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[3512]
■
●合格とみなした、ふたつの回答
by:
崩 残
2006/04/16(Sun)13:51:27
●毎回言ってきたことですが、
禅問答で、最初に、困るのは、私です。
私は、物語を創作しているわけでもなく、
禅などという古い知識を集めて問答を作っているのでもありません。
突然に、世の中に既出の禅問答を「最料理」したくなる機会もあれば、
また、それまで存在しなかった形の問いが生まれることもあります。
しかし、それは常に状況あってのことです。
だから、ここ何ヶ月も、何年も、竹の間でも
その問いは現れませんでした。
今回、「抜かずに竹を斬る」の問いが浮かんだのは、
私が、長年、剣術の師範をされている方と、
つい最近知り合ったからです。
いつでも、何かの問いが現れるのは、「機」によります。
●そして、それは突然に現れることが多いために、
最初にその問いを突きつけられるのは、この私です。
既に用意された問いと答えを蒸し返しているのではありません。
そして、私がまず、その問いに困るのです。
自分で出しておいて、最初に進退窮まるのは、私です。
こんな問い、出さねば良かったと思うこともしばしばです。
私は楽して、問いを突破しようとなど、決して思いません。
皆さんと、全く同様に、悩み、混乱し、どうにもならないそのことを
避けようとしません。
困る問いなのですから、困ればいいのです。
それを、そもそも困ってはいけない。困るのは心境がだめだからだ、と
そういう事をやるから、
前述のような、使い物にならない禅坊主が量産されるわけです。
そんな僧侶や師家たちには、何ひとつも世間の中で
もがいている、普通の人たちの普通の悩みひとつすらも、
個別に手を貸すことなど出来ません。
なんでも只やれ、迷うな、只管打座だ、公案だ、丹田だと、
仏法を振り回す馬鹿坊主ども。
そしてクンダリーニだ、解脱だのを振り回す、カルト教団、その他。
彼らには、日々の生活の中で、本当に身近な事で、深く悩む人たちに
個別に、適正なアドバイスをすることなど決して出来ない。
かといって、それは、何も占い師になれといっているのでもなく、
占星術で助けろといっているのでもない。
前世を見て答えを出せといっているのでもない。
個別に、1人の人間に全面的に関わる、ということは、
それ自体が、それ以上のものはないほどの「禅問答」なのである。
そこに突破口を見つけること、あるいは導き出すということは、
いわば、どうやったら他者が助けられるかではなく、
どうやったら、その者が自分の力で自分を助けられるように、
「適切な、苦を与えるか」という問題が関与してくる。
苦痛がどこへ転がってゆけば、その先に開放があるか、
それを見極めることが出来るかどうかが、法(ダルマ)というものである。
本当の行く先も、自分で知らずに、
弟子に説法する馬鹿導師、アホ老師が多すぎる。
どうやればいいかを教えるのではなく、
どうやれば、「うまく駄目になるか」を示せる者、
そうした者にしか、禅や仏法を語る資格などないのである。
「人をうまく駄目にする」
これほどに、難しいことはない。
ただ、駄目にするのは誰にでも出来るだろう。
ただ、良くするのも出来るだろう。
しかし「うまく駄目にする」というのは、
「計算された失敗」を子供に課すのと同じほどの、
神経の細かさと、注意と、観察が必要になる。
______________________________
●さて、それでは、私の回答は、
次回の最終回の投稿に譲るとして、
読者の方からのふたつの回答と、それに対するコメントです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●正解の一例
>>崩残 さん
>>以前、禅問答に投稿させていただいたハンドルネーム"otto"です。
>>よろしくお願いいたします。
■答え 6:
> 武士「せっかく刈ったのに生やさないでくれ。」
___________________________
崩残からの回答。
この「6番目」で、まー、いいです。90点。合格。
_________________________
ottoさんは、もう答えなくていいですよ。
ただし、正答は、まだ告知しませんので、知人にも知らせぬよう。
いつもそうですが、「他人を真似ることしか出来ない馬鹿」が
多すぎますから。
◆ちなみに、私の気にいらない回答のひとつに、
あなたの「4」番のが似ていますが、
あんなにも、何十行も、だらだらと、長たらしくないですよ(笑)
参考までに、何十行もダラダラ書かずに、
「ぴしっ」とキメる場合の回答例を、
「後でこの投稿に書いておきます」。
あとは、ottoさんのは、前回の時もそうでしたが、
全体に、落ち着きがなく、
どたばたしていて、とっても、「品がない」ですね。
●本来であれば、今回の回答6は、せいぜい「65点」といったところで、
「思考によって捏造された竹」の点に着眼して
ちょっと禅問答に悪い意味で、慣れてしまっている人なら、
誰もが、思いつくものです。
もっと切り詰めれば、「どの竹だ?」でもいいわけですね。
もしも老師が、竹を指差したら、
「なんだ、指でも、斬れるんじゃないか」でいいわけです。
(↑は、今思いついた、軽い遊びなので、正答ではないですよ)
●しかし、平凡な65点が90点に跳ね上がった最大の理由は、
時間の「シュールさ」です。
>「せっかく刈り取ったのに、生やさないでくれ」
では、一体、武士はいつ、「煩悩刈り」をしたのか?
そこにある竹を、ないと言い、
「老師が、たった今、生やしたんだ」という「認識論」によって、
「行儀のよい時間の流れが無視される」その「不条理な情景」。
これがただ
>「老師、生やさないでください」
だったら、
全く面白くもないどころか、不正解です。
ところが、そこに、
「せっかく刈ったのに・・・」とくる。
この予測外の面白さ、
武士が何かしら、迷いを刈り取る「努力」をそれまでにしてきた、
という事を「匂わせる」、「この風味の部分」。
その点に、15点の大きな加算となりました。
あとの10点は、だらだらと、飽きもせずに、
同じ視点だけから、6つも書きつらねた事への{努力賞}です。
____________________________
■大変に、口汚しで、申し訳ないのですが、
最初に、私が自分で回答して、「つまらんなー」と思っていたものを
書いておきます。本当に、くだらないのです。
比較的、出来のいいのは、次回の投稿に書きます。
●さて、老師が、もしも、ヘマをやらかしたとしたら、
武士が、攻めるのは、老師の「口」か、竹を指差した「指」です。
口を封じて撃沈する方法は、もう既に書きましたね。
老師の口を平手で叩いて、「た け」は真っ二つ。
ならば、残る封じ手は、
文字通り老師の「手」となります。
従って、こうなります。
老師「・・・・竹を斬ってみよ」
武士は、刀を納めた鞘で、
竹を指差している老師の腕を、
優しく、チョンと叩いて言った。
「斬りましたよ」
_____________________________
これは最も正攻法でなやり方の、多く「一つ」にすぎません。
つまり、世の中には、
「指を見て、月を見ず」という言葉がありますが、
禅問答の場合には、
「月を見ず、指を見よ」が原則です。
すなわち、「問い」を見ず、「問う者」を見よです。
●
◆凪嵐という人も、こう答えました。
↓
>>「お前さん、あの竹を、刀を、鞘から抜かずに、斬ってみなさい。」
>>と、老師が指したその指の先には、
>>ピタリと、既に武士が差し向けた切っ先が・・・
どうして、「詰め」のところで、こんな「ヘマ」を
やってしまうのでしょうね。
50点にしておきました。
わざわざ、ムキになって「切っ先」など向けなくとも、
老師の言うとおりに、「鞘に刀が入ったまま」で、
チョンと、老師の、指なり腕を、優しく叩けば、
それで簡単に済むことでしょう。
せっかく、半分ぐらいまで正解に詰め寄ったのに、
本当に、もったいなかったですね。
ただし、この手の「パターン化してしまった回答」は、今では、
多くの人が、簡単に、思いついてしまうものですから、
「半分だけ正解」としておきます。
●と返信をしたら、↓次のように( )を書き加えてあるものが
再送信されてきました。
>と、老師が指したその指の先には、
>ピタリと、既に武士が差し向けた切っ先(鞘の先端)が・・・
しかし、仮に、これが「最初から、この回答」であったとしても、
やはり、「あまりにもパターン化」しているので、
プラスの25点で、75点ぐらいとしておきます。
●また、減点要素は、「 既に 」の一言です。
老師が、先に竹を指差して、
それと同時か、または、あとから問いをかけているという、
原文の設問の状況下では、
「 既に 」という、カッコつけは成立しません。
つまり、現実には、ありえない、時代劇のような漫画チックな、
「絵空事の先読みポーズ」で、
あなたが、余計な「格好をつけてしまったこと」も、
大きなミスです。
■かく言う、私も、実は、最初は、前述したような、
老師の指を「ちょこん」のレベルあたりの「正攻法の回答」で、
抜刀ならぬ「手抜き」をしようと思っていたのですがね。
しかし、それでは、竹の間が、勉強会には、ならんだろうと、
半日で、気が変わりました。
しかも、もう、これで、7回目である。
75点クラスの回答なら、
今までにも何人もの人が回答できてきたもの。
7回目になってまで、
初歩的過ぎて、進歩のないことをやっていてもしょうがないですから。
・・・・それでは、次回の投稿が、最終回となります。
____________________________
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