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[2801]
■
■少年犯罪との接点■=情報が多すぎると⇒考えなくなる
by:
ほ う ざん
2003/07/19(Sat)08:55:25
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>はっきり言って、「子供の問題」のかなりの部分は、
>馬鹿なウソ付き大人の責任であり、それは、ろくな批判精神もないような
>へなへなな国民になってしまう政策を行った政治屋どもの責任です。
◆私が思うに、いろんな原因が複雑にからんでいるとしても、
その大きな原因の一つは、情報過多だと思いますよ。
えーっと、何の原因かというと、
昨今の、「目立つ」青少年や少女の犯罪傾向の「根底」にあるもの。
「目立つ」といえば、何かの番組で、アエラの田岡氏が、
少年犯罪の件数そのものは、ここ数年で減ってるんですよ、
とか言っていたけど、
おいおい、それって「記録」されている「補導とか検挙の件数」でしょうが。
警官だって、もういいかげん、つかれていて、面倒なんだから、
街中の細かい事件なんか、いちいち、かまっていられない。
結果として、検挙件数が減っただけで、
「被害届け」が出ていなかったり、
「捕まらないままの犯罪の数」そのものは、
横ばいか、「増加」をしているはずだよ。
◆で、むろん、犯罪というのは、情報が少なかったために起きるものもある。
検討する材料の情報が行き渡らないがための犯罪もある。
その国の事情とか、その組織の事情にもよるだろう。
例えば、いい例が、オウムの事件。
上九一色の施設にいたほとんど大半の信者は、
内部からも外部からも、何の情報も得られなかったし、
そもそも大して情報を得ようとする気もなかったようだから、
そのせいで、幹部連中の犯罪に巻き込まれたという事になる。
◆幹部から信者への情報の隠し立てがなければ、
とっくにヤバイと思った信者は、逃げ出すか、チクるはず。
もっとも、信者に説明なんか、とても出来ないような事だったから、
秘密裏にやったのだろうが。
まー、それを言ったら、情報に閉鎖的な国家もそうだし、
会社組織だって、幹部が何考えているかなんか、
末端の平社員は知るよしもない。
政治の世界も同じ。
>「情報が多すぎる事の弊害」
◆で、ここで、何が、言いたいかというと、
情報がなかったための、認識不足、現状の把握が出来なかった
そのために、起きる犯罪、というのも、確かにあるということ。
しかし、全く逆に、「情報過多」の方の弊害が、
最近の犯罪の低年齢化には、関係しているのは間違いないだろうということ。
かといって、いまさら、社会は、違法とされないかぎりは、
どういう情報にも、制限をすることは出来ない。
◆で、ここで言う情報というのは、
五感によって直接体験されるのではない、
文字、映像を含む、すべての情報の事です。
特に、文字と映像や音、とにかく、自然モノ以外ですが、
特に、問題なのは文字とゲーム画面。
◆前に、竹の間でいいましたが、
ネット情報にしても、ゲーム画面からの情報にしても、
それらに過剰に何時間もかかわれば、
それは我々の脳の、その処理能力をとっくに超えています。
ただ、本人が、それと分からないだけのこと。
◆昔、私と同じ年代の人達は、白黒テレビがカラーになった
その時代に生きていたと思いますが、
私の記憶では、画面がカラーになったその日から
何日かは、頭痛がしたのを子供ながらに覚えている。
いきなり、色彩の情報が入ってくるのですから、そりゃ目が疲れたのなんの。
文書編集用のパソコンも、昔は、比較的色調が短調でしたが、
最近では、もうカラフル。
ゲームのリアルな動きや、その画像のディテールが鮮明になるというのは、
見た目には、楽しいでしょうが、
処理する脳にとっては、たまったものではない。
故に、自覚できる結果としては、
最初は、画面を見て疲れる。・・・だが、そのうち、慣れる。
しかし、「慣れたことと、耐性が出来たこと」とは違うのである。
これは、痛みに慣れてしまうのと同じこと。
自分で、もう「慣れたから平気だ」などと言っても、
「害」は依然としてそこにあり続ける。
自分で知らずのうちに、脳が過労するのである。
>「情報過多による、過労と、思考能力の低下」
◆で、この現代の「異常な情報量の増加」は、
何を作り出すかというと、今いったように、
ひとつには、無自覚な「疲労」ですが、
もうひとつは、悪い意味での思考停止。
つまり、洗脳されやすい人間を作りだす。
「情報に受身」の人間を作り出してしまう。
なんでも、他人の言葉をひょいひょい、
(信じる、というのではなく、)「横流し」にして、
口先だけで言うようなタイプの人間になる。
つまり、受け売りしか出来ない人間。
◆なぜそうなるかというと、
人間というものは、情報が少ないほどに、
その少ない情報を何度も、咀嚼して、噛み砕いて、
その少ない情報から、真実を見出そうとします。
むろん、考えるための最低限必要な情報の量はありますよ。
でもね、今の社会に氾濫している情報量は、
「それを検討する時間すらも」与えないという、
そういう、たれ流しの速度と量になってしまっている。
ひとつの事件を何年も追うなんてジャーナリストも珍しくなってしまうし、
ひとつの事件を何年も追う刑事なんて、ドラマ以外で、
本当にいるんかいな?という感じです。
◆そのように、ひとつの疑問に対して、その事に関する情報を集めて、
それを、とことん考えるという事を、子供も大人もしなくなった。
これが問題なのです。
>「吊り広告と化した、人々の頭の中」
◆それも無理はない。
ニュースは次から次へと流れる。
マスコミは、新しい餌にとびつく。
ただ、ニュースの鮮度だけを追い求めて、
報道の質を問わない。(質を問うのは、ほんの一部だけ)
それを見る側の頭の中は、
小学生から、主婦から、サラリーマンまで、
喩えるなら、電車の「吊り広告」状態である。
つまり、記事の見出しと、数行のコメントしか頭に入らない。
それで、もしもマスコミにでも、インタビューでもされようものなら、
「あー、あの事件ですか。よくないと思いますよ」程度の事しか
言えないわけである。
◆たとえて言うなら、雑食する動物、または過食症の人が、
冷蔵庫を食い荒らすかのように、
質も問わず、量も調整せずに、食うように、
しかも、胃に負担がかかっているという、それも知らずに、
胃拡張してゆくから、結果は、肥満。
しかも、腹が空き易い体質になる。
これと全く同じことが、情報にも言える。
まさに、「情報肥満症」である。
「食う量に慣れているから大丈夫」、
つまり「まだお腹はいっぱいにならないから大丈夫」、
とか、言いながら、食いつづけるのである。
◆具体的に、言えば、
それは、テレビやビデオの見すぎ、
テレビゲームのしすぎ、
たとえ紙に印刷されたものと言えども、本の読みすぎ、
そして、ネットのしすぎである。
>「知らぬが仏」も一理あり。
◆ごく、単純なことを思い出してみるといい。
今、現在起きているような、低年齢の犯罪が、
どうして、昔起きていなかったか?
また、どうして、そういう犯罪に、
そんなにめったには、巻き込まれなかったか?
ようは、情報が、なかったのである。
今、問題または、犯罪の手段の参考となる「情報」や
「サービス」など、なかったのである。
単純に言えば、「知らなかったから」「得られなかったから」なのである。
犯罪の種類もパターンとして突飛でもなく、
犯罪に結びつく「材料」そのものが、少なかったのである。
◆性の知識みたいに、「知らなかったからこそ起きた問題」もあるが、
役にも立たず、ただ脳が疲労し、あげくに、
犯罪に巻き込まれたり、自分が犯罪をしてしまうようなことを
「助ける情報」が増えた、その事に、問題があるのである。
◆市民や国民には、国政を知る権利がある。
こういう分野については、制限はあるものの、ごもっともである。
しかし、一般的に氾濫している情報は、
その量が半端ではない。むろん、頭だって疲れるから
昔は、雑学家なんてやつが、自慢そうに何かを話したり、
周囲の人もその話を聞いたりしたが、今のこの世の中では、
雑学なんて事してたら、キチガイになるよ。
雑学家ではなくて、単なる雑念家になってしまうね。
■「視聴者の側も、情報を自分で選ばなくてはなりません」、
とか、マスコミとかが言うのも、ごもっともだが、
その前に、マスコミは、その情報の選択もロクに出来ないのだから、
「よく言うわ」である。
かといって、国は情報の規制をしてはくれない。
規制しても、いいかげんな、政治家の勝手な基準で規制するだけ。
>「情報から、自衛せよ」「心身を静かにすること」
だから、
私達は、氾濫する情報に、無意識のうちに、接している。
どうしたらいいか??
◆必要なのは、
本当は、自分が、ものすごい疲労をしているという事の自覚。
本当は、必要もない情報を自分に食わせているということ。
本当に、解決しなければならない事のための情報以外は、
安易に、頭に入れない、接しない、ということ。
つまり、消費者としては、
「自衛」する以外にはないのである。
◆今現在、この日本の状況の中で、
「自分は、情報処理を出来ている」と思っているのは、
人間の勝手な自負である。
(ごく、限られた情報にしか、関心を持たない、
頭にいれないというタイプの人なら話は別ですが。)
とりあえず、私たちは、
わりと自由に知識や情報を得られる国にいるのだから、
まずは、不要な学習や、不要な五感への刺激を減らすことである。
ただし、それは、
かならずしも、自然に接するのがいい、などという事ではありません。
自然の刺激も人工の刺激も含めて、いったん、
知覚を閉鎖する時間を持つことです。
単に、思考や雑念を停止するような事ではなく、
ある程度、物音も静かな時間や場所を選んで、
頭と体を、休めて、静かにさせることです。
>でも、そういう、ウソに満ちた社会というのは、
>人間のほとんどが参加している一種の集団催眠、集団妄想の
>「アホらしさ」を痛感するには、そんなに悪くはない環境です。
◆ただし、それはね、
そのアホらしさの被害に自分が遭う、という事があって、
始めて「悪くない環境」となる。
テレビだの、言葉の上では、見ていて笑えても、
実際の現場じゃ、笑えないことは、無数にある。
だから、ネットって、嘘っぽいのですよ。
絶対、こいつら、現実生活では、「楽しんでないな」、
または、「ちゃんと悩んでいないな」と、すぐに分かる人が多すぎるから。
そうでない人は、ほんの一握りです。
「内面の声」だ、とか言ったり、
「ネットは正直に言える場だ」、とか言っては、
結局は、
「言い訳と、嘘を言う場」にしかなっていないところが多い。
だいたい、自分一人で、本当に、深く内省をしてりゃ、
人と話して解決する問題なんてのは、
ほとんどないのだから。
◆まー、セックスの悩み相談に関してだけは、
私は、ネットの貢献を認めます。
また、通販による、物流の利便性に関しても。
でも、他の事に関しては、
何事も、現場で鍛えられます。
>「結論」
◆自分が、掲示板の管理でもしていないかぎりは、
皆さんも、もういいかげん、
ネットを見るのは、週に何日とか、
1日に30分、とかにした方がいいですよ。
(そのときに、調べる情報の性質にもよりますが、
無目的なサーフィンだけは、とにかく、よくない。)
そして、他の刺激も、とにかく減らすと、
最初のうちは、膨大に、睡眠をとるようになりますよ。
まるで、睡眠障害かと思うほど、
寝ても、寝ても、寝足りないとかね。
でも、もしもそうなったら、
それだけ、何年も、あなたの脳は、
疲労してたということです。
ゆっくりと、文字や映像や音の刺激を、減らして、
じっと、休むことです。
◆休みは、休むためものなのに、
昔からいるんだよな。
休みに、遊ぶ人達。
そりゃ、仕事してたら、
休日にしたい事もあるだろうし、
時間がもったいないのは分かるけど、
週休2日なら、どっちかの日は、
なるべく、完全に、身体と頭を休めたほうがいい。
◆ながたらしくなりましたが、
ようは、情報のない時代の方が、
遊びも工夫したし、物も自分で作ったし、
その情報集めの中で、起きる人間関係には、
むろん、トラブルもあったけど、
そのトラブルの性質が今とは違うと思う。
今のままでは、誰もが、
自分の頭の中の状態が、ただの「吊り広告」みたいになるよ。
知らないうちに、自分の頭に入れている情報が雑多で、多すぎると、
考えなくなってしまうし、
考える暇もなくなってしまうし、
考えるエネルギーも失って、
ただ、無気力になって、かったるくなり、
さらには、その無気力さにも気づかないで、
毎日、毎日、毎日、
自分でも知らずに「情報を食う事に中毒」した、
取り返しのつかない、情報肥満体になるのだと思うよ。
◆
追伸・・・・
あっ、そうだ、思い出した。
今、中学とか、高校生の年齢層の子供たちで、
私が、珍しく、「友達に対する考え方とかも、思慮深くて、
しっかりしているな。」
と思った子供がいました。
◆その親から話を聞いたら、
次のような特徴が「その家」にはあった。
>◆1/子供に、携帯電話は持たせない(子供は高校生)。
(それぞれの家庭の事情にもよるが、誘拐されたら、
どうせ携帯なんか、取上げられるのだから、
身の安全性という意味で、どこまで携帯が連絡用に有効かは疑問。
かえって、子供が変な社会に繋がるきっかけになる害の方が大きい。)
>◆2/子供がテレビゲームやネットをやる時間を、
>ちゃんと、親自身で、監視して、かなり短く制限している。
それ以外にも、いろいろな親の接し方の良さもあるのだろう。
たとえば、そこの父親が、アウトドアライフが好きで、
よく家族で、キャンプなどに行くとか。
ただ、今回書いた、「情報過多の弊害」の理屈から言えば、
上記の2点だけに「制限のルール」を作るだけでも、
無駄な脳の疲労を回避して、頭がマトモに育つのかもしれない。
◆
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