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[3547]
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ラマナ・マハリシ
by:
崩残
2006/06/30(Fri)13:22:14
新刊の「虚無の微笑」は、編集の形が、だんだんと出来てきました。
ところで、その中でEO師が、ラマナマハリシの言ったひとつの
たとえを使った話をしている箇所があったので、
あらためて、ラマナマハリシの質疑応答書を開いてみました。
その中に、こんな一節の喩えがあります。
「あるとき、10人の者が川を渡った。
向こう岸に着くと、全員いるかどうかを確かめるために、
人数を数え始めた。
すると、どう数えても、9人で、1人足りない。
何度、誰が数えても、9人しかいない。
1人は川に流されたのかもしれないと彼らは心配する。
言うまでもなく、彼らは自分を数えていなかったのだが。
そこへ旅人がやってきて事情を聞くとこう言った。
では、私が1人ずつあなたたちを殴るから、殴られた人は、
数字を1、2、3と数えてください。
かくして、旅人に殴られた10人目が存在し、
彼らはようやく安心した。」
_____________________________________________________
ラマナマハリシは、「人間は、これと同じ状態にある」と言う。
しかし、この例え話には、少々解せないものがある。
確かに、本当の自分というものを見ることが出来ないという
たとえとしてこの話は語られているわけだが、
「意識の立脚点そのものは対象化できない」という原則によって、
当然、1人足りないその「数えている者自身」はカウントされない。
だが、ならば、彼らはどうして、10人であることを知っていたのかである。
向こう岸で出会った旅人は、何ら賢者である必要はない。
それは誰がどう見ても、彼らは10人なのは明々白々のことなのだから。
ただ、10人いるという事実と、
彼らの認識にはズレがあるということにすぎない。
しかし、彼らは旅人に殴られて10人いると分かったからといっても、
その後は、彼らが自分たちの人数を数えたら、
やはり、そこには9人しかいないのだ。
つまり、このたとえ話の最もポイントとなるところは、
10人目は、見ている自分自身であるが、それが人間には見えない、
真我が分からないのは、そのうようなものだ・・・
などとという事にあるのではなくて、
一体、川とは何なのか?
そもそも、川を渡る前に、彼らはどうして10人いると知っていたのか
である。
ひとつの解釈としては、人間がこの次元に生まれてくると、
もともとは、知っていたもの、存在した意識の視点を失う
つまり死ぬときの三途の川を「逆行」する形でここへ生まれると
意識の視点をなくすか、それが極端に見えにくくなる、
が、しかし、「いや、自分はもう1人いたはずだ」という
ジレンマと違和感を感じることになる、という構造を示唆している
と読むことも出来る。
ここで、試みに、10人ではなく、もっと単純化して
川を渡る前には、2人だったとしよう。
ところが、向こう岸についてみると、
自分を認識できないので、外にいる人間を数えると「1人」しかいない。
最初は2だったはずなのに、どうして1しか認識できないのかの
違和感を感じる。
では、最初に2人いたという事は、何によって認識されていたのか?
言うまでもなく、それは第三番目の視点が存在して、それが
健在であったということだ。
人の中の、この元々の三位一体、この意識の原型の三角形は、
認識不可能な視点そのもの、
見る者という対象、
見られるものという対象
この3つで成り立っていたのである。
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