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「分割自我復元」
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★分割自我復元★その91【 自我復元という世界について私が思うこと 】
by:
鈴木崩残
2012/05/06(Sun)07:53:23
自我復元に想うこと
まずは、業務連絡ですが、連休ということもありまして、
自我判定の依頼、禅書のご注文と、4つぐらい重なっていますので、
いつもより、少し、お時間をください。
今、ご依頼を受けています皆さんからの仕事は、
今週の前半までには、出来て、発送できると思います。
●昔から、無明庵サイトを見ていただいていて、有料購読の時も、
見てくださっていた、Tさんという方から、
自我判定の依頼と、報告を受けました。
このTさん、実は、私が、子供のころ、神戸にいたときの、
小学校の友達の名前に少し似ていたのと、ずっと以前に1980年代に、
どこかで見た記憶のある名前だったので、印象に残っていました。
ただ実際には、無明庵との出会いは、2006年ごろのようです。
●このTさんについては、正直言いますと、私は、
「私にはどうすることも出来ない」と思う人の一人でした。
いや、今さら言うのもなんですが、実は、そう私が思う人は、
読者の中に沢山います。
いくら掲示板や本で、何を書いても、それが読者の人たちの役に立つ
という保障はありません。
また、下手をすれば、精神世界など、現実逃避の道具や、
自己正当化の道具や、酒や薬の代用のように飲まれる事に使われてしまいます。
私個人は、精神世界というものが、正しい扱い方によっては、
どれだけ、この世界の現実の中で、有用なものであるかを
知っている人間ですから、精神世界そのものは否定しませんが、
ただ、それを扱う人達のあまりの、心の歪み方には、うんざりしてきました。
ちょうど、科学という分野には罪はなくとも、それを扱う者の動機によっては、
それが、とんでもない事に悪用されたり、曲解されるのと同じです。
●そして、Tさんから、今までに禅書の依頼を受けたり、
自我判定の相談もありましたが、私はあまり関心を向けることは出来ませんでした。
私がサジを投げるタイプの人は主に二種類で、
ひとつは、「気がおかしい」のだろうと思える、異常者タイプ。
これは、私に対して、殺人予告をしたり、
私に対する、下品な罵詈雑言を書いたり、
変な写真を断りもなく送りつけてきたり、
メールで、妄想癖丸出しの、頭の弱そうな幼稚な事を書いてきたり、
あるいは、ここのところ紹介した、自立も出来ない引きこもりのコピー小僧のようなタイプです。
「他の、どっかで、ちゃんと治療してもらいなさいな」となるタイプです。
●一方では、「気配が薄い人達」がいます。
男女ともにそうですが、別に、悪い人でもなく、悪意があるのでもないのですが、
とにかく、生きている気配がしない。言葉も、何をしたいのかも曖昧。
どんよりと、濃霧がかかったような気配がする人たちです。
今回のTさんも、その部類の人でした。
自我判定は、前に、延期か、またはお断りした覚えもあります。
●しかし、今回の判定用の報告には、正直、私は少し泣けてきました。
実は、私が、泣けてくる、報告というのは、わりとあります。
特に、それは、それまで、まったく、打っても響かず、どんよりとしていた人たちが、
その言葉が、突如として、濃霧が晴れるように、はっきりとしてきて、
まるでそれまでとは、別人のように、正直に、自分の言葉で、
具体的に、それまでに出てこなかった、はっきりとした個性を持って
私に語ってくる場合です。
●私は、妙な、成り行きで、この自我復元法を開発することとなり、
そして、自我判定をするようになってから、
特に、この1年、そんな「人間が本当に変化してゆく情景」を、何度も見てきました。
むろん、自我復元は、それほど大きな変化ではない、
ゆっくりとした変化をしてゆく人たちもいますが、
大多数は本人がまず驚くほどの「劇的」な変化です。
●そして、以前でしたらば、私の主観から見ますと、
私にどうこうすることは不可能と思えた人たちが、
続々と、別人のようになっていったり、それだけではなく、
その人達の生きている「実際の生活環境」が変わってゆく報告を受けるとき、
「私らしくない」のですが、少し、本気で感動することがあります。
医者が、病気を長引かせるような治療をするのではなくて、
本当に人を、根本的に根治できた時というのは、
こういう喜びなのではないかと、錯覚しそうになることがあります。
●今回のTさんからの報告には、どこかホロリとさせられました。
よくよく観察すれば、それはずっとTさんの中にあった個性なのですが、
それは、私に向けて語られることはありませんでした。
多くの人達は、鈴木崩残という人間像に対する、勝手な思い込みによるフィルターや、
悪い意味での私への遠慮や躊躇から、言わなかったということもあるのでしょうが、
それよりも、本人自身が、自分の言葉で、私に対してだけではなく、
「その人の周囲の人にも」、きちんと物事を言えるようになっていっています。
●むろん、私だから、心を開いて何でも正直に言うという面は、
自我判定という作業をする場合に前提となる「信頼関係」が原因でもありますが、
それだけではなく、多くの人達は、他の場、つまり実生活の中で、
もともとの本人らしさを、確実に取り戻していっています。
自我復元から、何か恐ろしく違う個性がその人の中に育つ、
ということよりも、もともとあったものが、生きてくるという感じです。
●正直、それまでは、私の勝手な主観からすれば、
人間として対等には、見られなかった人達に対して、
自我が復元を始めた人達に対しては、まだまだ、問題や、いびつな部分があったとしても、
私は、人間として見ることが出来て話せる人達が、どんどんと増えてきています。
●ある別の、Oさんという人に対しても、最近、私は、本気で怒りました。
怒るといっても、私の中で、もんもんと怒っているというのではなくて、
直接に私の言葉を向けて、本気で叱りました。
しかし、そういうことは、私はこれまで、相手が全自我でないかぎりは、
決してしませんでした。
相手の人が、希釈された自我では、言っても分からないのですから、
はなから私は、自分を全開してなど語りません。
しかし、自我率が、かなりの部分まで復元された人に対しては、
私が、個人的に親しい私の知人に出すのと同じぐらいに、
はっきりと文句や、あるいは賞賛を言うようになります。
その場合には、私も遠慮はしません。
もとより、私が遠慮をするというのは、相手の人の力量を小さく見ている場合です。
今回のOさんのケースは、現段階の自我率であれば、
私が本気で怒っても、その理由を理解して消化できる、
という確信が私にあったからです。
それもまた、自我率が復元されたからこそ、起きたことでした。
●もう一人、梅の間で一部、引用しました女性の方のトラウマの話も、
正直言うと、この人は、もう駄目かもしれないと、諦めかけた人でした。
まだ今も油断は出来ませんが、それでも少しだけ道が見えてきました。
このように、分割自我復元というものが、生じた効果は、
皆さんも驚くとともに、私自身も、驚きの連続です。
●話は違いますが、かつて、何十年もの間、自分の人生の大半を犠牲にし、
命を落とす寸前になったことも何度かあり、
そうやって、大きな犠牲を払って、それとひきかえに、
悟りに関する基本的な経験をした私ですが、
そうやって、命がけで、自分自身が経験として得た智慧となると、
まるっきり他人には伝わらず、他人を1mmたりとも変えることは出来なかったにも関わらず、
一方で、自分には全く関係のない分野として、試験的に試行錯誤した技法が、
これほどまでに、多くの人達を正常化しているのは、ある意味で皮肉なことでした。
●命を削るような努力と経験をした結果に得たものは、
誰一人も助けることは出来ず、
ひょんなことから、辿りついた理論的な結論を元にして、
模索した自我復元法が、今、沢山の人の大きな助けになっているのですから。
●ちょうど、自分ではガンという病を経験はしていない医者は、
ガン患者の、苦しみそのものは自分の痛みとしては分からないが、
実験室で作った治療法や薬が、奇跡的に効いてしまったのに似ています。
医者は必ずしも、患者と同じ経験を必要とするわけではありませんので。
●一方で、悟りに関しては、絶対的に、両者が同じ経験をしないと、
特に、相手(特に弟子)のことは分かりません。
自分が「その魂の病苦を自分で経験」して、
その上で病苦から抜け出たのでないかぎりは、
それについては、絶対に一言たりとも語ってはならず、
絶対に、他者に対して働きかけてはならない絶対の聖域が、悟りの分野です。
しかし、それを地球で共有できるのは、何万人に一人、または
何万人に一組という、ごく微量の師弟関係においてのみです。
当事者以外にとっては、そこから出てきた話や、エピソードなどは、
それを知らない人達を、ただイライラさせたり、妄想の中で憧れさせる、
ただのヌード写真にすぎません。
そういうもの(悟りだのなんだの)を、やりたいのであれば、
まず「全自我」に戻って、しかも、地球ではなくて、
いくらでもそんなことに没頭できる「他の天体」に行ってからやってください、
と私は何度でも言います。
●しかし自我復元は、それとは違います。
それは、ごく一部の人だけに必要だったり、理解できるものではなく、
地球においては、今のところは、普遍性を持っていますし、
それは絵に描いた餅ではなくて、実際に食べて消化して、
皆さんの血肉になる「食物」です。
そして、それは、同じ自我復元を歩いた人たち同士の間では、
確実に共有できる、共通の現実、つまり、
共通の経験、共通の認識、共通の感覚という共感部分を持っています。
だから、特に、一度でも自我判定をしたことのある人達は、
途中で、挫折しても、どこかでまた、自我復元を再開して、
現状から抜け出して下さい。
●ただ、面白いことに、
自我復元を、最初から本気でやっていたり、
または、一度、投げてから、また再開した人達というのは、
必ず、何かの大きな「転機」があったことを報告してきます。
中には、たまにですかが、
「禅書」や「無無心の書」を受け取ったあたりからが転機になった人もいますが、
かならずしも、禅書や無無心の書が、きっかけというわけではなさそうです。
何よりも大きな「きっかけ」になるのは、
少しでも、一定期間、地道に「自我復元法を、試してみたこと」です。
ただし、最初だけでヘタレてしまい、10%程度の変化で、
その後に待つ、巨大な変化も経験できずに、中途半端に終わる人も何人かいました。
こういうタイプの人は、もともと、怠け者というか怠惰で、
自分で自分を追い詰める事になる「問題意識」や「自覚性」がない人が多いです。
とにかく、普通の生活の中でも、空気読めない、ぼーっとした人が多いです。
そして、なんでも、ちょっとやっては、やったというだけで、
すぐに目移りしてしまうという、もともと煮え切らない「半端な人生」の人が多いです。
●そういう意味では、どんなにどん底の、ひどい希釈率の自我の人でも、
「こんな苦しいのは、もう御免だ」と悲鳴をあげている人の方が、
ずっと、人間として回復する可能性を持っています。
●今のところ、自我復元の本格的な軌道に乗った人達と、
そうでなくて、消えていった人達の経緯は、だいたい、次の経緯に分類されます。
☆禅書の一回依頼のみ。以後何もなし。
☆禅書のリピータとなる人。ただし自我判定依頼なし。
☆禅書の依頼、自我判定が2回以内と続く人。ただし以後、報告なし。
★禅書の依頼、自我判定、以後自我判定を数回の人。
☆禅書の依頼はなく、自我判定のみ。以後判定依頼なし。
☆禅書の依頼はなく、自我判定のみ。以後再度の判定依頼が数回あり。
☆禅書の依頼、自我判定、禅書の依頼、自我判定と、交互に依頼する人。
今のところ、やはり、自我復元率が、最も好調なのは、
比較的、昔から無明庵の掲示板を見てきた人のようで、
>★禅書の依頼から、自我判定、以後、自我判定を数回の人。
という流れの人たちが、最も多いです。
あくまでも、今のところですが。
自我復元が、アンダーグラウンドで広まると、
最初から自我判定、以後も自我判定のみという人も、増えてくるかもしれません。
むろん、それはそれでいい事です。
正直言いますと、禅書を書く複雑さやプロセスは、
自我判定の時の消耗率か、それ以上に、けっこう精神力を消耗しますし。
そして、最後に、自我復元をしている人達の標語があります。
それは、次の合言葉であり、共通の見解です。
自我復元法の前では、すべてのカウンセラー達は廃業になるだろう。
自分自身の心の問題で、困り事があったらば、
薬しか出さないような精神科の医者に絶対に関わるな。
わかったような事を言う、カウンセラーに絶対に関わるな。
自己啓発だの、能力開発セミナーに絶対に関わるな。
くっだらない、瞑想教室になど絶対に関わるな。
セラピーやヒーリングと称する場に、絶対にかかわるな。
カビの生えたような、占いなどに頼るな。
宗教書など一切読むな。
そんなものは、
もともと、原型自我であった人たちや、
自我復元で全自我になって、自分の「精神の五体」を取り戻した人たちには、
「全く不要」なものです。
__________________________________________________________
さて、今回は、ちょっと自我判定以来の報告メールに感動したので、
私の想いを書きましたが、
本当は、こんな事を書いていないで、
溜まっている、ご依頼の、自我判定や、禅書を、仕上げなくてはならないので、
ここらで、お仕事に戻ります。
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