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◆都市部は「地方の複合体である」という点が違うのである。
by:
ほ う ざん
2003/10/19(Sun)21:34:59
27.33.112.219.ap.yournet.ne.jp:219.112.33.27:Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; MSN 2.5; Windows 98)::::ja:
こんなメールを戴きましたが
>都市部でも「群れから外れる者は嫌われる」場合があるのです。
>それはようするに都市化した街の地主に嫁いできた嫁が
>地方の人だったり、社宅の多い街では社宅が一つの村単位になるからです。
これは、当たり前のこと。
たとえば、団地という中が一つの村社会になったり、
極端な場合には、一家の中そのものがそうなる。
これは、縮図としては、どんな規模の「社会や組織」にも言える事。
宗教組織など、まさに、そのいい例。
彼らのアホな集会の中は、まさに村である。
ただし、決定的に地方と都市部の違うところは、
都市部は、その小さな単位の村社会が、
複数より集まった細胞であるので、
移動するのが楽であるということ。
つまり、地方がごっちゃに「混在しての東京村」なのである。
ラーメン村みたいなもんだーね。
しかし、同じ家族内とか、地域にべったりはまって、
そのしがらみで、そこからぬけられない生活をしてしまう人だと、
東京も田舎みたいだと感じてしまう人もいますが、
東京に限らず、他の都会とか、地方の都心部を回れば、
そこには、ちょっと移動したり、人脈を変えるだけで、
全く違う世界の可能性があるので、
そういう意味で、やはり、大きな都心部は、閉塞的にならないのです。
しかし地方だと、この閉塞の規模と範囲が違います。
なにしろ、県全体に渡って、同じ癖があったりしますが、
都市部は、いろいろな村の癖の「複合体」なので、
結果として、「村の乗り換え」が自由なのです。
まー、せっかく都心部にいて、村社会性を感じるのでは、
それは経験や活動範囲が
とても狭い社会に限定されているからではないでしょうか。
●地方でも、山ひとつ越えると、まるで違う人種になりそうな
ところもありますが、稀ですね。
長野でも、周辺の県と接しているところは、やや、違う感じがする。
あとは、極端に山奥になると、これまた、違う。
長野市とか松本は、長野でも、わりと、自由で楽な面はある。
考えてみれば、これらの市の場合は、
東京の新宿や上野に繋がる動脈の果てにあるので、
どこかで、その空気の端末があるからだろう。
で、一番、厄介で、確執というか、村社会的な傾向の悪い面が出やすいのは、
中途半端に、都市化した地方の市区町村。
ど田舎なら、ど田舎で、山奥で閉塞してしまうと、
群れるにしても、小規模なので、プライドもなく、
本当に素朴で、害が少ない。
●
ついでに話すと、東京についてしか知らず、
大阪については、知りませんが、
東京の場合は、23区とか、地区によって人種が違うのではなく、
「沿線」と駅によって、村社会が決まるみたいです。
ですから、地下鉄も含めて、
2種類以上の電車の駅が、繋がっていたり、
近くにあるのはいいですし、もっと多くの路線が集中すると
村的な色彩がなくなるのですが、
もよりの駅が、1個とかいう地域は、なんとなく、村的になります。
あとは、中央線とか、小田急も、ある駅や川を超えると、
まるで、違う村みたいになるね。
いちばん楽しいのは、やっぱり、環状線の山手線かね。
まるで、東京で、世界中の村を回っているみたいに、
ころころと、雰囲気が変わる。
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