▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
■松の間へようこそ■
掲示板
Title
手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
手裏剣術の画像・動画が、
他に類を見ないほど多く掲載されています。
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[872]
■
■大きな剣を投げることから、学習出来る事とは。
by:
崩残
2007/02/12(Mon)08:16:53
>2/14-18-55更新
■まずは、お馴染みの台湾の老師の「中国剣」の投げです。
「見事に美しい軌道」で、「まっすぐ」に投げています。
距離は立ち位置で4間弱ぐらいだと推測します。
剣先はそれよりも約1mほど前ですので、実質距離は違いますが。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=MHNZX2fc1_E
↓こちらは、私の方の動画です。
you-tubeを見慣れている人には、ダウンロードに時間がかかりますが、
その分は、画像が大きく見えるとして、我慢してください。
●久しぶりの動画です
■四間からドライバー。下手からの「一回転打法」。
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/demo0002.avi
■四間からの槍の二本打ち。直打法。
まん丸の柄が2本だと、とにかく、手に持ちにくく、
力を伝えられずに、ひょろひょろとして、やっと届いている状態です。
曲がりなりにも、よくも四間から、コンスタントに2本同時に刺さったもんだと、
自分でも感心します。
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/demo0003.avi
■四間からの槍の二本打ち。下手での「一回転打」。
これも、持ちにくくて、かなり難しかったです。
もっと持ちやすい柄にすれば、ぐっと改善されると思います。
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/demo0004.avi
■五間からドライバーを、下手での「反転打」です。
五〜六間距離での反転打に、少しだけ慣れてきたので、
今までよりも、勢いをつけてみました。
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/demo0005.avi
■四間からの脇差の直打法。
これは見かけより、ずっと簡単です。
使わない「脇差」を持っている方は、
「DVDで私が説明したようにして」、お試しください。
3間距離でしたら、楽勝かもしれませんが、
4間距離となると、ほんの少し、練習が必要かもしれません。
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/demo0006.avi
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/demo0007.avi
■四間から、幅10cm×長さ30cmの木の的への打剣。
「ワンモーション投法」のコートロールの良さを証明する為のものです。
四間から、七寸的以内に、八割入っていますが、幅10cmの木には、
二本しか刺さりませんでした。
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/demo0008.avi
■七間からの長めの手裏剣の直打法。
アメリカの、ジェフアダムスさんの剣で、試してみました。
この剣は、かなり長いですが、
形状としては、ただ前を少し削っただけの、ごく普通の棒手裏剣です。
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/demo0009.avi
____________________________________________________
●手裏剣よりも、遥かに長い剣や槍を投げる事には、どういう意味が
あるのかを今回は簡単に説明しておきます。
無冥流では、実用性や実戦性ではなく、投擲術にはどういう事が
出来るのか、その仕組みはどうなっているのか?というテーマが常にあります。
それゆえに、実用的には全く意味のないと思われるような、
遠投や、多本打ちや、異物の投擲を行ってみるわけです。
いろいろな角度から考えるテストとしてです。
>無冥流での、遠投は、何も、力をつけるためのものではありません。
>そうではなく、遠投に伴って、どうしても剣の構造について、
>何度も試行錯誤する必要が出てくるということです。
>力は必要なく、ごく軽く遠投していいのです。
>ただし、そのときの剣の軌道や姿勢を、
>目視や、録画によって、よく観察することです。
●著書「中級手裏剣術」の中でも解説したように、
手裏剣の場合には、手の中で起きる「小さな現象」であるものを、
丸太や、大きな物体を投げるという事に「拡大して考察する方法」があります。
小さな剣を手の中で操作しているだけでは、直打法にまつわる、
さまざまな仕組みは分かりません。
重心が少し前にずれたり後ろにずれると、
剣は、空中で「ある特有の運動」をします。
これらの重心の位置のズレがあっても、
それを強引に力まかせに押しきれるのは、せいぜい3間半までで、
それ以上の距離は、剣自体が空中で開始する、いろいろなタイプの運動があります。
また、剣は特に前重心ではない剣でも、
>「剣を持つ位置」によってどういう変化が剣に起きるのか、ということも、
>極端に長い槍や脇差を投げることをしてみて、初めて理解が出来るものです。
■たとえば、私が使用している小型の槍は、
「DVD」を買って見ていただいた方には分かるように、
一本1000程度で、誰でも簡単に作れるものですが、
その槍は、柄が木のために、相当に「前重心」なのです。
手裏剣に比べたら、「極端なほど前重心」です。
こうした物体を「片手」で投げると、
必ず空中で螺旋回転に似た運動を起こします。
■無冥流で何度も言ってきた「重心位置に指先を置く」というものは、
こうした長い剣や槍の場合には、状況が異なってきます。
>手の中に収まる手裏剣やナイフの場合には、掌の力を加えることが
>出来ますから、それによって剣尾側にも力を与えられて
>結果として、剣が前に回転することを抑制できるわけです。
>しかし、剣の重心位置に指を置くと、剣尾が手から、全くはみ出てしまうような、
>こうした長い刀の場合には、剣の重心位置を押すと、
>剣はほとんどの場合に、前に倒れこむ回転をしてしまいます。
●この理由は、DVDの「打法の解説」の中で私が言っているように、
無滑走二点打法の場合には、必ず指先と掌の力は「半々」でなければ
ならないからです。
それが長い剣の「片手での投擲」の場合には、
剣尾に対して力を与える要素がなくなります。
■そこで、こうした長い剣や物体に限っては、
重心の位置よりも、後ろで剣を握って投げるようにしてください。
どのあたりの位置が、綺麗な軌道で直打法運動が生ずるかは、
その物体の長さにもよりますし、重心位置にもよります。
私は特殊な打法に慣れているものですから、
こうした長い物体でも、剣の重心位置に指を添えて投げることは出来ますが、
普通は、無理ですから、やらないでください。
また、もしもそうするのであれば、重心位置の指を、
そこからすーっと滑走させて、滑走打法ぎみに投げてください。
ただし、これらは木の柄で出来ている物体だから出来るのですが、
脇差や打刀などのように、滑らない材質で、
手で保持する部分が「強制的に決まってくるもの」があります。
その場合には、柄の中で、持つ位置を、
「前や後ろにずらすと、刀が空中をどう飛ぶか」を、
ご自分でよく見て観察してください。
また、剣を刃を下を向けるか、刃を上を向けるかによって、
「反りの方向の違い」によって、重力のかかりかたが異なります。
直打法で刀を投げるときには、「直刀」の方が投げやすいのは確かです。
反りがある場合には、極端に言えば、
「曲がった棒手裏剣を投げるぐらいの癖」が出ますので。
■ただし、普段から「強くスナップをかける癖」のついている人は、
いくらこうした説明を
詳細にしても、全部回転してしまいますから、
こうした長い剣を投げるときには、
まず絶対にスナップを効かせすぎる手の運動をしないことです。
●剣あるいは「棒状の物体」というものが、
>どういう重心のものは、剣のどこに力を加えると、空中でどういう動きをするのか、
こうしたことを、刀や槍や剣、などの「極端に大きな物体」を
投げることで、しっかりと学習しておくことは、
20cm前後の普通の剣を投げるということに、大きくフィードバックしてきます。
むろん、手の内で起きている、手裏剣やナイフの投擲操作術は、
長い剣よりも、もう少し複雑なものになりますが、
「剣の構造と、飛行の姿勢変化」に関する学習としては、
長い物体の投擲は、決して避けて通れないものです。
他流では、必要のない練習でも、無冥流では「必修科目」です。
■無冥流では、剣や槍などの大きな物体を投げるという行為は、
単なる見せ芸でもなければ、また、実戦想定のものでもありません。
一にもニにも、
>「打法と剣との関係」に関する、徹底した勉強をするためです。
■無冥流が最終的に目的としているものは、禅手裏剣ですが、
その前段階として、「力学的」に投擲術を知るという必要があります。
この講座では、禅手裏剣については、ほとんど伝授しません。
なぜならば、それは、私が対外的に説明することではなく、
将来、もしも門弟を取ることがあれば、その人にだけに、
口伝で伝えるものだからです。
それは、あくまでも無冥流の「内部」での修業課題であります。
一方で、外に向けては、手裏剣や投剣術の面白さと、また難しさをも伝え、
そして、誰もが、どういう剣でも、直打法で4間以上を投げられるように、
その「原理」を把握すること、
それによって、皆さんが、「世界中の技を盗んで、学習し」、
個人個人で「自分流を構築できるような素材」を記しておくこと。
そうした作業が、私のDVDと、この掲示板のような対外的な側面での
無冥流のメインとなる作業です。
>無冥流では、どんなに最低でも、
>4間までコンスタントに届かないような打法と剣は、
>無効として、研究対象から外しています。
4間以上の距離は、たとえ実戦的には全く必要のない距離でも、
「剣の飛行という現象を研究する目的」では、
絶対にクリアーすることが必要な、最低限の距離だからです。
■初心者が、(週に何時間かにもよりますが、)、
一年稽古して4間以上まで届かなかったら、それは生徒が悪いのではなくて、
打法が悪いか、剣が悪いと、私は判断しています。
ほとんど全てを、独学でやってきた私が、
最初の約3年間、進展がなかった原因は、ひとえに、
「打法」がきちんと解析されていなかったことと、
「剣が悪かったこと」でした。
正しく言えば、
「剣の形」と「打法」との【相性】を、
当時の私は、まだ、よく把握出来ていなかったのでした。
■
>2/14●追伸●
室内の稽古に限られるために、「距離が伸びない」という人は、
次の@とAのふたつの方法で、距離を伸ばせます。
私は、かぎられたスペースの室内での稽古のときには、この方法を使いました。
>@標的に当てるときに、白上一空軒氏が本で書いてあったように、
>まっすぐに刺すのではなくて、
>「斜め下から刺さった形に刺す」ようにします。
私は極端な場合には、刺さらないような角度で投げました。
>A部屋の中で、胡坐でも座打ちでも、膝をたてた居打ちでもいいので、
>標的の上部を狙う稽古。
これは誰でもわかるように、「発射角度が変わることによる効果」です。
このときにも、少し斜め下から刺さった形にできると、
その後日、体育館や道場で打つと、
距離が明らかに1間以上、時には2間も伸びている場合もあります。
ですから、自宅などの稽古場の打剣距離は、
(屋敷とか、特殊な設計ではない)日本の一般的な家ですと、大抵は、
「3間半が限界となる家屋の設計」が多いはずですので、
そうした中でも、次回、広いところで打剣するときのために、
「@とAの方法」で、稽古してみてください。
斜め下から刺さった形に剣を刺す練習のときに注意することは、
もしも「2間以内の距離」での稽古の場合には、
畳やマットなどによって撥ねる剣に注意することです。
避けるのも修業などと言っていて、大怪我をしてしまっては、
大切な修業時間のロスになります。
>「不必要な怪我をしないこと」は、
>「不必要な怪我をすることで学習する物事」よりも
>人間にとっての大きな「資産(資質)」です。
剣が撥ねる距離は、おおむね、最大で2間までは見ておいてください。
しかも、座打ちは、立ち打ちよりも、撥ねた剣を避けにくいです。
もしも2間程度の近距離で「剣尾が垂れている状態」に刺さるように
稽古をするときには、安全性には気をつけてください。
なにしろ、わざわざ「撥ねる確率が多くなる刺し方」をするわけですから。
_______________________________________________________________
★
.
<<-- これ以前の投稿 10件
(872 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
松の間 の最新投稿
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -