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「分割自我復元」
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★分割自我復元★その97 ● 自我率についての話 と おたより●
by:
鈴木崩残
2012/05/30(Wed)16:51:22
>6/1-6:15 内容の一部に、重要な加筆をしましたので、もう一度、読み返してください。
自我率についての話
■何かの交渉するとき、相手や双方の陣営の自我率が分かるのは便利です。
無益な火病やトラブルを起させる結果となる、無理なプレッシャーを、
相手にかけないように調整できるからです。
■自我復元法というものは、
一般社会に知られることは、「絶対にあり得ません」ので、
結果として、この世の中は、
「一生、変わらない自我率」の人たちで構成されています。
そういう点では、もしも私が、企業の人事部にいたら、
えらい重宝されるかもしれませんね。
面接する前に、主用な要素は、全部、分かってしまいますから。
また、何かの交渉をする時に、どちらが有利なのか推察できます。
確か、こういう事ってバブリーだった昔では、占い師とか、占星術師が、
よく企業のアドバイザーになっていた時期もありましたが、
そんなものよりも自我率が判明する方が、
よっぽど、有能な社員や、必要な人材を集められます。
しかも、自我率が分かると、社内の部署別に、
どこに、どの社員を配置するのがいいか、全体としてどう構成すればいいか、
そして、特定の部署のチーフは誰にすればいいか、
そういった事を判断する、「ひとつの指針」ぐらいにはなります。
■それに、これを応用すると、結婚相談とかは、ごく簡単に出来てしまいます。
「星の配置とか、生まれの生年月日や、姓名に起因する相性」が、
合わない、のではなくて、
「自我率」が違いすぎて、これでは、まともな生活はできません。
したがって、結婚したら、こういうトラブルが起きます」
という事が予測できるからです。
■いわゆる、「占術」が、顧客に対してあまり当たらないという場合には、
主に、二つの原因があります。
●ひとつは、鑑定した人の自我率が、低すぎて、
過去のデータの適応が出来ない場合です。
何しろ、占星術、手相、人相、生年月日姓名判断、
このどれも、相手の「自我率」に応じた分量しか当たらないという
重大な観点(前提)が欠落しているからです。
多くの占術は、私の見立てでは、(完全に全てのが、ではありませんが)、
対象となる人間が「全自我である場合を想定」して、
その鑑定基準が作られているように見えます。
特に「歴史の古い占術」ほど、そもそも全自我である人間を
基準にして、システムが作られているような気がします。
■これ故に、たとえば、占い師が、相手に対して、
「あなたは、コンビニの店員なんかやっているべき人じゃないです。」
とか、
「あなたは、ファーストフード店でバイトなんかすべきじゃないです」
といった助言をした場合に、
これが全自我だったり、せめて2/3自我、理想的には3/4自我の人であれば、
即時に、転職をして、軌道修正し、その助言を生かすことが出来ますが、
自我率が、1/2自我以下の場合には、
本人の気力のなさや、周囲の環境のせいにして、
決して助言されたことの「実行」が出来ないのです。
だから、占い師がせっかくしたアドバイスを、全く生かせない人が、
こんなにも、大勢いるわけです。
●さて、もうひとつ、占術の判定結果そのものが、
あまりその人には当たっていない人がいますが、
これは、その人が生きているベースが既に、惑星や太陽や月の配置、
といったものの影響を、受けにくくなっている場合です。
ただし、このケースは、稀であり、決して大勢はいません。
ごく限られた人たちだけです。
当たらないか、または1/4程度しか当たらないことの、
ほとんどの原因は、鑑定される側が、「自我率が低い」ためです。
また、占術理論の影響を全く受けないということは、原則としてはないですが、
「影響される程度」は、その人がどういうレベルにベースをおいているか、
によって、変わります。
■ちなみに、自我復元の実習者は、今後は、どう転んでも、
この太陽系の惑星への移転を選択しませんし、
また、仮にこの太陽系の別の惑星や衛星に、肉体よりも先行して、
意識のベースを移転すると、
限定的ではありますが、意識や身体の、ある一面だけ、
ほとんど、すべての占術的な判定結果からは、無効になってしまいます。
■これを分かりやすく言いますと、
普通の人たちが、飛行機や、自動車や、船に乗っているとすれば、
もしも台風が来たら、影響を受けます。怪我をしたり死ぬかもしれません。
しかしその人が、意識の核シェルターや、地下室のようなものを
持っていたら、その台風の影響を、少なくとも本人だけは、受けずに済みます。
ただしその分、地震がきたら、その地下室はその人を守らないという
「限定的なもの」です。
もっといえば、もしも肉体とは別の身体だけ、
緊急時にワープできる構造をその人が持っていたら、
その人は、惑星や恒星の影響から受けないところに、一時的に避難することが出来ます。
●自我復元を終わった人が出たら、
今年の後半から年末は、いよいよ、全自我になった人には、
死後に、地球から脱出する方法論を模索し、テストし、提供するつもりでいます。
__________________________________________________________
おたより(自我復元の報告の一部)を紹介します。
・おたより・
鈴木崩残様
先週に新しい仕事が決まり、今週から研修期間が始まりました。
生活面にひとつ区切りができたことと、
内面的な変化がある程度大きくなったと感じましたので
判定をお願いしたく思います。
さて、親との関係ですが、前回1月の判定後、
3月〜4月にかけて何度か電話で話しをしました。
最初は、絶縁してこのまま葬式まで二度と会わない、
これで終わりだと考えていましたが、
私はまだ言いたいことがたくさんある!と思い直し、
子どもとして辛かったこと、子どもなりに感じていたことなどを話し、
彼らが親としてどう考えているのか、人として恥ずかしくないのか、
等を質問しました。
思い残しのないように、自分が納得できるまで親と話をしてみようと
思ったのです。
そして彼らと話をする中で私は、父は育児にはいっさい無関心で、
自分自身を投影して娘である私を嫌っていたこと、
母は、自分自身の寂しく辛かった幼少期を思い出して、
娘である私を妬み、意地悪な感情をぶつけていたことを確信しました。
そして母が私に対して抱いている気持ちは、
血のつながった母娘のものではなく、赤の他人、
同級生や同期のライバルに向けるような類のものである、
ということも確信しました。
私がしつこく母に質問し、親として、人として、
どうしてそのように浅ましいのか問い詰めていくと、
母はコロコロと声色、キャラクターを変え、息をするように嘘をつき、
その場しのぎの取り繕いばかりしていました。
母は「弁護士に頼んで絶縁の書類を作ってもらう」
「お金の無心にこないと一筆書け」と縁を切ることを要求してきたかと思うと、
「介護は必ずする、という契約書を書いてくれ」と介護だけは要求してきたりと、
相変わらず、めちゃくちゃでした。
そして4月のある日、これからしばらくは電話ではなく、
ファックスでのやりとりに切り替えようとした時です。
それまでの会話の中で母が、
「親にばかりあれこれ要求するけれど、
おまえは子どもとして親に何もしてくれなかったじゃないの。
私にそんなふうに要求する権利なんかないよ!」と言っていたので、
母が何を求めていたのか、知りたいと思いました。
そこで「子どもにしてほしかったこと、
子どもが親に対してすべきだと思うことを、具体的に書いて送ってください」、
とファックスをしました。
すると翌日返信が来て
「馬鹿馬鹿しい、おまえに今までかかったお金3千万円を、
すべて耳をそろえて返してくるまで質問には答えない。話はそれからだ!」
と書いてありました。
3千万円というのはおそらく、養育費、学費を含めてのことです。
親の義務としての部分も含まれているだろうに、
それを盾にしてくるとは、さすが毒親だと思いました。
私が電話をするとまったく出ませんでしたので、
向かいに住む幼なじみの家のおばさんに連絡をしました。
するとなんと、両親はたったいま、引越しの作業中だと言うではありませんか!
私は仰天しましたが、何食わぬ顔でお礼を言って電話を切りました。
3月4月と、私が連絡を取っていなければ、
おそらく二人は私に黙って引越すつもりだったのだと思います。
引越し当日の夕方、母が公衆電話から連絡してきました。
「今日引越しが終わってね、電話は特にいらないから、
とうぶんつけないでおこうってことになったから」と
息を弾ませながら話していました。
私を心配させまいとしての連絡ではなく、
「逃げてやったぞ、これでもう電話もできないし、ざまーみろ!」
と言っているような印象でした。
私が「ふざけるな、子どもからも自分からもこんなふうに逃げて、
逃げおおせると思うなよ、ツケを払え」と言うと
母は「もういいんだよ、お前が私を恨んで憎んでいるように、
私もお前を恨んで呪って一生、生きていくと決めたんだ」、
と捨て台詞を吐いて電話を切りました。
その後、母からは連絡はありません。
戸籍謄本を取り寄せて、彼らの新住所はわかりました。
いちおう、私の籍も入ったままでした。
彼らの新しい住まいはなんと、●●原発の間近、4キロの場所でした!
以前の住まいも隣町で15キロ圏内でしたので、
長年住み続けてきた彼らにとっては、
たいした違いではないのかもしれませんが、
こんな時期に、わざわざ今までよりも原発に近づく神経がすごいと思いました。
ずぶといというか、無神経というか、怖いもの知らずというか、
何も感じない、何も考えない「のっぺらぼう」なイメージで、
心から気持ちが悪いと感じました。
親とのことについては、様子を見ながら自分の気持ちの整理と、
今後のいろいろな問題に少しずつ備えていこうと思っています。
おそらく彼らは、どちらか独りになった時には必ず私に連絡してきて、
面倒を見させようとすると思います。
その時にはきっと、父は、
「母さんに遠慮してお前のことを守ってやれなかったが、
お前のことはずっと不憫に思ってきた。
母さんがあんなだから言えずにきたが、 俺は母さんなんかより、
ずっと娘のお前を愛していた。
これからは親子水入らずで幸せに暮らそう」
と、母を悪者にして言うでしょう。
母は、「いろいろあったけど、二人きりの親子じゃない、
過去は水に流して、前だけを向いて助け合って生きていきましょう」
などと言うでしょう。
彼らには心の底からの軽蔑と、うんざりした気持ちでいっぱいです。
そして、そんな彼らに依存して、
楽な方へと逃げてばかりいた自分にも腹が立ちます。
これからしばらく、連絡が取れそうにありませんので、
自分の人生を建て直すこと、
全自我に戻ることに専念しようと思います。
・中略・
親については、彼らには「個性」というものがない、と気がつきました。
話をしていても、主義や主張がなく、主旨さえない。
そこにあるのはただ「反応」で、何に反応しているのかといえば
くだらないプライドが傷ついたとか、そんなちっぽけなことばかりです。
相手が自分を馬鹿にしている、と思えば噛み付く。
そして屈辱を晴らすために相手の粗探しや揚げ足を取る。
相手に勝つことが目的となり、話がそれても構わない。
ただただ反応しているだけなので、
後になって発言に大きな矛盾が生じても意に介さない。
恥じたり、いぶかしんだりもしない。気にならない。
両親と話してみて、そのように感じました。
その個性の無さが「のっぺらぼう」に思えました。
占いのお客様の中にも、
個性のない「のっぺらぼう」に見える人たちがいましたが、
もしかしたら、うちの親と同じ人種なのかもしれないと思いました。
関わり方が違いますし、深く突っ込んでもいないのでわかりませんが、
なんともいえない薄気味悪さ、
何が起きてもヘラヘラ笑っているような雰囲気があります。
・中略・
呼びかけは、最初の頃から街頭演説のつもりで行ってきたが、
一言一言に強い意志を込めて話すことができるようになっている。
以前は、もっと弱弱しく、「困ってるので助けてください、あっ、
でも、お忙しいなら申し訳ないのでけっこうです、すみません」、
といった、おどおどした気持ち があった。
それがなくなり、自分の主張をとにかくわかりやすく伝えようとしている。
相手の都合を考えないが、こちらの都合に合わせてもらえなくても全く構わない。
・中略・
占いの仕事を休みたくなり、休むことにした。
運命鑑定は、運気を読み、それに自分がどう乗っていくのかを、
自分で考えるための参考資料だと思う。
だが、お客様の大半は、30代を過ぎてもなお、
自分の性格に翻弄されていて自分を把握できず、
自分のことを赤の他人に、
「あなたは本当はこうですね」
「あなたの知らない本当のあなたに出会いましょう」などと、
勝手なことを言われて喜んでいて、なんと幼稚なのだろうと思うようになった。
自分に翻弄されている人間が、運気などいくら知ってもどうにもならない。
自分自身の波に飲まれて溺れている人間は、大河の流れなど関係ない。
私自身がそういう人間だったから、同じ種類のお客様が集まってきていた。
これまで行ってきた鑑定も相談も、今となっては恥ずかしいばかり。
私はちゃんとした占い師になりたい。
それは、運気を読む気象予報士のような占い師だ。
それと、自分が生きている世界について、自分なりの答えを出したい。
そういうことのために占いをしたい。
長年相談を受け、ああでもないこうでもないと言い訳をして、
「自分の繊細さをどうしたらよいか」と質問し続けてきた女性がいた。
相談にのってきたが、この人が苦しんでいる原因は、
「自分の繊細さ」ではなく、
「ぜんぶ他人のせいにしている被害者意識」であり、
自分はひとつも変わらずに、他人や環境が変わることだけを望んでいることだと、
かねがね思ってきた。
だがそれを言ってしまうと身もフタもないと、言わずにきたのだが、
このたびストレートにメールで伝えた。
その女性は、今までのグダグダしたメールから一転して、
「これまでお世話になりました」、ということを端的な文章で書いて返信してきた。
おそらくもう二度と相談も鑑定依頼もしてこないだろう。
清々した。
すると、被害者意識に凝り固まって、自分は何も変わらずに、
他人や状況だけが変わってくれることを望んでいるのは、私も同じだと実感した。
心からそうだ!と思えた。自分を恥じた。
・中略・
5-客観性のある「身体」の変化。
足が腹筋に、手が背中に、と、身体のパーツがつながっていることを、
感じるようになった。
目覚めた時、「まだ眠い、しんどい」と感じるが、
「それがどこのしんどさか」がわかるようになった。
身体と頭は回復しているが、目の疲労が取れていない。
だからもう少し寝ていたいと感じていて、
本当は「眠りたい」のではなく「目を閉じていたい」のだ、
というように。
自分の身体に対して、パーツごとに見れるようになってきた。
そして、パーツとパーツが連動してひとつになっている、
ということを感じるようになってきた。
以前は、やみくもに一個!という感じだった。
だから、どこが不調なのか具体的に把握できなかった。
頭痛や歯痛、腹痛といった症状になるまで、
「ただ眠い」「なんかしんどい」としかわからなかった。
6-その他の「ユニーク」な変化。
目覚める時の感覚の変化。
今までは、ぼんやりとした膜が徐々に薄れていくように感じていた。
寝ぼけまなこで目覚めるという感覚。
それがなくなり、
眠りと目覚めの境界線が非常にクリアーで、四角く感じる。
刃物でスパーンと切断されたように感じる。
だが眠りと目覚めの間に切れ目はなく、
実際にはボールペンで線が引かれた、という感じ。
・中略・
これは前回報告時の1ヶ月ほど前のことで、
その時はあまり気に留めていなかったので忘れていましたが、
少し不思議な体験をした。
・中略・
「神様と共にいる」、と言っている人たちの陥っている感覚を体験した気がした。
(あの人たちは)、自我率の欠けている部分を神様にゆだねれば、欠落感が消え、
身を任せる安心感に包まれて、満足で幸せに感じるのだろう、と思った。
信仰を持つと、人は穏やかになったり恐れがなくなるというけれど
神様にゆだねているのだから、そんな穏やかさや確信は、ニセモノだ。
誰にも頼れず、たったひとりで宇宙空間に放り出されて、自分の感覚しかなく、
ぜんぶ自分で考えて決めなければならないのが本当の世界だと思う。
4月に入ってから、私は、
「もしも今このままポーンと宇宙に放り出されたらどうするだろう、
どうなるだろう」と考えるようになった。
自我復元を始めてから、現実での対人関係や、自分の対処能力、
考え方が変わっていくことが嬉しく、そこに注目していたが、
本当はもっと先の、死んだのちが大切なのだと実感するようになった。
宇宙に放り出されて、その時に大丈夫な自分になることが目的です。
それを見失ってはいけないと思った。
>以下、6/1-6:30に更新
自我復元をした分だけ、
行動をして環境を変える
■今回、おたよりを紹介した方の場合には、
自我復元の状態と、増えた分の現実での行動が非常にバランスがいいです。
増えた分だけ、自我を活用しているので、主観的にも客観的にも、
復元の効果が如実に現れています。
■しかし、一方で、自我率は増えたはずなのに、周囲の環境が、
あまり変化しないとか、もっと極端な場合には、
「少し悪化したように見える」「自我復元前に戻ったように見える」
という事になる人が、たまにいます。
数としてはかなり少ないのですが、あります。
■この原因については、主な原因は二つあります。
ひとつは、ここのところ、桜の間や梅の間で書いてきた、
過去のトラウマの問題です。
ですので、私は、その人の自我率の復元の状態と時期を見て、
「少し、過去のことを掘っておいてください」と助言することがあります。
それによって、障害が取れることが多いからです。
■今回の方は、私が何も言わなくても、御自分ですべて解決しつつある
というタイプの人でした。
しかし、中には、自分の悪い癖にかなり鈍感で、無自覚な場合があります。
そういうときには、私に分かる範囲で、あえて具体的に、
掘らないとならない問題点がどのあたりの問題かを指摘することもあります。
■そして、もう一つの、自我復元が停滞したように感じる場合の大きな原因があります。
実際には、この方が原因として大きいです。
それは、最近更新された、ある自我復元ブログの方が言っていた
低自我だったときの「ツケ」が回ってくるという現象です。
これは、一番分かりやすいたとえは、「衣服」です。
その人の自我が肥えて、拡大したのだとしたら、
それまでに着ていた「服」が、その人に合うわけがありません。
その服は、破けてしまったり、または服が窮屈なために、
せっかく拡大した自我が動きにくくなります。
この服が自我の大きさに合わなくなると、
ある時期までスムースに自我復元の効果が現れていたものが、
急に、行き詰ったように感じてしまう人がいます。
■この場合にすべきことは、実に簡単です。
それは、まだ自我率が小さかったときに選んで着た「服」を、
変えることです。
この「服」に何が該当するのかといいますと、
モノや人を含めた、現在の「環境」です。
具体的には、
・職種そのものまたは、職場の(ポジションや)場所。
同職でも会社を変えるなど。
・自営業の場合には、事務所を移転するなど。
・家族構成を変える。極端な場合は別居や離婚ですが、
家族の一部を変えるということで済む場合もあります。
・知人を変える。特に絶縁が必要なケースが多い。
・身体に、違う種類の運動を与える。
または文字通り着る服を変える。
■つまり、今の環境というのは、
まだ自我復元前の小さな自我が選んだ結果として、その人を取り巻いていて、
その人が今まで管理していた「服」だったわけですが、
自我が大きくなったのであれば、服そのものを着替える必要があります。
■この必要性に気付き、
元来の勘の良さや、自我復元の結果としての判断力の向上によって、
私が全く何も言わなくとも、
部屋の改造や、付き合っていた人と別れる、といった、
極めて、優等生的な、自我復元者もいる一方では、
私が尻を叩かないと、合わなくなっている服を、
全く着替えようとしない人もいます。
■こうした具体的な助言は、私はなるべく避けて、
すべてを自我復元の結果、その人が自主的にやることを期待していますが、
どうしても、その「服が合わなくなっている」ということに鈍感な人が
いる場合には、具体的に言います。
たとえば、同居している異性と別れるだけでも、ずいぶんと変わり、
復元した自我が表現されるようになるタイプの人もいます。
つまり自我復元をすれば、環境の変化というものは、
必然的に起きてくるのですが、
時には、受動的に周囲が変化するのをいつまでも待っていても駄目で、
自分から動かないとならない場合、動かさないとならない場合があります。
ほとんどの場合に、
それは、人間関係の整理、部屋の整理や引越し、転職などとして
行動する必要に迫られます。
「変化がやって来ないか」と、ただ怠惰に、じっと待っているだけでは不十分です。
そんな魔法のような、虫のいい話はありません。
自我復元が持つ効果というのは、
以前に動いたのであれば、失敗していた事が、今は出来るように
なっているという点です。
そればかりは「動いてみなければ」検証すらも出来ません。
■もしもこれを、自我が増えたのに、適切な時期にしないと、
せっかく増えた自我は、その表現場、出力場を得られずに、停滞したように見えたり、
極端な場合には、「そこにいてはいけない」「環境をかえなさい」、
という事をその人に警告するために、
軽度の事故や、トラブルや、心理的不安を起こす場合があります。
自分の身の丈にあわない、窮屈な、ちっちゃな服を着たままでは、
つまづいたり、怪我をしたり、動けない感じがするのは当たりまえです。
■そして、
「今の貴方ならば、もっと自由に動けますから、動いて、服を変えましょう」
と無意識があなたに助言しているのに、それをあなたが無視すると、
周囲の環境は変わらず、心理的にも不安になり、物事も進まないのに、
「なぜか、体の調子だけは向上する」、という事が起きます。
これは、つまり、あなたの身体というのは、
あなたが自我の復元で、内面的な変化をしているのに、
それでも、自分で変えようとしない服があっても、
身体という服だけは、ある程度、その人の自我率に応じて、
勝手に、改造を始めるのです。
環境を動かすよりも、自分一人の身体を変えるほうが簡単だからです。
■ですので、もしも自我復元が、ある時期から、どうも停滞している
と感じる人がいたら、
身体の方はどう変化しているかを、自覚してみてください。
もしも身体的な改善がそこにあるのであれば、服も変えろ、つまり、
「環境も、入れ変えなさい」とあなたの意識が指示していると見なして、
具体的に、環境を変える試みをしてください。
■一方で、身体的な変化すらないという場合には、
それは自我復元自体が、どこかでやり方にミスがあったり、
そもそも、きちんと復元法をやっていない場合です。
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