▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
■松の間へようこそ■
掲示板
Title
手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
手裏剣術の画像・動画が、
他に類を見ないほど多く掲載されています。
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[873]
■
●皆様のナイフの制作に入りました。
by:
崩残
2007/02/14(Wed)16:58:41
>2/14-18:30更新
>2/15-08:14更新
>2/15-23:59最終更新
**************************************************
↑
今度から、投稿に更新した場合には、このように、
冒頭に「更新した日時」を書いておきます。
よく私は、同じ投稿や、少し前の投稿を、誤字修正や内容の更新を
することがありますので、
「一番最初に投稿された日時」と、
投稿の「冒頭に書かれた更新日」が異なるときには、
ブラウザの更新ボタンを押してみてください。
(そうしないと前にアクセスした内容のままで、
自動更新されない設定の人もいます。)
____________________________
●さて、まずは、お詫びですが、古書大予言に、
「クナイ(苦無)」をご注文されていた方へ。
明日の午後に、古書大予言に納品されます。
実は、鍛冶屋さんが、お歳をめしておりまして、
体調を崩されてしまい、昨年に、こちらから発注した分が、
やっと数日前に届きました。
本当に、長くお待たせして申し訳ありませんでした。
***************************
●さて、皆さんからご注文を戴いたナイフの原型が本日手元に届きました。
合計で22本でしたので、価格は一本あたり3000円(+送料500円)となりました。
●製作過程の画像は、この投稿に更新しながら、アップします。
早ければ、来週の頭ごろには、古書大予言さんから、
皆さんのところに発送できると思います。
明日にならないと、「バーベキューコンロ」がうちに届かないので、
今日中に、まずは、先端や尾部の研磨をしました。
バーベキューコンロなど、一体何に使うかといいますと、
ナイフの表面に黒く炭化した皮膜を作るためです。
ナイフの場合、手裏剣と違って、平たいので、
あまりにも面積をとるので、
今回は、バーベキューコンロで、一回に7本ずつぐらい火にかけます。
ただし、コンロの木炭では、焼き入れ適正温度には到達しないほど
低温ですので、焼き入れは、これとは別にプロパンを使います。
●その焼き入れのテストだけで、本日は、まる半日使いました。
今回使用した鋼材が、いままでのより堅いものを選びました。
s65cという鋼材ですが、これが初めて扱うものなので、
えらく、難儀しました。
テスト用に、冷ましの条件を少しずつ変えた4本の鋼材を、
何度もテスト用のかなり堅い木に投げて刺して、
曲げたり、折ったりして、
そしてまた研いでは、刺して、曲げたり折るを繰り返すわけです。
5度ずつ冷ましの水温をずらしていったり、
水に入れるまで空中で保持する時間を2秒ごとに変えてテストをしました。
ご存知のように、こうしたテストを繰り返さなと、
もっとも折れ難く、かつ曲がりにくいにするための、
冷ましのタイミングが分からないのです。
ようやく、先端を金槌でぶっ叩いたり、ペンチで曲げたりしても、
折れにくい先端部になりました。
折れるよりは粘って曲がってくれる方がマシなのですが、
その適正温度を見るけるのに手間取りました。
●今までに皆さんにお届けしてきた手裏剣は、水温管理と水に入れる
タイミングも、それほど困難ではなかったのですが、
今回の鋼材は、手ごわかったです。
水温は、非常識なほど高くなって、70度も必要でした。
空中での待機時間も、かなり普通よりも長くて、
10秒ほど必要でした。
目で、だいたいの鉄の赤みの色の変化は覚えているのですが、
今回のように、鋼材の炭素含有量が変わると、
タイミングが非常にデリケートになります。
テスト風景の画像は、近日中に、この投稿にアップします。
●とりあえず、鋼材を冷ますときの適正温度は、覚えておいてください。
もしも皆さんが、今お持ちの「無冥流の手裏剣」の先端部を、
グラインダーなどにかけて、熱を与えた場合には、
かならず、先端の数センチだけは、焼き入れをし直してください。
そうしないと、熱が入って常温で冷めた鉄は、
「焼きなましの状態」になってしまい、
購入された時よりも軟化して、曲がりやすくなります。
今までに使ってきたのは、s45cという鋼材です。
一般的な機械部品用の鋼材ですので、刃物用のような強度はありません。
●プロパンと都市ガスでは、火力にやや差がありますが、
そのあたりは、そうシビアでありませんので、
ご家庭のガスコンロでかまいませんので、先端だけ、
明るいオレンジ色になるまで熱してから、
必ず3秒以内に、水に入れてください。
このときの水温は、かならず35度から40度の範囲にしてください。
先端を「焼き戻す」ときも同じ水温とタイミングです。
●しかし、今回ナイフで使用している鋼材は、
自分で焼き入れをし直すときに、もう少し難しいです。
水温は70度。
これは家庭用の湯沸しで出せる限界の温度のはずです。
もしも湯沸かし器で水温が安定しないと、
鍋でお湯を沸かす必要があります。
水に入れるまでの待機時間は、この季節の室温(約20度)であれば、
10秒です。
これをもしも7秒まで短くすると、金属が折れやすくなります。
________________________________
●重心のバランスは予定どおりで、全長の中央から後ろへ
2.5%から5%のあたりにあります。
先端部が、もしも折れたり、研磨して、最大で15mm程度短くなっても、
ナイフ全体の良好なバランスは、全く崩れないように設計してありますので、
安心して、末永く、使い込んで下さい。
使い込むほどに、いいスローイングナイフになってゆきます。
下の写真は、いろいろな試行錯誤の中で、テストをしてきたナイフ。
全部のナイフを並べると面倒なので、一部ですが。
市販品をカスタマイズしたものもあれば、自作のものもあります。
うちに現在あるもので最大の重量のものは、295gのナイフですが、
欧米ではもっと重いナイフを使う人が多くいます。
↓
_______________________________
●なお、グリップを太くしたいときには、
市販の「すべり止めシート」をガムテープの幅に切って、
剣尾に巻いてから、その上から、テープでとめます。
糸で巻いて漆で固めるのも丈夫でいいのですが、
最初のうちは、どれぐらいの太さが自分にとって投げやすいか、
距離が伸びるかなどをテストするには、
こういう簡易なやり方でグリップを試験的に作っては、
自分の気に入った太さへと少しずつ変えてみてください。
↓
それと、ずいぶん前の投稿で紹介しましたが、
剣尾に糸を巻いているタイプの剣を使っている人は、
今度、「漆」ではなくて、「ハウスペイント」をぜひ試してください。
どこのホームセンターにでもある外装用のペンキです。
色は、「黒のツヤあり」、あたりがデザイン的には無難です。
これは、こってりと塗った場合に、
固まると、少しすべりすぎる感じのある「漆」とは違って、
微妙に、手に「しっとりと馴染む」のです。
このタイプのペンキは、乾燥などでひび割れしないために、
完全には硬化しない特性があるようでして、
これを糸の上に塗ると、ほんの少しだけですが「弾力」があるわけです。
この「実に微妙な弾力」が、
飛距離などを伸ばしたり、コントロールをよくする「秘訣のひとつ」なのです。
●八角流の半田師範は、どこにでもある、布ガムテープを使っているのですが、
これも案外、ナイフスローの世界では愛用者が多いのです。
私もかなり昔から愛用してきました。
見た目は、安っぽいように見えますが、
布ガムテープというのは、その手触りが、しっとりとして、弾力もあり、
実用性という意味では、絶妙に良いグリップに仕上がるのです。
むろん、テープによって出来る起伏などは、自分で工夫して、
なめらかにしてください。
ラルフ氏のDVDをご覧になった方は、
彼のカスタムナイフを見ても分かるように、
スライドしたときに指がひっかからないように、テープの起伏を
滑らかにしてあるのが分かると思います。
_____________________________________________________
●半日ほどかかって、油膜を焼きつけました。
バラの茎を燃やした煙で、最後に剣を、全部清めました↑。
■これらの作業の「動画」を見たい方はこちら↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/yaki0001.avi
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/yaki0002.avi
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/yaki0003.avi
●ところで、面白いものが、今回は、写真に写りました。
↓
分かるでしょうか?↓この炎の妖精のような姿。
拡大して、色を変えると、もっと分かりやすくます。
↓
↑
見ようによっては、タコ型の宇宙人(笑い)。
でも、私の感覚では、これは、
ちょっと、ひょうきんな、火の妖精ですね。
____________________________________________________
★
.
<<-- これ以前の投稿 10件
(873 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
松の間 の最新投稿
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -