹿げて」います。
あれは、反転打で打つためにこそ作られている重心構造のはずです。
実際、反転打で打つと、見事に飛行姿勢と威力が安定します。
九鬼神流や戸隠流にも同じような後ろが膨らみのある、針型の手裏剣がありますが、
おそらくは、元来は、よほどの至近距離でないかぎりは、
直打では打つためのものではありません。
3間以内の、ごく至近距離ならば直打で打っても、
それ以上の距離では、かならずあれは、反転打で打っていたはずだ、
というのが、私の見解(推論)です。
それは、剣を手にして、それをよく感じ取ってみて、
その構造を作った人間のことを思えば、明らかなことなのです。
こうした、基本的な疑問すらも、
疑ってみることをしないという姿勢が、そもそも私には信じられません。
●
今の手裏剣術界に足りないもの。
それを書にしてみました。
書というよりは、自称「線霊」の世界ですが。
私は、カビの生えた仏教用語は、好きではないのですが「正見」。
そして、普遍的で多様な意味を持つ「静」。
「書もどき」に興味のある方は、
隣の「竹の間」にも、ぜひ、お立ち寄りください。
最近の作品を掲載してあります。
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