▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
▲竹の間へようこそ▲
掲示板
Title
島流しリンク
自殺
宇宙・悟り・意識の変化の問題を中心とする「間」です。
性と死のホームページ
★
「竹の間自薦投稿集」
★
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[2372]
■
■トラブルが浮きあがらせる人間模様
by:
ほ う ざん
2002/10/09(Wed)07:00:43
ppp01268.tyo.alpha.hdd.co.jp:61.198.1.206:Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)::::ja:
●住宅問題が起きた6〜7月、
最初に私が思ったのは、これは、住人の性質が
くっきりと浮き彫りになるだろうなということだった。
別に、悪趣味から、そういうのを見るのが楽しい
なんてことはありませんが、
ただ、そういう事は起きるだろうなと思った。
●個人でも、会社組織でもなんでもそうですが、
トラブルが起きたときほど、何でもその本質がくっきりしますよね。
で、しかも、他人事のトラブルでなくて、
自分の身に火の粉が降りかかることだとなおさら。
●恋人同士でも、トラブルこそ、
それがきっかけで、相手の人間性がわかるし、
なんでもそうですが、
うまく、平穏な時には、物事の本質は絶対にわからなくて、
問題が起きたときに、はじめて本質がわかります。
そのとき現れる本質というのは、一言に言えば、
その人の「価値観」「感性」「行動パターン」つまり、人のあらゆるものです。
●トラブルというのは、それに対してその人の全力が
投入されます。なぜならば、一種の生存競争だからです。
その生存競争は、何もお金とか権力の事ばかりではなく、
自分の価値観の侵害とか、自分の感性の侵害に対しても同じです。
●で、こういう住宅問題が起きると、
そういう人間性の明暗もはっきりとします。
むろん、区役所というのが、怠惰とは知っていても、
役所で簡単な手続きをしているかぎりにおいては、
ここまで馬鹿っぽいとは知らなかったし、
そういうのも、相手が自分の利害関係で、トラブルが起きたから
表出したものです。
●当たり前の事ばかり書いてしまっていますが、
今回の住宅問題が、くっきりとしたコントラストを作り出したのは、
やはり、トラブルというのが照射する「光」となったからでしょう。
いままで、どんよりとした集合住宅の中で、
なんだか変な人だなー、と思っていた人は、
光が当たったら、本当に変な人だったとか、
今まで、なんとなく、いい人だと思っていた人が、
光が当たったら、やっぱりいい人だったとか、
今まで、なんとなく、全く見た事もなかった人が、
光が当たったら、意外な色彩や形を持った人だったとか。
●でね、私の経験から言うと、生活のほとんどを
穏便のうちに過ごすのは、体の健康の秘訣ではあるが、
精神の健康にとっては、
とにかく、何年おきかでもいいので、
定期的に、ある程度の、ケンカやトラブルの渦中に身をおいた方がいい。
●どうしてかというと、世の中には、
利するケンカ、またはケンカ相手と、
利さないケンカ、またはケンカ相手というものがあるからです。
つまり、トラブルを通して、
「いいケンカの出来る相手」とはどういう相手かを学ぶということです。
●ケンカか、さもなければ、協同作業でも通じないと、
人と人というのは、その本質をさらけ出しません。
それで、その本質を暴露していくなかで、
多くのケンカは、感情と保身的な利害関係がからむと、
そのほとんどは、利さないケンカとなります。
ですから、ケンカの殆どは、無意味なのですが、
ただし、トラブルというのが、人の闇の部分ではなく、
むしろ、逆に物事に「光を照射するものである」と考えれば、
トラブルの時ほど、勉強になるものはありません。
●あと、トラブルというのは、
自業自得とか、自然淘汰とか、「類は友を呼ぶ」とか、
そういう法則もはっきりと現れることになるので、
ある集団を二つまたはそれ以上に振り分けるには、
いい機会です。
●今回の住宅問題も、
もう、はっきりと、まともだった人は、よりいっそう、マトモで、
いつまでもグレーゾーンにいる人は、いつまでも、そのようになり、
前々からイカレてしまっていた人は、いっそう、イカれてと、
はっきりと、グループが分かれます。
●まるで、鍋の底から、いろいろなものが浮きあがったり、
沈んだりみたいですね。
世の中には、「臭い物に蓋をしろ」というのがありますが、
私は、むしろ、「臭い物には火をかけろ」が好きです。
そうすると、結果として、あくが浮くし、
成分が混ざるし、素材から味も出るし、
それが「適温」なら、最後はいい味になるし。
料理と同じですね。
まっ、素材が「臭い物」だと、けっこうな悪臭がするでしょうが、
無駄に長年もかけて、たらたらと腐敗して、
いつまでも悪臭を撒き散らすよりは、マシでしょう。
また不用なら、そのまま、炭化するまで焼いて灰にしてもいいのですから。
これは、心的外傷を持った子供とか大人の治療のときにもいえることで、
とにかく、加熱して加速しないと、長引いてしまうのです。
時間が解決することもありますが、時間だけでは解決できないから
トラウマになるわけですから。
そういう時に、必要なのは、痛いぐらいの光と熱の照射。
●何を言っているのかわからなくなってきましたが、
そういうわけで、
他人でも、組織でも、パソコンのプログラムでも、なんでもそうですが、
トラブルになったときこそ、その本質が出ますので、
相手がトラブルにどう対処するか、その対処の様子こそが、
その相手の一番重要な本質と見てください。
●その対処はいろいろでしょうが、
恋人でも、家族でも、会社でも、お役所でも、トラブルの時にこそ、
マトモな人(単にわめく人とか戦う人じゃなくて)は、
いずれ、何かの時に、組織的に組む仕事をするにもいい相手ですし、
もしもケンカ相手にするならば、そういう人は、一番いいケンカ相手です。
利するケンカをしてくれますから。
●今回は、私も、けっこう、そういう人に出会いました。
いまのところ、一番の収穫、一番楽しかったのは、
近所に身近にいても、今まで、全然知らなかった
そういう数少ないマトモな人との出会いでしたね。
その中には、今回新しく出会った記者さんとか、
ライターさんとかも含まれます。
●でも、いっぽうで、
なんで、こんなやつに出会うの?というような
議員とかもいましたが、
ただし、そういう人とは、一時的に何かのトラブルがあって、
そこから、教訓のようなことを学ぶことが多かったですね。
たとえば、「住民運動の火消し役の政党には気をつけろ」とか。
また、本人に悪気はないのだが、
党の利害関係から保身に走ると、
結果として、それだけ、それまでとは落差のある偽善者に
なってしまう「不幸な人」というのが、世の中にはいるんだなーとか。
●でね、面白いというか、不幸なことに、というか、
皆さんも、「世の中こういう人ばかりいればいいのに」と思う人を
見る一方で「世の中に、こんなやつ、いやければいいのに」と思う人が
いるわけでしょ?
ところが、「世の中に、こういう人ばかりいればいいのに」と思う時
というのは、「こんなやついなければいいのに」という変な人達を
見てきたせい、見ているせい、もあるんですよ。
●そういう意味では、
善悪の価値観というのは、持ちつ持たれつみたいなところがあって、
まずいもの食ったことがないとうまい物もわからないし、みたいなもんで、
心地よいものというのは、絶対に、純粋培養は出来ないんですよ。
苦痛と快楽は、どうしてもセットになっている。
それが悟りの世界では、その二元性が無効になるといわれるが、
それは本人の内部にあっての話であって、
社会的な問題を考慮すると、「厳密には」、私はそうは思わない。
世の中に、何十万年もの時間と、何百もの星の上で、
生まれ変わりを生きていて、
人間たちが、これだけの苦痛を経験したということ自体が、
やはり、それらの対極にあり、苦痛の終焉である
「死の安心感」「死の恍惚」とも言える悟りに、
それだけの「社会的な位置づけ」を与えているのは確かです。
ただし、まー、その位置付け、価値づけ自体が、
悟りそのものが現れる空白を「一番妨げる要素である」という矛盾を
持っているのですがね。
*********
まっ、あとは、いくら、苦しみや、アホっぽいものを見るのもいい、
とは、言え、
あんまり変なものばかり見続けると、自分の趣味も悪くなるので、
マトモなモノを見るのと、変なモノを見るのは、
そこにも、適度なバランスが大切ですけどね。
●ただね、これは精神世界でも世間一般でもそうですが、
「何が変なのか?」すらも分からなくなってしまった人は論外ですよ。
何が正しいか、までは全然分からなくてもいいですが、
少なくとも、
「これは絶対に変だ」という「感覚」さえ、まだ生きていれば、
いずれ、マトモなモノにであった時には、
「これだ」という感覚が貴方の中に、ごく自然に起きますから。
●でも、変なモノ、変な人、変な社会に、
どっぷりと麻痺している人(役人とか変な住人)だけは、
何をどうやっても、無駄ですから、彼らの事は、あとは、
死後の世界の「公務員たち」に任せるしかありません。
●
●まー、こういうときには、
一休さんの言葉が、身に染みるよね。
大水の さきを流るる とちがらも、
身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ
★
.
<<-- これ以前の投稿 10件
(2372 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
竹の間 の最新投稿
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -